予約フォームのダブルブッキングをどう防ぐ?西日本鉄道が実践したkintone運用の工夫【ユーザー会レポート】
目次
ユーザー会でのLT登壇の様子をレポート!
この記事は2026年6月に開催したユーザー会での西日本鉄道株式会社 DX・ICT推進部 松村健太さんのLT登壇の様子をお届けするレポート記事です。
今回は「トヨクモkintone連携サービスにレコード編集の排他制御があったらな」でご登壇いただきました!
西日本鉄道株式会社とkintone活用の背景
西日本鉄道の松村です。DX・ICT推進部に所属しており、業務改善の相談対応とkintoneの統括管理をメインに担当しています。
西鉄グループは84社・1学校法人(2026年5月30日時点)という規模で多くの事業を展開しており、グループ内でのやり取りも多岐にわたります。部署・グループ会社をまたいだ会議や相談会が頻繁に行われており、kintoneでは予約フォームや残席数管理アプリなど、イベントに応じたさまざまなアプリを活用しています。
DX・ICT推進部でも、業務改善相談会の申込フォームをkintoneで作成し、運用していました。今回は、その運用の中で実際に体験した困りごとをお話しします。
kViewer×FormBridge連携の予約運用で起きたダブルブッキング
相談会の予約では、kViewerで予約可能な時間枠の一覧を公開し、そのビューの中からFormBridgeの申込フォームに遷移して枠の確保と相談内容を1つのアプリに入力する運用をしていました。
この運用では、あらかじめkintone内に用意した「◯時〜◯時の空き枠」というデータ(レコード)を、FormBridgeとkViewerを通じて予約者が直接上書き(編集)する形で予約が登録されます。
そのため、AさんとBさんがほぼ同時に同じ時間枠のフォームを開き、それぞれ相談内容を入力した場合、後から保存したBさんの情報でレコードが上書きされ、先に入力を完了していたAさんの情報が消えてしまいます。
結果として、相談会当日にAさんが「予約できたはずなのに」と会場に来られるという事態が発生しました。kViewerとFormBridgeの連携を活用した予約運用において、同時アクセス時に稀に発生しうるレコード競合の問題です。
運用改善:枠の確保と相談内容の入力をアプリ分割
この経験をふまえ、「誰が枠を取るかを決めるアプリ」と「相談内容の入力をするアプリ」を分けて運用する方法に切り替えました。これにより、申込内容は上書きではなく「新規追加」で受け付けることができるようになりました。
枠の確保アプリで万が一競合が発生しても、相談内容の入力フォームには6枠に対して7件分の相談を受け付けることができます。競合が生じた場合は別日への振り替えなど、柔軟な対応が可能になりました。
この運用によって、ダブルブッキングの問題は解消されています。一方で、アプリを2本用意する必要があるという点は、管理上の手間としてまだ課題に感じています。
今後の期待:1つのアプリでレコード編集を制御したい
現在の運用は問題を回避するための工夫ではありますが、理想としては1つのアプリ内で「先に枠を確保した人の入力を保護する」ような制御ができると、よりシンプルに管理できると考えています。
同じようなお困りごとをお持ちの方は、アプリ分割による運用回避のアイデアをぜひ参考にしてみてください。また、別のアプローチをご存知の方がいれば、ぜひ情報交換できると嬉しいです。
ご登壇ありがとうございました!
明日から真似できそう!と思えたご活用Tipsは見つかりましたか?
大規模グループ内でkintoneを統括管理されている松村さんならではの実体験でした。kViewer×FormBridgeの連携運用で起きた予想外のトラブルと、その回避策はリアルなノウハウとして多くの方の参考になるのではないでしょうか。同じ課題を抱えている方はぜひ運用の参考にしてみてください。
kintoneの予約システム活用やkViewer×FormBridge連携についてはこちらもあわせてご覧ください。
今回お話しの中でご紹介いただいたFormBridge、kViewerは30日間のお試しを何度でもご利用いただけます。
それぞれの製品で何ができるかについては以下の動画にてご紹介しております。
その他、トヨクモ製品でどんな業務改善ができるかについては以下ページよりご確認ください。
また、過去のユーザー会の登壇レポートまとめはこちらからご覧いただけます。
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