【テンプレ付き】kintoneでストレスチェックができる!【フォームブリッジ×kViewerでカンタン運用】

kintone利用中のみなさま、ストレスチェックはご存知でしょうか。「ストレスチェックなんて言葉初めて聞いた」「聞いたことはあるけどやったことない」「毎年実施している」いろんな方がいると思います。

今年トヨクモでは、従業員数が50名を超えたこともあり、初めて社内でストレスチェックを実施しました。kintone、フォームブリッジkViewerを使って便利に運用ができたので、その様子をご紹介します。

また、kintoneユーザーであればすぐに環境を構築できる(新卒1年目の社員でも約10分で設定可能)、ストレスチェック設定テンプレートと設定手順書を配布しています。記事下のお試しフォームよりお申込みいただければ、すぐに検証できます。

ストレスチェックとは

ストレスチェックは、厚生労働省が「労働安全衛生法」に基づき2015年12月から、特定の事業場で実施を義務付けている検査です。

労働者が50名以上在籍している事業場では、毎年1回の実施を行い、労働者の健康状態や職場環境などの設問に回答し、結果に基づいて医師による面接指導や職場環境の改善を施します。(契約期間が1年未満の労働者や、労働時間が通常の労働者の所定労働時間の4分の3未満の短時間労働者は義務化の対象外)

参考:厚生労働省「ストレスチェック制度導入マニュアル」

ストレスチェックの回答データの閲覧権限は以下の通りです。

  • 回答者は、自身の結果データのみ閲覧可能
  • ストレスチェック実施者(産業医や保健師など)は、全ての方の結果データを閲覧可能

ストレスチェックの結果データは、原則として回答者とストレスチェックの実施者しか閲覧ができないのが特徴です。ただし、回答者の同意があれば、事業者に結果データを共有できます。

ストレスチェックの詳細は、労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度実施マニュアルをご覧ください。

トヨクモ社内でkintoneを用いてストレスチェックを実施してみた!

ここからは、トヨクモ社内でストレスチェックを実施した様子をご紹介します。利用したサービスは「kintone」「フォームブリッジ」「kViewer」の3製品です。

フォームブリッジとは、kintoneライセンスを持たないユーザーがkintoneに直接レコード追加できるWebフォームサービスです。

フォームブリッジは、社内外アンケートや問い合わせフォームとして活用できます。今回は、ストレスチェックの設問項目に回答をする際に活用します。

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kViewerとは、kintoneライセンスを持たないユーザーに対して、kintoneのレコード情報を公開できるサービスです。

kViewerは、社内の業務マニュアルやFAQページとして活用できます。今回は、ストレスチェックの診断結果を確認するページとして活用します。

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それでは、以下よりストレスチェックの実施手順をご紹介していきます!

社内チャットから、ストレスチェックの案内が届きました。

URLをクリックすると、フォームブリッジで作成されたストレスチェック回答フォームが開きます。実施内容を確認し、氏名・メールアドレスを入力します。

「仕事について」「最近の1ヶ月の状態について」「周りの方々について」の3領域から、全57の設問に回答していきます。スマートフォンからの回答も可能です。

全ての設問にチェックを付け終えたら「回答」ボタンを押して、回答を終了します。

フォームブリッジの自動返信メールより、回答時に入力したメールアドレス宛に、ストレスチェック診断結果が届くのでURLをクリックします。

Toyokumo kintoneAppのログイン画面が表示されるので、メールアドレスを入力します。

ログイン後、診断結果のビューが表示されました。回答開始から結果確認まで5分程度でした。

画面左部には、産業医との面談の申し込み案内や診断結果の確認方法が記載されています。

kintone×フォームブリッジ×kViewerを連携してストレスチェックを実施するメリット

kintone×フォームブリッジ×kViewerを連携して、ストレスチェックを行うメリットは以下の通りです。

  • 手間なく短期間で回答・集計が可能
  • ストレスチェックの秘匿性を担保できる
  • 低コストで運用可能

手間なく短期間で回答・集計が可能

ストレスチェックでは、紙のマークシートに回答を記入し、集計結果をCSVやエクセルに出力した後にインポートを行う方法があります。

kintoneをすでに導入していれば、フォームブリッジを連携することで、kintone内にリアルタイムで回答を保存できるため、転記の手間がかかりません。

また、ストレスチェックの受験対象者は、フォームのURLから回答するだけなので、別サービスのインストール手続きなどは不要です。kViewerもあわせて利用すれば、回答〜結果確認まで全てWeb上で完了します。

ストレスチェックの秘匿性を担保できる

kViewerのToyokumo kintoneApp認証を設定することで、回答した内容は回答者のみが閲覧できます。

メールアドレスに紐づいたレコードのみをkViewerのビュー上で表示させるため、回答内容が他人に漏れる心配はありません。

また、回答が保存されるkintoneアプリにもアクセス権の設定が可能で、ストレスチェックの回答内容を閲覧できるユーザーを指定できます。kintoneアプリのアクセス権については、kintoneヘルプをご参照ください。

低コストで運用可能

kintone、トヨクモ製品(フォームブリッジ、kViewer)は、低コストで、ストレスチェックをはじめとしたさまざまシーンで活用できます。

フォームブリッジ、kViewerを連携すれば、kintoneライセンスのないユーザーによるレコード追加・閲覧・編集が可能になります。以下は運用の一例です。

  • シフト申請
  • 契約管理
  • イベント参加申請
  • 進捗管理
  • 日報の確認

詳細は別記事でご紹介しているので、よろしければご覧ください。

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【導入事例】
>ロート製薬が、kintone×トヨクモ製品を活用して1600人のイベント申請システムを構築! 株式会社ロート製薬様
>教育機関からの修理申請をkintoneとトヨクモ製品で、効率化と修理納期短縮を同時実現 オーディーエス株式会社様
>リコージャパン新潟支社が成功したkintoneを使ったDX戦略とは リコージャパン株式会社様

上記で取り上げた事例のほか、kintoneライセンスの付与はできないけど、kintoneで管理している情報を上手く活用したい場面においては、フォームブリッジ、kViewerが活躍します。

料金

kintone、フォームブリッジ、kViewer各製品の料金は以下の通りです。

コース 月額料金 機能・料金ページ
kintone ライト 780円/1ユーザー https://kintone.cybozu.co.jp/price/
スタンダード 1.500円/1ユーザー
フォームブリッジ ライト 6,000円 https://fb.kintoneapp.com/price.html
スタンダード 9,000円
プレミアム 14,000円
プロフェッショナル 24,000円
kViewer ライト 6,000円 https://kv.kintoneapp.com/price.html
スタンダード 9,000円
プレミアム 15,000円
プロフェッショナル 24,000円

※料金は全て税抜き表示
※kintoneは5ユーザーから契約可能

kintoneは、フォームブリッジやkViewerなどの連携サービスを利用する場合、スタンダードコースの契約が必要です。

フォームブリッジやkViewerは、kintone1ドメインにつき1環境を契約します。(kintoneのユーザー数は関係しません)

本記事でご紹介しているストレスチェックの設定をする場合、フォームブリッジ、kViewerいずれもプレミアムコース以上の契約が必要です。

利用している主な機能は以下になります。

フォームブリッジ:自動返信メール、入力内容の一時保存
kViewer:Toyokumo kintoneApp認証、JavaScript/CSSでカスタマイズ

Toyokumo kintoneApp認証は、ビューに制限をかける機能で、ストレスチェックの回答を回答者のみが閲覧できるようになります。

なお30日間の無料お試しでは、フォームブリッジ、kViewerはプロフェッショナルコースの利用が可能です。

【テンプレ付き】kintone×トヨクモ製品を用いたストレスチェックの設定手順

ここからは、kintone×トヨクモ製品(フォームブリッジ、kViewer)を用いたストレスチェックの設定手順をご紹介します。

設定手順の流れは以下の通りです。

  1. テンプレートのダウンロード
  2. Toyokumo kintoneApp認証の設定
  3. フォームブリッジの自動返信メール設定
  4. テスト投稿

テンプレートは、こちらよりダウンロードができます。本記事では、ストレスチェック実施者(産業医や保健師など)にkintoneのゲストユーザーライセンスを付与している場合の設定手順をご紹介します。

ストレスチェック実施者にkintoneライセンスがない場合やその他のパターン詳細は、設定ガイドをご覧ください。

1.テンプレートからkintoneアプリ・フォームビューの設定

まず、kintoneアプリ、フォームブリッジ、kViewerのテンプレートをダウンロードします。

kintoneアプリ

「テンプレートファイルを読み込んで作成」から「ストレスチェックアプリ.zip」を読み込み、アプリを作成します。

※「メールアドレス管理アプリ.zip」は、従業員のメールアドレスを管理するアプリがない場合にご利用ください。

フォームブリッジ

フォームブリッジ管理画面>インポートして作成より、ストレスチェックアプリURLとAPIトークンを入力します。「インポートして作成」の設定方法は、フォームブリッジの操作ガイドをご覧ください。

テンプレート(ABフォーム.zip)のインポートを行い「公開フォームとして保存」をクリックすると、フォームが新規作成されます。

kViewer

kViewer管理画面>インポートして作成より、ストレスチェックアプリURLとAPIトークンを入力します。「インポートして作成」の設定方法は、kViewerの操作ガイドをご覧ください。

テンプレート(受験者用ビュー.zip)のインポートを行うと、ビューが新規作成されます。

2.【kViewer】Toyokumo kintoneApp認証の設定

ストレスチェックの回答結果を、回答者のみに表示させるために、kViewerでToyokumo kintoneApp認証の設定を行います。

ビューに制限を設ける>Toyokumo kintoneApp認証>kintone同期を選択

従業員のメールアドレスを管理しているkintoneアプリのURLとAPIトークンを入力します。

同期が成功していれば設定は完了です。なお、Toyokumo kintoneApp認証の登録には、手動追加やCSVファイルを読み込む方法もあります。詳細は操作ガイドをご覧ください。

Toyokumo kintoneApp認証の設定が完了後「編集の完了/取消」>「編集中の設定をビューに反映」を選択し「公開/非公開」>「公開する」を選択します。

公開されたら、ビューのURLを共有することで、アクセスができます。

レコード詳細画面から、ストレスチェックの診断結果を確認できます。

※サポート対象外となりますが、以下のJavaScriptを利用することで、kViewerのリストビューから直接レコード詳細画面に遷移させることができます。

https://kviewer.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/upload/621d59f105aa02.037232656928/kv-move-detail.js

3.【フォームブリッジ】自動返信メールの設定

回答者にストレスチェックの診断結果を送るために、フォームブリッジで自動返信メールの設定を行います。

フォームブリッジ管理画面>自動返信メールより、メールの件名や本文、ストレスチェックの診断結果ビューURLの追加などを行います。設定方法は操作ガイドでも解説しています。

4.テスト投稿

最後に、テスト投稿を行います。

  • kintoneアプリに回答内容が保存されている
  • フォームブリッジの自動返信メールにストレスチェックの診断結果ビューURLが届いている
  • Toyokumo kintoneApp認証でログイン後に回答者自身の診断結果のみが確認できる

Toyokumo kintoneApp認証の設定ができていないと、ストレスチェックの回答内容が回答者以外も閲覧ができるため、認証設定が適用されているかどうか必ず確認します。その他設定も問題なければ運用を開始しましょう。

まとめ

今回は、kintone×フォームブリッジ×kViewerでストレスチェックを行う方法をご紹介しました。ストレスチェックは、従業員の健康状態を把握するために必要な取り組みです。

kintoneを利用中であれば、フォームブリッジ、kViewerを活用することで、スムーズに実施を開始できます。トヨクモのkintone連携サービスは、30日間の無料お試しが何度でも可能なので、ぜひお気軽にお申込みください!

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