【大英産業】来場予約からアンケートまでを内製化!顧客体験と従業員体験を向上させたDX
「トヨクモ kintoneフェス2026」は、トヨクモが主催する年に一度のオンライン+リアルイベントです。
2026年のテーマは「みつかる、かなえる、kintone」。さまざまな業界で活躍するユーザーの皆様から、kintone+トヨクモ製品を活用した業務改善の取り組みをご紹介いただきました。
今回レポートするのは、大英産業株式会社の白石貴之氏・松永広輝氏のご登壇です。
外注していた来場予約システムや紙で実施していたアンケートを、『FormBridge』『kViewer』『DataCollect』を使ったシステムに置き換えた大英産業株式会社。システムの内製化によりコストダウンをしながら、顧客体験や従業員体験をともに向上させた開発プロセスをご紹介します。
目次
会社紹介
こんにちは、大英産業株式会社(以下、大英産業)の白石貴之です。本日は、不動産デベロッパーである当社がkintone×トヨクモkintone連携サービスで実現した来場予約システムのDXを紹介いたします。
私は中途入社後、Webマーケティングや広報・コミュニケーション、経営企画などの役割を経て、現在は情報システム部門として社内のDXを推進しています。
当社は「ライフスタイルにあった良質な『すまい』を提供し、持続的に発展する『まち』をつくる」を企業ミッションに掲げる「街の開発者(デベロッパー)」です。新築の分譲マンション、新築の一戸建て、中古住宅の買取再販、街の再開発や土地活用・資産運用のご提案などを通じて、街づくりに取り組んでいます。
本社は福岡県北九州市、事業エリアは九州・山口で、創立は1968年。現在58期目です。複数の住宅事業において、仕入れから建築、販売、アフターサポートまでを一気通貫で行っており、売上規模は前期で390億円、社員数は約450名です。
kintoneで顧客・物件・契約を管理
当社ではkintoneを、事業運営を支える業務システムとして活用し、主に顧客・物件・契約の情報を管理しています。
顧客情報は「顧客マスタ」と「商談アプリ」、物件情報は「物件マスタ」と各部屋の情報を管理する「号室アプリ」に登録します。これらの情報を契約アプリで結び付け、どのお客様がどの部屋を契約したのかを管理しています。
アプリの改善は、情報システム部門と事業部門が一緒に進めています。設定画面を見ながら、その場で修正や機能追加を行うこともあり、私たちはこれを「ライブ改善・開発」と呼んでいます。
こうした取り組みを続けるうちに、事業部門から「こんなこともできる?」という相談が増え、kintoneを使う業務も広がっていきました。
その一方で、来場予約やアンケートなど、kintoneの基本機能だけでは対応しにくい業務も出てきました。ここからは私と同じチームで働く松永より、その壁の乗り越え方を、実際の事例とともにご紹介します。
来場予約・来場アンケートで抱えていた3つの課題
大英産業の松永広輝です。
私は新卒で入社し、システムや総務に関わる業務を経験してきました。現在は情報システム部門で、社内業務のDXを担当しています。私からは、大英産業がkintoneの基本機能だけでは難しい課題に対して、実際に行った取り組みを説明させていただきます。
私たちの困難を解決してくれたのは、トヨクモのkintone連携サービスでした。まずは表題にもありました来場予約、来場アンケートの変革についてお話しします。
これまでは、お客様がWebサイトから来場予約をすると、社員が予約情報をkintoneへ登録していました。来場後は紙のアンケートにご記入いただき、その内容を社員が再びkintoneへ入力します。さらに、商談後には営業担当が商談内容を登録していました。
この運用には、主に3つの課題がありました。
- Webの予約フォームを外注していた:コストがかかり、修正や更新にも手間がかかっていました
- kintoneへの入力作業が多かった:予約やアンケートの内容を社員が手作業で登録していました
- アンケートに未記入が多かった:紙のアンケートでは、回答が抜ける項目がありました
これらの課題に対応するため、FormBridge・kViewer・DataCollectを活用しました。
FormBridge・kViewer・DataCollectで予約システムとアンケートを内製化
来場予約システムは、FormBridge・kViewer・DataCollectを組み合わせて内製しました。
物件のWebサイトから予約フォームを開くと、予約可能日がカレンダーで表示されます。希望日時を選択すると、予約内容の確認とお客様情報の入力画面へ進みます。
3製品は、次のように使い分けています。
- kViewer:予約可能日をカレンダー形式で表示
- FormBridge:お客様情報を入力するフォームを作成
- DataCollect:予約枠の増減を自動計算
参考:【テンプレあり】kintoneを活用しカレンダーから日付を選択して予約/申込みシステムを作成する方法!
来場時に紙で記入していただいていたアンケートも、FormBridgeで電子化しました。
来場前にお客様情報を把握できるフローへ
来場予約とアンケートをシステム化したことで、予約から商談までの進め方も変わりました。
お客様がFormBridgeから来場予約をすると、予約情報はkintoneへ自動で登録されます。来場アンケートもFormBridgeで回答いただくため、その内容を社員がkintoneに転記する必要はありません。
紙のアンケートでは難しかった必須項目の設定もできるようになり、回答漏れを防げるようになりました。さらに、来場予約の自動返信メールにアンケートのURLを載せ、来場前に回答していただく運用へ変更しています。
これにより、営業担当はお客様が来場する前に、希望条件や検討状況などを確認できます。当日の商談に向けた準備もしやすくなりました。
他の業務アプリへの展開
来場予約・アンケートでの活用をきっかけに、FormBridge・kViewer・DataCollectの活用を、他の業務にも広げています。
事業サイトの問い合わせフォーム
複数の事業サイトにある問い合わせフォームの一部をFormBridgeで作成しています。外注していたフォームを内製し、修正や更新も社内で対応しています。
参考:kintoneで問い合わせフォームを作ろう!作成の手順を紹介
業績報告アプリ
各拠点から入力される実績をDataCollectで集計し、目的別の数値をまとめています。手作業での集計や共有にかかる時間を減らしました。
参考:売上管理業務をノーコードで実現、kintone(キントーン)で売上管理を自動化する方法【DataCollect】(動画)
販売中物件情報の可視化
kintoneに登録している販売中物件の情報をkViewerで一覧化し、社内外の関係者に共有しています。必要な情報を確認しやすくなり、個別の連絡も減りました。
社内DX事例集アプリ
社員へのインタビューをもとにDX事例を集め、kViewerで読み物形式の事例集を作成しました。他部門の取り組みを知る場として、社内で活用しています。
参考:リッチなビューで情報公開、kViewerをCMSとして活用できるように
お客様体験価値と従業員体験価値の向上へ
大英産業では、データの加工や統合、集計、可視化といった作業に、まだ多くのリソースを割いています。
これらを省力化・自動化・高速化し、事業判断や経営判断のスピードと精度を高めることが今後の目標です。その分、お客様体験価値と従業員体験価値の向上に、より多くのリソースを使いたいと考えています。
そのために、kintoneやkintone連携サービスに加えて、AIの活用も進めていきます。
私たちの社名「大英(DAIEI)」の真ん中には、実は「AI」があります。これからも社内のDXに取り組み、新しい事例をご紹介していきたいと思います。
ご登壇ありがとうございました!
今回ご紹介いただいたFormBridge、kViewer、DataCollectは、30日間の無料お試しを何度でもご利用いただけます。無料お試し環境ではFormBridgeとkViewerの連携なども試せるため、今回の記事に登場したシステムを構築することも可能です。
来場予約フォームやアンケート、kintoneへの手入力を見直したいかたは、今回の大英産業株式会社の事例を参考にしてみてください。
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