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kintoneを使うと製造業の課題を解決できる!活用事例も解説

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

「情報管理や業務課題などの山積みの問題をkintoneで解決できる?」「kintoneで業務改善をした活用事例を見たけど自社でも同じような成果を得られるかな?」といった悩みを抱えている方もいますよね。製造業に携わる方で、業務課題の解決のためにデジタルツールの導入を検討している方もいるでしょう。

kintoneは、41,000社(2026年1月9日時点)が導入しているノーコード・ローコードでアプリ作成ができるツールです。ITに詳しくない方でも使える操作性や幅広い業務に対応できる柔軟性に定評があります。

製造業においても、kintoneを導入して情報管理や生産管理などの課題を解決できた事例があります。本記事では「kintoneをどう使うと製造業の課題解決ができるのか」「kintoneを使ってどのように業務改善につながったのか」などを活用事例もあわせて解説します。

kintoneを自社で使っているイメージがもてない方や、業務課題解決のためにツールを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。なお「これからkintoneを利用したい」「もっとkintoneを活用したい」と考えている方向けのセミナーも開催しています。気になっている方は、ぜひご参加ください。

kintoneを使うと製造業の課題を芋づる式に解決できる

kintoneを使うと、製造業の課題を芋づる式にまとめて解決できます。kintoneでは、製造業で課題とされている「情報の一元管理」や「リアルタイムでの情報共有」がkintoneのアプリ内で完結できるためです。

【kintoneで解決できる製造業の課題の例】

  • 業務情報の一元化や可視化ができる
  • Excelや紙面管理のDXによる働き方改革が可能
  • 部署や拠点間の情報共有ができる
  • 現場の課題にあったツールの導入が可能

kintoneで工程管理や出荷管理のアプリを作成することで、kintoneにアクセスすれば誰でも該当のデータをリアルタイムで確認できます。アプリにはアクセス権も設定できるので、Excelを共有したときのような「データの書き換え」や「最新版が不明になる」などの課題も解決できます。

業務情報の一元化や可視化ができる

kintoneを使うことで、業務情報の一元化や可視化が可能です。kintoneアプリを作成することで、アプリ内でデータを管理できるためです。

【製造業の情報管理でよくある課題の例】

  • 進捗状況を確認したくても担当者しか分からない
  • 設計、仕様変更が現場に伝わっておらずどこでトラブルが起きたのか分からない
  • 案件管理はExcel、工程管理はホワイトボードなど情報管理方法が定まっていない

製造業は、多段階の工程における分担業務の影響で「進捗状況が把握しづらい」「トラブル時の原因究明に時間がかかる」などの課題を抱えやすい状況にあります。

kintoneを使って、生産管理における工程管理や4M変更管理、出荷管理などをそれぞれアプリにすると「kintoneにアクセスすれば業務に必要な情報が揃っている」状態を作れます。アプリごとにアクセス権を設定することで、職務の権限に応じて「すべてのアプリにアクセスできる人」も設定可能です。

業務情報の一元化や可視化画像

たとえば、工程管理アプリでは、製造の工程を可視化して管理できます。「設計」「営業」「製造」などのどの立場であっても、アプリで他の業務や工程の状況を確認できます。特定の工程で止まっている場合は、その工程の担当者に確認するなど、早めの判断ができて大きなトラブルを防げます。

製造業は多様な工程や業務などの影響で、情報の管理と可視化が課題になりやすい業界です。kintoneの情報管理のしやすさは、製造業から選ばれる理由の1つです。

Excelや紙面管理のDXによる働き方改革が可能

kintoneを使うことで、Excelや紙面の管理から脱却し、DXによる働き方改革を行えます。kintoneはExcelやCSVなどのデータ移行ができる仕様となっており、現在Excelで行っている見積書や契約書の作成などもkintoneアプリで再現可能です。

【Excelや紙面での管理の課題】

  • 紙面を関係者に渡す、紙面から情報を探すなどの負担が大きい
  • 情報の更新がExcelの管理者に依存してしまう
  • 現場ごとに紙面とExcelを使い分けており管理方法が統一されていない

製造業では、今後の生産年齢人口の減少を見越して、デジタル技術を活用した働き方の変革が求められています。しかし、Excelや紙面で管理する文化が根強く残っているのが現状です。

kintoneで情報管理をすることで、紙面やExcelで行っていた「工程管理」「日報」「安全管理」などをそれぞれアプリ内で管理し、共有できます。

Excelや紙面管理のDXによる働き方改革の画像

従業員はアプリ内で情報更新や申請、承認などを実施して、必要な処理を完結させます。たとえば、不具合報告アプリを作成すれば、アプリから使用している機器の不具合状況と写真などを報告できます。

担当者はアラート通知を受け取り、迅速に不具合対応をすることが可能です。kintoneアプリを使うことで、紙面やExcelなどの他のツールを使わなくても、必要な管理や、報告ができるようになります。

実際に、紙面での情報管理が根強く残る企業において、kintoneが定着してペーパーレスを実現できた事例があります。「新しいツールを使うのは難しそう」と感じる方は、ITに詳しくない方でも使えるkintoneの導入を検討してみてください。

なお、製造業にDXが求められている理由は「【事例あり】製造業DXとは?求められている背景や課題を解決するツールを紹介」でも詳しく解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。

部署や拠点間の情報共有ができる

kintoneを導入すると、部署や拠点間の情報共有ができてトラブルの回避にもつながります。kintoneアプリで情報を共有することで、どの拠点からも同じアプリで情報の確認や更新ができるためです。

【拠点や部署をまたぐ情報共有の課題】

  • 各拠点の状況は担当者に直接話を聞かないと分からない
  • 工程が読めず事前準備ができないのでタイムラグが発生してしまう

製造業において、多段階の工程や多数の拠点などの物理的に距離のある現場では、各現場の状況がわからず、問題の共有に時間がかかるなどの課題が発生します。

部署や拠点間の情報共有の画像

たとえば、工程管理アプリであれば、各拠点の担当者が状況をリアルタイムで更新できます。アプリを確認すればいつでも全工程の現状が把握できて「いまどの工程で止まっているのか分からない」「現状を誰が把握しているのか見えない」などの課題を解消できます。

また、kintoneアプリのデータは、スマートフォンやタブレットからも更新できます。アプリをインストールしておけば、外出時でも片手間にデータの確認や更新が可能です。「事務所に帰らないと情報更新ができない」「情報更新は週に1度だけ」など、最新のデータを更新できない環境からも脱却できます。

アプリ内のデータに対してコメントを残したいときは、アプリの「コメント機能」が使えます。データに紐づけてコメントが残せるので、部署や拠点をまたぐコミュニケーションが取りやすくなっています。

ある取引先のデータに対して確認事項がある場合は、データのなかで質問ができます。メールや電話でのやり取りを減らせるので、時間の短縮にもつながります。

アプリ内でのコメント画像

また、アプリを作成するときに、申請や承認をするワークフローを設定することも可能です。工程管理のアプリの場合、1つの工程が終了したら工程終了の申請をして、本社の担当者が確認後に承認をするなど、連携の取れる仕組みを整えられます。

kintoneを活用して情報共有がしやすい体制を整えることで、連携ミスやトラブルを回避できるようになります。「電話やメールのやり取りを減らしたい」「部署や拠点ごとの連携を強化したい」と悩んでいる方は、kintoneの活用を検討してみてください。

現場の課題にあったツールの導入が可能

kintoneアプリを使うと、現場の課題にあったツールの導入が可能です。kintoneアプリは、現状に応じて必要なアプリを作成できることが大きな強みであるためです。

【製造業で生産性向上のために解決しなければならない課題】

  • 進捗状況を管理して最適な人材配置をする
  • 設備を管理して無駄な稼働、トラブルを防ぐ
  • 請求書や納品書などの帳票作業を簡略化して無駄な時間を省く

製造業においては、昨今人材不足が加速するなかで、1人あたりの生産性向上が求められています。生産性向上のためにツールの導入を考えている場合は、多様な業務アプリを作成できるkintoneの活用を検討してみてください。

kintoneでは、生産管理における工程管理やワークフロー管理だけでなく、在庫管理やヒヤリハット報告など、多様なアプリを作成できます。現場の声に合わせていつでも修正できるため、自社独自のアプリ開発が可能です。

現場の課題にあったツールの導入画像

たとえば、安全衛生活動に時間がかかっている場合は、ヒヤリハットの報告や安全衛生活動の報告などをアプリ化することで、負担を軽減できる可能性があるでしょう。部署をまたいだ業務依頼をしたい場合は、作業依頼申請アプリを作成すれば、電話やメールの作成の手間を省けます。

【kintoneで作成できるアプリの例】

  • 点検管理アプリ
  • 図面管理アプリ
  • 在庫管理アプリ
  • ヒヤリハット報告アプリ
  • クレーム管理アプリ
  • アイデア共有アプリ

参考:kintone公式サイト「サンプルアプリ 製造業

実際に、業務改善課題に応じて100個以上のアプリを作成し、生産性を向上している製造業の事例もあります。現場の課題に応じて最適な業務ツールを導入できる点は、kintoneを活用する最大の魅力だと言えます。

製造業におけるkintoneの活用事例

実際に、製造業を営む企業が「kintoneを導入してどのような課題解決ができたのか」をご紹介します。デジタル技術に抵抗があっても次第にkintoneが浸透していった事例や、現場から「kintoneでアプリを作りたい」という声が生まれた事例もあります。

【kintoneを導入して課題解決した活用事例】

kintone導入企業        課題/成果
株式会社乗富鉄工所       <課題>

  • ・工程管理が属人化して迅速な判断ができない
  • ・担当者しか現状を把握しておらず確認作業の負担が大きい

<成果>

  • ・経営判断の迅速化と情報の属人化の脱却が実感できた
  • ・アプリで得た情報をもとに週に1回経営に必要な判断ができるようになった
株式会社日阪製作所 <課題>

  • ・製造から販売までの情報を一元管理する体制を整える必要があった
  • ・情報管理の形式が統一されていなかった

<成果>

  • ・進捗状況を確認しつつフォローができ、チームワークがよくなった
  • ・現場主導でスピード感を持ち業務課題を解決できている
檜垣造船株式会社 <課題>

  • ・紙こそが正義という文化が根強く業務改善が進みにくい状況だった
  • ・デジタル技術に抵抗がある従業員が多数いた

<成果>

  • ・短期間で従業員の約8割がデジタル技術の利活用に前向きになった
  • ・5,600を超えるアプリを作成して紙の依存から脱却できた
  • ・無理だと考えていた在宅勤務を実現できた
芙陽工業株式会社 <課題>

  • ・どの情報を誰がどこまで握っているのか分からない状態だった
  • ・製造の進捗は工場に行き直接担当者に聞かないと把握できなかった

<成果>

  • ・いままで管理者などしか知らなかった情報を共有できるようになった
  • ・出荷ミスゼロを実現できた
有限会社光成工業 <課題>

  • ・製造現場と営業のコミュニケーションが取りにくかった
  • ・デジタルツールが浸透しにくい風土があった

<成果>

  • ・受注表の入力率が2倍になった
  • ・受注担当者の残業時間ゼロを実現できた

自社の業務課題と照らしあわせながら、参考にしてみてください。

【株式会社乗富鉄工所】工程管理の脱属人化に成功した事例

水門・水管橋など水利施設の公共工事の請負をしている株式会社乗富鉄工所では、工程管理の属人化に課題がありました。案件の最新情報は各工程の担当者しか把握しておらず、毎週工程の進捗を確認するための会議を開いていました。

【株式会社乗富鉄工所の事例】

課題      
  • ・工程管理が属人化しており毎週工程会議をして工事の進捗を確認する必要があった
  • ・会議で使う資料は、各担当のバラバラのフォーマットの資料をまとめる必要があった
  • ・社内稟議書の回覧は紙ベースで「誰で止まっているのか分からない」「過去の情報を探せない」などのストレスがあった
導入成果
  • ・誰でも進捗状況を把握できるようになり迅速な判断ができるようになった
  • ・毎週の会議の資料の取りまとめに毎週2時間かかっていた作業がゼロになった
  • ・集計の負担が大きく2か月に1度しかできなかった経営判断を1週間に1回できるようになった

参考:kintone公式サイト「乗富鉄工所様の導入事例

そこで、工事の進捗確認を効率化してリアルタイムで状況を把握するために、kintoneで「工程見える化アプリ」を作成しました。社内でITツール導入に反対される可能性もあったため、30日のお試し期間でわかりやすく効果を出せる「資料作成の効率化」から取り組みました。

導入事例画像1

▲出典:kintone公式サイト「乗富鉄工所様の導入事例」

アプリでは上記のように、一覧画面で案件の状況が確認できます。営業部門や設計部門などそれぞれの部門が自発的に情報を更新するので、進捗状況の確認がスムーズになりました。

集計や取りまとめに時間のかかっていた経営判断は「2ヶ月に1回」から、kintone導入後は「1週間に1回」に短縮できました。アプリを見れば工事の進捗状況が把握できるため、経営判断の頻度を増やして適切な人材配置も可能となりました。

結果として、アプリを活用することで、属人化していた工程や人員配置の情報を社内メンバーにも共有できるようになりました。情報共有や資料の取りまとめに課題を感じている方は、kintoneの活用を考えてみてください。

【株式会社日阪製作所】情報管理の課題だった可視化に成功した事例

産業機器などの製造、販売をしている株式会社日阪製作所では、売上拡大を狙い2つの部門を統合して「生活産業機器事業本部」が誕生しました。しかし、部門の統合後にはデータの形式、管理方法が異なる課題を抱えていました。

【株式会社日阪製作所の事例】

課題 ・部門の統合により製造から販売までの情報を一元管理する必要があった

・部門ごとにExcelやアクセスなど異なる方法で情報を管理していた

導入成果 ・業務に必要な情報がkintoneに集まる状態を構築できた

・各々が進捗状況を確認できてチームで仕事がしやすくなった

・現場主導で業務改善をする風土に変革できた

参考:kintone公式サイト「日阪製作所 様の導入事例

kintone導入したあとは、サポート系や営業系のアプリを作成し、業務に必要な情報がkintoneに集まる状態を整えました。

【作成したアプリの例】

サポート系アプリ      
  • ・トラブル対応
  • ・貸出品管理
  • ・修正品管理
  • ・定期点検契約先リスト
  • ・クレーム台帳
  • ・直流生産予定管理
  • ・設計出図状況
営業系のアプリ
  • ・納入台帳
  • ・営業情報
  • ・見積書
  • ・見積資料
  • ・非該当証明書
  • ・中国調達品管理

参考:kintone公式サイト「日阪製作所 様の導入事例」

従来は担当以外の進捗状況が見える化できていなかったため、手を差し伸べたくても誰が困っているのか分からない状態でした。現在はkintoneで進捗状況を確認しつつフォローができ、チームワークの向上につながりました。

また、kintoneを採用したことで、現場主導でアプリ開発が可能となり、いままでにない速度で業務課題を解決できるようになりました。煩雑だった情報管理をkintoneに集約して、現場主導で働きやすい環境へと変革を遂げた事例です。

【檜垣造船株式会社】紙文化からペーパーレス化で在宅勤務を実現した事例

造船業を営む檜垣造船株式会社では、紙こそが正義という文化が根強く業務改善が進みにくい状況でした。しかし、社長がDX推進を打ち出したことで、ITを導入しやすい状態となり思い切ってkintoneを導入しました。

【檜垣造船株式会社の事例】

課題      
  • 紙こそが正義という文化が根強く業務改善が進みにくい状況だった
  • ・デジタル技術の使い方が分からないというより使いたくないという拒否反応があった
導入成果
  • ・導入1年ほどで従業員の約8割がデジタルに前向きになった
  • ・現場から「アプリの作成はできるか」という声が出るようになり5,000以上のアプリを作成した
  • ・紙面での処理があり難しいと言われていた在宅勤務を実現できた

参考:kintone公式サイト「檜垣造船様の導入事例

導入当初は、従業員のなかにはデジタルアレルギーのメンバーおり、使いたくないという拒否反応が強い傾向にありました。この状況を打破するために、マニュアル配布や社内説明会を実施し、強制的にkintoneに触れる機会を作るために、稟議書や有給申請、支払い請求などのアプリを作成しました。

kintoneに触れる機会を増やしたことにより、kintoneの導入から1年ほどで、従業員の約8割がデジタル技術の利活用に前向きになる変革が起きました。デジタルを活用することで「進捗状況の確認」や「情報共有」のしやすさに気づいたためです。

また、kintoneの活用に前向きになったことで「このようなアプリが作りたい」という声も生まれるようになりました。気が付けば5,000を超えるアプリを作成しており、紙への依存から脱却できました。

導入事例画像2

▲出典:kintone公式サイト「檜垣造船様の導入事例」

さらに「紙面の処理があるから無理だろう」と言われていた在宅勤務も実現できるようになりました。kintoneの導入を機に、デジタルへの抵抗感を払拭できたことで、自社基幹システムとkintoneをAPI連携して情報管理を一元化するなど、新たな業務課題の解決にもつながりました。

【芙陽工業株式会社】情報共有は見える化でトラブルゼロになった事例

産業車両用部品の製造をしている芙陽工業株式会社では、現場の業務改革を推進するなかで情報管理に課題がありました。誰がどの情報を持っているのか把握できておらず、進捗状況の確認は、直接口頭で担当者に聞く必要がありました。

【芙陽工業株式会社の事例】

課題      
  • ・情報管理の方法が定まっておらず誰がどの情報を持っているのか分からない
  • ・製造の進捗は工場に行き直接担当者に聞かないと把握できなかった
導入成果
  • ・進捗状況を始め生産管理に必要な情報を可視化、共有できた
  • ・コミュニケーションの履歴が残せるようになりコミュニケーションミスが減った
  • ・営業現場では担当者による見積りや情報連携のミスがなくなり、出荷ミスゼロを実現できた

参考:kintone公式サイト「芙陽工業様の導入事例

そのため、kintoneを導入して生産管理を中心に可視化し、情報共有をできるようにしたいと考えました。kintoneを導入後は、いままで管理者などしか知らなかった情報の共有が可能となり、情報共有の履歴が残せるようになったことで、コミュニケーションによるミスも減りました。

【作成したアプリの例】

製造負荷管理アプリ      
  • ・製造現場の担当者がiPad上でその日の作業内容が確認できる
  • ・他のアプリとも紐づけられており情報更新がしやすい
リフト始業点検表アプリ
  • ・毎日の点検確認だけでなく、異常の増加がないかなどのグラフを作成して可視化できるようになった
  • ・異常を確認するプロセスをデジタル化できた

参考:kintone公式サイト「芙陽工業様の導入事例」

製造現場では、すでに250を超えるさまざまな管理アプリを作成して、運用しています。営業現場では担当者による見積りや情報連携のミスがなくなり、出荷ミスゼロを実現できました。今後は、kintoneに集約されてきている情報をより有効活用できる環境を整えていく予定です。

【有限会社光成工業】作業効率は1.5倍で残業ゼロを実現

パレットサポーターやユニットハウスの製造をしている有限会社光成工業は、設計から製造まで顧客の要望に応じたオーダーメイド型の提案に大きな強みがあります。その分情報共有が重要となるものの、製造現場に上手に伝わらないなどの課題を抱えていました。

【有限会社光成工業の事例】

課題 ・製造現場と営業のコミュニケーションが取りにくかった

・デジタルツールが浸透しにくい風土があった

導入成果 ・受注表の入力率が2倍、担当者の残業時間がゼロになった

・社員からアプリ作成の提案が出るようになった

・kintoneのアプリ経由で営業と製造現場の認識を揃えられるようになった

参考:kintone公式サイト「光成工業様の導入事例

kintones導入後、日報作成を開始したものの浸透せず、入力率は18%にとどまりました。原因を話し合い、改善のためのキックオフイベントや、kintoneを活用した謎解きレクリエーションを実施したことで、kintoneに興味を持つ従業員が増え、入力率が一気に向上しました。

kintoneの日報アプリを皮切りに、営業と製造現場の情報共有や申請書類アプリなどさまざまな業務をkintone上で行うようになりました。なかでも、社員が作成した「陽口アプリ」は「この人がこんないいことをしていた」という発見を自由に登録するもので、社内の雰囲気は明るくなりました。

導入事例画像3

▲出典:kintone公式サイト「光成工業様の導入事例」

Kintoneが社内に浸透したことで、受注表の入力率が2倍になる、受注担当者の残業時間がゼロになるなど、さまざまな場面で成果が出てきています。一度はkintoneの導入が難しいと思われたものの、導入方法を工夫することで生産性向上に結びついた事例です。

kintoneで作成できる製造業向けアプリ例

kintoneを活用することで、製造業が抱えやすい業務課題の解決につながります。製造業では工程管理や案件管理だけでなく、不具合報告や設備点検などの多様な工程の業務アプリの作成可能です。kintoneで作成できる製造業向けアプリ例画像

【kintoneで作成できる製造業向けアプリ例】

業務の領域       kintoneで作成できるアプリ例
情報管理・共有
  • ・案件管理アプリ
  • ・納期管理アプリ
  • ・生産進捗管理アプリ
  • ・外注管理アプリ
  • ・サプライヤー管理アプリ
設計・製造
  • ・設備点検履歴アプリ
  • ・図面、仕様書管理アプリ
  • ・ヒヤリハット管理アプリ
  • ・リソース集計アプリ
  • ・コスト予実アプリ
品質
  • ・クレーム管理アプリ
  • ・不具合報告アプリ
  • ・4M変更履歴管理アプリ
研究・知財
  • ・アイデア共有アプリ
  • ・知財管理アプリ
  • ・士業とのやり取り管理アプリ

製造業でkintoneを活用する具体的なイメージを持つために、kintoneが提供している製造業向きのサンプルアプリ(テンプレート)をいくつかご紹介します。

【サンプルアプリ】

サンプルアプリ       概要
生産進捗管理アプリ ・製品製造の進捗状況を可視化して確認できるアプリ

・部門をまたぐ情報共有やステータス管理などをまとめて行える

不具合対策管理アプリ ・製品に不具合が発生したときに情報共有や報告ができるアプリ

・入力した報告に対して上司などの承認を得るフロー作成ができる

4M変更履歴管理アプリ ・4M(人・機械・材料・方法)の変更履歴を管理できるアプリ

・誰がいつ何を変更したのか可視化できる

工場日報アプリ ・工場の稼働状況に応じて日報を作成、管理できるアプリ

・従業員はスマートフォンやタブレットから情報を入力できる

日々の業務のなかでkintoneをどのように活用できるか、参考にしてみてください。なお、ここで紹介するサンプルアプリの機能は、あくまでも一例です。kintoneは柔軟性が高く、自社の活用方法に応じて、プラグイン(※)や連携サービスを使って機能を拡張することもできます。

※プラグイン:インストールするとkintoneの機能を拡張できる追加プログラムのこと

生産進捗管理アプリ

生産進捗管理アプリは、製品製造の進捗状況を可視化して確認できるアプリです。下記のような機能を使い、どの工程がどこまで進んでいるのか共有認識を持てるようになります。

【生産進捗管理アプリの例】

機能       概要
部門をまたぐ情報登録       営業が受注数量や納期を登録、製造部が進捗状況を登録など、部門をまたぎ情報登録、共有ができる
ステータスの変更 進捗状況のステータスを「生産中」「納品済」などに変更できて、現状を簡単に把握できる
絞り込み検索 ステータスや品名などでの絞り込み検索ができて対象案件の進捗状況が簡単に確認できる
コメント機能 進捗状況の詳細画面にコメントを残してコミュニケーションを活性化できる
グラフ化 蓄積したデータをグラフ化して顧客別の出荷数などを比較できる

※機能は一例です

たとえば、進捗状況の管理画面では、下記のように工程ごとの納期や出荷数、品名などを同じ画面で確認できます。不明な点があればコメントを残して、アプリ内でコミュニケーションを取ることも可能です。

生産進捗管理アプリ画像

▲出典:kintone公式サイト「生産進捗管理(工程固定/日付管理)」

「生産工程の進捗状況を複数拠点で共有したい」「進捗状況の最新情報をすぐに確認したい」という悩みが解決できます。生産管理に必要なデータを1か所にまとめて、関係者全員がいつでも確認、追記できる体制を整えられるため、業務効率化や生産性向上に貢献してくれるでしょう。

なお、kintoneで生産管理する際のサンプルアプリや活用事例は「kintoneで生産管理するメリットは?サンプルアプリや活用事例を紹介」で解説しています。

不具合対策管理アプリ

不具合対策管理アプリは、製品に不具合が発生したときに情報共有や報告ができるアプリです。下記のような機能を使い、不具合発生時に正確な情報を共有できます。

【不具合対策管理アプリの例】

機能        概要
不具合の登録       不具合報告書と同じような形式で、いつ誰がどのような不具合を報告したのかを写真や画像を添えて報告できる
承認フロー 不具合報告を上司に申請して、上司が確認、承認するというワークフローをアプリ内で完結できる
絞り込み検索 登録した不具合履歴の検索ができる
集計、グラフ化 蓄積した不具合状況をさまざまな切り口で集計して対策を検討できる

※機能は一例です

たとえば、下記のように不具合の内容や発生日などを細かく登録して、アプリ内で上司に承認依頼ができます。また、アプリ内に不具合のデータが蓄積されていくので、不具合の傾向を分析して対策を考えるなどデータの利活用がしやすくなります。

不具合対策管理アプリ画像

▲出典:kintone公式サイト「不具合対策管理」

不具合の情報は社内に散乱しやすく「過去にどのような事案があったのか」探せないこともありますが、アプリで管理することで自社の重要な情報として蓄積していくことが可能です。「生産過程で起きる不具合の管理と共有」「不具合のデータ集計」をしたいという悩みが解決できるアプリです。

4M変更履歴管理アプリ

4M変更履歴管理アプリは、製造業で課題となりやすい4M(人・機械・材料・方法)の変更履歴を管理できるアプリです。必要書類の一元管理や進捗状況の管理ができる機能を使い、変更に伴う承認作業や変更後の書類管理などをまとめて行えます。

【4M変更履歴管理アプリの例】

機能        概要
変更履歴の登録       どの製品(顧客)の何をいつ変更したのか、という変更履歴を登録できる
必要書類の一元管理 4M変更に紐づく仕様改定後の図面やQC工程図などを一元管理できる
承認フロー 4M変更を上司に申請して、上司が確認、承認するというワークフローをアプリ内で完結できる
進捗状況の管理 4M変更後の進捗状況、完了状況などをまとめて管理できる

※機能は一例です

4Mの登録画面では、下記のように変更した部分や進捗の状態、変更書類などを一覧表示できます。この画面を共有すれば、関係者が変更内容を理解できるでしょう。

4M変更履歴管理アプリ画像

▲出典:kintone公式サイト「4M変更履歴管理」

4Mの変更時には「〇〇さんに伝え忘れていた」「変更の連絡をもらっていない」などトラブルになるケースがありますが、アプリを軸に一元管理することで未然にトラブルを回避できます。「変更の連絡漏れ防止」や「誰がいつ変更したのか可視化」をしたい場合に、役立つアプリです。

工場日報アプリ

工場日報アプリは、工場ごとの日報を作成、管理するアプリです。紙面やWordでの日報管理から脱却できる、機能が使えます。

【工場日報アプリの例】

機能       概要
日報の登録       担当者や業務内容、異常発生の有無などの日報を作成して登録できる
承認フロー 日報作成後に上司に回覧して承認を得るワークフローを設定してアプリ内で完結できる
絞り込み検索 欠勤があった勤務などを絞り込み、シフト作成や稼働状況の把握に役立てられる

※機能は一例です

日報は、下記のように勤務時間帯を分けて作成できます。担当者や作業内容、トラブルの有無などを書き込めます。スマートフォンやタブレットから登録できるので、PCのない環境やPC操作に慣れない従業員であっても対応しやすい点が特徴です。

工場日報アプリ画像

▲出典:kintone公式サイト「工場日報」

また、絞り込み検索ができるため、後から日報の内容を振り返りたい場合も活用しやすくなっています。「紙媒体の廃止」や「日報の管理」の体制を整えたい場合に使えるアプリです。

kintoneが向かない製造業の活用例

kintoneの活用方法によっては、思ったような成果を期待できないケースがあります。

【kintoneが向かない製造業の活用例】

kintoneが向かない活用法        概要
大容量のデータ管理がしたい        大容量のデータ管理を主軸にすると上限に達する可能性がある(容量を増やすには別途費用がかかる)
セキュリティを強化したい kintoneそのもののセキュリティ対策は強固だが、プラグインや連携サービスは提供元のベンダーのセキュリティに依存するため「徹底的に強化する」ことが難しい
専門性の高いアプリを作成したい kintoneに限らずノーコード・ローコードアプリには限界があるので、大規模開発が必要なレベルの専門性を求められると実現が難しい
REST APIに負荷のかかる運用をしたい kintoneではドメイン1つにつき同時に100件までしかREST APIにアクセスできないので、負荷の大きい処理を念頭に置いている場合は実現できない可能性がある

※REST APIとは:システムやプログラムがURLに向かって指示を送る方法のこと

たとえば、kintoneを図面や写真、書類の大量保管に使おうと考えているとしましょう。kintoneのディスク容量の上限はどのコースでも「契約ユーザー数×5GB」なので、使用人数によってはすぐに上限に達してしまう可能性があります。

kintoneでは業務管理アプリを中心に作成して、データの保管は連携サービスなどを活用するなどの工夫が必要になるでしょう。データを大量に保管したい場合に使える連携サービスに「kBackup」があります。

簡単なマウス操作で、一括バックアップが可能な連携サービスです。誤ってデータを削除しても1クリックでデータを復元できるので、データの大量保存や復元をしたい場合は利用してみてください。

kintone連携サービスで現場に寄り添うツールを実現できる

製造業でkintoneを活用するときには、より利便性が高くなる連携サービスの活用がおすすめです。連携サービスを使うとkintoneの基本機能だけでは実現できない、現場に寄り添う機能が使えるようになります。

とくに、トヨクモが提供している連携サービス「FormBridge」と「kViewer」は、製造業におすすめの連携サービスです。

【トヨクモ株式会社のkintone連携サービス】

連携サービス名       概要
FormBridge ・社外と連携できる高機能なWebフォームを作成できる

・外部業者間との申請や報告に対応できる

kViewer ・kintone内の情報を外部公開するWebページを簡単に作成できる

・kintoneのライセンスを保有していない外部の従業員と情報共有しやすくなる

製造業では多数の関係者がいて、全員にkintoneのライセンスを付与することが難しい場合があります。FormBridge経由で情報を報告してもらえば、ライセンスのない関係者の情報をkintone内で紐づけやすくなります。

また、kViewerでは、kintoneのライセンスを保有していない関係者向けに情報を共有するWebページを簡単に作成可能です。マニュアルや設備情報を共有するなど、kintone内の情報をより有効活用できます。

トヨクモが提供している上記のサービスは、すべて30日間お試しができます。kintoneの導入を進めるときには、ぜひあわせてご検討ください。

無料お試し画像

まとめ

kintoneを使うことで、工程管理や不具合報告など、製造業における業務課題である情報管理を解決できます。現場の課題に合わせた柔軟なカスタマイズにより、属人化の解消やリアルタイムな情報共有を芋づる式に叶えることが可能です。

活用事例では、紙文化からの脱却や残業ゼロ、経営判断の迅速化など、デジタル化による業務課題の解決につながった事例を紹介しています。 ITに不慣れな現場でも、日報や有給申請といった身近な業務からスモールスタートすることで、着実な定着が期待できます。

標準機能で補いきれない大容量データ管理や外部連携は、専用のプラグインや連携サービスを活用して解決できます。 特に外部業者との情報共有には「FormBridge」を活用可能です。業務課題解決のためにツールの導入を考えている製造業の方は、参考にしてみてください。

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監修者トヨクモ編集部


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