こんにちは!最近ぐっと涼しくなりましたね。季節の変わり目に体調を崩しがちなので気をつけたいと思います、嶋田です。
さて、kintoneアプリストア内アプリ紹介。ついに最終回になりました。残っているものをばんばん紹介して行きたいと思います♪
前回はこちら→【使ってみた】kintoneアプリストア⑩~機能特化アプリ2~
初回はこちらになります→【使ってみた】kintoneアプリストア~営業支援系アプリ編①~
卸売・小売業向けアプリ
まず初めに、卸売や小売業に携わる方々におすすめのアプリです。
新規出店の候補物件管理
小売店や飲食店など、いくつかの店舗を運営している企業で店舗の新規出店を検討する際に、検討物件の情報登録を行うアプリです。(詳細はこちら)
kintoneの一覧画面で、承認前、承認後のステータスや地域などで絞り込んで情報の管理を行います。
また、出店を検討したものの、結局出店しなかった、ということもありますよね。その場合、「承認前」に戻すと分かりづらいですよね。
レコードを削除してもいいのですが、その地域に出店を再検討する場合や、報告の必要が出た場合など、情報が必要になることは往々にしてあるかと思います。
そんなときのために、出店承認欄に「却下」の欄を設けました。
「却下」だけ抽出することで、再度出店地域の検討をする際に、なぜ出店承認に至らなかったのか、原因の分析を行い、よりよい出店に繋げることができるのではないかなと思います。
外部作業者申請
商業施設等で、テナント店舗が工事や改修等を行う際、外部に作業を依頼する場合の申請アプリです。(詳細はこちら)
また、こちらはテナントに入力してもらって本部で管理するアプリなので、弊社のフォームブリッジでフォーム化することができます!
ユーザー選択の「本部担当者」フィールドはフォーム化の際に自動的に省かれますので、初期値として担当者をいれ、自動的に登録されるようにしました。また、補足説明も加えています。
フォームブリッジでの詳しい設定方法はこちらの操作ガイドをご覧ください。
輸入品価格管理
卸売業や販社の中でも、海外から輸入販売を行っている会社向けのアプリです。製品情報、販売先情報、価格情報を入力し、価格の変化や推移を管理できます。(詳細はこちら)
出荷価格は「輸入価格*(1+(利益率*0.01))」で立式されているので、輸入価格、利益率を設定すれば出荷価格は自動的に算出されます。
また、このアプリには、登録→承認待ち→承認の簡単なプロセス管理が設定されています。ステータスが承認待ちのレコードの作業者が設定されていないので、「総務部」を設定してみました。
価格表などは、Excelで管理されている会社さまも多いかと思います。kintoneで管理することで、最新のデータを全員が共有し、迅速に動くことができますね!
派遣エンジニア提案管理
派遣業者用アプリです。クライアントにエンジニアを提案する際の、提案の進行状況を管理できます。同一クライアントへの過去の提案や、エンジニアの過去案件等も参照できるため、久しぶりのコンタクトであってもスムーズにクライアントとのやりとりができます。(詳細はこちら)
このレコードには次回コンタクト情報が入れられるようになっていますが、通知設定はされていないため、次回コンタクト日の前に通知を行うよう設定をしました。
製造業問合せ管理
製造業等向けに、コールセンターへの問合せ内容を管理するためのアプリです。エンドユーザーからの問合せというよりは、メーカーが取引先の企業からの問合せを管理するためのアプリ構成になっています。(詳細はこちら)
kintoneアプリストア④の記事で紹介しました対エンドユーザー企業向けの問合せ管理アプリより、記入する箇所は多くなっています。
なかでも一番面倒くさいと感じるのが、製品の価格の部分ではないでしょうか。正確に対応する必要がありますしね。
そこで、このようなマスタアプリを作って、ルックアップで登録できるようにしました。
これで価格の案内間違いはなくなりますし、入力の手間も少なくなりますね!
製造業作業工数管理
作業者に毎日の作業内容を入力してもらい、管理者が作業者の工数管理を行うアプリです。「工数合計」の数値フィールドには「SUM(工数)」というテーブルの各行の工数を合計する関数で式が立てられています。(詳細はこちら)
また、「残業時間」は「工数合計-8」の式が立てられています。こちらは就業規定に応じて変更するといいですね。
作業者別の作業内容や製品別の作業工数もワンクリックでグラフ化できるので、どの製品にどのくらいの工数が掛かっているのか、人員は適切か、等の分析が簡単にできます。
総務系アプリ
続いて、総務の業務に携わる方々におすすめのアプリです。
証明書発行申請
社員が就労証明書や源泉徴収票の再発行等を総務担当者に申請する際に利用できるアプリです。プロセス管理が設定されているので、対応漏れを防止できます。(詳細はこちら)
安否確認
災害時等に、簡易的に社員の安否確認が行えるアプリです。(詳細はこちら)
このアプリはこのように安否登録→安否情報確認という手順になっています。
「報告者」フィールドは作成者を自動的に入力するのではなく、ユーザー選択のフィールドになっていて、ログインユーザーを優先して入力するようになっています。
また、最下部の入力欄は文字列1行フィールドで「作成者」を自動的に表示するようになっていて、この文字列1行フィールドがレコードタイトルに設定されています。
総括
11回に渡ってお届けしてきましたkintoneアプリストア内アプリ紹介シリーズ、いかがでしたでしょうか??
kintoneを、社内業務をもっと知りたい!と思ってはじめたこのシリーズ、サイボウズ社の方や関連他社の方にシェアしていただいたりして嬉しかったです(o´▽`o)v
紹介ブログを書いている間に、アプリストア内アプリも増やしていただきました。今回は増えた分に関しても紹介しておりますが、また数が増えたら、こっそりこのシリーズを更新しようと思います(笑)
それではこの辺りで。11回にわたる本記事、ご高覧いただき誠にありがとうございました。