krewDataとは?できること・特徴・料金を分かりやすく解説
kintoneの複数アプリに分散したデータをExcelで集計していると、データの転記や計算に手間がかかることがあります。「krewDataでどこまで自動化できるのか」「料金や実行方法はどうなっているのか」と気になっている方もいるでしょう。
krewDataは、複数アプリのデータを結合・集計・加工し、定期的な集計やレコード操作に応じた処理を自動化できるプラグインです。Excelへの転記や手作業による集計を減らし、データ活用を効率化できます。
本記事では、krewDataの5つの特徴や導入メリット、料金、導入前の確認事項を解説します。トヨクモのkintone連携サービスも紹介するので、自社に合うサービスを検討する際の参考にしてください。
目次
krewDataとは?

▲出典:krew|メシウス株式会社
krewDataとは、メシウス株式会社が提供する、kintoneに蓄積されたデータを集計・加工し、アプリ間で連携できるプラグインです。複数アプリを横断する集計業務の自動化に役立ちます。
まずは、krewDataの基本的な役割と、kintone標準機能やkrewシリーズとの違いを解説します。
kintoneのデータ活用を拡張するプラグイン
krewDataは、kintoneの複数アプリや外部ファイルのデータを取得し、集計・加工した結果を別のアプリなどへ出力することが可能です。データの抽出や結合、計算といった処理を画面上で設定できるため、複雑な集計業務にも対応しやすくなります。
たとえば、売上管理アプリと予算管理アプリのデータを組み合わせ、部門別の予算達成率を計算して集計用アプリに反映できます。従来Excelで行っていた集計をkintone上で実行できるため、データを別のファイルへ移して加工する手間を減らせます。
kintoneの機能を拡張する方法について詳しく知りたい方は、kintoneのプラグインに関する解説記事も参考にしてください。
【2026年最新】kintoneの無料プラグイン一覧|用途別のおすすめを紹介
kintone標準機能だけでは難しいアプリ間処理を補完する
kintoneには計算フィールドや集計グラフなどの標準機能があります。ただし、異なるアプリのデータを結合して計算し、結果を別のアプリへ自動反映する処理には制約があります。
krewDataを利用すると、こうした標準機能だけでは対応しにくいアプリ間のデータ処理を実現することが可能です。たとえば、案件管理アプリと作業実績アプリを案件番号で結合し、案件別の総工数を算出できます。
krewSheet・krewDashboardとの違い
krewData・krewSheet・krewDashboardは、それぞれ主な役割が異なるkintone向けプラグインです。
| 項目 | 特徴 |
| krewData | 複数アプリのデータを結合・集計・加工する |
| krewSheet | Excelのような表形式でレコードを表示・編集する |
| krewDashboard | グラフなどを使ってデータを可視化する |
複数アプリの集計を自動化したい場合はkrewData、日々の入力・編集作業を効率化したい場合はkrewSheetが適しています。数値をグラフで分析・共有したいなら、krewDashboardが向いています。
各製品は組み合わせて利用できますが、それぞれ別途契約が必要です。改善したい業務に合わせて必要な製品を選びましょう。
krewDataの特徴
krewDataには、複数アプリのデータ結合から外部ファイルとの連携、自動実行まで、集計業務を効率化する機能が備わっています。主な特徴は以下の5つです。
- 複数アプリのデータを自由に結合・集計・加工できる
- kintoneアプリと外部ファイルのデータを入出力できる
- ドラッグ&ドロップでデータ編集フローを作成できる
- 設定した日時に自動処理する「スケジュール実行」ができる
- レコード操作などを起点に「リアルタイム実行」ができる
複数アプリのデータを自由に結合・集計・加工できる
krewDataでは、異なるkintoneアプリに保存されたデータを、目的に合わせて結合・集計・加工できます。アプリ結合やグループ化、フィルターなどの機能を組み合わせることで、必要なレコードの抽出や計算が可能です。
たとえば、受注管理アプリと商品マスタを商品コードで結び付け、商品別・月別の売上金額を集計できます。集計結果は別のkintoneアプリへ出力できるため、日々のデータを管理するアプリと分析用のアプリを分ける運用にも対応しています。
kintoneのアプリ間でデータを連携する方法については、kintoneのデータ連携に関する解説記事も参考にしてください。
kintoneのデータ連携とは?プラグインやアプリ間/外部連携の方法を紹介
kintoneアプリと外部ファイルのデータを入出力できる
krewDataは、OneDrive・Box・Google Driveなどのクラウドストレージに保存されたExcel・CSVファイルを使ったデータ連携に対応しています。Google Driveとの連携では、Googleスプレッドシートも利用できます。また、kintoneのデータを加工して外部ファイルへ出力することも可能です。
たとえば、基幹システムから出力してクラウドストレージに保存した売上データを取り込み、kintoneで管理する顧客情報と組み合わせて集計できます。外部ファイルの入出力には、対応するクラウドストレージのアカウントや適切なアクセス権が必要です。
ただし、2026年9月末には、OneDrive・SharePointのフォルダ選択画面で「共有」配下に表示されるフォルダを利用したファイル入出力機能が廃止されました。
利用するサービスやファイル形式、保存先の条件は、krewData公式マニュアルや公式のお知らせで確認しましょう。
ドラッグ&ドロップでデータ編集フローを作成できる
krewDataでは、処理用のコマンドをドラッグ&ドロップで画面上に配置し、データ編集フローを作成できます。データ編集フローとは、データの取得から加工、出力までの処理手順をつなげた設定です
たとえば、受注データを商品別に集計する場合は、以下の流れでコマンドを配置します。
- 「入力アプリ」コマンドで受注管理アプリを読み込み、不要なレコードをフィルターで除外する
- 「フィールド選択」コマンドで、集計に使うフィールドを絞り込む
- 「グループ化」コマンドで、商品別に売上金額を合計する
- 「出力アプリ」コマンドで、集計結果を出力先のアプリへ反映する
各コマンドで対象フィールドや処理条件を設定できるため、基本的な集計フローの作成にプログラムの記述は必要ありません。画面上で処理の流れを確認しながら、集計条件を調整できます。 参考:データ編集フローの作成と管理|krewData
設定した日時に自動処理する「スケジュール実行」ができる
krewDataのスケジュール実行は、あらかじめ指定した日時にデータ編集フローを自動実行する機能です。毎日や毎月など、決まったタイミングで集計する業務に適しています。
たとえば、毎朝の売上集計や月次の予実管理など、定期的に発生するデータ処理を自動化できます。担当者が毎回集計操作を行う必要がなくなるため、集計忘れの防止につながります。
なお、必要に応じて手動での即時実行も可能です。ただし、製品版ではスケジュール実行の処理レコード数が最大20万件であるのに対し、手動による即時実行は最大5万件となっています。
業務に必要な更新頻度や処理時間を踏まえ、適切な実行日時を設定しましょう。
レコード操作などを起点に「リアルタイム実行」ができる
krewDataのリアルタイム実行は、kintoneのWebhook通知や任意実行API、krewSheetからの実行要求などをきっかけに、データ編集フローを起動できる機能です。
Webhookは、kintoneで指定した操作が発生した際に外部サービスへ通知する仕組みです。一方、任意実行APIは、外部プログラムなどから処理の実行を要求するために利用します。
たとえば、受注レコードの登録時にWebhook通知を送信すれば、関連データの集計処理を開始できます。ただし、任意実行APIの利用には、JavaScriptなどによるカスタマイズや外部アプリケーションの実装が必要になることがあるので注意しましょう。
なお、kintoneのWebhookによる実行では、Excel・CSVファイルの読み込みやREST APIによる一括操作など、通知対象外の操作があるため注意が必要です。
krewDataを導入するメリット
krewDataで集計処理を自動化すると、作業時間の削減や集計精度の安定化、データ活用の促進につながります。 導入によって期待できる主なメリットを5つ紹介します。
- Excelへの出力・転記・再集計の手間を減らせる
- 手作業によるミスを防ぎやすくなる
- 集計業務の属人化を防ぎやすい
- kintoneに蓄積したデータを活用しやすくなる
- krewシリーズなら、入力から集計・可視化まで一気通貫で効率化できる
1. Excelへの出力・転記・再集計の手間を減らせる
krewDataを導入すると、複数アプリのデータをExcelへ出力し、集計し直す手間を減らせます。
たとえば、月末に売上データと経費データをExcelへ出力し、部門別の収支を計算している場合、集計処理をデータ編集フローに置き換えられます。毎月同じ形式で作成する報告資料の元データも、設定した条件に従って更新可能です。
手作業による転記や集計表の作り直しに費やしていた時間を削減できるため、担当者は集計結果の確認や分析に集中しやすくなります。
2. 手作業によるミスを防ぎやすくなる
データ編集フローで集計を自動化すれば、転記漏れや計算式のコピー間違いなど、手作業に伴うミスを減らせます。あらかじめ設定した条件に沿って処理するため、担当者によって集計方法が変わることも防ぎやすくなります。
たとえば、毎月の売上集計で参照するデータ範囲や計算条件をフローに設定すれば、同じルールで集計を繰り返せます。
ただし、元データや設定条件に誤りがあれば、集計結果にも影響します。導入時のテストに加え、運用開始後も定期的に処理結果を確認しましょう。
3. 集計業務の属人化を防ぎやすい
krewDataは、特定の担当者しか理解していない集計手順を整理し、業務の属人化を防ぐためにも役立ちます。データの取得元や加工方法、出力先をフローとして設定できるため、処理の流れを確認しやすくなります。
たとえば、複雑なExcel関数を使った月次集計をフローに置き換えると、後任者も設定を確認しながら業務を引き継げます。加えて、計算条件や設定の変更履歴を別途記録しておけば、修正が必要になった際にも対応しやすくなります。
担当者の異動や退職に備え、誰が担当しても集計業務を継続できる運用体制を整えましょう。
4. kintoneに蓄積したデータを活用しやすくなる
krewDataを活用すると、kintoneに蓄積されたデータを、部門や業務を横断した分析に利用しやすくなります。個別アプリでは把握しにくい情報も、共通する項目で結合・集計することで、複数の業務に関する数値をまとめて確認できます。
たとえば、案件管理アプリの受注金額と工数管理アプリの作業時間を組み合わせれば、案件ごとの時間当たりの受注金額を算出することが可能です。さらに、担当者別や月別に集計すると、業務量の偏りや改善が必要な工程を検討する材料になります。
日々の記録を進捗管理や経営判断に役立つ情報へ整理できる点がメリットです。
5. krewシリーズなら、入力から集計・可視化まで一気通貫で効率化できる
krewシリーズを組み合わせると、日々のデータ入力から集計、分析結果の可視化まで、一連の業務をkintone上で効率化できます。
たとえば、営業担当者がkrewSheetで入力した案件情報をkrewDataで集計し、krewDashboardで部門別の達成状況をグラフ化することが可能です。入力・集計・可視化をそれぞれの製品で効率化できるため、業務の目的に応じた仕組みを構築しやすくなります。
ただし、利用料金は製品ごとに発生するため、改善したい業務の範囲を整理したうえで組み合わせましょう。
krewDataの導入がおすすめの企業
krewDataは、複数アプリの集計や定期的なデータ処理に負担を感じている企業に適しています。とくに、以下のいずれかに当てはまる企業は導入を検討してみましょう。
- 複数アプリをまたぐ集計が多い企業
- Excel・CSVを介した作業が多い企業
- 定期集計を自動化したい企業
複数アプリをまたぐ集計が多い企業
複数のkintoneアプリを横断して集計する業務が多い企業には、krewDataの導入がおすすめです。たとえば、営業部門では案件管理アプリと売上管理アプリ、管理部門では予算管理アプリと経費管理アプリを組み合わせた集計が考えられます。
こうした業務では、アプリごとに保存されたデータを確認し、必要な情報を取りまとめる作業が発生します。krewDataを利用すれば、共通の管理番号などを使ってデータを結合できるため、部門別・案件別の数値をまとめやすくなります。
とくに、複数部門の情報を定期的に取りまとめる管理部門に適した製品です。
Excel・CSVを介した作業が多い企業
kintoneとExcel・CSVの間でデータの出力や取り込みを繰り返している企業も、krewDataが適しています。
たとえば、基幹システムから定期的に出力されるCSVファイルを使って、売上実績や在庫情報を更新している企業です。対応するクラウドストレージにファイルを保存する運用であれば、krewDataによるファイルの取得と集計処理を組み合わせられます。
ただし、既存システムからのファイル出力や保存まで自動化できるかは、連携元の仕組みによって異なります。現在のファイル管理方法や更新頻度を確認し、自動化できる範囲を整理したうえで導入を検討しましょう。
定期集計を自動化したい企業
毎日・毎週・毎月など、決まったタイミングで同じ集計作業を行う企業には、krewDataのスケジュール実行が役立ちます。毎朝の受注実績集計や週次の作業工数集計、月次の部門別予算管理などが該当します。
手動で集計している場合、担当者が集計を開始するまでデータが更新されず、報告資料の準備が遅れることもあるでしょう。指定した日時に処理を開始できるようにすれば、担当者の操作を待たずに集計結果を更新できます。
定期報告に必要なデータを決まったタイミングで準備できるのもメリットです。
krewDataの料金
krewDataには「スケジュール実行プラン」と「リアルタイム実行プラン」があります。スケジュール実行プランはスケジュール数、リアルタイム実行プランは実行フロー数に応じて料金が決まります。
スケジュール数・実行フロー数がそれぞれ3個までの場合の料金は、以下のとおりです。
- スケジュール実行プラン:月額13,200円、年額132,000円
- リアルタイム実行プラン:月額19,800円、年額198,000円
※価格は税込 ライセンスはkintoneのドメイン単位で契約します。また、krewDataの利用にはkintoneスタンダードコース以上の契約が必要です。
※料金は2026年10月10日に公式ページで確認した税込価格です。スケジュール数・実行フロー数が4個以上の場合の料金や最新価格については、krewData公式料金ページをご確認ください。
krewDataを導入する前に確認しておきたいポイント
krewDataを業務で活用するには、必要な実行プランやデータ量、運用体制などを事前に確認する必要があります。導入前に押さえておきたい4つのポイントを解説します。
- ノーコードでもデータ設計は必要になる
- 必要な実行方法によって契約プランが異なる
- 処理フローの数やデータ量を事前に確認する
- 集計だけでなく業務全体の課題を整理する
ノーコードでもデータ設計は必要になる
kintoneで複数アプリのデータを集計する際は、利用するツールにかかわらず、データ設計が重要です。集計対象や計算条件を事前に整理することで、業務に合った集計の仕組みを構築しやすくなります。
とくに、アプリ間で共通する管理番号や、集計に使用する日付・金額の項目を整理しておきましょう。
たとえば、顧客名でデータを結合すると、会社名の略称や表記の違いによって集計漏れが発生する可能性があります。顧客コードなど、データを識別できる項目を利用すると、こうした問題を防ぎやすくなります。
また、集計対象の期間や金額の定義がアプリごとに異なる場合は、事前にルールを統一しておきましょう。
必要な実行方法によって契約プランが異なる
krewDataを導入する際は、集計を実行するタイミングに合わせて契約プランを選ぶ必要があります。定期的な集計にはスケジュール実行プラン、レコード操作などに連動する処理にはリアルタイム実行プランが対応しています。
| 比較項目 | スケジュール実行プラン | リアルタイム実行プラン |
| 実行タイミング | あらかじめ設定した日時 | レコード操作やAPI呼び出しなどに応じたタイミング |
| 実行方法 | スケジュール設定による自動実行 | Webhook・API・krewSheet連携 |
| 主な用途 | 定期的なデータ集計・加工 | アプリ操作に連動したデータ集計・加工 |
| 活用例 | 月次売上集計、予実管理、請求データ作成 | 在庫情報の更新、受注データの反映、マスタ情報の更新 |
| 1回のフロー実行で処理できるレコード数 | 最大20万件(スケジュール実行時) | 最大1万件(リアルタイム実行時) |
両方の実行方法を利用する場合は、それぞれのプランの契約が必要です。また、リアルタイム実行ではWebhookなどの設定を伴うため、処理を開始する条件や実行方法も確認しておきましょう。
業務に必要な更新タイミングを整理したうえで、契約内容を検討することが重要です。
処理フローの数やデータ量を事前に確認する
krewDataの導入前には、必要なスケジュール数・実行フロー数や、処理対象のレコード数を確認しましょう。設定できるスケジュール数や実行フロー数は契約内容によって異なり、実行方法ごとに処理レコード数の上限も設定されています。
具体的には、製品版のスケジュール実行では、1回のフロー実行で処理できるレコード数は最大20万件です。一方、リアルタイム実行では最大1万件となります。スケジュール実行プランで手動による即時実行を行う場合は、最大5万件です。
なお、複数の入力コマンドを配置している場合は、各コマンドが読み込むレコード数の合計が処理件数として扱われます。
無料お試し版では、スケジュール実行の処理レコード数が最大5万件に制限されます。リアルタイム実行は、製品版と同じ最大1万件です。トライアル期間中は、制限の範囲内で実際の運用に近い条件を想定し、以下の項目を検証しておきましょう。
- 必要なスケジュール数・実行フロー数と対象レコード数
- データの結合条件と、更新対象のレコードを特定するキー項目
- テーブルやアクセス権の扱い
- 複数の実行要求が発生した場合の動作と処理時間
- エラー発生時のログや通知方法
とくに、出力アプリコマンドの「再生成」を選択すると、出力先アプリに存在するすべてのレコードを削除してから、処理結果が出力されます。また、krewDataには出力先アプリのデータを処理前の状態へ復元する機能がないため、意図しないデータ消失に備えて、重要なデータは事前にバックアップを取得しましょう。
最新の上限や実行時の制限は、公式マニュアルの「上限設定」で確認してください。
集計だけでなく業務全体の課題を整理する
kintoneの業務改善では、データの集計だけでなく、入力から共有・活用までの流れを整理することが重要です。集計業務の効率化に加えて、元データの入力や関係者への情報共有も見直すことで、業務全体の改善効果をさらに高められます。
たとえば、顧客から受け付けた情報をkintoneへ登録し、必要な項目を集計して、担当者や取引先に共有する業務が考えられます。この場合は、各工程で発生している手作業を整理し、効率化できる部分を検討することが重要です。
入力から集計、共有・活用までの一連の流れを見据え、業務に合わせて必要な仕組みを組み合わせることで、さらなる効率化につなげられます。
業務を効率化するなら、「トヨクモのkintone連携サービス」もおすすめ
kintoneでの集計業務に加えて、集計前のデータ入力や集計後の社内外への情報共有まで効率化したい場合は、トヨクモのkintone連携サービスを業務に合わせて組み合わせるのも良いです。
トヨクモでは、データの集計・加工に対応するDataCollectをはじめ、入力・公開・帳票作成など、さまざまな業務に活用できるサービスを提供しています。業務の目的に合わせて活用できるサービスを紹介します。
- DataCollect|複数アプリのデータを集計・加工する
- FormBridge|kintoneへ外部からデータを入力する
- kViewer|kintoneのデータを社内外へ公開する
- PrintCreator|kintoneのデータから帳票を作成する
- kMailer|kintoneのデータを使ってメールを送信する
- kBackup|kintoneのデータをバックアップする
- トヨクモ AIカメラ|現場の変化を検知しkintoneに通知
DataCollect|複数アプリのデータを集計・加工する
DataCollectは、複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計・加工できるサービスです。Excelで使われるSUM関数やIF関数などを利用し、異なるアプリの情報を組み合わせて計算できます。
たとえば、案件管理アプリに登録された予算額と売上管理アプリの実績を組み合わせ、案件別の予算達成率を算出する運用に活用可能です。集計結果をkintoneへ反映する仕組みも構築できるため、データを別のファイルに転記する手間を減らせます。
krewDataとDataCollectは、どちらもkintoneの複数アプリのデータを集計・加工できるサービスですが、設定の考え方が異なります。krewDataは「データの読み込み→結合→計算→出力」のようにコマンドをつないだフローで処理の流れを組み立て、計算式はその工程の一つとして設定します。
一方DataCollectは、集計結果を入れたいフィールドごとに、Excelの関数のような式を直接設定して計算します。
詳しい機能や活用方法については、DataCollect公式サイトをご確認ください。
DataCollect(データコレクト)の公式サイトはこちら
FormBridge|kintoneへ外部からデータを入力する
FormBridgeは、kintoneのアカウントを持たない人でも、Webフォームからkintoneへ情報を登録できるサービスです。問い合わせフォームや申込フォーム、アンケートなどを作成し、入力された内容をkintoneアプリへ保存できます。
たとえば、取引先からの注文やイベントへの参加申し込みをWebフォームで受け付け、そのままkintoneで管理できます。メールや紙で届いた情報を担当者が転記する作業を減らせるため、データ収集の効率化に役立ちます。
社外からの情報入力を仕組み化したい企業に適しています。
FormBridge(フォームブリッジ)の公式サイトはこちら
kViewer|kintoneのデータを社内外へ公開する

kViewerは、kintoneに登録された情報をWebページとして公開できるサービスです。公開対象として設定した情報を、kintoneのアカウントを持たない社内外の関係者にも共有できます。
たとえば、予約状況や商品情報、問い合わせの対応状況などをWebページに表示し、関係者が確認できる仕組みを構築できます。プレミアムコース以上では、パスワードやIPアドレスで閲覧範囲を制限することも可能です。
集計結果を関係者に共有する際にも活用でき、個別の問い合わせや資料送付にかかる負担を減らせます。
PrintCreator|kintoneのデータから帳票を作成する
PrintCreatorは、kintoneに登録されたデータを利用して、請求書や見積書などの帳票を作成できるサービスです。帳票とは、業務で使用する一定の書式に沿った書類を指します。既存の帳票デザインに合わせて項目を配置し、kintoneに保存された顧客名や金額などを反映することが可能です。
たとえば、案件管理アプリの情報から見積書を作成したり、請求管理アプリのデータを使って請求書を出力したりできます。書類を作るたびに同じ情報を入力する必要がなくなるため、帳票作成の効率化につながります。
PrintCreator(プリントクリエイター)の公式サイトはこちら
kMailer|kintoneのデータを使ってメールを送信する

kMailerは、kintoneに登録されたメールアドレスや各種データを利用して、メールを送信できるサービスです。顧客名や案件情報などをメール本文に差し込み、登録データに基づいた案内を送れます。
たとえば、申込者への受付完了通知や、顧客への手続き案内、請求に関する連絡などに活用できます。送信方法には手動送信のほか、レコード操作に連動した自動送信(プレミアムコース以上)や、シナリオメール(プレミアムコース以上)による段階的な配信機能を用意しており、業務に合わせた設定が可能です。
宛先や本文を毎回入力する負担を減らせるため、kintoneで管理する情報を使った連絡業務の効率化に役立ちます。
kBackup|kintoneのデータをバックアップする
kBackupは、kintoneに保存されたデータをバックアップし、誤操作などによるデータ消失に備えるためのサービスです。バックアップとは、元のデータとは別に情報を保存し、必要に応じて復旧できるようにする仕組みです。
たとえば、担当者が誤ってレコードを削除した場合に、保存していたデータを利用して復旧できます。顧客情報や案件情報など、重要な業務データをkintoneで管理している企業では、データ保全の体制づくりが欠かせません。
kintoneで重要なデータを管理する際は、誤操作などに備えてバックアップの仕組みを整えておくことが大切です。
トヨクモ AIカメラ|現場の異常をAIが検知して知らせる
トヨクモ AIカメラは、カメラの画像をAIが解析し、人の侵入や倒れ込み、ヘルメットの未着用などを検知して通知するサービスです。通知はkintoneに自動で届くので、対応の履歴を残して対応漏れを防ぐことにも役立ちます。
たとえば、夜間に立入禁止エリアへ人が入ったときや、駐車場が満車になったときに、担当者へ画像付きで通知できます。設定した間隔で現場を撮影する「定期撮影」もあり、現場に行かなくても状況を確認できます。
巡回や目視確認の手間を減らせるので、工場や倉庫、建設現場など、常に人が見守れない現場の管理に適しています。
トヨクモのkintone連携サービス活用事例3選
トヨクモのkintone連携サービスは、集計やデータ共有、予約受付など、幅広い業務で活用されています。ここでは、DataCollectなどを導入して業務改善に取り組んだ企業の事例を3つ紹介します。
- 集計作業をワンクリックにして業務効率UP|東明工業株式会社
- 正確な在庫管理を実現し、リアルタイムで予算達成状況を把握|株式会社ミエデン
- 入力・集計・公開を組み合わせて予約業務を効率化|株式会社星野リゾート
集計作業をワンクリックにして業務効率UP|東明工業株式会社
東明工業株式会社は、DataCollectを導入し、改善提案の集計作業を効率化しました。
以前は大量の人事データをExcelで管理しており、ファイルを開いたり更新したりするのに時間がかかっていたようです。また、複数アプリをまたぐ改善提案の集計にもExcelを使用していたため、作業負担が課題でした。
そこで、月次の年齢計算や改善提案の集計にDataCollectを活用しました。その結果、3ヶ月に一度実施する改善提案の集計作業は、従来3時間から半日かかっていましたが、ボタン一つで完了できるようになっています。
また、FormBridgeとkViewerによる会議室予約の管理、kBackupによるデータ復旧にも取り組み、複数の業務を改善しています。
東明工業株式会社の導入事例|トヨクモのkintone連携サービス
正確な在庫管理を実現し、リアルタイムで予算達成状況を把握|株式会社ミエデン
株式会社ミエデンは、kintoneにトヨクモのkintone連携サービスを組み合わせ、在庫管理や予実管理などの業務を改善しています。
以前は紙やメールを中心とした運用が多く、情報共有が課題だったようです。そこで、DataCollectで複数アプリの数値を集計し、在庫管理を電子化しました。また、kViewerを使って予算と実績の情報をポータル画面に表示しています。
これにより、正確な在庫管理と予算達成状況のリアルタイムな把握を実現しました。さらに、PrintCreatorやkMailerを活用し、帳票出力や請求書送付の効率化にもつなげています。
株式会社ミエデンの導入事例|トヨクモのkintone連携サービス
入力・集計・公開を組み合わせて予約業務を効率化|株式会社星野リゾート
株式会社星野リゾートは、FormBridge・DataCollect・kViewerを組み合わせ、ウェディングドレスの試着予約システムを構築しています。Webフォームから予約を受け付け、DataCollectで予約枠の残数を管理し、kViewerで予約可能な日時を公開する仕組みです。
店舗スタッフがkintoneに予約枠を登録すると、公開画面にも反映されます。顧客が空き状況を確認できるため、予約受付の負担を軽減できます。
システムの選定から構築、運用開始までを約1ヶ月で実現しました。導入担当者は、店舗スタッフの負担軽減と予約獲得率の向上につながったと評価しています。
株式会社星野リゾートの導入事例|トヨクモのkintone連携サービス
まとめ|krewDataを選ぶときは集計の前後まで含めて検討しよう
krewDataは、kintoneの複数アプリに保存されたデータを結合・集計・加工できるプラグインです。スケジュール実行やリアルタイム実行に対応しており、手作業による集計の負担を軽減できます。
導入する際は、必要な実行方法やスケジュール数・実行フロー数、データ量などを確認し、自社の業務に適したプランを選ぶことが重要です。
複数アプリの集計業務を効率化したい場合は、krewDataが選択肢になります。また、集計前のデータ入力から、集計後に社内外へ情報を共有する工程まで含めて業務を改善したい場合は、トヨクモのkintone連携サービスを組み合わせるのも一つの方法です。
krewDataとトヨクモのkintone連携サービスには、いずれも30日間の無料お試しがあります。集計業務の効率化や入力・共有を含む業務改善など、自社の目的に合わせて各サービスの機能や操作性を確認し、導入を検討しましょう。

集計から、業務システムまで。
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かんたんに作れる




