こんにちは!インターン生の丸田です。今回は、「私の業務改善」シリーズ第3弾ということで、インタビュー形式での記事となります!
私の業務改善シリーズでは、トヨクモやkintone界隈の方1人1人が「どのように業務をしているのか」「どのような業務改善を実施したのか」をご紹介していきます。
第1弾「【kintone×マーケティング】Webマーケティング担当のツール利用方法10選」
第2弾「【kintone+動画編集】業務時間を1/4に削減した、トヨクモの動画制作裏側をご紹介」
に引き続き、今すぐにでも業務に取り入れたくなる改善ポイントをご紹介します。
kintoneを検討・利用中の方はもちろん、マネージャークラスの皆さん、イベント担当の皆さん、パートナーセールス担当の皆さんにぜひ読んでほしい内容になっております!
自己紹介
また、トヨクモはベンチャー企業でありながらもサブスクモデルの事業形態で毎月売り上げが積み上がっていて、非常に安心感があるなと思って入社を決めました。
そこからまた2年ほどでセールスチームに異動してkintone連携サービスのサポート、各パートナーさんとの窓口、広報、ブログ・SNS・プレスリリース更新などなど色々経験させてもらいました。
ユーザーフェスについてはあとでたっぷり伺います。
今までも代理店さんとお仕事することはありましたが、より具体的になった感じです。
あとは、これまで以上にパートナーさんの顔や名前を覚えて丁寧にサポートするように心がけるようになりました。
kintoneで実施した業務改善
社内、社外問わずたくさんの方から信頼されている簗瀬さん。kintoneでどんな業務改善をされたのでしょうか。
①パートナーさん向けシステム環境の管理
トヨクモのパートナーセールスでは、トヨクモ製品の代理店さんと連携してトヨクモ製品のセールスを促進していく業務を行います。その中で、代理店さんに向けて製品のデモ環境を長期(1年間)でお渡ししていて、毎年1月に更新確認の連絡をしています。
【問題】
・ひとりで更新確認連絡を1件ずつ送っていた(281件!)
・csvで重複確認をして、メールワイズで1件ずつ送るという2ステップを踏んでいた
【対応】
・長期環境管理アプリを作成、パートナーさん1名につき1レコードにまとめた
・kMailerと連携してワンクリックで更新確認連絡を送れるようにした
【効果】
・重複確認をしなくて済むようになった
・kMailerで一括送信できるようになった
・対応漏れがなくなった
・まる3営業日分のタスクが大幅削減
②タスク管理
【問題】
・自分の指示したメンバーのタスクが見えない
・口頭での確認では対応しきれなくなった
【対応】
・活動管理アプリ/週次の活動管理アプリを活用した
【効果】
・メンバーそれぞれで進捗管理できるようになった
・対応漏れがなくなった
・タスク完了後の振り返りも可視化して共有できるようになった
でも、それだとマネージャーはやっていけなかった。メンバーのタスクの状況や自分が指示した期限が見える化できていなかったんです。
最初は口頭で確認していたんですけど、それも失敗でした。
さらに、タスクが完了したら同じレコード内で振り返りを書くようにしています。
それで、週の始めと終わりに確認してそのタスクが完了しているのか、次週に持ち越すのか、継続するのか、やらなくなったのか、などを把握するようにしています。
そういうことなら、誰でも見れるアプリの方が上長の手間もかけずに済みますもんね。
③イベント企画・運営
トヨクモでは、「トヨクモユーザーフェス」や「他社共催セミナー」などのkintoneや連携サービスについてのセミナーやイベントを行っています。簗瀬さんは各種イベントの企画、運営を担当されています。
トヨクモユーザーフェス企画・運営
【問題】
・登壇者と綿密なコミュニケーションをとらなければならなかった
・さらに登壇者もたくさんいるので対応が大変だった
【対応】
・1開催ごとにゲストスペースを作成して登壇者を招待
【効果】
・レコード単位で登壇者を管理することができた
・クローズな環境での連絡網として役立った
・対応漏れが防げるようになった
そんなこともあって、ゲストスペースを作成することにしたんです。
こちら側としては、他社同士の情報が見えないようにアクセス周りの確認もしましたね。
イベント動画の公開
【問題】
・より多くの人に見てもらいたい
【対応】
・リアルタイム配信をZoomで行った
・さらに、StreamYardを使用してYoutubeLIVEに連携した
・Youtubeで動画のまとめサイトを作成
・作成したまとめサイトをkViewerに連携
【効果】
・2021年開催ユーザーフェスの動画は計5149回再生(2022年11月現在)
他社共催セミナーでの連絡法
【問題】
・企業ごとに連絡手段が異なっていた
・連絡が二度手間になることがしばしばあった
・参加者リストを主催企業のみが保持していたので、情報共有に2〜3日かかっていた
【対応】
・トヨクモで参加者リストなどを管理するようにした
・会社ごとのゲストスペースを作成
・上記スペース内にセミナー参加者アプリ、アンケートアプリを入れて共有した
【効果】
・イベント参加者、アンケートなどをリアルタイムで見れるようになった
・連絡にかかる工数の削減
だから、連絡方法が確立されてなくて、例えばメッセンジャーで依頼がきたり、ゲストスペースでサイボウズさんから連絡がきたりとバラバラでした。しかも、a社とトヨクモ、b社とトヨクモ、のように連絡が1:1で二度手間だったんです。
それらの情報をリアルタイムで見れるように、共催セミナーの時はトヨクモが主体となって開催するようにしたんです。ゲストスペースを作って、予定管理アプリや参加者管理アプリ、満足度調査アプリを作成しました。
④定例業務手順作成
【問題】
・定例業務に変更点などがあった場合、関わるメンバーがぞれぞれのメモ帳にそれぞれで記載していた
・一斉にメモをするのが無駄な作業だった
・お互いに共有できない
【対応】
・業務手順アプリを作成した
【効果】
・最初に変更に対応する人だけがアプリを編集すれば他の人にも共有できるようになった
・新入社員への説明コストも削減した
それから、新入社員への説明コストが減ったのも作ってよかったポイントです。
補足事項とか注意点とかはあとから追加しましたね。カテゴリー分けもしているので見やすくなってます。
kintone以外のツールで実施した業務改善
①フライヤー制作
【問題】
・デザイナーに依頼して作成してもらっていた
・入稿までに時間や工数がかかっていた
【対応】
・Canvaを使用した
【効果】
・デザイン知識がなくても綺麗なフライヤーが作れるようになった
・素早く作成、入稿までできるようになった
でもCanvaだったらデザイン知識なくても欲しい画像や素材がすぐ見つかって綺麗なフライヤーができるので、「依頼」という部分の工数を削減できたと感じています。
②サイト作成
【問題】
・スピード重視で1からサイトを作成する必要があった
・サイト作成に関する知識があまりなかった
【対応】
・Wordpressを使用した
・既存のサイト(kintone操作ガイド)をまるっとコピーして作成した
【効果】
・パートナー企業向けのサイトを6週間で構築、2022年10月7日に公開できた
・サイトを見てもらうことで発注や見積もりに関するメールや電話での問い合わせが減った
実は、kintone操作ガイドをWordpressにそのまんまコピーして、画像や色を変えただけなんです。
今後の展望
また、パートナー様に活用してもらえるようなコンテンツ作りをスピーディーに拡充し、パートナー様にとってより販売しやすい環境づくりをしていきたいと考えています。