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kintoneの建設業向けアプリ例と導入事例から見る上手な使い方

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

kintoneは、デジタル化や働き方改革が求められている建設業の課題解決ができるツールです。kintoneの多様な現場に合わせた活用ができる「柔軟性」と、部署や現場をまたいだ情報管理が可能で建設業特有の課題解決に役立ちます。

本記事では、kintoneにおける建設業向けのアプリ例や、導入事例をもとにkintoneの業務における上手な使い方を見ていきます。kintoneを導入する際の注意点も紹介するので「建設業におけるkintoneの上手な使い方」が知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

kintoneは業務や情報共有の効率化ができる建設業におすすめのツール

kintoneを活用すると、建設業における進捗管理や設備点検などの「管理業務のデジタル化」や「リアルタイムな情報共有」を実現できます。案件やレコード(データ)に紐づけてコメントを残せるため、メールや電話のやり取りを減らすことも可能です。

建設業おすすめ画像1

▲出典:kintone公式サイト「機能|事例>後藤組 様の導入事例

たとえば、現在Excelや紙で管理している顧客情報や案件の進捗管理をkintoneに移行することで、全員でリアルタイムな情報共有が可能です。タブレットやスマホでも確認できるため、kintoneにログインすれば現場や別の拠点からでも写真付きの報告書を提出できます。

kintoneにデータを蓄積できれば、データのグラフ化やノウハウの共有も手軽にできるようになります。kintoneは「30日間無料お試し」ができるので、自社の環境で試したい人は、ぜひ一度活用してみてください。

kintoneの建設業向けアプリ例

アプリ例画像

kintoneには、業種別にサンプルアプリ(テンプレート)が用意されており、kintoneアカウントを持っていれば無料で利用できます。サンプルアプリの入力項目には、すでにほかのアプリと連携させる機能の設定がされています。

まずはサンプルデータとともにダウンロードし、機能を確認してから自社の状況に合わせてカスタマイズしてみてください。

【建設業で使えるサンプルアプリの例】

アプリ例 概要
建設業案件管理パック
  • ・建設業の工事情報をまとめて管理できるアプリパック
  • ・引き合いから完工までの進捗や原価管理、作業記録を残せる

<パック内容>
顧客管理、案件管理、作業日報、作業員マスタ、材料費・現場経費

現場発注管理パック
  • ・現場担当者が材料費や現場経費の発注情報をまとめて管理できるアプリパック
  • ・発注の申請や承認、過去履歴を確認できる

<パック内容>
現場・対象先管理、現場発注管理、発注先マスタ

建設作業日報パック
  • ・おもに設備業向けの作業日報パック
  • ・現場ごとの労務時間と作業内容の記入や、作業員別に当月の勤務時間を表示できる

<パック内容>
建設作業日報、作業員名簿、現場マスタ

建物設備巡回報告書
  • ・設備点検の報告業務ができるアプリ
  • ・タブレットやスマホから写真付きで報告できる
不具合対応管理
  • ・設備機器の不具合対応をまとめて管理できるアプリ
  • ・受付から対応履歴、原因と対策を記録し、対応状況やノウハウの蓄積および可視化が可能

参考:kintone公式サイト「機能|サンプルアプリ>建設業

上記のほかにも、社内の申請管理ができる「ワークフローパック」やスケジュール管理のための「イベント・フェアカレンダー」といったサンプルアプリも活用できます。

本記事では建設業の現場でkintoneを使うイメージを持てるように、建設業向けのサンプルアプリを紹介します。これからアプリを作成する予定の人は、ぜひ参考にしてみてください。

なお、建設業向けサンプルアプリは、kintoneの公式サイト「機能|サンプルアプリ>建設業」から確認できます。

建設業案件管理パック

建設業案件管理パックは「顧客管理」「案件管理」「作業日報」「作業員マスタ」「材料費・現場経費」の5つのアプリが揃っているサンプルアプリのパッケージです。顧客情報や案件の進捗情報、作業日報や原価情報をまとめて管理できます。

たとえば、「顧客管理」や「作業員マスタ」の顧客情報や作業員情報を「案件管理」アプリに表示して、入力の手間やミスを減らす使い方が可能です。

アプリ間のデータ集計をしたい場合は「DataCollect(データコレクト)」のようなkintone連携サービスを活用することで、複雑な集計も実現できます。

【建設業案件管理パックの内容】※画像をクリックして拡大できます。

アプリ アプリの詳細
顧客管理

建設業案件管理パック_顧客管理

▲レコード(データ)一覧

建設業案件管理パック_顧客管理2

▲レコードの中身

  • ・顧客の基本情報を管理するアプリ
  • ・関連情報の案件履歴は「案件管理アプリ」、日報履歴は「日報アプリ」の情報を表示している
案件管理

建設業案件管理パック_案件管理1

▲レコード(データ)一覧

建設業案件管理パック_案件管理2

建設業案件管理パック_案件管理3

▲レコードの中身

 

  • ・案件情報を登録するアプリ
  • ・予算情報は、金額や原価を入力すると粗利や粗利率が自動入力されるように設定になっている
  • ・実績原価内訳のアプリ間の集計は、基本機能では手動で行う必要あり

※「DataCollect(データコレクト)」のようなデータ集計のkintone連携サービスの活用がおすすめ

作業日報

建設業案件管理パック_作業日報1

▲レコード(データ)一覧

建設業案件管理パック_作業日報2

▲レコードの中身

  • ・現場ごとの作業内容や作業員の人工を記録する日報アプリ
  • ・「案件管理アプリ」の「工事コード」を取得したら、「発注者」「工事名称」の情報がコピーされるように設定になっている
  • ・現場写真も添付可能
  • ・作業員の情報は「作業員マスタ」アプリから選択できるよう紐付けられている
作業員マスタ

建設業案件管理パック_作業マスタ1

▲レコード(データ)一覧

建設業案件管理パック_作業マスタ2

▲レコードの中身

  • ・作業員情報を登録できるアプリ
  • ・氏名や職種などの情報を登録しておくことで「作業日報アプリ」に「ルックアップ機能」で表示できる
材料費・現場経費

建設業案件管理パック_材料費・現場経費1

▲レコード(データ)一覧

建設業案件管理パック_材料費・現場経費2

▲レコードの中身

  • ・現場ごとの材料費や現場経費の発注履歴を管理するアプリ
  • ・申請書類として上長へ申請フローを回すことができ、発注や承認状況を確認できる

なお、kintoneで原価管理を行いたいと考えている人は「kintoneで原価管理するメリットは?おすすめの連携サービスも紹介」も参考にしてみてください。

DataCollectの機能をもっと見てみる▶︎

現場発注管理パック

現場発注管理パック画像1

▲出典:kintone公式サイト「機能|サンプルアプリ>現場発注管理パック

現場発注管理パックは「現場・対象先管理」「現場発注管理」「発注マスタ」アプリがパッケージになっているサンプルアプリです。

材料費や外注費などの発注情報を管理する「現場発注管理」アプリは、PrintCreator(プリントクリエイター)」のようなkintone連携サービスを使うことで、自社のロゴ付きの発注書の出力まで実現できます。

【現場発注管理パックの内容】※画像をクリックして拡大できます。

アプリ アプリの詳細
現場・対象先管理

現場発注管理パック_現場・対象先管理1

▲レコード(データ)一覧

現場発注管理パック_現場・対象先管理2

▲レコードの中身

  • ・工事現場や点検先の物件情報を管理するアプリ
  • ・顧客情報や担当者情報などをまとめて管理できる
  • ・関連情報の発注履歴一覧は、「現場発注管理」アプリを表示する設定になっている
現場発注管理

現場発注管理パック_現場発注管理1

▲レコード(データ)一覧

現場発注管理パック_現場発注管理2

▲レコードの中身

  • ・材料費や外注費などの発注情報を管理するアプリ
  • ・現場単位で管理でき、申請→承認→発注までのワークフローを設定できる
  • ・「PrintCreator(プリントクリエイター)」のようなkintone連携サービスやプラグインを使うと、自社のロゴ入りの発注書の発行が可能

※kintoneアプリの画面のまま印刷できるがレイアウトは変更できない

発注先マスタ

現場発注管理パック_発注先マスタ1

▲レコード(データ)一覧

現場発注管理パック_発注先マスタ2

▲レコードの中身

  • ・材料商社や協力会社、リース会社などの発注先情報を管理するアプリ
  • ・マスタアプリを作成することで、ほかのアプリのデータの参照元として紐付けられる

※kintoneには表記揺れの自動修正機能がない

PrintCreatorの機能をもっと見てみる▶︎

建設作業日報パック

建設作業日報パック画像

▲出典:kintone公式サイト「機能|サンプルアプリ>建設作業日報パック

建設作業日報パックは、「建設作業日報」「作業員名簿」「現場マスタ」アプリがまとまっているパッケージで、おもに設備業向けのアプリパックです。建設業向けの日報パックには「建設工事日報パック」を活用できます。

タブレットやスマホからでも入力できるため、現場や出先から日報を提出できます。一覧のレコード(データ)は、特定の期間や記入者を絞り込んで表示できるため、労務管理にも活用可能です。

【建設作業日報パックの内容】※画像をクリックして拡大できます。

アプリ アプリの詳細
建設作業日報

建設作業日報パック_建設作業日報1

▲レコード(データ)一覧

建設作業日報パック_建設作業日報2

▲レコードの中身

  • ・業務内容や経費の詳細などの報告ができる日報アプリ
  • ・「作業員名簿」や「現場マスタ」アプリの情報を表示する設定になっている
作業員名簿

建設作業日報パック_作業員名簿1

▲レコード(データ)一覧

建設作業日報パック_作業員名簿2

▲レコードの中身

  • ・作業員を管理する名簿アプリ
  • ・日報入力時に必要な社員情報を自動で反映する設定になっている
現場マスタ

建設作業日報パック_現場マスタ1

▲レコード(データ)一覧

建設作業日報パック_現場マスタ2

▲レコードの中身

  • ・現場情報を登録できるアプリ
  • ・建設作業日報の現場情報に反映される設定になっている

建物設備巡回報告書

「建物設備巡回報告書」アプリは、建物の設備点検者が設備点検の報告業務ができるアプリです。タブレットやスマホで写真付きの業務報告ができるため、現場先からのリアルタイムな情報共有を実現できます。

建物設備巡回報告書2

▲出典:kintone公式サイト「機能|サンプルアプリ>建物設備巡回報告書」

レコード(データ)に紐づけてコメントができるため、電話やメールの頻度を減らし、報告内容とともに質問や追加情報を合わせて確認できます。

不具合対応管理

「不具合対応管理」アプリは、設備点検の不具合の対応履歴や原因と対策を記録できるアプリです。一覧の情報は、対応ステータスや緊急度で絞り込んで表示でき、原因の分析や対応数などのグラフを作成することも可能です。

不具合対応管理2

▲出典:kintone公式サイト「機能|サンプルアプリ>不具合対応管理(レコードの中身)」

kintoneを活用した建設業の導入事例

実際に、kintoneを導入した企業が業務効率化に成功した事例を紹介します。企業が抱えている課題と導入後の成果を紹介するので、kintoneの上手な使い方を知りたい人はぜひ参考にしてみてください。

【kintoneを活用した建設業の導入事例】

企業名 導入前と導入後の変化
株式会社ミヨシテック <業務内容>
設備工事事業者<導入前>

  • ・Excelへの転記ミス
  • ・コピー&ペーストのミスによる印刷失敗
  • ・管理において紙の台帳は残したい

<導入後>

  • ・Excelへの転記作業がなくなった
  • ・kintoneの情報をそのまま出力するためコピー&ペーストのミスがなくなった
  • PrintCreatorの導入で、帳票出力とクラウド化したデータとの連携が可能になった
株式会社後藤組 <業務内容>
総合建設業者<導入前>

  • ・手書きとExcel転記による業務負担
  • ・在庫管理が手動で非効率かつ情報がわかりづらい
  • ・顧客管理や営業情報共有が二度手間になっている

<導入後>

  • FormBridgeの導入により手入力とExcel管理が削減し、営業効率が向上
  • ・kintone×FormBridge×kViewerの活用により顧客管理と営業情報共有の二度手間を解消
  • ・紙の使用量を60%削減し、残業時間を21.1%削減
  • ・残業時間の減少により新卒社員の3年後定着率が向上
常盤工業株式会社 <業務内容>
総合建設業者<導入前>

  • ・工事情報や顧客情報、業者情報を管理している既存のデータベースソフトの専門性が高く、作業が属人化
  • ・データの同時編集ができないことでデータの重複が発生
  • ・ExcelやWordへの転記の手間
  • ・個々で書類を管理しているため出力する書類のフォーマットにずれが生じている

<導入後>

  • ・工事に関わる情報管理もkintone×FormBridge×kViewerの活用で効率化が実現
  • ・データ登録の作業工数は1週間あたり、10時間→30分にまで短縮
  • ・kintoneとPrintCreatorの導入で書類作成が容易になりフォーマットも統一された

【設備工事事業者】毎月120枚の印刷工数とコスト削減に成功|株式会社ミヨシテック

ミヨシテック様_事例1

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ミヨシテック 様」

【株式会社ミヨシテックの事例】

課題
  • ・顧客管理システムのクラウド化
  • ・度重なるシステム変更に対する社員の抵抗感
  • ・デジタル化しても紙による台帳は残す
導入成果    
  • ・PrintCreatorの導入によりExcelへの転記作業がなくなり工数削減に成功
  • ・コピー&ペーストによる印刷ミスが減り、紙の節約につながる
  • ・問い合わせフォームを「FormBridge」で作成したことで、管理の内製化に成功
  • ・kintoneに情報を集約したことで経営情報の可視化ができた
導入ツール kintone:サイボウズ株式会社

・プラグインおよびkintone連携サービス

おもな取り組み内容 ①kintone導入当初は担当者が作り込んだアプリを現場で使ってもらえなかったため、毎日使える簡単なアプリを作成

  • ・「ゴミ回収記入アプリ」:ゴミの量を記録
  • ・「ゴミ回収管理アプリ」:実際のゴミの量とゴミ回収記入アプリ入力したゴミの量との差異を可視化

②社員の抵抗感をなくすため、既存の「Chatwork」は継続して利用

③紙による台帳を残すため、レイアウトを変更して印刷できる「PrintCreator」を導入し、kintoneのデータを印刷

  • ・QRコード印刷機能で台帳の表紙にQRコードを印刷し、情報を「工事管理アプリ」へすぐに入力できる仕組みを作る

④出庫伝票をアプリ化し、iPadで直接入力できる仕組みを作る

⑤問い合わせの受付は「FormBridge」でkintoneに自動でデータ登録を行う

  • ・kintoneライセンスを持っていない人からのデータ登録が可能

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ミヨシテック 様の導入事例」、kintone公式サイト「機能|事例>ミヨシテック 様の導入事例

顧客管理システムのクラウド化を機にkintoneを導入した株式会社ミヨシテックは、紙の台帳を残しつつ業務効率化による工数削減に成功しています。システムの変更に抵抗のある社員のことを考え、簡単なアプリから導入して徐々にデジタル化を進めました。

まずは、設備工事事業で頻繁に出る「ゴミの量や差異を管理するアプリ」に毎日触れてもらうよう促すことで、kintoneの定着を図りました。ビルトイン台帳は最終的に紙で残すため、kintoneで管理しているデータを「PrintCreator」で印刷して保存しています。

ミヨシテック様_事例2

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ミヨシテック 様の導入事例

PrintCreatorを使い、kintoneのアプリに簡単にアクセスできるQRコードをビルトイン台帳の表紙に印刷することで、データ登録も容易になっています。また、従来手書きだった出勤伝票や外国人実習生の日報もアプリ化し、kintoneへ入力後印刷して管理してます。

ミヨシテック様_事例3

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ミヨシテック 様の導入事例」

問い合わせフォームは「FormBridge」を使うことで、kintoneライセンスを持っていない社外の人からのデータ登録を可能にしました。制作会社に頼らず自社でフォームの管理をすることで、コストの無駄をなくしています。

事例画像4

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ミヨシテック 様の導入事例」

【総合建設業者】月47万円の資材コストと残業時間21.1%削減を達成|株式会社後藤組

事例画像2-1

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社後藤組 様の導入事例」

【株式会社後藤組の事例】

課題
  • ・紙と電話、FAXを使った超アナログ文化
  • ・建設現場の報告書の手書きとExcel転記による業務負担
  • ・データドリブン経営に必要なペーパーレス、データの蓄積を推進する必要があった
導入成果    
  • ・紙と電話とFAXで成り立っていた現場の書類をすべて電子化できた
  • ・余剰資材のリユースにより年間400kgの廃棄物削減と月47万円の資材コスト削減を達成
  • ・紙の使用量を60%、残業時間21.1%削減に成功
導入ツール kintone:サイボウズ株式会社・プラグインおよびkintone連携サービス

おもな取り組み内容 ①シンプルな「日報アプリ」からデジタル化を普及させた

②kintoneの導入担当者がkintoneの勉強会やワークショップを開催

③建設現場の書類がほぼkintone化

  • ・「新卒採用管理」アプリ:アンケートとその結果をリアルタイムでkintoneのダッシュボードに反映
  • ・ほかにも各種申請類、物件情報管理をアプリ化
    (現場ではスマホやタブレットを使用)

④紙での下請け業者様の職人さんからの報告やExcelによる顧客へのアンケートを「FormBridge」のフォームから報告できる仕組みを構築

⑤「FormBridge・kViewer・DataCollect」で各現場で余った資材をリユースできるアプリや申請フォームを構築

⑥「kViewer」で新卒採用の選考日時の空き枠を表示し「FormBridge」の申込みフォームで面接予約ができる仕組みを作成

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社後藤組 様の導入事例」、 kintone公式サイト「機能|事例>後藤組 様の導入事例データドリブン経営を実現するためにkintoneを導入した株式会社後藤組は、導入当初に作り込んだアプリを使われなかったため、シンプルな日報アプリを現場社員に使ってもらうことからデジタル化を始めました。

建設業おすすめ画像1

▲出典:kintone公式サイト「機能|事例>後藤組 様の導入事例

日報アプリを機にデジタル化が普及し、kintone導入担当者の勉強会やワークショップなどの取り組みにより、各種申請類や物件情報管理、新卒採用管理などのデジタル化に成功しました。現場の書類はほぼkintone化され、紙やExcelからスマホやタブレットからkintoneへの入力が徹底されています。

現場関係者の新規登録フォーム 顧客アンケートフォーム
現場関係者の新規登録フォーム 顧客アンケートフォーム

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社後藤組 様の導入事例

紙による現場入りした関係者の報告やExcelによる顧客へのアンケートは「FormBridge」でkintoneに直接登録が可能となりました。面接予約では「kViewer」で日時調整を行い、FormBridgeで申請する流れを構築しています。

各現場の余剰資材をリユースする取り組みもDataCollect」を導入したことで、複雑な計算やアプリ間集計が可能となり、各資材の在庫がリアルタイムで更新されるようになりました。

資材リユース一覧画面
(kViewer)
リユース資材の申し込みフォーム

(FormBridge)

資材リユース一覧画面 (kViewer) リユース資材の申し込みフォーム(FormBridge)

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社後藤組 様の導入事例

kViewerで資材リユース一覧画面を作成し、情報が見やすくなったことで「余剰資材リユース」アプリの活用が進み、年間400kgの廃棄物削減と月47万円の資材コスト削減を達成しています。

【総合建設業者】属人化解消で10時間から30分に作業工数削減|常盤工業株式会社

事例3-1

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|常盤工業株式会社 様の導入事例」

【常盤工業株式会社の事例】

課題
  • ・既存のツールの専門性の高さによる業務の属人化
  • ・ExcelやWordへの転記の手間
  • ・個々で管理している書類のフォーマットの統一
導入成果    
  • ・書類作成が容易になり、フォーマットの統一も実現
  • ・同時編集が可能になり、作業ミスや作業工数削減につながる
  • ・メールや口頭によるコミュニケーションコストの減少
導入ツール内容 kintone:サイボウズ株式会社

・プラグインおよびkintone連携サービス

おもな取り組み内容 ①kintone内のデータと「PrintCreator」を使うことで、書類の出力とフォーマットの統一が実現

②他社のアプリやExcelで運用していた社用車の走行距離と給油量などの管理には「FormBridge」と「kViewer」を使って給油量の入力と走行距離の可視化を実現

③案件情報提供システムも「FormBridge」の情報提供入力フォーム必要情報を入力し、「kViewer」で情報の確認や検索ができる仕組みを構築

参考:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|常盤工業株式会社 様の導入事例

属人化解消と業務効率化のためkintoneを導入した常盤工業株式会社は、kintone連携サービスも活用したことで、作業工数の大幅削減に成功しました。「PrintCreator」も導入し、最初の課題であった書類のフォーマットの統一も実現しています。

課題の一つでもあったエコドライブのための「社用車の走行距離と給油量などの管理」は「FormBridge」と「kViewer」で入力と可視化が実現しました。FormBridgeで入力することで、データの蓄積や登録完了までのフローが3分の1ほどに短縮しています。

従来の社用車の走行距離と給油量などの管理
(Excel)
社用車の走行距離と給油量などの管理
(FormBridge)
従来の社用車の走行距離と給油量などの管理(Excel) 社用車の走行距離と給油量などの管理 (FormBridge)

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|常盤工業株式会社 様の導入事例

工事請け合いを増やすための案件情報提供システムでは、FormBridgeの情報提供入力フォームで物件区分や予定金額、顧客情報を入力し、kViewerで顧客やステータス情報の確認や検索ができる仕組みを構築しました。

情報提供入力フォーム
(FormBridge)
顧客やステータスなどの確認情報
(kViewer)
情報提供入力フォーム(FormBridge) 顧客やステータスなどの確認情報(kViewer)

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|常盤工業株式会社 様の導入事例

従来のAccessやExcelなどの運用から、kintoneと連携サービスの活用で、作業効率の改善や作業ミスの削減につながっています。メールやコミュニケーションコストも減少し、データ登録の作業工数が10時間から30分まで短縮しました。

kintoneを建設業で活用する際の注意点

kintoneを建設業の現場で活用する際は、注意点を理解しておきましょう。kintoneは、現場の業務に合わせたアプリが作れる柔軟性がある分、専門性や一つの機能に特化したツールには劣るためです。

【kintoneを建設業で活用する際の注意点】

注意点 概要
大容量のデータ管理には不向き      大容量のデータ管理の運用を主軸にすると上限に達する可能性がある(容量を増やすには別途費用がかかる)
セキュリティの徹底的な強化は難しい プラグインや連携サービスは提供元のベンダーのセキュリティに依存する(kintoneそのもののセキュリティ対策は強固)
専門性の高いアプリの作成
  • ・kintoneに限らずノーコード・ローコードアプリには限界がある
  • ・専門性の高い図面管理システム・施工管理システムを目指すことは難しい
REST APIに負荷のかかる運用
  • ・kintoneではドメイン1つにつき同時に100件までしかREST APIにアクセスできない
  • ・負荷の大きい処理を念頭に置いている場合は実現できない可能性がある

※REST APIとは:システムやプログラムがURLに向かって指示を送る方法のこと

建設業では大量の写真や図面、PDFデータを扱うことから「大容量のデータ管理を主軸にした運用」には注意が必要です。

kintoneのディスク容量の上限は、どのコースでも「契約ユーザー数×5GB」であり、契約人数によっては全データをkintoneに蓄積するとディスク容量の上限に達してしまう可能性があるためです。

また、kintoneに限らずノーコード・ローコードアプリでは、大規模開発が必要なレベルの専門的なアプリ制作には不向きです。「パッケージソフトのような図面処理システムを開発したい」といった場合は、再現できない可能性があります。

kintoneは幅広い業務改善に活用できますが、専門性に特化したツールの導入を考えている人は、kintone以外のツールの導入も検討してみてください。

なお、kintoneの基本機能では大容量のデータ管理は不向きですが、kintone連携サービスを活用すれば大容量のデータ管理も可能です。

トヨクモのkintone連携サービス「kBackup(ケイバックアップ)」は、定期バックアップはもちろん、全レコードの復元やkintoneアプリに登録された添付ファイルのバックアップも可能です。「30日間無料お試し」も可能なので、気になる人は試しに使ってみてください。

kBackupの機能をもっと見てみる▶︎

建設業におすすめのkintone連携サービス3選

トヨクモkintone連携サービスを詳しく見る▶︎

kintoneの基本機能で「自社で実現したい使い方ができない」と感じたら、プラグインやkintone連携サービスの活用も検討しましょう。

kintoneのプラグインや連携サービスは、kintoneの基本機能では実現できない機能を補完してくれるツールです。kintoneの基本機能でできることは「kintone(キントーン)にできること9選|できないことや活用事例も紹介」で解説しています。

連携サービスの中でも、トヨクモが提供しているkintone連携サービスはは、建設業におすすめです。今回は、導入事例でもよく活用されている「FormBridge」「kViewer」「PrintCreator」の3つのサービスを紹介します。

また、トヨクモのkintone連携サービスは6製品あり、すべて「30日間無料お試し」が何度でも利用できます。自社の環境に合うか気になる人は、ぜひ一度試してみてください。

なお、kintoneの各料金コースごとの詳しい機能を知りたい人は「kintone(キントーン)の月額・年額料金は高い?高く感じる理由とコスパの良い活用方法を解説」を参考にしてみてください。

FormBridge|現場報告や協力会社からの情報入力におすすめ

FormBridgeの機能をもっと見てみる▶︎

FormBridge(フォームブリッジ)は、kintoneにデータを登録できるWebフォームを作成する連携サービスです。FormBridgeのフォームに入力された内容は、保存先として作成したkintoneアプリのフィールドに自動で登録されます。

【FormBridgeの活用例】

  • 現場報告フォーム
  • 点検報告フォーム
  • 作業日報フォーム
  • 協力会社からの報告受付
  • 納品書や作業完了報告の入力受付
  • 写真付き報告の受付

FormBridgeはおもに現場担当者や協力会社、下請け業者などの「kintoneライセンスを持たない人からの申請や報告」といった入力業務に適しています。

作業報告や点検報告、現場写真の提出、納品情報の共有などをFormBridgeでフォーム化すれば、紙やメールで受け取った内容を事務所側で転記する手間を減らせます。

現在、現場や協力会社からの情報を紙やメール、電話などで受け取っている人はFormBridgeの活用を検討してみてください。「30日間無料お試し」もできるので、自社の環境で使えるか不安な人はぜひ試してみてください。

kViewer|工事情報や資材情報の共有におすすめ

kViewerの機能をもっと見てみる▶︎

kViewer(ケイビューワー)は、kintone内のデータを外部向けに公開できる連携サービスです。kintoneライセンスを持たない人にも、kintoneに登録された情報をWebページとして共有できます。

【kViewerの活用例】

  • 工事情報の共有
  • 案件情報の共有
  • 資材情報の共有
  • 進捗状況の共有
  • 協力会社向けの情報公開
  • 現場担当者向けの資料共有

建設業においては「工事情報、案件情報、進捗状況、資材情報、図面や資料」などの管理に適しています。工事や案件に関わる人数が多い場合でも、kViewerを使えばkintoneのライセンスをすべての関係者へ付与する必要はありません。

また、kViewerを使うことで、kintone内の情報を外部向けのWebページとして公開できます。「公開する項目、閲覧対象者、アクセス制限」を設定できるため、協力会社や現場担当者など、必要な情報を必要な人にのみ共有できます。

在庫管理やマニュアル、日程予約などをkintoneで行いたい場合は、kViewerを活用できます。まずは「30日間無料お試し」で実際の使用感を試してみてください。

PrintCreator|報告書・見積書・請求書の出力におすすめ

PrintCreatorの機能をもっと見てみる▶︎

PrintCreator(プリントクリエイター)は、kintoneに登録されたデータをもとにPDF帳票を出力できる連携サービスです。報告書や見積書、請求書などの社内外に提出する書類の作成に活用できます。

【PrintCreatorの活用例】

  • 作業報告書の出力
  • 点検報告書の出力
  • 施工報告書の出力
  • 見積書の作成
  • 請求書の作成
  • 社内申請書類の出力

PrintCreatorを使うと、kintoneに登録した情報をもとに指定のレイアウトでPDFを出力できます。現場報告書や見積書などの同じ形式の書類を繰り返し作成する業務では、転記作業や確認作業の削減につながります。

QRコードやバーコード出力も可能であるため、設備や機器の点検や管理にも活用できます。

QRコードを活用した事例 バーコードを活用した事例

QRコードを活用した事例

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|高浜町役場の導入事例

バーコードを活用した事例

▲出典:トヨクモ株式会社kintone連携サービス公式サイト「導入事例|株式会社ISS山崎機械 様の導入事例

現場報告や点検結果をkintoneでアプリ化している場合は、PrintCreatorを組み合わせることで、登録済みのデータをそのまま報告書として出力できます。帳票出力やQRコードを使った管理を試したいと思った人は「30日間無料お試し」を活用してみてください。

kintoneを建設業で活用する際によくある質問

kintoneの基本機能だけで運用できる業務にはどんなものがありますか?

工事情報や日報などの情報共有や管理は社内メンバーだけで行い、「外部からの入力、外部への公開、帳票出力」を行わない場合は、kintoneの基本機能で運用できる可能性があります。

一方「協力会社や外部スタッフからの情報入力」「kintoneライセンスを持たない人への情報共有」「見積書や請求書を帳票として出力」するといった場合は、kintone連携サービスを組み合わせる必要があります。

外部入力にはFormBridge、外部共有にはkViewer、帳票出力にはPrintCreatorが活用できます。kintoneの基本機能で社内の業務データを管理し、kintone連携サービスで外部の人間がかかわる「入力」「共有」「出力」を補う、と分けて考えると判断しやすくなります。

kintoneで施工管理システムを完全に代替できますか?

施工管理システムに必要な機能によります。

kintoneは「工事情報、作業日報、ヒヤリハット、写真、担当者、進捗状況」などの管理に活用できますが、施工管理に特化したシステムと比べると機能は劣ります。

また「工程管理、写真台帳、図面管理、原価管理、検査記録」などの高度な連携が必要な場合、専用の施工管理システムと同等の運用をkintoneだけで再現することは難しいでしょう。

kintoneは、施工管理システムの完全な置き換えではなく、現場情報の集約や日報管理、報告業務や協力会社との情報連携を改善する基盤として考えるほうが現実的です。

写真や図面をkintoneで管理する場合、容量面で注意すべきことはありますか?

容量面で注意すべきことはあります。

kintoneおよびcybozu.comの各サービスで利用できるディスク容量は「契約ユーザー数 × 5GB」です。ディスク使用量には、添付ファイル領域や監査ログ保存領域、データベース領域が含まれます。

建設業務において、施工写真や現場写真、図面や仕様書などの資料をすべてkintoneに添付すると、運用規模によっては容量が圧迫されます。kintoneの容量に関する注意点は「kintoneの容量はどれくらい?使用量の確認方法や注意点を解説」を参考にしてください。

kintoneで写真や図面を扱う場合は、工事名や撮影日、担当者など検索に必要な情報をkintoneで管理し、大容量ファイルは外部ストレージや既存のファイルサーバーと使い分ける方法があります。重要な添付ファイルを扱う場合は、バックアップ設計も必要です。

外部ストレージへの自動バックアップやデータの復元をしたい場合は、トヨクモのkintone連携サービス「kBackup(ケイバックアップ)」の活用も検討してみてください。

kBackupの詳細は「kBackupとは?できること・使い方」で確認できます。

報告書の提出をデジタル化したいのですが、kintoneライセンスを発行しなくても可能でしょうか?

FormBridge(フォームブリッジ)」を使えば、kintoneライセンスを持っていない人でもWebフォーム経由で報告書を提出し、データをkintoneアプリに保存できます。

FormBridgeは、協力会社や下請け業者から「作業報告、点検報告、写真付き報告、納品情報」などを集めたい場合に適したサービスです。報告する側はkintoneにログインせず、フォームから必要な情報を入力できます。

なお、社外メンバーと共同で作業する場合はkintoneのゲストスペース機能、外部の人に入力や閲覧だけしてもらう場合はFormBridge、という使い分けをすると良いでしょう。

kintoneと合わせてトヨクモのkintone連携サービスを導入する場合、建設業の現場にはどのkintone連携サービスを導入すべきですか?

どの連携サービスを導入するかは、抱えている現場の課題によって変わります。

現場や協力会社からの報告収集が課題ならFormBridge、工事情報や資材情報を社外および現場向けに共有したいならkViewer、報告書や見積書などの帳票作成が課題ならPrintCreatorの導入を検討します。

迷う場合は「入力」「共有」「出力」のどこに一番手間がかかっているかを整理します。現場から情報が集まらないならFormBridge、集めた情報を外部に見せたいならkViewer、集めた情報を帳票にしたいならPrintCreator、という順で考えると絞り込みやすくなります。

まとめ

kintoneは、現場の情報共有や進捗管理を効率化できるため、建設業のデジタル化に最適なツールです。 たとえば、現場の作業員は案件管理や日報アプリを活用し、スマホから写真付きの報告をリアルタイムに行えます。

導入企業は、手書き作業の撤廃により資材コストの削減や20パーセント以上の残業短縮を実現しています。また、企業は「FormBridge」などのkintone連携サービスを使い、ライセンスを持たない協力会社との連携を強化することも可能です。

まずはシンプルなアプリから導入をはじめ、現場の定着にあわせて徐々に活用範囲を広げてみてください。なお、トヨクモのkintone連携サービスは、メール送信や電子契約など、本記事で紹介した以外にも多様なサービスがあります。

ぜひ「30日間の無料お試し」を使って試してみてください。

【トヨクモ株式会社のkintone連携サービス】

連携サービス名    できること
FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる/電子契約ができる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

参考:トヨクモ株式会社「kintone連携サービス公式サイト

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監修者トヨクモ編集部


メンバー全員がkintone認定資格保有者。 累計15,000件以上のkintone連携サービス導入を支援した実績をもとに 、kintoneを活用した業務効率化や現場で役立つ最新情報を発信中。

その他のお役立ち情報 Other Useful Information

サービスカタログや過去のセミナー動画、FormBridgeを応用したもっと便利な活用方法などを紹介しています。


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