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kintoneとSalesforceを5つの項目で徹底的に比較

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「ツールの導入を検討しているけど、kintoneとSalesforceのどちらがいいんだろう」と、悩んでいる担当者は多いのではないでしょうか。kintoneとSalesforceでどのように比較したらいいのかわからない人もいると思います。

【kintoneとSalesforceの比較表】

ツール名 kintone Salesforce
製品の特徴 案件管理や業務フローなど、社内業務の効率化ために活用する 顧客管理や営業活動の効率化など、CRMの基盤として活用する
機能
  • ・データベース機能
  • ・コミュニケーション機能
  • ・プロセス管理機能
  • ・通知機能
  • ・表、グラフ化機能
  • ・検索機能
  • ・アクセス権限機能
  • ・スペース機能
  • ・拡張機能
  • ・営業活動の管理
  • ・リードの割り当てとルーティング
  • ・Web-to-リード
  • ・メールの一括送信
  • ・タスク管理
  • ・モバイルアプリの売上予測
  • ・レポートとダッシュボード
  • ・見積り、契約、請求書の管理
  • ・データの重複ブロック
  • ・外部サービスとの連携
操作性 非IT部門の人間でも使える

  • ・独自の業務にあわせて業務ツールを作成できる
基本機能の操作はクリックで可能

  • ・運用担当者はシステムに対しての理解が必要
  • ・カスタマイズする場合はITの知識が必要になる
  • ・専任のIT管理者がいることが望ましい
料金 1ユーザー:1,000円(税別)〜 1ユーザー:3,000円〜
運用
  • ・運用者:全従業員
  • ・運用方法:現場主導で全従業員を巻き込み活用する
  • ・運用者:IT部門や専門知識のある従業員
  • ・運用方法:専門的な知識を持つ従業員で運用体制を整える

参考:kintone公式サイトSalesforce公式サイト

本記事では、kintoneとSalesforceを5つの項目に分けて比較します。kintoneとSalesforceの違いを手早く知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

※本記事ではSalesforceのSales Cloudと比較しています。

kintoneとSalesforceの「特徴」を比較

kintoneとSalesforceは、どちらのツールも営業活動や顧客管理の効率化は可能です。ただし、製品の特徴が異なります。

【kintoneとSalesforceの「特徴」を比較】

ツール名       kintone Salesforce
製品のおもな目的 幅広い業務の改善や効率化による生産性向上 営業活動や顧客管理の効率化による売上や収益向上
得意分野 汎用業務アプリ作成やチーム連携

・汎用業務をデジタル化、一元管理できる

・自社の業務に合った業務ツールを作成できる

CRM/SFA(営業・顧客管理)
・CRMとしての標準機能が揃っている・複雑な売上予測や多層的なリード管理に強い
解決できること 部門業務の業務改善、業務効率化

(営業活動の効率化・顧客管理を含む)

営業プロセスの効率化や顧客管理

kintoneは、各部門の業務をデジタル化してデータを一元管理できる「業務改善ツール」です。問い合わせや案件管理、経費精算の業務フローなどの現場の業務を、すべてkintoneで管理できます。

Salesforceは、営業活動や顧客管理などに特化したCRMの基盤として使えるツールです。売上や収益向上を目的とした製品で、複雑な売上予測やリード管理に強い特徴があります。

kintoneとSalesforce特徴比較画像

それぞれの特徴から、社内の汎用業務を効率化したいときは「kintone」、CRMに特化したツールがほしい場合は「Salesforce」が向いているといえます。自社の課題や目的に応じて、どちらが適しているかを確認してください。

kintoneはあらゆる業務改善や業務効率化ができるツール

kintoneは、社内の目的や課題に応じて、必要なアプリを簡単に作成できるツールです。業種や業務内容を問わず、あらゆる業務改善、業務効率化に活用できます。おもに「社内情報の一元管理」や「Excelで行っている業務のデジタル化」などに使えます。

【kintoneで効率化できる業務例】

作成できる業務アプリ         アプリ例
情報管理
  • ・案件管理アプリ
  • ・顧客管理アプリ
  • ・契約書管理アプリ
  • ・従業員名簿アプリ
  • ・備品在庫管理アプリ
  • ・人事評価管理アプリ
承認・申請

(kintone内で申請、承認ができる)

  • ・旅費精算アプリ
  • ・出張申請アプリ
  • ・休暇申請アプリ
日常業務
  • ・日報アプリ
  • ・商談報告書アプリ
  • ・タイムカードアプリ
ノウハウ
  • ・マニュアルアプリ
  • ・ヒヤリハット報告アプリ
  • ・FAQアプリ
  • ・クレーム集アプリ

たとえば、営業と総務の間で「情報を共有できていない」という業務改善課題は、kintoneで解決できます。案件管理や経費精算の申請をExcelや紙で行っている場合、まずkintoneの業務アプリで案件管理や経費精算のアプリを作成します。

kintoneで作成した案件管理アプリや経費精算アプリを使うことで、kintoneをひらけば誰でも該当のデータを確認できる状態になります。また、データをひらいた画面にコメントもできるので、案件ごとの連絡もkintone内で完結できます。

【kintoneを導入する目的の例】

  • ・現場が抱えているさまざまな業務課題を改善したい
  • ・あらゆる業務のペーパーレス・脱Excelで業務効率化を目指したい
  • ・限られた人員で業務改善を重ねて利益を最大化したい

kintoneの活用例画像

kintoneを使って現場にあった業務アプリを作成すると、部門間や別拠点にいる社員同士の情報共有が可能となります。社内の業務効率化と情報共有が一度に実現できるため、社内の生産性向上に課題を感じている人は、kintoneの活用を検討してみてください。

なお、kintoneの詳しい特徴は「わかりやすいkintone(キントーン)とは?特徴・機能、メリットを解説」で紹介しています。kintoneで実現できることやできないことも解説しているので、kintoneに興味を持った人は、ぜひ参考にしてください。

Salesforceは営業プロセスの仕組み化や顧客管理に特化したツール

Salesforceは、クラウド型のSFA(営業支援システム)およびCRM(顧客管理システム)です。kintoneのようにあらゆる業務改善に使えるのではなく、おもに営業活動、顧客管理の工程で活用します。

見込み客や商談の管理、営業活動を効率化できる機能があり、営業プロセスの効率化を目指して使えます。「どの顧客が商品を買ってくれそうか」といった予測や、過去の商談データをもとに、次のアクションを検討するなどの場面で活用できます。

Salesforce活用例画像

たとえば、営業活動の進捗状況の可視化や機会損失の防ぐために、Salesforceが活用できます。営業活動の管理を個人単位で行う場合、担当者が不在の際に、顧客からの問い合わせに対応できない状況に陥ります。また、売れる営業担当者のノウハウの共有ができず、売上げ自体が個人に依存することもあります。

【Salesforceを活用する目的の例】

  • ・営業活動全体を効率化して利益拡大を目指したい
  • ・案件や顧客管理のプロセスを仕組み化して業務効率化したい
  • ・営業活動を可視化して最適な顧客体験を提供したい

Salesforceを導入すると、営業活動の進捗状況の可視化や情報共有ができて、いま何をするべきか明確になります。また、営業活動のプロセスの仕組み化もできるため、担当者による差が埋めやすくなるでしょう。

営業活動のプロセスや顧客管理の課題解決を目的としている場合は、Salesforceの活用が向いています。カスタマーサクセスを軸として売上や収益向上を目指したい人は、Salesforceの導入を検討してみてください。

kintoneとSalesforceの比較「機能」を比較

kintoneとSalesforceは、機能面の特徴が大きく異なります。kintoneは、案件管理や顧客管理アプリを作成して業務に活用しますが、Salesforceは、すでに用意された営業管理や顧客管理のプラットフォームにある機能を活用していきます。

【kintoneとSalesforceの「機能」を比較】

ツール名 kintone Salesforce
機能 アプリ単位で設定する プラットフォームに集約されている
機能の使い方 ノーコードやローコードでアプリを作成、活用する 営業活動や顧客の管理のツールが揃っている画面にログインして活用する
機能を使うための負担 アプリ作成の必要がある プラットフォームの使い方を理解する必要がある

kintoneは、ドラッグ&ドロップでアプリを作成して業務に活用します。一方Salesforceは、すでにプラットフォームにある機能を使うために、管理画面にログインして業務に活用するという違いがあります。

製品を導入して何がしたいのかを明確にすることで、必要な機能を選択できます。業務の目的だけでなく、機能や使い方も考慮してどちらを選ぶか検討しましょう。

kintoneはノーコード・ローコードでアプリが作成できる

kintoneは目的に応じて、ノーコードやローコードでアプリが作成できます。顧客リストや案件のデータをkintone内で管理したり、データに紐づけてコメントを残すことも可能です。

【kintoneの機能】

基本機能         概要
データベース機能 データの蓄積、一覧管理などができる
コミュニケーション機能 アプリ内のレコード(データ)にコメントを残してコミュニケーションを取る
プロセス管理機能 ステータス変更や申請、承認依頼ができる
通知機能 情報の更新や承認依頼など必要な通知を受け取れる
表・グラフ化機能 アプリ内のデータを活用して簡単に表やグラフを作成できる
検索機能 アプリをまたいで情報の検索ができる
アクセス権限機能 アプリ単位で情報の閲覧、編集権限を設定できる
スペース機能 特定の人を招待したスペースを作成してコミュニケーションが取れる
拡張機能 プラグイン・連携サービスなどで機能を拡張できる

参考:kintone公式サイト「基本機能

たとえば、案件管理アプリでは、案件ごとの詳細情報や進捗状況などを下記の図ように蓄積できます。アプリ内ではコミュニケーションを取ることも可能であるため、メールや電話などの他ツールを使わなくても、アプリを軸に必要なコミュニケーションを図れます。

kintoneの基本機能画像

▲出典:kintone公式サイト「基本機能」

kintone内に蓄積されたデータをもとに、グラフやデータ分析も可能です。レポートが必要な場合もkintoneで作成できるので、資料作成の手間も省けて多様な業務効率化につながります。

Salesforceの機能をそのまま再現することは難しいですが、同じような目的で使用するアプリであれば簡単に作成できます。kintoneは、データ管理やワークフローを作成する機能を使い、自らアプリを作成して活用していくツールです。

kintoneの営業活動管理例画像

Salesforceは業務管理ができるプラットフォームがある

Salesforceの「Sales Cloud」は、営業プロセスの仕組み化や顧客管理ができるように、すでに機能が揃ったプラットフォームがあります。おもに、顧客に接点のある業務の機能が揃っています。

【Salesforceの「Sales Cloud」の機能】

Professionalの機能 概要
営業活動の管理 取引先やリード、商談の管理ができる
リードの割り当てとルーティング リードを適切な営業担当に引き継ぎ、営業活動を可視化できる
Web-to-リード 自社サイト訪問者からリードを獲得する
メールの一括送信 メールリストを作成して対象者にメールを一括送信できる
タスク管理 営業活動に関するタスクを管理できる
モバイルアプリの売上予測 デバイス問わず売上の予測を確認できる
レポートとダッシュボード 顧客、営業活動のデータをもとにレポートを作成できる
見積もり、契約、請求書の管理 営業活動に関する書類を管理できる
データの重複ブロック データの重複を確認してデータの信頼性を高める
外部サービスとの連携 外部サービスと連携して情報を共有できる
※コースにより利用できる機能が異なります

参考:Salesforce公式サイト「販売価格

Salesforceは1つのプラットフォーム上に「営業」「顧客管理」「営業活動の予測」「分析」など、業務の効率化ができる機能が集約されています。kintoneのように、複数のアプリを作成して、それぞれのアプリを使う必要はありません。全機能を1つのプラットフォームで扱える点が大きな違いです。

Salesforceの例画像

たとえば、kintoneで営業活動を管理すると、案件管理アプリと進捗管理アプリ、顧客管理アプリなどに分かれますが、Salesforceは1つのプラットフォームで管理ができます。また、Salesforceの契約コースによっては、AIを活用したアラート通知の自動化、フローの自動化機能、開発者向けの機能も用意されています。

コーディングの知識がある場合は、kintoneよりも高度な機能を活用して、自社の業務に応じたカスタマイズをしていくことも可能でしょう。

kintoneとSalesforceの「操作性」を比較

kintoneとSalesforceは、どちらも業務の基盤を構築するツールなので、中長期的な運用を視野に入れる必要があります。運用時に重要になるのが、操作のしやすさです。

kintoneとSalesforceでは、操作性に違いがあります。kintoneが、非IT部門でも使えるような簡単な操作でアプリが作成できることに対し、Salesforceは多機能で設定項目が多いため、作り込む場合はITの知識のある管理者が必要です。

【kintoneとSalesforceの「操作性」を比較】

ツール名 kintone Salesforce
直感的な操作 非IT部門の人間でも使える

  • ・独自の業務にあわせて業務ツールを作成できる
基本機能の操作はクリックで可能

  • ・運用担当者はシステムに対しての理解が必要
  • ・カスタマイズする場合はITの知識が必要になる
  • ・専任のIT管理者がいることが望ましい
使用対象者 チームや従業員全員で使える チームや全従業員で同じように使うにはハードルが高い

自社の運用体制によって、どちらのツールが適しているかは変わってきます。現在の自社の体制を確認しつつ、検討してみてください。

kintoneは非IT部門でも扱える簡単な設計

kintoneは、いままでITツールを使ったことがない人でも、簡単に扱える操作性を重視しています。実際にkintoneの導入担当者の93%が非IT部門です。

【kintoneのアプリ操作でできること】

  • ・必要な項目をドラッグ&ドロップするだけでアプリを作成できる
  • ・200種類以上のサンプルアプリをそのまま使用、またはカスタマイズできる
  • ・ExcelやCSVファイルのデータを読み込みアプリに反映できる

アプリを作成したことがない人でも操作ができるように、さまざまな工夫がなされています。たとえば、kintoneではコーディング不要で、項目のドラッグ&ドロップだけでアプリの作成が可能です。

作成したアプリも直感的に使えるため、組織に浸透しやすいです。チームで作成したアプリを業務で使い、運用しながら改善することもできるため、現場主導でアプリの改善までを実行できます。

実際に130人の全従業員がkintoneを活用している事例もあります。紙やExcelで行っていた業務を、kintoneを導入することで、売上拡大につながりました。

【kintoneの導入事例】

課題 ・紙やExcelでの業務が多い

・リアルタイムでの情報管理や共有に課題があった

導入後の成果   ・全従業員が進捗入力などをkintoneで実施

・業務効率化により売上拡大につながった

参考:kintone公式サイト

全従業員が活用できたからこそ、従業員が新しいことにチャレンジする時間が生まれ、業務効率化が図れた事例です。IT部門や専門的な知識のある社員に依存することなく、従業員が自ら業務ツールを使いこなせる点は、kintoneの大きな強みだと言えるでしょう。

IT部門や専門的な知識のある社員に依存することなく、従業員が自ら使いこなせるのはkintoneの大きな強みだと言えるでしょう。「試しに使ってみないとわからない」と思った人は、kintoneの「30日間無料お試し」を活用しましょう。

お試し申し込みを使うと、30日間無料でkintoneが活用できます。業務の効率化を図りたい人や、チームや会社で試しに使ってみたい人は、ぜひ活用してみてください。

Salesforceは操作や分析に知識が必要

Salesforceは多機能で1つのプラットフォームで実現できることが多いツールです。ただし、操作や分析に一定の知識が必要になる傾向があります。

基本的な機能のみを使う場合は、画面クリックで操作可能ですが、目的に応じて活用しようとすると、カスタマイズが必要になる場合があります。また、導入する際も自由度が高い分、設定が多くなり複雑になりがちです。

【SalesforceのSales Cloudでできること】

  • ・商談のフェーズ管理
  • ・GmailやOutlookとの連携
  • ・売上予測
  • ・AI(Einstein)による示唆

たとえば、商談のフェーズ管理や売上予測などは基本機能で効率化可能です。しかし、自社の古いシステムと連携させたり、複雑な計算処理をさせたいときはカスタマイズが必要です。

自社の課題に応じてカスタマイズしたいときは、コーディングの知識が必要になる場合があります。そのため、Salesforceを導入する際は、社内にSalesforceの設定に詳しい人や、コーディングの知識がある人が管理できる体制であるか、確認することが望ましいでしょう。

「とりあえず使ってみたい」と思った人は「無料トライアル」で試しに導入してみることも一つの手段です。Salesforceの無料トライアルは、30日間無料で業務プロセスの自動化や分析ができます。営業活動や顧客管理の効率化を図りたい人は、試してみてください。

kintoneとSalesforceの比較「料金」を比較

kintoneとSalesforceの料金を比較すると、1ユーザーあたりの月額料金はkintoneの方が低く設定されています。また、月額料金以外では「kintoneは拡張機能」「Salesforceは追加機能」で料金がかかります。

【kintoneとSalesforceの「料金」を比較】

ツール名 kintone Salesforce
導入料金 0円 0円
月額料金 1ユーザー:1,000円(税別)~ 1ユーザー:3,000円~
その他料金 プラグイン・連携サービス利用で別途料金がかかる場合がある アドオン(追加機能)を使うと別途料金がかかる
※本記事ではSalesforceのSales Cloudと比較しています。

それぞれ詳しい料金体系を確認して、製品を導入した際に「想定する機能が予定通りの料金で使えるのか」を確かめておきましょう。

kintoneの料金は1ユーザー月額1,000円から

kintoneには、作成できるアプリ数や最低ユーザー数が異なる3つのコースがあります。1ユーザーあたりの月額料金は、下記のとおりです。

【kintoneのコース別1ユーザーあたりの月額料金】

コース名 月額料金 その他情報
ライトコース 1ユーザー:1,000円(税別) ・最低ユーザー数:10ユーザー

・アプリ数:200個

スタンダードコース 1ユーザー:1,800円(税別) ・最低ユーザー数:10ユーザー

・アプリ数:1,000個

ワイドコース 1ユーザー:3,000円(税別) ・最低ユーザー数:1,000ユーザー

・アプリ数:3,000個

参考:kintone公式サイト「3つのコース

料金が最も安いライトコースは、1ユーザーあたり月額1,000円(税別)です。SalesforceのStarterより低い料金設定なので、ランニングコストは抑えられる傾向があるでしょう。たとえば、スタンダードコースを20ユーザー分契約した場合は、月額36,000円(税別)で使用できます。

kintoneは、プラグイン・連携サービスなどの拡張機能を使って、自社の目的や業務内容に応じたカスタマイズをすることが多いツールです。そのため、導入後に使いたい機能をもつプラグインや、連携サービスの料金と合わせて予算を確保しておくことが望ましいです。

【kintoneで使える拡張機能の例】

  • ・プラグイン:kintone上でインストールして使用する拡張機能
  • ・連携サービス:kintone外のサービスと連携して使用する拡張機能

一例としてトヨクモが提供している連携サービス「FormBridge」であれば、kintoneに連携するWebフォームを簡単に作成できます。kintoneアカウントをもたない外部の人間にもフォーム入力してもらうことができるため、アンケート回答やイベントの申請業務などに活用できます。

kintoneのプラグインや連携サービスについては「kintone「プラグイン」とは?できること・おすすめ一覧」で解説しています。kintoneの活用を検討している人は、あわせて確認してみてください。

Salesforceの料金は1ユーザー月額3,000円から

SalesforceのSales Cloudは、企業規模や使用できる機能によって、5つのコースを用意しています。1ユーザーあたりの月額料金は、下記のとおりです。

【SalesforceのSales Cloudのコース別1ユーザーあたりの月額料金】

コース名 月額料金 その他情報
Starter 1ユーザー:月額3,000円 小規模なチーム向けのエントリーコース
Professional 1ユーザー:月額12,000円 小~中規模組織向けの標準的なコース
Enterprise 1ユーザー:月額21,000円 中〜大規模組織向けの上位コース
Unlimited 1ユーザー:月額42,000円 AIや開発者向けサポートを搭載したコース
Agentforce 1 Sales 1ユーザー:月額66,000円 Unlimitedよりも高機能を搭載したハイエンドコース
※Sales Cloudの年間契約の料金

参考:Salesforce公式サイト「販売価格

料金が最も安いエントリーコース「Starter」は、1ユーザーあたり月額3,000円です。たとえば、20ユーザー分を契約すると、月額60,000円のランニングコストが発生します。

また、Salesforceには、アドオンと呼ばれる追加機能が用意されています。Salesforceを導入する目的や使い方に応じてアドオンを使用すると、月額料金とは別に料金がかかります。

【Salesforce Sales Cloudのアドオンの例】

  • ・Sales Programs:戦略的な営業活動を支援するアドオン
  • ・Revenue Cloud:商談成立後から請求までの収益プロセスを管理するアドオン

アドオンを使用する人は、月額料金とアドオン使用料をあわせてランニングコストを比較する必要があります。AIエージェントの活用や製品から入金までの流れを最適化したい場合は、アドオンの活用も検討するといいでしょう。

kintoneとSalesforceの「運用」を比較

kintoneとSalesforceは、導入後の運用体制や運用方法にも違いがあります。kintoneは、現場主導で全従業員を巻き込み活用を推進していくツールですが、Salesforceは、知識のある従業員が中心となり運用体制を構築するツールです。

【kintoneとSalesforceの「運用」を比較】

ツール名 kintone Salesforce
運用者
  • ・全従業員
  • ・営業担当者
  • ・ITシステム担当者
  • ・マーケティング担当者
運用方法 現場主導で全従業員を巻き込み活用する 専門的な知識を持つ従業員で運用体制を整える

自社の運用イメージとツールの運用体制が異なると、中長期的な運用が難しくなる可能性があります。業務効率化ツールを導入予定の人は、事前に運用方法の違いを把握しておきましょう。

kintoneは全従業員で活用する

kintoneは、チームや従業員全員で同じように使えるため、運用する際は、一部の部署や従業員に負荷がかかりにくいです。kintoneの導入時は、コーディングの知識不要で導入できます。

kintoneの運用体制例画像

実際に、kintoneで作成した多くのアプリを使いこなしている企業事例もあります。kintoneの導入前は、多様なシステムやExcelを使っていたことで、同じ情報の多重入力や入力ミスなどが発生し、正確な数字がわからない状態に陥っていました。

【kintoneの導入事例】

課題      
  • ・Excelや複数の業務システムで業務を管理していた
  • ・手入力や多重登録など、業務の統制が効いていなかった
導入後の成果
  • ・操作のしやすさから、全従業員が業務でkintoneを活用
  • ・作成したアプリ数は200を超え、月間1,300時間削減に成功

参考:kintone公式サイト「ダイブ様の導入事例

視覚的にわかりやすく操作が容易であることから、現場に浸透しやすく、結果的に各業務の工数削減や基盤の運用コストも削減に成功しました。kintoneは操作のしやすさにこだわっているため、導入後の運用に大きな負担がかかりにくく、継続利用しやすい側面があります。

ただし、目的なくアプリを大量生産すると、管理が煩雑するため注意が必要です。アプリを作成するときは「どの業務で使うのか」「似たアプリはないか」を確認して、案件や部署ごとに空間を分けられる「スペース」を活用しましょう。

kintoneのスペース機能については「kintoneのスペース機能とは?共有やカスタマイズで業務効率を上げる方法を解説!」で解説しているので、参考にしてください。

Salesforceは知識のある従業員が中心となり運用体制を整える

Salesforceは一定の知識がないと目的に応じて使えないことがあります。そのため、ITシステム担当者や特定の営業担当者が軸となり、運用管理していく必要があるでしょう。

たとえば、機能の設定や管理はITシステム担当者が行い、営業活動の情報確認は営業担当者が行うなどの分担が検討できます。

Salesforceの運用体制例画像

また、営業担当者やマーケティング担当者では、Salesforceへの情報入力が難しいと感じる場合があります。その際は、閲覧権限のみを付与して、システム担当者が管理するなどの工夫も可能です。

kintoneのように現場主導で活用していくのではなく、適切な運用ができる体制を整える必要があります。。導入前に、どの部署が中心となり中長期的な運用をしていくのかを検討しておくと、運用開始時につまずきにくくなります。

kintoneとSalesforceに適した業務改善のケース

kintoneは、さまざまな業務改善や効率化を目指して、従業員全員で取り組みたい場合に活用できます。一方、Salesforceは、営業活動や顧客管理に特化して、より高度な施策に取り組みたい場合の活用に適しています。

【kintoneとSalesforceのおすすめ活用例】

ツール名     おすすめの活用例
kintone ・営業活動、顧客管理以外のあらゆる業務を改善、効率化したい

・従業員全員で同じツールを使いたい

Salesforce ・営業活動、顧客管理に特化した高度な改善、効率化がしたい

・特定の従業員でチームを組んで取り組みたい

自社にはどちらが向いているのか判断するために、参考にしてみてください。

kintoneに適した業務改善のケース

kintoneは、全従業員が使える操作性とさまざまな業務改善に活用できる柔軟性が大きな強みです。そのため、社内業務をデジタル化したい場合や、部門間や拠点間で連携を取れる様になりたい場合は、kintoneの活用がおすすめです。

【kintoneに適した業務改善のケース】

  • ・全従業員が簡単に使える業務改善ツールを導入したい
  • ・営業活動、顧客管理に留まらず、改善できる業務の幅を広げていきたい
  • ・IT部門に頼らずに現場主導で業務改善を進めたい
  • ・開発が必要になるような専門性の高いシステムを必要としていない

とくに、全従業員を巻き込み、現場主導で業務改善をしていきたい場合はkintoneの強みを最大限に活用できます。たとえば、営業活動を効率化したい場合は、必要なアプリを作成すれば案件管理やワークフロー管理などを始められます。

一方で、営業活動全体を同じツール内で効率化したい場合は、kintoneの活用は向いていません。営業活動の管理、効率化に特化したSalesforceを活用したほうが目的に合う使い方ができるでしょう。

Salesforceに適した業務改善のケース

Salesforceは、1つのプラットフォームで営業活動全体を管理できる設計と営業活動、顧客管理に関連する豊富な機能が大きな強みです。そのため、営業活動全体を1つのツールで管理したい場合や、Salesforceのツールに詳しい人がいる場合はSalesforceが向いています。

【Salesforceに適した業務改善のケース】

  • ・1つのプラットフォームを組織の基盤として使い営業活動全体を管理したい
  • ・高度な分析、管理機能を活用して柔軟なカスタマイズがしたい
  • ・複数拠点があるなど大規模な管理体制を整えたい
  • ・Salesforceを扱える人材が在籍している

とくに、Salesforceを営業活動管理の基盤として導入し、自社の営業活動向けに本格的なカスタマイズをしたい場合は、Salesforceのよさを最大限に活用できます。専門性の高いツールだからこそできる高度なカスタマイズを実現しつつ、自社で中長期的な運用をしやすい状態を整えられるでしょう。

一方で、営業活動や顧客の管理はしたいものの、高度な機能は不要な場合は、kintoneでも目的を達成できる可能性があります。また、専門性の高いツールを使える人材がいない場合は、Salesforceの導入は適していないといえます。

自社の業務課題や運用体制を考慮し、どちらが適しているか改めて検討してみてください。

kintoneとSalesforceを比較するときによくある質問

kintoneとSalesforceを比較するときに、よくある質問をまとめてご紹介します。kintoneとSalesforceを比較検討するときの判断材料として、お役立てください。

【kintoneとSalesforceを比較するときによくある質問】

Q1.kintoneとSalesforceを連携して使用できますか?
Q2.Salesforceからkintoneに移行するケースはありますか?
Q3.Salesforceにはできて、kintoneではできないことはありますか?

Q1.kintoneとSalesforceを連携して使用できますか?

kintoneとSalesforceを連携して使うことは可能です。どちらも連携用のAPIを公開しているのでプログラミングの知識があれば問題なく連携できます。

また、連携サービスを使って、kintone上のデータをSalesforceに連携する使い方もできます。たとえば、kintoneのアプリで管理している案件データをSalesforceに連携して蓄積していくなどの使い方が可能です。

Q2.Salesforceからkintoneに移行するケースはありますか?

下記のような理由で、Salesforceからkintoneに移行するケースがあります。

【Salesforceからkintoneに移行するケースの例】

  • ・Salesforceほどの本格的な機能は不要だと感じた
  • ・Salesforceが使いこなせなかった
  • ・ランニングコストの負担が大きい
  • ・現場に浸透しなかった

たとえば、本格的な業務基盤を導入したものの、使いこなせずに移行を決断するケースが見受けられます。ただし、kintoneへの移行時には、Salesforceの機能をそのまま活用できるわけではないので注意してください。

Q3.Salesforceにはできて、kintoneではできないことはありますか?

kintoneに限定せずノーコード・ローコードのアプリ作成ツールでは、システム開発が必要となる複雑なアプリ作成ができません。

一例として、下記のような機能は、kintoneの基本機能での再現が難しいでしょう。

【kintoneでの再現が難しい機能の例】

  • ・AIを活用した営業活動、売上拡大のリアルタイム予測
  • ・高度なダッシュボード機能
  • ・大量データの分析、保管
    ※Salesforceの契約コースにより機能が異なります

kintoneで実現できることを増やしたい場合は、基本機能だけでなく連携サービスの活用を検討してみてください。

kintoneの「連携サービス」で業務課題を改善しよう

kintoneの連携サービスは、kintoneの基本機能で叶わない「この機能もあったら便利だな」という部分を補う機能をもっています。「外部の多くの人にも資料を公開したい」「大量のデータをバックアップしたい」と考えている人は、kintoneとあわせて連携サービスの活用も検討してみてください。

【kintone連携サービス】

提供しているサービス 概要
FormBridge 会員登録や顧客アンケートなどのWebフォームを簡単に作成でき、入力データはkintoneに保存できる連携サービス
kViewer kintone内の情報の外部に見せたいデータを最適な形で必要な相手に共有できるサービス
kMailer kintone上の情報を引用して簡単にメール作成、配信ができるサービス
PrintCreator kintoneのレコード情報を使って、見積もり書、請求書、納品書、発注書などの書類を自動生成して出力できるサービス
DataCollect kintone内の複数アプリの情報をExcelのように集計できるサービス
kBackup データや添付ファイルを安全に自動でバックアップして万が一の時に備えて大切な情報を守るサービス

たとえば、PrintCreatorでは、kintoneのレコード情報を使って、見積もり書や請求書、納品書などの書類を自動生成して出力できます。電子契約機能もついており、書類ごとに利用権限の設定も可能です。

なお、トヨクモが提供している上記のサービスは、すべて30日間無料お試しができます。kintoneを導入する際には、あわせてご活用を検討してみてください。

まとめ

kintoneは現場主導で幅広い業務を改善するツールです。一方、Salesforceは営業に特化した収益向上のためのCRMの基盤となるツールです。「現場にあったアプリを作成して柔軟に管理するか」「高度な営業機能を使いこなすか」といった運用体制に応じてツールの選択が必要です。

非IT部門でも扱えるkintoneは低コストで導入しやすく、Salesforceは専門知識が必要ですが高度な分析が可能です。 予算だけでなく、社内のITリテラシーや専任管理者の有無など、中長期的な運用体制をふまえて慎重に検討してください。

全従業員で手軽に業務の見える化を進めたいならkintone、戦略的な営業の仕組み化を徹底したいならSalesforceが最適です。自社の課題が「汎用的な業務改善」か「専門的な営業強化」かを見極め、無料トライアルも活用しつつ、自社にあったツールを選びましょう。

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン

監修者トヨクモ編集部


メンバー全員がkintone認定資格保有者。 累計14,000件以上のkintone連携サービス導入を支援した実績をもとに 、kintoneを活用した業務効率化や現場で役立つ最新情報を発信中。

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