Toyokumo kintoneApp Blog

kintoneでDXはできる?活用事例やメリットを解説

YamadaNaokiのサムネイルアイコン YamadaNaoki

ノーコードで業務アプリが作成できるkintoneなら、ITに慣れていない初心者の方でもDXを実現できます。

当記事では、今からDXを考えている方に向けて、なぜDXにkintoneがおすすめなのか、kintoneを使うとどんなメリットがあるのかを解説いたします。

kintoneを使ったDXの事例やプラグイン/連携サービスの拡張性などについてもご紹介するので、ぜひ最後までご一読ください。

そもそもDXとは?

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは、デジタル技術を活用して業務プロセスやビジネスモデルを変革することです。

紙や手作業で行っているアナログな業務をデジタル化するだけでなく、収集したデータを活用したり、業務そのものを変革し新たな仕組みを構築したりすることもDXです。

近年、総務省が自治体DXを推進しているように、DXは民間企業だけでなく、市町村や都道府県などの自治体においても重要視されてきています。

kintoneでDXはできる?

kintoneは、サイボウズが提供する業務改善プラットフォームです。

データベースとしての機能を有しながら、ノーコードでオリジナルの業務用アプリケーションを作成できるため、DXに非常に適している製品となっています。

特に、ITの専門知識がなくても使えることから、現場での開発(市民開発)に適しており、SIerやITベンダーなどの外部に頼らずともDXを実現できる可能性があります。

kintoneでDXに取り組むメリット

ここからは、具体的にkintoneでDXに取り組むメリットを解説していきます。

ノーコードツールで簡単

kintoneは、ノーコード・ローコードツールと言われるクラウドサービスです。

プログラミングの専門的な知識が不要で、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でオリジナルの業務アプリを作成できます。

従来、自社の業務フローに合わせたオリジナルのアプリやシステムを開発する場合、自社のエンジニアに依頼したり、SIerに発注したりするのが主流でした。
ノーコードツールのkintoneであれば、外部に頼らず、現場で働く人間が自らの手でアプリやシステムを作り出せるため、現場主導(市民開発)のDXが進みます。

現場主導のDXを実現できると、細かい現場の意見をすぐに反映できたり、自分たちで修正ができたりするため、会社全体の生産性の向上にもつながります。

データベースとしても使える

kintoneは、データベースとして使うことも可能です。kintoneでは、作成したアプリ内にレコードという形で情報が蓄積されていきます。

たとえば、顧客情報を管理するアプリや社内資料を集約するアプリなどを作成し、アプリに適したレコードを追加していくことで、1アプリ=1データベースとして運用可能です。

情報を保存するだけでなく、キーワードを入力してkintone内のデータを検索できたり、kintoneユーザー間でデータ共有できたりなど、DXに役立つ機能も豊富です。

これからkintoneに移行するとなるとハードルを感じるかもしれませんが、ExcelやCSV形式のファイルを取り込むことができるので、これまでのデータをそのまま活用できます。

「個別のPCにファイルを保存していてどこに情報があるかわからない」「データ共有のために紙に印刷している」といった状況の方は、ぜひkintoneを検討してみてください。

コミュニティが広く活用事例が豊富

kintoneは、他のITツールと比べてもコミュニティの動きが活発で、ユーザー同士での交流が多い傾向にあります。

たとえば、公式のユーザー向けコミュニティサイト「キンコミ」、地域別にオフラインでの交流が図れる「kintone Café」など、さまざまなコミュニティが存在しています。

活用事例についても、多種多様な業種・業界の方がユーザー単位で発信されているため、自社のケースに類似した事例がきっと見つかるはずです。

「kintoneを一人で担当していて悩みがある」「具体的な活用イメージが湧かない」といった方は、ぜひコミュニティに参加したり、事例を検索したりしてみてください。

kintoneコミュニティ紹介〜疑問やお悩みは仲間に共有して解決

DX人材の育成につながる

kintoneは単なる業務改善ツールにとどまらず、企業内のDX人材の育成にもつながります。

自社のエンジニアやIT部門を主体にDXを進めようとしたものの、上手くいかないというケースは珍しくありません。その理由として、現場理解の不足が挙げられます。

ITの知識があるだけではDXは難しく、現場がどのように動いているのか正しく理解し、多角的な視点を持って臨まなければ、DXは進まないのです。
その点、それぞれの現場の業務を最も理解している担当者自身が直接システムを構築してDXを推進できれば、本質的な業務改善が見込めます。

kintoneはノーコードで、少ない学習コストでアプリ・システムを構築できるようになるため、社内全体でDX人材を育てるのに適しているサービスと言えるでしょう。

プラグイン/連携サービスが充実している

kintoneが人気な理由の1つに、プラグインや連携サービスが充実していることが挙げられます。

kintoneから直接メールを送れるようになるものやkintoneのデータを参照して書類をワンクリックで作成できるものなど、多様な関連サービスが展開されています。

kintoneの基本機能だけではできないことを可能にするため、多くのユーザーがプラグインや連携サービスを導入してkintoneをより便利に、より幅広く活用しています。

kintoneを使ったDXにおすすめのプラグイン/連携サービス

ここからは、kintoneを使ったDXにおすすめのプラグイン/連携サービスを2つ厳選してご紹介します。

「プラグインについてもっと詳しく知りたい!」という方は、以下の記事をご参照ください。
kintoneの有料プラグインおすすめ10選|特徴や料金プランも紹介

TISの無料プラグイン

▲出典:TIS公式サイト

合同会社ぱんだ商会が運営するTISでは、kintoneの基本機能ではできない少し複雑なことを実現する、さまざまなプラグインが無料で提供されています。

レコードの見た目を整えて出力できる「請求書作成プラグイン」や思い通りの日付を持ってこれる「日付計算プラグイン」など、無料とは思えないほどのラインナップが魅力です。

「少し不便で困っているけど、お金をかけるほどではない」という場合には、まず最初にTISのプラグインで解決できないか探してみることをおすすめします。

Toyokumo kintoneApp

Toyokumo kintoneAppは、基本機能だけでは難しい「やりたいこと」を実現できる、トヨクモが開発・提供しているkintone連携サービスです。

Toyokumo kintoneAppは、以下の6つの製品で構成されています。

  • FormBridge:kintoneに外部からデータを入力できるWebフォームが作れる
  • kViewer:kintoneの情報を外部に公開できるWebページが作れる
  • kMailer:kintone内のメールアドレスに直接メールを送信
  • PrintCreator:kintoneのデータを参照してワンクリックで書類を出力
  • DataCollect:複数アプリ間の集計が可能に
  • kBackup:kintoneのデータを安全にバックアップ

契約数は12,000件を突破。さらに、サイボウズのパートナー評価制度「CyPN Report」にて、全製品が受賞し、3製品においては3年連続で最高評価を受賞しています。

Toyokumo kintoneAppの特徴として、kintoneと同じくノーコードで直感的に使える点が挙げられます。

kintoneに慣れている方なら感覚的に活用できるので、DXにおいて障壁となる学習コストを抑えつつ、より幅広く業務改善が可能です。

また、FormBridge×kViewerで外部からの入力と外部への公開を可能にするなど、複数の製品を組み合わせて使うことで、さらに便利にご利用いただけます。

kintoneを活用したDX事例

最後に、kintoneとToyokumo kintoneAppを活用したDXの事例をご紹介します。

南足柄市役所様

300分の雑務をkintone導入で0分に!トヨクモ連携サービスでさらに900分の作業時間削減に成功した活用法

神奈川県南足柄市役所様は、kintoneを導入し、データのExcel転記やダブルチェックなどの照会業務にかかっていた300分の作業時間をゼロにすることに成功しました。

さらに、FormbridgeとkViewerを組み合わせて物品在庫管理をデジタル化したことで、手書きでの管理簿の作成や計算の手間がなくなり、紙600枚&585分の作業を削減しています。

kintoneとToyokumo kintoneAppを活用した庁内におけるDX推進の事例となっておりますので、気になる方はぜひ記事をご確認ください。

関西テレビ放送株式会社様

テレビ放送業でのトヨクモkintone連携サービス活用事例〜番組制作現場での業務効率化からデータドリブンな経営を目指す〜

関西テレビ放送株式会社様は、2020年にDX推進局を設立し、業務効率化を進める中で、2023年にkintone、FormBridge、kViewerを導入しました。

ホワイトボードやフォルダ管理で負担がかかっていた作業報告をデジタル化し、確認やデータ共有にかかる負担を軽減。

さらに、データドリブン経営に必要なデータをkintoneに蓄積できるようになりました。

FormBridge、kViewerが持つ外部へのデータの入力・共有の機能とkintoneのデータベース機能を組み合わせたDX事例となっています。

30日間の無料お試し実施中!

今回は、kintoneを使ったDXについて、メリットや活用事例を交えて解説しました。

ノーコードツールであるkintoneを活用すれば、現場主体でのDXを実現することができ、会社全体の生産性を上げることも可能です。

kintoneでは、何回でも使える30日間の無料お試しが提供されているので、これからDXを考えている方は、ぜひ実際に触ってみて使いやすさを体感してみてください。

また、おすすめの連携サービスとしてご紹介したトヨクモのToyokumo kintoneAppでも、30日間の無料お試しを実施しています。

外部へのデータ公開、kintoneのデータを活用したメール送信、書類のワンクリック出力など、できることがグッと広がりますので、ぜひ合わせてお試しください。

YamadaNaokiのサムネイルアイコン

YamadaNaoki


その他のお役立ち情報 Other Useful Information

サービスカタログや過去のセミナー動画、FormBridgeを応用したもっと便利な活用方法などを紹介しています。


私たち、トヨクモのサービス Our Services

Kintoneをより使いやすくするためのKintone連携サービスです。30日間の無料お試しへぜひお申し込みください。