kintoneのレコード番号を0埋めする方法は?おすすめのプラグインも紹介

kintone(キントーン)でレコード番号やデータ処理を行う際に、数字の頭を0埋めすることによって、データの一貫性を確保したり、表示形式を整えられるメリットがあります。

「kintoneのレコード番号を0埋めするには?」「どのようなシーンで0埋めが必要になる?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

本記事では、kintoneのレコード番号を0埋めする方法や、レコード番号の0埋めが必要なケース、おすすめのプラグインを紹介するのでぜひ参考にしてください。

そもそも0埋めとは?

0埋めとは、管理番号に対して「1」や「2」のような数字ではなく、「0001」や「0002」といった表記で桁数を統一することを指します。

0埋めをすることで、適切にデータを扱って処理や比較をスムーズにしたり、データの見た目を整えられるという点がメリットです。

数値や文字列の前に「0」を追加して一定の桁数に揃える操作は「ゼロパディング」とも呼ばれており、特に数値を扱う際に使われています。

しかし、手動での0埋めは、「4桁(0000)にしていたのに、3桁(000)で入力してしまっていた」というミスや漏れが生じる可能性も否めません。

そのため、0埋めの採番に対応したプラグインを活用したり、JavaScriptを使ったカスタマイズを行ったりするのがおすすめです。

kintoneのレコード番号で0埋めをする方法

kintoneのレコード番号で0埋めする方法として、主に以下の2つがあります。

  • JavaScriptを使用する
  • プラグインを導入する

ここからは、それぞれの方法について解説します。

JavaScriptを使用する

kintoneでは、JavaScriptを用いてカスタマイズすることが可能です。JavaScriptによるカスタマイズは柔軟性が高いというメリットがあります。

レコード番号を0埋めするコードは、サイボウズ公式サイトのcybozu developer networkで情報共有されているので、チェックしてみてください。

JavaScript/CSSでカスタマイズする方法は以下の通りです。

1.kintoneのアプリ設定画面に移動
2.「JavaScript/CSSでカスタマイズ」を選択
3.「JavaScriptファイル」タブをクリックし
4.「ファイルを追加」ボタンから新しいJavaScriptファイルを追加
5.コードを入力してファイルを保存
6.アプリの設定を保存し、アプリを更新

プラグインを導入する

kintoneにはさまざまなプラグインがあり、中にはフィールドの表示形式をカスタマイズするためのプラグインもあります。

JavaScriptを使う方法に比べて、プラグインの導入は簡単に設定しやすいのがメリットです。どちらの方法を選ぶかは、運用するアプリの要件や、自社やチームの技術力に応じて決めるといいでしょう。

具体的なプラグインの一例については後述します。
出典:自動採番プラグイン|サイボウス株式会社

kintoneでの0埋めには、サイボウズ株式会社の公式サイト「cybozu developer network」で提供されている無料の自動採番プラグインを使うのがおすすめです。

指定した桁数で0埋めした連番や、日付や固定の文字列を付与した連番を発番することができます。

ただし、プラグインを導入するには、プラグインのパッケージングを行い、プラグインの読み込みと設定が必要です。

このプラグインは、プラグイン開発のためのサンプルなので、サポート対象外となります。プラグインを利用する上で困ることがあっても、サイボウズ社のサポートを受けられないため注意しましょう。

kintoneで0埋めが必要なケースとは?

kintoneで0埋めが必要となるケースはいくつか考えられます。たとえば、以下のようなシーンで0埋めが役立ちます。

  • データの一貫性の確保
  • レポートや表示形式の整形
  • システム間のデータ連携

ここでは、それぞれのケースについて解説します。

データの一貫性の確保

データベースやアプリケーションでデータを統一した形式で管理することで、データの検索や分析をスムーズに行うことが可能です。

とくに、数値フィールドにおいて、桁数が揃っていないと並べ替えや比較が正しく行われないことがあります。

顧客IDや注文番号が「1」「2」「10」のように異なる桁数で表示されている場合、0埋めをすることで「001」「002」「010」となり、正しく並べられます。

レポートや表示形式の整形

ユーザーに提供するレポート画面や表示形式において、一定の桁数で統一された数値を表示することで、視認性が向上し、データを把握しやすくなります。

たとえば、日付や時間の表示形式において、時間や日付を2桁表示(「5月9日」を「05月09日」とする)するイメージです。

システム間のデータ連携

異なるシステム間でデータをやり取りする際、特定の形式に従って設定する場合があります。0埋めを用いることで、こうしたデータ形式の要件を満たせるようになるでしょう。

外部システムが顧客IDを5桁で受け取る仕様になっている場合、「123」を「00123」として送信することで、システム間の連携をスムーズに行えます。

kintoneをより便利に使うなら「Toyokumo kintoneApp」がおすすめ


kintoneを導入する際に合わせておすすめしたいのが、トヨクモ株式会社が提供する「Toyokumo kintoneApp」です。

kintoneの基本機能では実現が難しいことも、トヨクモの連携サービスであればさらに便利に活用することができます。

Toyokumo kintoneAppでは、以下6つのサービスが提供されています。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

ここからは、Toyokumo kintoneAppの各サービスと活用例について紹介します。

FormBridge

FormBridgeは、kintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを保存できるWebフォーム作成サービスです。

kintoneの基本機能における「kintoneライセンスを持たないユーザーは情報を登録できない」という問題を解消できます。

「数字の先頭に0をつけて桁数を揃える」という設定によって、0埋めして採番することが可能です。

■利用料金

ライトコース:6,000円/月
スタンダードコース:9,000円/月
プレミアムコース:14,000円/月
プロフェッショナル:24,000円/月

kViewer

kViewerは、kintone内の情報を手間なく外部に公開できる連携サービスです。kintoneアカウントを持たないユーザーにも簡単にkintone内の情報を公開できます。

公開範囲を設定することもできるので、社外秘の情報が漏洩するリスクを抑えつつ、社外の人に資料やデータを気軽に共有できるようになります。

■利用料金

ライトコース:6,000円/月
スタンダードコース:9,000円/月
プレミアムコース:15,000円/月
プロフェッショナル:24,000円/月

PrintCreator

PrintCreatorは、kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用して、マウスのみで簡単に帳票が作成できる帳票出力サービスです。

kintoneで作成した帳票を紙ベースで保管したり、PrintCreatorで出力したQRコードから入力フォームに遷移させるなどの使い方ができます。

■利用料金

ライトコース:6,000円/月
スタンダードコース:9,000円/月
プレミアムコース:14,000円/月
プロフェッショナル:30,000円/月

kMailer

kMailerは、kintone上で管理しているメールアドレス宛に、kintone内のデータを自動引用したメールを自動・手動・予約で送れるサービスです。

kintoneで管理している顧客情報をそのまま引用して、メールアドレス宛に請求書の個別/一斉送信ができます。

誰にいつどんなメールを送信したかなどのログを確認することも可能なので、マーケティング施策としてのメルマガ送付にも役立つでしょう。

■利用料金

スタンダードコース:15,000円/月
プレミアム:24,000円/月

DataCollect

DataCollectは、関数を利用した計算や複数アプリ間の収集・計算・加工を可能にし、kintoneが苦手とする予実管理や在庫引き当てを実現できるサービスです。

Excelと同じ感覚で複数のアプリから情報の集計や計算が可能で、スケジュール設定による自動実行やリアルタイム更新などにも対応しています。

■利用料金

ライトコース:9,000円/月
スタンダードコース:18,000円/月
プレミアム:30,000円/月

kBackup

kBackupは、kintoneアプリに登録したデータが消えてしまった際に備えて、kintone内のデータを別環境にバックアップするサービスです。

レコードやフィールドの誤削除にも対応しており、随時更新データや添付ファイルも逃さずバックアップを取ることができます。

kBackupを利用することで、誤ってレコードを削除してしまったり、削除したレコードを復旧できなくなったという事態を防げます。

■利用料金

ライトコース:7,000円/月
スタンダードコース:12,000円/月
プレミアム:15,000円/月

まとめ


「kintoneをより便利に使いたい」「kintoneを活用する幅を増やしたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。

トヨクモのkintone連携サービスは1万契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。

トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。


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