【使ってみた】kintoneアプリストア⑨~機能特化アプリ1~
こんにちは!気付けば毎週のように映画館に行っています、嶋田です。「スーサイド・スクワッド」で4DX3Dを初体験してきたのですが、楽しかったものの、映画自体と字幕と4DXの動きと3Dの立体感、情報過多すぎてちょっと疲れてしまいました。
さて、kintoneアプリ紹介も9回目。今回は特定の業種で使えそうなアプリや、特定業務に特化した、いままでご紹介できていなかったアプリをどーんと紹介していきます。
前回記事はこちら→【使ってみた】kintoneアプリストア⑧~データ蓄積系アプリ編~
教育・サービス・福祉系アプリ
まずは、教育業やサービス業、福祉業に携わる方におすすめのアプリです。
添乗員日誌
旅行企画会社などで、ツアーの添乗員さんの報告書を管理できるアプリです。(詳細はこちら)
このアプリでは、「ツアー別割合」の円グラフと「ツアー別満足度割合」の積み上げ棒グラフが設定されています。
運転日報
運送業などで、トラック等のドライバーにその日の運転を記録してもらうためのアプリです。(詳細はこちら)
点検の記録と、運転履歴、また休憩や立て替え金についても一括で管理できます。
承認完了か差し戻しか、のプロセス管理が設定されています。作業者はアプリテンプレートには含まれないので、今回は部長の田中さんが承認する設定にしました。
介護送迎バス搭乗者管理
デイケアセンターなどの送迎バスの搭乗者を管理できるアプリです。(詳細はこちら)
運行予定と、利用者情報を一緒に管理できます。項目を変更することで、幼稚園やスポーツクラブ等でも活用できそうですね。
利用者情報に関しては、別に「利用者管理」というアプリを作成しました。こちらから、ルックアップで取得する設定をしています。
最初は利用者名でルックアップの設定をしたのですが、上司より「田中太郎さん何人もヒットしちゃうよ!」と指摘を受けたので(確かに…(・ω・`))利用者IDでの設定に変更しました。皆様もお客様名等、氏名でのルックアップはご注意くださいませ。
このルックアップの設定をすることで、転記の手間とミスが省け、また「利用者管理」のレコードにすぐ飛べるのでご家族の連絡先状況も確認できます。
放課後等デイサービス記録
放課後の学童保育や、デイサービスの利用者情報、実施記録をすることができるアプリです。(詳細はこちら)
「利用内容」「コメント」に関して、ご家族とも共有できると便利ですよね。アカウントを作成してもいいのですが、人数分お金も掛かりますし、ゲストスペース作成して、アクセス制限それぞれ掛けて…の運用はちょっと大変なので、ここは弊社のkViewerでなんとかしてみたいと思います。
kViewerの基本的な操作方法についてはこちらの操作ガイドをご覧ください。
自分の子供のレコードのみが参照でき、他のレコードは表示されないよう、Toyokumo kintoneApp認証による絞りこみの設定を行っています。
このように設定しておくと、高木浩介くんのご両親がViewを見ようとした時に、Toyokumo kintoneapp認証によるログインが求められます。
登録されているメールアドレスを入力すると、ログインするためのリンクが送られてきます。
このようにToyokumo kintoneapp認証でメールアドレスを活用することで、簡単に情報共有できるだけでなく、よりセキュアに情報管理を行うことができます!
授業内容記録
個別指導塾等で、授業内容を記録するためのアプリです。(詳細はこちら)
授業後に授業内容シート等の紙に記載するのは講師の方へも負担ですし、管理者の方はデータ化する手間があり、かといってデータ化しないと分析や振り返りが大変ですよね。
講師が直接入力でき、データ化されたものが蓄積できればとても便利です!
でも、講師の先生が沢山いる場合や、学生、アルバイトの講師がいる場合など、アカウントの管理大変だなー、そんなにコスト掛けられないなー、ってことがありますよね。
…でも大丈夫。はい、もうお分かりかと思いますがフォームブリッジを登場させます!
こうすることで、授業情報を講師の方から記入してもらい、直接kintoneにデータをためることができます。
また、こちらのブログでは今回活用したフォームブリッジの概要や基本的な操作方法について解説しています。
学習塾面談管理
学習塾において、面談の状況を管理するアプリです。(詳細はこちら)
生徒の情報や成績も共に管理できるので生徒情報のマスタとしても利用できるかなと思います。
案件管理(法律事務所向け)
法律事務所向けの案件管理アプリです。(詳細はこちら)案件名や顧客情報、相手情報、作成書類やタスク管理の他に「過去対応チェック」という項目があります。
過去対応チェックの項目の設定はこうなっています。これは利益相反チェックをするためのもので、原告と被告を同じ弁護士や同じ事務所で対応することは法律で禁じられているため、弁護士は相談を受ける際に必ず、相手方の氏名を確認する必要があります。
このアプリで案件が管理されていれば登録した瞬間にこちらに表示され、初回相談のうちにお断りの話をすることもできるというわけですね!
関連レコード一覧について詳しくはこちらをご覧ください。
メディア系アプリ
最後にメディア系のアプリの紹介です。
タレント撮影情報管理
撮影や収録などのスケジュールの管理ができ、プロセス管理によって実績報告も行うことができるアプリです。(詳細はこちら)
まず、サンプル日程を登録してみました。しかし、アクションボタンがでてきません。
プロセス管理の画面を確認してみると、こうなっています。
予定の状況が「終了」の場合のみ、プロセス管理を進めることができるようです。先程登録したレコードを編集し、予定を「終了」にしてみます。
このようにして、プロセス管理に条件を付けることが可能です。この「アクションの実行条件」を利用して、例えば条件によってレコードを確認するユーザーを変えるなど、様々な設定が可能です。
プロセス管理機能について詳しくはこちら。
まとめ
今回は特定の業種に特化したアプリをご紹介いたしました。専門的な用語等も少々ありましたが、アプリ構成はkintone内の各フィールドを組み合わせているだけなので、特別なことはありません。
kintoneでアプリを作るときは、「何のデータを収集したいのか」「どうすれば入力の手間をなくせるか」「情報の流れをできるだけシステム化するには」ということを念頭において構成を考えていくことが大切かな、と感じました。
それでは今回はこの辺りで(●´ω`●)ノ))))))
【更新しました】次回記事はこちら→【使ってみた】kintoneアプリストア⑩~機能特化アプリ2~
【追記】
「フォームクリエイター」は、2020年6月末日にサービスを終了させていただくため、新規お申込みは受け付けておりません。kintoneに接続するwebフォームであれば、後継版サービスの「フォームブリッジ」を是非ご検討ください! なおフォームブリッジでは、標準機能で”テーブル形式のフィールド”へも対応しています。フォームブリッジは、こちらから30日間の無償トライアルも可能ですよ~!
トヨクモ編集部
kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動