ホームページに問い合わせフォームを設置すれば、24時間365日受け付けられるようになるため、ユーザーの満足度向上や業務効率化につながるのがメリットです。
「ホームページに問い合わせフォームを設置したい」「入力フォームを最適化して離脱率を下げ、問い合わせにつなげたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、ホームページの問い合わせフォームを設置するメリットや作り方、おすすめの問い合わせフォーム作成ツールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ホームページの問い合わせフォームとは?
問い合わせフォームとは、Webサイトから問い合わせを受け付けるために設置する入力フォームのことです。問い合わせだけでなく、資料請求やイベントの申し込み、会員登録などさまざまな用途で利用されます。
電話やメールで問い合わせを受け付ける方法もありますが、問い合わせの数が多いと対応に手間がかかったり、電話対応できる時間が限られたりします。
一方、問い合わせフォームを設置することで、24時間365日利用可能で、電話やメール対応における課題を解消できるでしょう。企業側にとっても、オペレーターを大量雇用する必要がなくなるため、人件費削減につながります。
ホームページに問い合わせフォームを設置するメリット
ホームページに問い合わせフォームを設置するメリットは、以下が挙げられます。
- 一次対応の自動化が可能になる
- 機会損失を防げる
- 顧客情報を管理・蓄積できる
- 自社のマーケティングに役立つ
- メールアドレスの公開が不要になる
- ここからは、それぞれのメリットについて順に解説します。
一次対応の自動化が可能になる
問い合わせフォームを設置することで、一次対応を自動化できるのがメリットです。
問い合わせや資料請求、申し込みなど、問い合わせの目的を選択式で用意することで、それぞれに合わせて自動で返信できるようになります。
担当者やオペレーターが不在の場合でも、自動返信によって一次対応できれば、ユーザーの要望に迅速に対応でき、顧客満足度の向上につながります。また、ユーザーのニーズを正確に把握したり、その後のやり取りもスムーズに行えるでしょう。
機会損失を防げる
問い合わせフォームは、24時間365日対応できるので機会損失を防げます。
電話やメールのみで対応を受け付けると、営業時間や混雑状況によっては問い合わせの取りこぼしが発生することもあるでしょう。
ユーザーが問い合わせしたいと思ったタイミングですぐに問い合わせできるようになれば、ユーザーの不安や疑問をすぐに解消できます。
また、問い合わせへのハードルも下がるので、応募者や見込み顧客の取りこぼしを防ぐ効果も見込めるでしょう。
顧客情報を管理・蓄積できる
問い合わせフォームを設置することで、顧客情報の分析や管理に役立ちます。
問い合わせフォームの中には、顧客情報を自動で収集・管理できる機能が備わったものもあります。手動でExcelなどにまとめるより、気軽に情報をリスト化できるのがメリットです。
収集した顧客情報は、問い合わせの項目ごとに自動で仕分けられるようにすれば、営業リストやメーリングリストとしても活用できるでしょう。
自社のマーケティングに役立つ
問い合わせフォームのデータを集計・分析することで、集客や販促、プロモーションに活用できるというメリットもあります。
たとえば、最も問い合わせが多い流入経路がどこかを見分ければ、商品やサービスのターゲット層の分析に役立つでしょう。
また、どのページから問い合わせにつながっているかを分析することで、自社商品やサービスのニーズを把握したり、最適化を目指すことが可能になります。
メールアドレスの公開が不要になる
問い合わせフォームを設置することで、送信先である企業のメールアドレスをWebサイト上に公開する必要がありません。企業側にとっては、迷惑メールを防止する効果があります。
Webサイトに公開されているメールアドレスを自動収集する悪質な業者や、スパムメールが送られてくるリスクを抑えられるでしょう。
ホームページの問い合わせフォームの作り方とは?
問い合わせフォームを設置する方法は、大きく以下の3つに分けられます。
- 問い合わせフォーム作成ツールを使う
- HTMLやPHPなどのコードで自作する
- WordPressのプラグインを利用する
ここでは、それぞれの構築方法を詳しく見ていきましょう。
問い合わせフォーム作成ツールを使う
問い合わせフォームを作成するツールを活用することで、簡単にフォームを設置できます。コーディングなどの専門知識が不要で、クリック操作だけで項目を設定可能です。
問い合わせの管理に役立つ便利な機能も搭載されているので、業務効率化や顧客満足度の向上を図れるというメリットもあります。
無料で導入できるツールもあるので、費用を抑えて問い合わせフォームを設置することも可能です。ただし、無料プランは機能に制限があることが多いので、自社に必要な機能が揃っているかを確認するようにしましょう。
HTMLやPHPなどのコードで自作する
自社にプログラミングの知識を持つ人材がいる場合は、HTML・CSS・PHPなどを用いて問い合わせフォームを設置することも1つの方法です。
問い合わせフォームの構成やデザインはシンプルであることが多いため、フォームの構築自体は比較的簡単にできるのが特徴です。
CSSの知識があれば、文字の大きさや位置などを変更できるので、カスタマイズの自由度が高いというメリットがあります。
デメリットは、実装まで時間がかかったり、更新やメンテナンスを自社で行う手間がかかるという点です。そもそもプログラミングの知識がない場合やリソースが限られている場合は、問い合わせフォーム作成ツールの利用をおすすめします。
WordPressのプラグインを利用する
自社のWebサイトをWordPressで運用している場合は、WordPressのプラグインを導入して問い合わせフォームを作成・設置することもおすすめです。
無料のプラグインを使えばコストを削減できるうえに、プログラミングの知識がなくても作成できるというメリットがあります。また、HTMLやCSSの知識があれば、細かなカスタマイズも行えるでしょう。
代表的なプラグインとしては、「Contant Form 7」や「MW WP Form」などが挙げられます。
ホームページの問い合わせフォーム作成ツール4選【無料あり】
ここからは、ホームページの問い合わせフォーム作成ツールを4つ紹介します。
kintone×トヨクモ連携サービス
▲画像出典:FormBridge
サイボウズ社が提供する「kintone(キントーン)」は、専門知識やスキルがなくてもさまざまな業務を効率化・自動化できるクラウドサービスです。
kintoneを活用して問い合わせフォームを設置することで、フォームに入力された顧客情報を一元化でき、業務効率化や問い合わせの品質向上につながります。
現在kintoneを利用している方は、トヨクモが提供するkintone連携サービス「FormBridge」の導入がおすすめです。
kintoneの基本機能では、kintoneのライセンスを持っている人でないとデータを登録できません。しかし、FormBridgeを活用すれば、kintoneライセンスを持たない外部の人から受け付けた問い合わせ内容をそのままkintoneに登録することができます。
情報を移し替える手間の削減や抜け漏れのリスクを最小限に抑えられるのがメリットです。
最新のステータスや担当者情報、検討状況なども一元管理できるため、すべての問い合わせに対して正確かつスピーディーに対応できます。
Googleフォーム
▲画像出典:Googleフォーム
Googleフォームは、Googleが提供する無料の入力フォーム作成ツールです。
デザインやテンプレートが豊富に用意されており、自社に合ったものを選んだり、画像や動画を追加したりすることもできます。フォームからの回答をスプレッドシートに保存して、他のユーザーと情報を共有できる点も特徴です。
直感的な操作によって簡単にフォームを作れるため、ITやパソコン操作に慣れていない方や、簡易的なフォームを作成したいとお考えの方におすすめです。
Formmailer
▲画像出典:Formmailer
Formmailerは、低価格で高機能なフォーム作成ツールです。問い合わせ・申し込み・アンケート・投票・注文フォームなど、利用シーンに合わせて多様なフォームを作成できます。
用途別のテンプレートを選択し、写真や見出し、説明文などを入力するだけで、PC・スマホに対応した入力フォームを公開できます。
回答は集計して分析したり、Googleアナリティクスと連携してページのアクセス解析に役立てることも可能です。
また、ランディングページ機能という「フォーム付きのページ」を作成する機能もあるため、一時的にページやフォームが必要な方や、ホームページを持っていない方におすすめです。
Formzu
▲画像出典:Formzu
Formzuは、メールアドレスを登録するだけで簡単にフォームを作成できるクラウドサービスです。Webサイトの問い合わせやアンケート、イベント参加の申し込みなど、さまざまな用途で利用されています。
SSL通信付きの安全なフォームを簡単に設置でき、1日18.9円で広告なしの有料フォームが100フォーム作成できます。
また、無料フォームであっても、PayPalやクレジットカード決済機能を利用することが可能です。
まとめ
すでにkintoneを利用している方や、問い合わせフォームとしてkintoneの導入を検討している方は、kintoneおよびトヨクモのkintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。
トヨクモのkintone連携サービスは1万契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。
トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。
FormBridge | kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる |
PrintCreator | kintoneアプリのデータをPDFで出力できる |
kViewer | kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる |
kMailer | kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる |
DataCollect | 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる |
kBackup | kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする |
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