Toyokumo kintoneApp Blog

大学の講座で活用!kintone×トヨクモ製品で構築した事前アンケートの仕組みを解説

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

当記事では、株式会社モリビ 植田氏が長野県DX人材育成講座「未経験から変革をリードする DXスタートガイド」にて使用されていたトヨクモ製品の活用方法を解説します。

植田氏の業務改善・デジタル化事例は、以下の記事でもご紹介しておりますので、不動産業界のDXに興味がある方は、合わせてご参照ください。
【不動産必見】kintone連携サービスで外部との連携システムを構築!


アナログ業務から脱却!空き家管理のワークフローをトヨクモ製品でデジタル化

講座概要

はじめに、植田氏が講師を務めた「未経験から変革をリードする DXスタートガイド」の講座概要を簡単にご説明します。

そもそも長野県DX人材育成講座とは、各産業における問題や課題を定義し、解決するためにデジタル技術を積極的に活用できる人材の育成を行うための講座です。

長野県内の学生および社会人を対象として無料で開講されました。本講座は、長野県で在勤または通学中の方を対象に現在無料で配信されています。気になる方は、下記記事をご参照ください。

>>信濃毎日新聞デジタル:【DX人材】への道筋をつかめ!はじめてでもわかりやすい「長野県DX人材育成講座」無料配信中(別サイトへ)

講座の目的・内容

植田氏は自身の講座の目的(ゴール)として、以下の3点を挙げられています。

  1. DXの基本知識を学ぶ
  2. DXの進め方を学ぶ
  3. 実行可能なアクションプランを作る

また、講座では以下の順で各コンテンツのお話をされていました。

  1. DXの基本と本質
  2. デジタル技術とノーコード
  3. 教育・学校のDX
  4. 仏教に学ぶDXの心構え
  5. デジタル化の落とし穴
  6. 今日から始めるDX

当記事では詳しい説明は省略させていただきますが、簡単に各コンテンツの内容をご紹介いたします。

まず、「1.DXの基本と本質」では、DXの定義やVUCA時代におけるDXの必要性などが解説されていました。

「2.デジタル技術とノーコード」では、身の回りのDX(セルフレジ、IoTなど)から始まり、ノーコードツールの解説へと進んでいきます。

この際、代表的なノーコードツールとしてサイボウズ社のkintoneが挙げられていました。

実際にkintoneのアプリ作成の手順が紹介されており、ノーコードツールを使ったシステム開発の手軽さ・簡単さがイメージできる構成になっていたと思います。

そして「3.教育・学校のDX」にて、「アンケートで集めた『改善した方がいい』と思う業務」というスライドがあり、その裏でFormBridgekViewerが使用されていました。

「4.仏教に学ぶDXの心構え」では、浄土宗見性寺で副住職をされている植田氏ならではの視点で、DXに対する向き合い方が語られています。

「5.デジタル化の落とし穴」では、「DX全然進まない問題」が語られる中、「DXで行き詰まったときに見るFAQ」が紹介され、そこでkViewerが使用されていました。

最後の「6.今日から始めるDX」では、フレームワークや誰がDXを推進するのかといったお話をされていました。

トヨクモ製品の活用方法を解説

ここからは、講座内で植田氏にご利用いただいたトヨクモ製品の活用方法に焦点を当てて、どのように活用されていたのか解説していきます。

なお、今回利用されたトヨクモ製品は以下の2つです。

それでは、講座内での活用方法を詳しく見ていきましょう。

【FormBridge×kViewer】事前アンケート

講座内の「3.教育・学校のDX」にて、以下のアンケート結果が公開されていました。
こちらの事前アンケートの実施に、トヨクモのFormBridgeとkViewerが使われています。

植田氏がアンケートの仕組みを図にしてくださっているので確認してみましょう。事前アンケートの実施から公開までのシステムの流れを整理すると、以下のようになります。

  1. FormBridgeで作成したWebフォームでアンケートを実施
  2. Webフォームからkintoneのアンケートアプリに直接回答データが保存される
  3. kViewerのビューでkintoneのアンケートアプリ内のデータを外部公開

ここでのポイントは、kintoneのライセンスを所持していない人が、kintoneにデータを入力したり、kintone内のデータを閲覧できたりしている点です。

kintoneの基本機能だけでは人数分のライセンスが必要になりますが、トヨクモ製品を使うことで外部からのデータ入力および外部へのデータ公開を実現しています。

植田氏から実際の画面をご共有いただいたので、ここからは実際のキャプチャと合わせて解説していきます。以下は、FormBridgeで作成したWebアンケートフォームの画面です。
まず、着目すべき点が長野県立大学様のヘッダーロゴです。フォームの見た目を変更することで、知らない方にはトヨクモ製品だと分からないようになっています。

このように、FormBridgeではヘッダーやフッター、背景色やfaviconなどを自由にカスタマイズできるため、オリジナリティのあるフォームを簡単に作成可能です。

フォームを見ていくと、入力項目の前に「そもそもDXって何?」と記載がありますが、こちらはラベルを使っていると思われます。

ヘルプサイト「フォームにテキストを表示できますか?」「現在の業務について」の項目は、テキストボックスで自由記述式にされています。

FormBridgeのフィールド(項目)は基本的にkintoneに対応しているため、ラジオボタンやチェックボックス、ドロップダウンなど、質問に適した回答形式を選べます。

操作ガイド「フィールドの対応状況」画像下部に「戻る」「次へ」「一時保存」のボタンがありますが、こちらからステップフォームと一時保存機能が使われていることが分かります。

ステップフォームは、フォームを複数ページに分けて作成できる機能です。

1画面で大量の入力項目を表示すると入力者に取っては心理的なハードルになるため、ある程度長いアンケートを作成するときは皆さんもぜひ活用してみてください。

また、一時保存は回答を途中で保存できる機能です。こちらもステップフォームと同様、項目の多いアンケートを実施する際に使うと入力者側の心理的負担を軽減できます。

操作ガイド「ステップフォーム」
操作ガイド「入力内容の一時保存」

次に、kViewerで作成したビューのキャプチャを見ていきましょう。アンケートフォームを経由してkintoneに保存された回答データが、kViewerで作成したビューに一覧で表示されています。各レコードを開くと2枚目のように詳細を確認できます。

今回はすべての項目が表示されていますが、kViewerではどの項目を表示させるのか自由に選択可能です。

仮に、一部の人だけにビューを公開したい場合は、IPアドレスやパスワード、メールアドレスなどでアクセス制限をつけることもできます。

操作ガイド「アクセス制限」
以上、植田氏が作成した事前アンケートの仕組みを解説させていただきました。

【kViewer】FAQページ

こちらは簡単な解説になりますが、講座内「5.デジタル化の落とし穴」にて紹介された「DXで行き詰まったときに見るFAQ」にkViewerが使われていました。QRコードを読み込んでいただくと実際のFAQにアクセスできるので、気になる方はぜひスマートフォンなどでご確認ください。

このように、本来手間のかかる外部向けのFAQページを簡単に作れるのもkViewerの魅力と言えます。

まとめ

株式会社モリビの植田氏が長野県DX人材育成講座にて使われていたトヨクモ製品の活用方法を解説しました。

kintoneおよびトヨクモ製品は、ITの専門知識がない人でもマウス操作だけで簡単に業務システムを作れるノーコードツールです。

今回の事前アンケートの仕組みについても、カスタマイズやコーディングの知識などは不要で、画面操作だけで作成できます。

改めて、今回使用されたトヨクモ製品は以下の2製品になります。

  • FormBridge:回答内容が直接kintoneに保存されるWebフォームを作れる
  • kViewer:kintoneのデータを外部に公開できるビューを作れる

FormBridgeとkViewerは、それぞれデータの入力と公開の機能を持つため相性がよく、連携させることで活用の幅がグッと広がります。

【FormBridge×kViewer】ルックアップ・編集機能 虎の巻!

そんなFormBridgeとkViewerでは、何度でもご利用いただける30日間の無料お試しを実施しております。

お試し環境同士での連携もできるので、お試しいただく際は、ぜひFormBridgeとkViewerを一緒にお申し込みください。

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン

トヨクモ編集部


kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動

その他のお役立ち情報 Other Useful Information

サービスカタログや過去のセミナー動画、FormBridgeを応用したもっと便利な活用方法などを紹介しています。


私たち、トヨクモのサービス Our Services

Kintoneをより使いやすくするためのKintone連携サービスです。30日間の無料お試しへぜひお申し込みください。