【2月】ユーザー会レポート 雲の上Talking ~kViewerNight~

kViewerNightとは

2月は、「kViewer」をテーマとしたユーザー会を開催しました。

普段は会えない他社のkViewer担当者との交流の中で、なかなか言えない悩みや
困りごとを解決したり、今まで気づかなかった使い方を知ったりする機会になればという思いで企画をしておりました。

ユーザー会の概要としましては、
トヨクモ製品を実際の業務でご利用いただいているユーザーの皆さまと、
トヨクモ製品、普段こうやって使っているよ!とか、この機能が大好き!などなど
たくさん共有しようという会でございます。

1月には、フォームブリッジをテーマとしてユーザー会を開催しました。
開催レポートはこちらの記事をご覧ください。

その名も、「雲の上Talking ~kViewerNight~

タイムテーブルはこちら↓↓

2月のバージョンアップ情報

1.【「管理メモ」機能が追加されました!】
設定の意図や工夫ポイントを誰が見てもわかるようにメモしておくのにぜひご活用ください。

2.【仕様について】

3.【告知・仮想待合室機能について】

3月中に、仮想待合室機能がリリースされる予定です。
瞬間の同時アクセス数をカウントし、上限を超えていれば仮想待合室へ案内される仕組みになります。
詳しくはこちらのページをご参照ください。

事例発表:上村さん/神奈川県庁

「神奈川県の新型コロナウイルス対策でのkViewer活用事例」

2021年4月に初めてkintoneとトヨクモ製品に出会い、5月には開発に携わっていたという上村さん。
神奈川県庁様ではトヨクモ製品をコロナ対策にかなりお役立ていただいたようで、たくさんの事例をお話しいただきました。

上村さん
神奈川県では、「LINEコロナお知らせシステム」でkViewer、フォームブリッジ、プリントクリエイター、kMailerを活用しました。
その中でも特にMyページビューが大活躍したので今日はその裏側をお話ししたいと思います。

 

システムの概要としては、まず事業者は「LINEコロナお知らせシステム」に登録後、Myページビューを確認することができるようになります。
その後ビュー内に記載のある「感染対策に関するチェックリスト」を確認しつつ事業活動を行い、
こちらのチェックリストを取り組んでいることの証明書としてビューをそのままプリントクリエイターでPDF出力できるようにしたそうです。
また、登録内容の編集もできるよう、フォームブリッジも連携して運用することもポイントとして教えてくださいました。
この仕組みを使ってもらうことで、事業者さんがさらなる対策を行って、事業活動を自走できるようになったとのことでした。

もっと詳しく知りたい方は以下の事例でも紹介させていただいておりますのでご覧くださいませ。
https://www.kintoneapp.com/case/pref.kanagawa

 

上村さん
さらに、高齢者施設で発生したクラスター対策にも役立てました。
高齢者施設でコロナ陽性者が発生した場合に県へ報告するフォームを作成し、回答してもらうと県の手厚いサポートを得られる仕組みにしたことで、かなり多くの施設様にご利用いただきました

 

この仕組みでは、よりビューとkintoneの安全性を高めるために、kintoneとビューの間にもう1つマスタとなるビューを挟み、変更事項などがあればその都度2つのビューを編集するルールで運用しているそうです。

 

上村さん
余談ですが、神奈川県の「ちがさき」という地名の漢字、書けますか?茅ヶ崎市役所、茅ケ崎駅といった感じで同じ地域なのに「ケ」の大きさが違うんですよね。
そこで、こういった表記揺れをなくすためにkViewerルックアップを使って手入力させないようにしました。

 

地名の他にも、施設名なども表記ミスがないようにkViewerルックアップを利用しているとのことです。

 

上村さん
あとは、シンプルに色々作成しました。駅名で検索できる休日の発熱外来検索サイトや、データを公開するだけのサイトなどもkViewerです。
最後に主演でも助演でも力を発揮する、「すごいぞkViewer!」な部分をお伝えします。
・Myページを更新してもらえればkintoneアカウントなくてもデータ更新できる
・簡単な検索ページ、や中身を表示させたいだけのページであれば簡単に作れる
・kViewerルックアップを使えば、フォームでの入力時に表記揺れや入力間違えが防げる

 

 

 

事例発表:高橋さん/エン・ジャパン株式会社

「#kViewerはやればできる子!」

エン・ジャパン株式会社様はkintone、トヨクモ製品をかなり長くご利用いただいている企業の内の1社です。
kintoneは最初はスモールスタートで、社内でも数名のメンバーのみにライセンスを配布していたそうです。その中でライセンスを持っていない社員の業務をカバーするためにフォームブリッジ・kViewerなどを使い始めたという経緯がありました。

 

高橋さん
そのうちkintoneの有用性が認められ、これまで持っていなかった部門の社員にも1人1ライセンスが配られるようになりました。それでもトヨクモ製品を使い続けるのか、というところなのですが……もちろん使いますよね!
kViewerだけでいっても、社内Tipsとして営業のノウハウをまとめたページや、オンライン名刺になる自己紹介ページ、社長のブログ、システム関連のリンク集など幅広く利用しています。
その中でも、営業育成サイト「essENce(エッセンス)」というビューの作成の裏側について今日はお伝えします。

 

「essENce(エッセンス)」とは研修資料をまとめたページで、何か困った時にそのビューを確認すれば解決するという辞書のようなページだそうです。
このビューを作ったきっかけは、現場の方から「研修資料が散らばって探しにくい」という声が上がったことでした。

 

高橋さん
ただ、すぐにビューを作るのではなく、理想の状態や誰がメインで使うのか、どうやって使うのかといった部分をしっかり考えることから始めました。
その結果、システムなどが苦手な社員でも気軽に見れるようなポップなデザイン、一目でわかりやすい仕組みにすることを決めました。

 

ビューの種類は「カードビュー」にし、カード部分に設定する添付ファイルはタイトルを大きく表示しつつもカラフルにすることで一目でわかりやすいデザインにしたそうです。
また、レコードの検索機能も追加して目的の資料にすぐに辿り着けるようにしているのもポイントです。

 

高橋さん
デザインの部分ではユーザーファーストを意識しつつ、それぞれのレコード詳細ビューにはアナリティクスを入れてPV数を検知して、日々精査しながらビューへの表示/非表示を制御しています。
あとkViewerのいいところは、添付ファイルフィールドに画像を入れるとそのまま縦に表示してくれるところですね。手順などがわかりやすいのでいい機能だと思います。

 

「essENce(エッセンス)」以外にも「社長ブログ」では、毎日社長がブログをkintoneにレコードを作成するとkMailerで自動メール送信を行い、そのメール本文にはブログが読めるビューのURLが貼り付けてあるそうです。

 

高橋さん
kViewerは、創意工夫ができるのがいいですよね。

 

 

LTコーナー

LTとは

LTとは、ライトニングトーク(Lightning Talks)の略です。
Lightning=雷 のように素早い情報交換のための時間でございます。

雲の上Talkingでは、「LTで話したい!」と事前アンケートで回答いただいた方に
1人5分を目安に「わたしとkViewer」をテーマにお話をしていただきました。

LT発表していただいたみなさま、改めてこの度は素敵な発表をありがとうございました!

川岸さん/株式会社ジョイゾー

「ジョイゾーとkViewerの出会いについて」

 

川岸さん
私は入社3年目になりますが、新卒当初より当たり前のようにkintoneとトヨクモ製品はありました。

 

ジョイゾーはトヨクモ製品をいつから導入したかについて、社長の四宮さんに伺ったところ、
「リリースしたらすぐに導入しているから、2014年から使っているよ!!!」とご回答いただいたとか。

 

川岸さん
社内で利用しているkViewerの環境は150以上のビューを設定しています。その中から今回は、ジョイゾーが販売しているプラグインに関するアップデート情報の告知ページで使用しているkViewerの事例についてお話しします。

 

kViewer運用前は、kintoneアプリでアップデート情報を管理した上で、Web上の告知ページに手作業で転記を行っていたそうです。
二重管理も大変ですし、転記作業でミスが発生する可能性が高い状況をなんとかしたいと思い、kViewerを使い始めたところ、転記ミスはゼロになり、kintoneの管理のみで完結するので作業時間が半分に短縮したとのことでした。

川岸さん
その他にも、セミナー資料の公開ページや月に一度行われるジョイゾーのユーザー会、”スナックジョイゾー”での事前アンケートを表示させる大事な役割として大活躍しています!

 

 

 

 

 本多さん/社会保険労務士法人 本多社労士事務所

「kViewerと私たち」

本多さん
プリントクリエイター、フォームブリッジ、kViewer、kMailerを使って3年目になりました!社労士事務所の業務内容としては、給与計算や社会保険の手続きを行ったり、就業規則を作ったりと多岐に渡ります。
業務上、1社と関わろうとすると、経営者や人事担当者、時には従業員とたくさんの人と関わることになるんですよね。

 

関係者が増えることで、それに比例して問い合わせが多くなってしまうことが課題でした。
また、様々なお客様の要望(書類をメールで送るのか、LINEで送るのか、など)に合わせるのも大変だったとのことです。

 

本多さん
決して社員数が多くはなく、やらなければならないことがたくさんある中で問い合わせに追われるのはかなり大変!と思い、Toyokumo kintoneApp認証を使った顧客専用ビューを作ってお客様とのやり取りを減らしました。

 

顧客専用ビューはダッシュボードビューで作成し、お問い合わせフォームのURLや、お客様にとって必要なデータを全てそこで見せられるようにしているとのこと。

 

本多さん
この仕組みを運用してから、「あの書類もう1度送ってください」という名もなき業務を撲滅することに成功し、現在は本業に注力できるようになりました。

 

 

 

廣澤さん/プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社

「kViewerで全社員に寄り添おう」
廣澤さん
kintoneとの出会いは前職でしたが、トヨクモ製品とkintoneでもっとやれることがある!と思いながら、今の会社に入社したとき、「健康診断の日程変更をシステム化したい」という悩みを耳にしたのです。

 

現職では、社員数も多く、雇用体系が様々で、会社メールアドレスのない人もいらっしゃるとのこと。
そんな状況でも、理想のシステムが「kintoneとトヨクモ製品でなら作れるのでは!」と早速フローを組んでみたそうです。

まずはプリントクリエイターで出力したMyページビューのQRコードを全社員に配布、社員にはそのQRコードをスマートフォンで読み取ってもらってMyページビューで状況確認。
Myページビューに連携させたフォームブリッジで日程を予約。
各日程の予約の空き状況はDataCollectを使ってリアルタイムにわかるようにする仕組みで、どんな立場の方でも簡単に健康診断の日程調整ができるようになったそうです。

廣澤さん
これでもう当初の目的は達成できたので、現在は様々な場面で使い込んでいます。

 

 福利厚生の申請ワークフローや、オフィスリフォーム時の家具メーカーへの現状の共有ビューなど、細かい場面でささっと作れるシステムがとても役に立っているそうです。
廣澤さん
特にkViewerは、kintoneにレコードを追加すればリアルタイムでビューにも追加されるのがいいなと思っています。
大きな会社なのでシステム自体はたくさんはあるのですが、それらがカバーできない細かい部分をトヨクモ製品で少し楽にすれば、みんなが楽しく仕事ができるようになるんですよね。

 

 

 

林田さん/株式会社東京文久堂

 

林田さん
現状、弊社ではフォームブリッジ2環境、kViewer、kMailer、プリントクリエイター、kBackupを1環境ずつ利用中です。メインの業務として、デジタル印刷やWeb広告代行などを行っている会社に勤めています。
業務としては顧客だけでなく、顧客の顧客や発送会社など社外の方との連携をしながら進めるため、kintoneのライセンスを配ることも難しいので、トヨクモ製品を使ったフローがすごく役立っています。

 

これまでの業務手順であれば、印刷物の校正のやり取りは顧客と直接メールまたは校正紙でのやり取りと顧客ごとにバラバラになっていたり、回収したアンケートの結果はExcelファイルで共有したりと様々なツールを使っていたことで、業務の流れがわかりにくくなっていたそうです。

 

林田さん
この問題を解決してフローを整理するために、kViewerとフォームブリッジを利用しました。
まずは顧客の顧客がマスタとなるビューを閲覧、ビュー内に添付したフォームからデータ入力を行うところから始まります。

 

 そのあとは社外の発送会社や顧客にもその情報を共有しつつ、出荷の指示出しや発送管理などをkintoneで一元管理させることに成功させました。
林田さん
今後も、トヨクモ製品をもっと幅広い業務で活用していきたいと思っています。

 

 

 

 

他のユーザーに聞いてみたいことコーナー

普段は社内でkViewerの相談ができない、、という方もいらっしゃると思います。
しかしユーザー会は同じような悩みを抱えるユーザーばかりですので、一気にお悩みを解消しようという時間でございます。
各テーブルで活発に意見交換がされていて、いい雰囲気になっていると感じられました。

Q.kViewerのデザインテンプレート使ってますか?
A.使ったことないです!知らなかった!
こちらから確認できます
■ビューのデザインを簡単に設定できるテンプレートはありますか。
https://kintoneapp.zendesk.com/hc/ja/articles/900001062903

Q.Toyokumo kintoneApp認証をどの程度活用していますか?
A.まだちゃんと使えていないです
A.便利そうなのでこれから使ってみたいと思っています!

Q.「あるある話」何かありますか?
A.どうしても属人化してしまいますよね
A.自分で作ったのに、なんで当時の自分はこう設定したんだろう?みたいなことがよくあります

 

あっという間に終わりのお時間に…

今回はkViewerに特化した会となりましたが、いかがでしたでしょうか。
社内のメンバーには相談しづらくて1人で悩んでいたような内容も、仲間を見つけることで前向きに解決できそうだな、と思っていただけましたら幸いです。

また、X(旧Twitter)では「#kViewerNight」で参加いただいた皆様の感想や会場の雰囲気を覗くこともできますので、ぜひチェックしてみてください。

 

 

 

 

kViewerとは

kViewerとは、kintoneのデータを外部に公開するためのビューを作成できるツールです。
プログラミングの知識がなくても、用途に合った形のビューを簡単に作れます。
kintoneに入力されたレコードの内容がリアルタイムでビュー上に反映されます。
また、ビューの公開期間が設定できたり、アクセス制限ができたりするので、セキュリティ面でも安心です。
ビューへアクセスすることで、kintoneライセンスを持たない人でもkintoneのデータを閲覧できるようになります。
30日間の無料お試しは何度でもご利用可能ですので、ぜひお試しくださいませ。
https://kv.kintoneapp.com/


⭐️トヨクモ kintone連携サービスのおすすめポイント⭐️
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