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kintoneのAPI連携方法は?できることや活用事例を解説

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kintoneで使えるAPI連携方法は2つあります。開発の知識が不要な方法もあるので、非IT部門の人間でもkintoneでAPI連携が可能です。

本記事では、kintoneのAPI連携方法を解説します。それぞれのAPI連携でできることや具体的な活用例も紹介するので「API連携についてよくわからない」という人は、ぜひ参考にしてみてください。

kintoneのAPI連携方法は外部サービスの活用とカスタマイズの2つ

api連携方法画像

kintoneでAPIを連携させる方法は「kintone連携サービスやプラグインを使うか」「自分でカスタマイズするか」の大きく2つから選択できます。どのサービスや機能を使うかは、導入目的や自社の環境に応じて選択する必要があります。

【kintoneにおけるAPI連携方法】

APIの種類    プラグイン kintone連携サービス kintone REST API kintone JavaScript API
おもな用途 外部のサービスとの連携・自動化

(kintone内部に組み込む)

外部のサービスとの連携・自動化
(外部サービスとつなぐ)
独自システム連携 UI・操作性改善
・Sansan with kintone

・Chatwork連携プラグイン(タスク版)

・FormBridge

・kViewer

・DataCollect

・freee for kintone

自社基幹システムとの連携 など ボタンを非表示にする、色を変える など
運用上の制限 目的の機能を持ったツールがない場合がある 目的の機能を持ったサービスがない場合がある APIリクエスト数や同時アクセス数の上限あり 外部連携をする場合はセキュリティ上の制約がある
利用にかかる料金 プラグインによって異なる kintone連携サービスによって異なる kintoneのスタンダードコース以上の契約が必要 kintoneのスタンダードコース以上の契約が必要
セキュリティ kintone連携サービス認定基準 kintone連携サービス認定基準 設計次第 実装次第
プログラミングの知識 不要 不要 必要 必要
その他制約 複雑な条件分岐やAPI制御はできない 複雑な条件分岐やAPI制御はできない 入力補助などのイベント制御はできない 認証を伴う外部システム連携はできない

参考:kintone公式サイト

プラグインやkintone連携サービスは、kintoneの機能を拡張できる外部サービスです。「メール送信がしたい」「業務の自動化をしたい」などの目的に応じてツールやサービスを選びます。

一方、kintone REST APIやkintone JavaScript APIは、自社独自のシステムとの連携や現場に合わせた柔軟なカスタマイズを行うときに使える機能です。kintoneのスタンダードコース以上の契約で利用可能な、開発者がコーディングする際に扱うAPIです。

開発の知識のない人が、kintoneのAPI連携を行うときは、プログラミング知識不要な「プラグインやkintone連携サービス」が適していると言えます。もし、自社の基幹システムとの連携がしたい場合は、開発部門の人に依頼するといいでしょう。

なお、プラグインやkintone連携サービスは、kintoneの公式で紹介されているものを選ぶことが望ましいです。kintoneで紹介されているサービスは「kintone 連携サービス認定基準」を満たしており、セキュリティ上の配慮がなされたサービスであるためです。

トヨクモのkintone連携サービスは、kintone公式認定を受けており、セキュリティ面でも安心して利用できます。トヨクモのkintone連携サービスを活用すると、kintoneの基本機能では実現できなかった「フォームからの自動入力」や「アプリ間の自動集計」などが可能となります。

30日間の無料お試し」も可能であるため「一度使って使用感を確認したい」と考えている人は、無料お試し期間を活用してみてください。

プラグインやkintone連携サービスはノーコードで機能を拡張できる

プラグインやkintone連携サービスは、API機能が組み込まれたノーコードで導入できるサービスです。自分でAPIの処理プログラムを書く必要がないため、非IT部門の人間でも使うことができます。

【プラグインやkintone連携サービスのできること・できないこと】

機能(※)
できること   <プラグイン>

・他システムとの自動連携

・定期的なデータ同期

・メール通知

・CSVエクスポート

・レコード操作や入力の自動化 など

<kintone連携サービス>

・コミュニケーションツール連携

・会計、電子契約システム連携

・外部公開用フォーム、マイページ作成

・帳票出力、メール送信 など

<連携できるシステム(※)>

・Googleスプレッドシート

・Slack

・会計ソフト

・Salesforce など

できないこと ・サービスの機能範囲を超える独自の処理

・対応していないツールへの連携

・複雑な条件分岐やAPI制御
※機能や連携できるシステムは、ツールやサービスによって異なる

プラグインやkintone連携サービスを導入すると、他のシステムとの連携やkintoneを使った業務の自動化が可能となります。一方、自社の業務内容にぴったり合う機能がない場合や、連携したいツールに対応していない場合は、他のツールやサービスを探すか自社でカスタマイズする必要があります。

プラグインやkintone連携サービスを導入する際は、画面上でkintoneとの連携設定を行えば、利用を開始できます。「kintoneでメール送信がしたい」「kintoneと会計ツールの連携がしたい」というときに、画面操作のみでkintoneに新たな機能を追加可能です。

業務で利用できるプラグインやkintone連携サービスは、2026年1月現在300種以上存在します。自社に合った外部サービスを探す際は、kintone公式サイトの「プラグイン|連携サービス」から使いたい機能やサービス名などを入力して、検索してみてください。

kintone REST APIで自社の基幹システムと連携できる

kintone REST API画像

kintone REST APIは、自社の基幹システムと連携する際に使える機能です。自社のシステムに合わせてkintoneのカスタマイズができるため、kintoneの活用の幅が広がります。

【kintone REST APIのできること・できないこと】

できること   ・独自のWebアプリや基幹システムとのリアルタイム連携

・データの一括登録、更新、削除、ファイル添付の自動化

・APIトークンやOAuthを利用したアクセス制御 など

できないこと ・kintoneのUI(画面)そのものの変更

・JavaScript APIで行うようなイベント制御

(入力補助など)

kintone REST APIを使うと、自社の独自システムへのデータ連携やデータ更新や削除の自動化などを行えます。一方、kintone REST APIは、外部連携を行うための仕組みであってkintone自体の見た目の変更や、画面上にボタンを配置するといった操作は難しい側面があります。

「外部システムのデータをkintoneに登録したい」「kintoneのデータを自社ツールに送りたい」というときに活用できます。ただし、kintone REST APIを使う際は、開発者の工数がかかるため、開発工数に応じた費用を考慮する必要があります。

kintone JavaScript APIで画面をカスタマイズできる

kintone JavaScript APIは、kintoneの画面上の操作を拡張できる機能です。プログラミング言語であるJavaScriptでコーディングすることで「ボタンの追加」や「フィールドの表示/非表示」などが可能となります。

【kintone JavaScript APIのできること・できないこと】

できること   ・入力フォームの制御

(条件によって項目を非表示にする等)

・フィールド値の自動計算

・Googleマップ連携

・ガントチャート作成

・外部APIの呼び出し

(CORS対応サーバーに限定される) など

できないこと ・kintone外部との大規模なデータ通信

・認証を伴う外部システムとのAPI接続

kintone JavaScript APIを使うと、入力フォームの制御やガントチャートの作成が可能です。一方、認証が必要な外部システムとの連携や外部との大規模なデータ通信はできません。

kintone JavaScript APIは、あくまで画面上の操作を自分でカスタマイズできる機能です。指定した日時における定期実行や大量のデータ処理をしたいときは、外部サービスやkintone REST APIを活用しましょう。

なお、kintone JavaScript APIは、JavaScriptで記述してkintone REST APIを呼び出す機能を開発できます。たとえば「ボタンクリックで別のアプリにレコードを登録するとき」や「ステータス変更時に関連アプリの情報を更新するとき」などは、JavaScriptでkintone REST APIを呼び出す機能を使います。

ただし、サーバー管理やプログラムの記述が不適切な場合、情報漏洩やAPI制限超過などの深刻なトラブルを招く恐れがあるため、導入の可否は慎重に判断しましょう。

関連記事:「To Doアプリにガントチャートをカスタマイズしてみました。

プラグインやkintone連携サービスにおけるAPI連携の活用事例

プラグインやkintone連携サービスにおけるAPI連携を活用した事例を紹介します。

【kintoneのAPI連携を活用した事例】

活用事例 ツールやサービス名
kintoneとfreeeの連携で月次決算を13日間短縮 freee for kintone
飲食店への補助金給付をkintoneで迅速化し2週間で業務基盤を構築 Chatwork連携プラグイン(タスク版)
kintone連携サービスを3つ組み合わせた「お見積り作成フォーム」 FormBridge

kViewer

PrintCreator

kintoneとfreeeの連携で月次決算を13日間短縮

kintoneと会計ソフト「freee」をAPIで連携させることで、複雑な会計業務の大幅な時短と正確性の向上が実現した事例があります。kintoneとfreeeを連携させることで、案件管理から仕訳処理までを一括で行えるようになり、手作業による転記ミスやデータの不整合などの問題を解消できました。

【kintoneとfreeeを連携した事例】

活用ツール
課題
  • ・旧システムの動作遅延
  • ・CSVによる手動の取り込み作業、月次処理に20日を要していた
成果
  • ・月次決算を13日間短縮(20日→7日)
  • ・転記ミス撲滅
  • ・リアルタイムな数字の可視化

参考:kintone公式サイト「ランドスケイプ 様の導入事例

日本最大の企業データベースを保有する株式会社ランドスケイプでは、月次決算の完了を早めることが課題でした。そのため、経理システムの切り替えが行われるタイミングを機に、kintoneとの親和性が高いfreeeの活用を決意します。

kintoneとfreeeを連携させたことで、kintone側で発注申請後の承認フローが完了したタイミングで自動的にfreeeへ仕訳データが送られ、CSVの書き出しや手入力の工程を完全に無くすことに成功しました。

結果として、kintoneとfreeeの連携前は20営業日を要していた月次決算処理が、わずか7営業日までに短縮されました。手入力の作業がなくなり、リアルタイムに数字が反映される環境が整うことで、正確性の向上と処理の迅速化につながった事例です。

飲食店への補助金給付をkintoneで迅速化し2週間で業務基盤を構築

kintoneとkintone連携サービスを組み合わせることで、膨大な申請が寄せられる官公庁の補助金の給付業務を2週間でシステム化した事例があります。愛知県庁はExcelで管理していた申請台帳をkintoneに移行し、Webフォームでの申請受付から審査状況の自動公開までの一連の流れを、2週間で構築しました。

【kintoneとkintone連携サービスを連携した事例】

活用ツール  
課題
  • ・申請件数が2万件超の急増によるExcel管理の限界
  • ・500名規模のスタッフ間での情報共有不足
  • ・構築期限まで2週間という短納期
成果
  • ・わずか2週間でシステム構築完了
  • ・2万件超の申請をミスなく処理
  • ・マイページ公開による問い合わせ対応の効率化

参考:kintone公式サイト「愛知県庁 様の導入事例

愛知県庁は、急な体制変更によりExcelに変わる基盤として、活用実績のあったkintoneを採用を決定します。構築完了までの早さやサイボウズとの協力体制も加味し、膨大なデータと数百人規模のスタッフで状況共有を円滑にするため、申請から振込データ作成までを管理する台帳アプリを作成しました。

kintone連携サービス「FormBridge」を使うことで、受け付けた2万件超の申請データがkintoneに自動登録されます。さらに、コールセンターへの架電履歴や窓口における対応状況を記録するアプリなどと連携することで、一元管理が可能となりました。

補助金の審査の進捗は「kViewer」を活用することで、各事業者のマイページでリアルタイムでの公開を実現しています。

全体の進捗や統計情報の集計には「krewData」を用い、事務所側で確認する作業件数や段階別の支給額などは「krewDashboard」でグラフ化してわかりやすい可視化につながりました。

窓口やコールセンターなどの複数拠点からでも最新の台帳アプリにアクセスできるため、審査のスピードアップと正確性の向上を同時に達成しています。大規模な事務局運営において、API連携を活用して情報の二重入力や確認の手間を劇的に減らし、業務効率化につながった事例です。

kintone連携サービスを3つ組み合わせた「お見積り作成フォーム」

私たちトヨクモの「お見積り作成フォーム」では、kintone連携サービスのうち3つのサービスを組み合わせています。

【「お見積り作成フォーム」で利用しているトヨクモのkintone連携サービス】

活用ツール  
できること
  • ・kintoneへのデータの自動保存
  • ・kintoneライセンスのない人へのデータ共有
  • ・kintoneのデータと連携した見積書や契約書の作成と電子契約

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「お見積り作成フォーム

入力フォーム画面はFormBridgeで作成されています。下の画像の左下の虫眼鏡ボタンを選択すると、右側にポップアップ画面が表示される仕様となっており、kViewerの機能によってkintone内のデータを参照しています。

お見積もりフォーム画像1

さらにお見積もり作成フォームの画面で、以下の画像のような見積書が作成できます。この見積書はPrintCreatorを利用してフォーマット化しています。

お見積もりフォーム画像2

高度な設定が必要なフォームであっても、kintone連携サービスを活用するとノーコードで作成できます。プログラミング知識を使わずに、API連携をしてkintoneをより便利に使いたいと考えている人は、kintone連携サービスの活用を検討してみてください。

kintone REST APIの活用例

kintone REST APIを活用すると、他社のコミュニケーションツールや異なるドメインのkintoneアプリへの同期が可能となります。

【kintone REST APIの活用例】

  • kintoneからSlackに通知を送る
  • Googleフォームとkintoneを連携する
  • 異なるドメイン間のkintoneアプリのデータを同期する

たとえば、kintoneからSlackへの通知の送信が実現できます。連携を行う場合は、Slack側とkintone側それぞれで設定が必要です。

他にも、kintone REST APIを使うことで、Googleフォームとkintoneの連携や、スマートスピーカーのGoogle Homeでkintoneの内容の確認や登録ができるようになります。

詳しい設定手順が知りたい人は「cybozu developer network|kintone外部連携カスタマイズでできること」をご確認ください。

kintone JavaScript APIの活用例

kintone JavaScript APIは、kintoneの画面カスタマイズに活用できるAPIです。「フィールドの編集可および不可の切り替え」や「表示および非表示の切り替え」などが可能です。

【kintone JavaScript APIの活用例】

  • フィールドの編集可および不可の切り替え
  • フィールドの表示および非表示の切り替え
  • テーブルや関連レコードのカテゴリ別集計
  • グループフィールドの開閉の切り替え
  • 自動ルックアップ

たとえば、フィールドの入力可や不可をチェックボックスやラジオボタンで制御したいときは、kintone JavaScript APIを活用します。新しいレコードを追加するときに、ログインユーザーの名前を自動ルックアップを使って表示させることも可能です。

詳しい手順やJavaScriptのコードの内容が見たい人は「cybozu developer network|kintoneカスタマイズでできること」をご確認ください。

kintoneのAPI連携の設定方法

kintoneでAPI連携を行う際の設定方法は、すべて手順が異なります。また、kintone連携サービスにおいても、サービスごとに細かな設定方法が異なる場合があるため、活用する外部サービスが決まっている人は、手順や操作方法は各サービスの操作マニュアルを確認してみてください。

トヨクモのkintone連携サービスであれば「kintone 連携サービス操作ガイド」で操作手順が確認できます。

【kintoneのAPI設定方法】

プラグインやkintone連携サービスにおけるAPI接続             kintone REST API                   kintone JavaScript API
設定方法     ・プラグイン

  • ①「kintoneシステム管理」からプラグインを追加
  • ②各アプリで利用するプラグインを追加および設定

・kintone連携サービス

  • ①kintoneのドメイン設定               
  • ②APIトークンの設定
  • ※サービスによって異なる
  • ①kintoneでAPIトークン発行
    ②HTTPリクエスト作成
  • (GET/POSTなど)
  • ③JSONでデータ送受信
  • ①「kintoneシステム管理」から「JavaScript/CSSでカスタマイズ」をひらく
  • ②JSファイルをアップロード
担当者 非IT担当でも可能 IT担当者推奨 IT担当者推奨

プラグインやkintone JavaScript APIは「kintoneシステム管理」から設定が可能です。また「プラグインのアプリ側の設定」やkintone REST APIの「APIトークンの発行」は、連携したいアプリの設定の(歯車アイコン)右横の「∨」をクリックした「カスタマイズ/サービス連携」の中から設定できます。

なお、kintoneのAPI連携の設定方法やポイントは、公式Tipsで紹介されています。IT部門への概要説明や細かな設定方法を把握したい人は「cybozu developer network|外部連携Tips」を参考にしてみてください。

まとめ

kintoneのAPI連携には、ノーコードで導入できる外部サービス活用と、開発者によるプログラム作成の2つの方法があります。プログラミングの知識がない現場の担当者が、kintoneを使って業務効率化を進める場合は「プラグインや連携サービス」が最適です。

自社独自の基幹システムと連携させるなら「kintone REST API」、kintoneの画面上の操作をカスタマイズしたいなら「kintone JavaScript API」を使ってコーディングする必要があります。自社の目的が「外部とのデータ連携」か「画面の操作性改善」かを見極め、最適なAPI連携方法を選びましょう。

導入時はセキュリティ上の基準を満たしたkintoneの公式認定サービスを選ぶことが望ましいです。トヨクモのkintone連携サービスであれば、高度なAPI連携を安全かつ手軽に実現できるため、まずは「30日間の無料お試し」から始めてみてください。

【トヨクモ株式会社のkintone連携サービス】

連携サービス名   できること
FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする
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監修者トヨクモ編集部


メンバー全員がkintone認定資格保有者。 累計14,000件以上のkintone連携サービス導入を支援した実績をもとに 、kintoneを活用した業務効率化や現場で役立つ最新情報を発信中。

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