トッティです。
いま、在宅勤務の方もどんどん増えてクラウドサービスであるkintoneやkintone連携サービスを、より活用する流れになっているようです。我々へのお問い合わせも多くなっているところです。きっかけとなった流行病自体は早く収束してほしいですが、多くの方の役に立てているのであれば、それ自体は嬉しい限りです。
さて、今回はkViewerのバージョンアップを行い、新しいコースである「プロフェッショナルコース」を新設しました。このコースでは新機能「ダッシュボードビュー」が使用できるのですが、本日はその機能をご紹介したいと思います。
ダッシュボードとは
まず、一般にダッシュボードとは、複数の情報を一箇所に集め、表示するツールを指します。これによって何が実現できるかと言うと、確認したい複数の情報を素早く確認でき、次の行動を起こすために意思決定を早めることができるわけです。目的や見る人によって、載せる情報ももちろん変わってくるわけですが、例えば、
経営層向けダッシュボード:『商材ごとの売上推移』『昨年比の推移』『予算と比較した達成率の推移』等
営業部長向けダッシュボード:『営業マン一人ひとりの売上状況』『商談数』『ステータス別案件数』等
採用管理している人事部長:『応募状況』『媒体別応募件数』『選考状況』等
上記の様に、見る人や、判断したいことによって、様々なダッシュボードが考えられます。今までその人が見るべき情報が色んな場所に散らばっていたけど、ダッシュボードでひと目で確認できるようになる、という感じですね!
kintoneでダッシュボードを作成しようとすると
で、kintoneの標準機能でダッシュボードを作成しようとすると、kintoneのグラフがそこまで高機能なものを作成できない、という制約はつきますが、スペースのポータルに「アプリ貼り付け」で複数のグラフを貼り付けることでダッシュボートと同じことはできます。
外部への公開やkintone以外のポータルに貼り付けられるものは無い
当然ですが、kintone内で作成した表・グラフ群なので、kintoneをのアカウントを持っていない人への共有や、他のプラットフォーム上に貼り付けるなどはできません。kintoneを一部部署に限定して導入している場合など、指標を確認できるダッシュボードを全社に共有しようと思うと、たちまち立ち行かなくなるわけです。「kintoneにログインできるユーザーじゃないと、見れないですよ」と。
kViewerでダッシュボードが作成できるように
今回、kViewerをバージョンアップし、ダッシュボードを作成できるようにしました。これによって、目的別に複数のグラフを組み合わせたビューを作成できるようになりました。作成方法も簡単で、マウス操作でそれぞれのグラフの位置や大きさを決めるだけです。
kViewerで既に作成済のグラフ・表が設置できるだけでなく、ラベルも設置できるので、付加情報としての文字説明や画像を置くことも可能です。
※高度なグラフも近日公開
これまで、作成・公開できるグラフはkintoneで作成したグラフそのもの、だけでしたが、近く「高度なグラフ」を作成できるようになります。
上記画像のように、2軸でグラフを作成したり、グラフの色を細かく指定したり、kintoneではできなかった設定が可能となります。kintoneでは1軸のグラフしか作成できないので、画像のように「売上高」と「前年比」を同一グラフで表現しようと思うと、「1,000,000(100万円の売上)」と「0.8(80%達成)」といった対比となり、現実的に意味のあるグラフは描けなかったのです。こちらのバージョンアップに関しても、リリースのタイミングで改めて案内させていただきます。
そんなkViewerのプロフェッショナルコースの新機能ですが、本日よりトライアル環境でお試し可能となっております。是非、お試しくださいませ。
無料お試しはこちらから
それではまた。