新年明けましておめでとうございます。やなせです!
今年の目標・抱負なのですが…ペット飼いたいなと思います♪
今回は、徐々に認知度を高めている「kMailer」に関する記事となります。
まずkMailer、kintoneのレコード情報を引用してメールテンプレートを作成する事ができるのですが、
メールテンプレートを利用する上でたまにこんな落とし穴があります。
※本ブログの記述内容に関してはサポート対象外とさせていただいております。ご理解のうえ、お試しください。
1.サニタイズのスキップ {{{フィールド}}}
こんな風に、HTMLタグを利用してkMailerでは宛先管理アプリにあるフィールドを本文に引用する事ができます。
ただ、例えばkintoneアプリに登録されている値で「&」,「 <」,「 > 」などが含まれていた場合、
HTMLタグなどの特殊文字として認識され、
「&」,「 <」, 「> 」に変換されてしまうという事象が発生します。
「トヨ&クモ株式会社」が正式なのに、「トヨ&クモ株式会社」になってしまいます^^;
これを回避するため、特殊タグを使います!
「&」,「<」,「>」などが含まれる可能性のあるフィールドのタグを二重括弧ではなく三重括弧とするだけで
変換を防げます!
{{お客様名}}→{{{お客様名}}} とするだけ!!
2.数値の , (カンマ)区切り {{#&digsep}}{{数値フィールド}}{{/&digsep}}
kintoneアプリの数値フィールドは、桁区切りにしているけど、
kMailerで送信すると、, (カンマ)が表示されないよ…という問題があります。
この状態で、メール送信すると…
,(カンマ)がない状態で送られてしまいます^^;
ここで特殊タグの登場ー!{{#&digsep}}{{数値フィールド}}{{/&digsep}}を入れます。
すると、, (カンマ)が入りました♪ 一手間加えればできましたね!
3.末尾の5文字を削除 {{#&bs5}}{{フィールド}}{{/&bs5}}
例えば販売店経由のお客様に出す型番とメーカー直接購入のお客様に出す型番を分けて管理されている場合
FB0000MXという型番 この「X」は「X株式会社」経由のお客様に出す型番とします。
この「X」部分1文字を削除してメールで型番を案内したいですよね。
これをメールでは表示させたくない場合、この特殊タグを使ってくださいー!
{{#&bs●}}{{フィールド}}{{/&bs●}}を入れます。(●は文字数です。※1〜6文字までは対応しています。)
4.URLエンコード {{#&urlenc}}{{フィールド}}{{/&urlenc}}
まず、URLエンコードですがURLで本当は使っちゃいけない日本語などの文字を使ったときに、その文字を別の表現に置き換えることです。
日本語を含むURLですが、メーラーによっては途中でリンクが切れてしまう場合があり、URLにアクセスできない!という事もあります。
これを回避する為のタグが、{{#&urlenc}}{{フィールド}}{{/&urlenc}}です。
受信したメールのURLをクリックしてみると…!!!
こんな感じで、日本語を含んだURLをエンコード化することができます!
5.宛先管理アプリのレコード詳細ページのURL {{$url}}
ここから少し難しい内容となりますが、お付き合いください!
例えば、社員のマスタ情報を1社員1レコードずつ管理しているアプリをご想像いただければと思います。
住所変更や通勤経路変更がないかなどを年に1回確認する為に、
レコード詳細ページのURLを各社員に送ってレコードを編集してもらおうみたいな時に
メール内にレコード詳細ページのURLを挿入することができるタグをご紹介します!
{{$url}}
を挿入することで、宛先管理アプリのそのレコードURLが送られてきますー!
これで自身の情報を簡単に変更することができちゃいます♪
6.自動送信における条件指定アプリのレコード詳細ページのURL {{webhook/$url}}
「パートナー様情報管理アプリ」と「サービス資料管理アプリ」とかでイメージしていただければと思います。
サービス資料が更新されたら、パートナー様に『最新版の資料です』というメールを自動で送ります!
これ少し難しいのですが、宛先管理アプリが「パートナー様情報管理アプリ」
自動送信の条件を指定するアプリが「サービス資料管理アプリ」です。
上図のようにサービス資料管理アプリの資料が更新されたら、パートナーX社様に自動でメールを送るというイメージです。
パートナー様とのやりとりはkintoneのゲストスペースをお使いの方も多いのではないでしょうか?
ゲストスペース内にあるサービス資料管理アプリのこのレコードの資料を確認してください!という感じで
そのレコードのURLをメール内に挿入することができます!
その時に使うのがこのコードです!!!
{{webhook/$url}}
メールテンプレート内にこのタグを挿入することで、サービス資料のレコードを案内することができます!
以上です!特殊タグを使うことでより便利でより簡単にメール送信できることがお分かりいただけたのではないでしょうか(^ ^)
ご活用いただけますと幸いです★