アンケートツールを使うメリットとは?おすすめのツールも一覧で紹介

顧客理解や市場調査など、重要なマーケティング施策の一つとして、アンケートは欠かせません。
近年、インターネットを利用してアンケートを実施するために、Webアンケートツールを導入する企業も増えてきました。

Webのアンケートツールを活用することで、圧倒的に効率よくスピーディーにアンケートを実施できます。

Webアンケートの手段としては、Googleフォームが有名です。あなたも一度は利用したことがあるのではないでしょうか?
しかし、よりフレキシブルに対応可能な機能の充実したアンケートツールが多数あり、多くの企業がそれぞれの目的に応じたアンケートツールを採用しています。

今回は、Webアンケートツールを活用するメリットや、自社に適したツールの選び方、効果的な使い方について、詳しくご紹介します。

Webアンケートツールの導入を検討する際に、ぜひ参考にしてください。

Webでアンケートツールを使用するメリット

まず、Webでのアンケートツールを使用するメリットについて解説します。主なメリットは、以下の4つが挙げられます。

  • 紙に比べて格段に効率的
  • 結果の集計が楽
  • ターゲットを絞りやすい
  • 紙に比べて高い回答率が期待できる

それぞれ詳しく見てみましょう。

紙に比べて格段に効率的

Webでのアンケートツールを使用することの一番のメリットは、紙媒体に比べて作業を圧倒的に効率よく進められる点です。
具体的には、以下のような作業効率アップが見込めます。

  • アンケートを作成する手間を軽減
  • アンケートを渡す(発送する)手間を省略
  • 回答者がアンケートに回答する負担を軽減

ます、紙媒体でのアンケートを作成するには、文書作成ツール(Wordなど)を使用してアンケートを作成し、印刷しなければなりません。
作成したアンケートを郵送する場合、発送の手間やコストもかかってしまいます。

回答者も、アンケートに回答し返送するというひと手間がかかります。
Webアンケートの場合は、画面上でアンケートに回答し送信するのみなので、Web上で作業が終了し、相手の負担も減ることが大きなメリットです。

結果の集計が楽

集まったアンケートの集計やデータを活用しやすいことが、Webアンケートの大きな強みでもあります。
アンケートは、収集した回答を集計したり分析したりすることが重要です。しかし紙媒体の集計は、一つずつ確認して入力するなど、作業にとても手間がかかります。

さらに集めた回答は、データとして活用したり共有したりするためにも、電子化して保存することが不可欠です。そのためには、表計算ソフトなどを活用してデータを入力し、適切に集計処理をする作業も発生します。

アンケート用紙は、名前や住所などの個人情報が記載されていることも多いため、保管にも細心の注意が必要です。
紙でのアンケートでは、入力作業に手間がかかるだけでなく、手書きの回答が読めなかったり、回答用紙を保管したりなどの物理的な問題も発生します。

Webアンケートでは、回答内容が自動的に集計され、内容もそのまま電子データとして蓄積されます。
電子化されたデータは、集計や解析もしやすく、その後の貴重な情報として活用可能です。

ターゲットを絞りやすい

アンケートを、回答者の実態調査や商品開発のマーケット調査などに活用する場合、ターゲットとなる回答者の絞り込みも不可欠です。

Webアンケートでは、年齢や性別、属性など、必要なターゲット層に絞ってアンケートを行うことができる点も利点となります。
過去に集めたデータを、ターゲットによって抽出しやすくなることも大きなメリットです。

的を絞ってデータを集められると、データの精度も上がるため非常に効率的です。
例えば、消費者の意識調査や商品開発において、必要な年齢層や地域など、ターゲットを絞ったデータの抽出もでき、効果的な販売戦略につながります。

紙に比べて高い回答率が期待できる

Webアンケートは、スマホやタブレットなどを利用してWeb上で簡単にアンケートに答えることができ、郵送などの手間もかからないため、回答者の負担も軽減します。
そのため、紙媒体のアンケートに比べて、回収率が高く、回答速度も速いことが特徴です。

また、Webアンケートの場合は、回答の必須項目や任意の項目などを設定できるため、必要な回答を逃さず回収できるというメリットもあります。

アンケートの回答は、実施企業にとって有益な情報であり、貴重なデータです。
Webアンケートは、回答者の負担も軽減し、回答のハードルを下げることで、より多くの回答を集められる点は、企業にとっても大きなメリットとなります。

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自社に適したアンケートツールの選び方

それでは、自社に適したWebアンケートツールはどのように選べばよいのでしょうか?
Webアンケートツールを選ぶ際のポイントは、以下の4つです。

  • デザイン性のカスタマイズ性はあるか
  • PCとスマホに対応しているか
  • セキュリティ対策が施されているか
  • 結果の集計がしやすいか

アンケートツールの選び方のポイントを解説します。

デザイン性のカスタマイズ性はあるか

アンケートは、見やすさやビジュアル面なども重視したいポイントです。
Webアンケートツールは、自社に合わせた画面デザインなど、デザインを自由に変更できるものを選ぶとよいでしょう。

自社のロゴの埋め込みやレイアウトなどが、簡単にできるかどうかも大切なポイントです。
デザインやレイアウトは自由にカスタマイズできるか、自社が行うアンケートにフレキシブルに対応できそうかなどを確認しましょう。

PCとスマホに対応しているか

Webアンケートツールが、どのようなデバイスにも対応しているかどうか(レスポンシブデザインに対応しているかどうか)も大切なポイントです。
レスポンシブデザインというのは、どのようなデバイスからも見やすく使いやすいレイアウトに対応する技術をいいます。

アンケートは、パソコンだけでなくスマホやタブレットなど、さまざまなデバイスを利用して回答されます。
スマホからもアクセスしやすいものであれば、出先や空き時間などにも気軽に回答でき便利です。

回答者が利用しやすいものであれば、回答者の負担も減り、回答率アップも見込めます。

セキュリティ対策が施されているか

Webアンケートは、名前や電話番号などの個人情報を取り扱うため、セキュリティ対策が施されていることは欠かせないポイントです。
個人情報の取り扱いは、企業は特に配慮しなければなりません。

入力された情報が暗号化されたり、IPアドレスを制限したりといった、セキュリティ機能が充実しているかどうかを必ずチェックしましょう。情報が暗号化されていれば、万が一情報が漏れてしまっても、解析されることはほぼありません。

アンケートに入力された情報や通信面に加えて、保存される情報のセキュリティ対策も万全かどうかの確認も重要です。

結果の集計がしやすいか

アンケートは、結果の収集だけでなく、集計し分析することで活用につながります。
そのためアンケートツールは、結果を素早く集計し可視化しやすいものや、分析機能などがついているものなどがおすすめです。

Webアンケートでは、回答がデータ化されているため、集めた情報をどのように集計して活かすかが重要です。
集計結果をグラフで表示できるものなど、集計機能についても確認しておきましょう。

効果的なアンケートツールの使い方

回答率を上げ必要な情報を得るために、アンケートを実施する際には以下のようなポイントが欠かせません。

  • 目的を明確にする
  • ターゲットを明確にする
  • 取得回答数の目標を決める
  • 目的を明記する
  • 回答のハードルを下げる

効果的なアンケートツールの使用法について、それぞれ詳しく解説します。

目的を明確にする

まず、アンケートで得られた情報をもとに何をしたいのか、アンケートを実施する目的を明確にしましょう。

例えば、

  • 顧客満足度アップ
  • 売り上げの向上
  • リピーターの獲得
  • クレーム対策の強化

といった具体的な目的を設定します。

アンケートを実施した結果、どのような情報を得て何につなげるか、まず目的を明確に設定することが重要です。

逆に目的が不明瞭なまま設問を考えてしまうと、的外れなアンケートとなってしまい、有益な情報を集めることが難しくなってしまいます。

ターゲットを明確にする

アンケートの目的や課題に合わせて、調査の対象となるターゲット(アンケートを実施する相手)も明確にしましょう。
年齢・性別・職業・属性・居住地など、集めたい情報に合わせて、アンケートを実施する対象を絞ります。

自社の顧客を対象にしたものか、それとも不特定多数を対象にしたものかなど、ターゲットによって設問の内容も大きく変わってきます。
目的が明確になっていれば、ターゲットも比較的スムーズに絞り込むことが可能です。

取得回答数の目標を決める

集めたい回答の目標数を決めることも大切です。
どの程度の回答を集めれば、分析や解析に役立てることができるか、あらかじめ目標数を見極めましょう。

集める回答が少なすぎては、回答にも偏りが出てしまい、正しい集計にはつながりません。
アンケートの目的に応じて、幅広く多数の意見を集めるのか、ある程度絞った数を目標数とするのか、集めたい回答数の目安も変動します。

目標回答数と合わせて、いつまでに回答を集めるかといった「期間」も忘れずに設定しましょう。

目的を明記する

アンケートには、アンケートの目的もしっかり明記しましょう。
目的が明記されていないと、回答してくれる人に不信感を与え、回答率にも影響してしまいます。

例えば「このアンケートは、弊社のサービスの向上に役立てて参ります。ご協力おねがいいたします」といった文言を必ず添えます。

個人情報を記入してもらう場合は、個人情報の取り扱いについても忘れず明記しましょう。
合わせて「回答期限」も記載しておくことで、回答者もいつまでに回答するか目星をつけることができます。

回答者が安心して回答できるよう工夫し、回答者目線になってアンケートを作成することで、回答の回収率も高くなります。

回答のハードルを下げる

設問は、基本的に「はい」「いいえ」などで簡単に回答できるような設問(クローズド・クエスチョン)にして、回答のハードルを下げることも重要です。

初めは簡単に答えられる設問にすることで、回答者も回答しやすいと感じます。そのため、アンケートを最後まで完結してくれる傾向があります。

自由に回答を記入するようなオープン・クエスチョンは、最後の方に記載します。数も回答者の負担にならない程度(1〜2個程度)に抑えましょう。

アンケートが回答しにくいものと感じてしまうと、回答者もハードルが上がり、避けられてしまいます。
少しでも多くアンケートを回収するためにも、回答しやすい設問でアンケートを構成する工夫は欠かせません。

おすすめのアンケートツールを紹介

Webアンケートの作成に便利なツールを、5つご紹介します。

  1. FormBridge(フォームブリッジ)
  2. Google Form(Googleフォーム)
  3. Fastask(ファストアスク)
  4. formrun(フォームラン)
  5. Surveroid(サーベロイド)

順にご紹介します。

FormBridge(フォームブリッジ)

フォームブリッジは、kintoneと連携させてWebアンケートなどを作成できる、Webフォーム作成ツールです。
アンケートの作成だけでなく、集めたデータも全てkintoneに自動で保存されるため、データベースの構築といった複雑な作業も必要ありません。

kintoneは、ビジネスで発生するあらゆる業務情報を一元管理できる、クラウド型のWebデータベースサービスツールです。

主に以下の機能が搭載された「業務のプラットフォーム」として、20,000社以上の企業で導入されています。

  • 情報をためる機能
  • 進捗を管理する機能
  • コミュニケーションする機能

kintoneは、プロジェクトやチームごとにワークスペースを作成し、猥雑になりがちな情報をプロジェクトごとに一つにまとめて管理することが可能です。
仕事の進捗やタスク管理も、最新ページをチェックするのみで全て把握できるため、業務効率向上に大きく貢献するツールとして人気があります。

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フォームブリッジでは、自社のロゴや画像を使用して自社専用のフォームを簡単に作成したり、自社のWebサイトにフォームを埋め込んだりすることができます。
マウス操作のみで簡単にWebフォームを作成できるため、プログラミングなどの専門の知識も特に必要ありません。

情報は暗号化通信でkintoneに保存され、IPアドレス制限やパスワード認証など、セキュリティ面も充実しているため安心です。

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Google Form

Google Form(Googleフォーム)とは、Google社が無料で提供しているフォーム作成ツールです。
アンケートフォームやイベントの申し込みフォームなど、さまざまな用途で活用されています。

アンケートツールを使用したことがなくても、簡単なアンケートであれば複雑な操作もなくアンケートを作成することができます。
コストをかけず、すぐにWebアンケートを実施したい場合には、Google Formは使いやすくおすすめです。

デザインのカスタマイズも限られてくるため、自社専用のデザインなど独自性を出したい場合には別サービスを検討するとよいでしょう。

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Fastask(ファストアスク)

Fastaskは、アンケート作成が簡単にできるシンプルな操作性と、見やすくてわかりやすいデザインが魅力の、アンケート作成ツールです。
従来のリサーチの無駄を徹底して省き、低価格でのネットアンケートを実現しています。

日本語処理技術を持つ「日本語の専門家集団」が、アンケート内容を徹底的にチェックしてくれるため、安心してアンケート調査を行うことが可能。
「配信おまかせパック」を利用すれば、アンケートの作成から配信までをFastaskにお願いすることもできます。

アンケートの回収状況をリアルタイムで確認でき、無料で提供される集計ツールを利用して、調査結果を自動で集計することも可能です。

formrun(フォームラン)

formrunは、デザイン性に優れたテンプレートが豊富な、Webアンケート作成ツールです。
専門的な知識がなくても簡単に見栄えの良いアンケートフォームが作成できることが魅力です。

40種類以上のテンプレートから、アンケートフォームだけでなく、予約フォームや資料請求フォームなど、さまざまなフォームを作成することができます。操作も、テンプレートの中から必要な項目をクリックするのみなので、専門的な知識も不要です。

GoogleスプレッドシートやSalesforceと連携させて、回答データを集計することも可能です。

Surveroid(サーベロイド)

Surveroidは、低価格でネットリサーチができる、Webアンケート作成ツールです。
直感的な操作で簡単にアンケートを作成でき、電話やメールでの無料サポートなど、サポート体制も充実しています。

単一設問や自由記述など、設問タイプも豊富に揃い、回答者の条件なども設定できるため、本格的なネットリサーチの実施が可能です。
付属の集計ツールで、集まった結果を簡単に集計することもでき、資料作成にも役立ちます。

顧客の満足度や購買行動の変化、ブランド認知度など、市場のさまざまな調査に幅広く活用されているリサーチツールです。

Webアンケートツールを活用して、効果的なマーケティング施策を

Webアンケートツールについて、選び方や代表的なものなどをご紹介しました。
アンケートツールを活用することで、アンケートの作成、配布、回答、回収、集計など、一連の流れが全てWeb上で可能となり、マーケティング施策の強力な味方となります。

最適なWebアンケートツール選びに、ぜひ本記事をお役立てください。

なお、トヨクモの「フォームブリッジ」のアンケートフォームで登録された情報は、そのままkintoneに自動で反映されます。顧客情報などがリアルタイムで更新されるため、更新の手間が省けるだけでなく、情報が重複することがなく一元管理できる点も大きなメリットです。

トヨクモの「フォームブリッジ」は、30日間無料でお試しいただけます。
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