医療業界でも活躍中!kintone×連携サービスの活用事例

医療業界においては、医師と看護師、患者やその家族、薬剤師やヘルパーなど、多くの関係者との情報共有が重要となります。医療業界での効率的な情報共有に役立つのがサイボウズ社が提供するクラウドサービス「kintone(キントーン)」です。

そこで本記事では、医療業界でのkintoneの活用事例を紹介します。

医療業界の業務効率化にkintoneを役立てたいとお考えの方、kintone導入のメリットや事例を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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医療業界で活躍するkintone

ビジネスアプリ作成プラットフォームであるkintoneは、あらゆる業界・職種で導入されています。実際の医療業界において、kintoneがどのように活用されているのか、事例を見ていきましょう。

電子カルテの導入により効率的な情報共有と現場の意識改革

リハビリ治療を中心とした回復期・慢性期病院では、開業以来紙を中心とした運用が行われてきましたが、業界における医療情報の電子化への要請や、現場で働く医師や看護師の業務効率化に向け、電子カルテシステムの導入を決意。

システムの基盤となるkintoneでは、電子カルテ業務に限らず、院内行事の管理や施設予約のためのスケジュールアプリ、情報共有のための掲示板アプリ、時間外申請や有休申請といった稟議申請系アプリなど、院内のグループウェア機能を実装しました。

また、医療区分の割合や病床稼働率などの経営指標を可視化することで、職員の意識改革にも繋がりました。病院内の情報基盤として、kintoneが部署間でのタイムリーな情報共有や業務フローの短縮、データの自動集計・分析を可能とし、病院業務の効率化に貢献しています。

kintoneへの情報システム移行で訪問介護の満足度向上

訪問医療を専門に展開する医療法人では、多数の関係事業者との情報共有のため、従来外資系システムを使用していましたが、現場の要望に柔軟に作り変えていけるシステムとして、kintoneへの移行を実施。

担当者はシステム開発経験がなかったため、「キントーン相談窓口」や電話での問い合わせを何度も重ね、患者と関係者や事業所、活動履歴が繋がる地域連携アプリをわずか3日で完成させました。

また、現場職員の意見を反映したシステムを構築するため、サイボウズ主催イベント「Cybozu Days」に参加。在宅医療の活用事例を参考にしながら、緊急往診業の正確性と効率性を追求し、作業時間の大幅な削減を達成しました。

法人内で大切にしている自宅での看取り数値も前年比170%に増え、現場からも「情報が見やすい」「入力の手間がかからず助かる」といった好評の声が多く寄せられています。

kintoneで訪問介護の現場でもセキュアなデジタル情報共有

訪問介護リハビリ施設では、カルテや各種報告書、医師の指示書などが紙で運用・管理され、現場での手書きの記録を事務所でPCに転記する作業に膨大な時間をとられるほか、入力ミスのリスクもありました。

また、訪問先を回る際はカルテなどの情報がまとまったファイルを持ち出す必要があり、情報の正確性や安全性が懸念されていました。そこで、他サービスとの連携が可能で、必要な情報だけを外部に公開できるkintoneを採用。現場の手書き報告書を電子データとして保管し、スマートフォンからも閲覧できるシステムを構築しました。

転記作業やファイルの持ち出しが不要となり、紛失や情報漏洩リスクも軽減。画像データの共有もスムーズに行えるようになり、確実な経過観察によって利用者の評価も高まっています。

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kintone×連携サービスで医療現場の効率化を実現した事例

ここからは、kintoneと連携サービスを活用して、医療業務を効率化した活用事例をご紹介します。

トヨクモのkintone連携サービスは以下の6種類です。

サービス名 主な機能
FormBridge(フォームブリッジ) Webフォーム作成(kintoneへ自動データ登録)
kViewer(ケイビューワー) kintoneデータの外部公開
kMaiker(ケイメーラー) kintoneデータを用いたメール作成/送信
PrintCreator(プリントクリエイター) kintoneデータを用いた書類作成
DataCollect(データコレクト) kintoneデータの集計/計算処理
kBackup(ケイバックアップ) kintoneデータのバックアップ/リストア

予約・受付システムの構築

FormBridgekViewerを組み合わせて使うことで、kintoneユーザー以外を巻き込んだシステムを作れます。

FormBridgeとは、kintoneに回答内容が自動保存されるWebフォームの作成サービスです。

プログラミング不要で、条件分岐や数値計算を含んだアンケートフォームやお申し込みフォーム、お問い合わせフォームやWeb試験フォームなどを作れます。

フォームへの回答内容は自動でkintoneに登録されていくため、逐一転記する必要がありません。フォームのURLは他のWebサイトに埋め込み可能で、kintoneライセンスを持たない人でもkintoneに直接データを登録できます。

また、kViewerとはkintone内の情報を外部に公開できるサービスです。

通常、kintone内のデータはkintoneライセンスユーザーしか閲覧できません。しかし、kViewerで作成したビューを通じて、kintoneライセンスを持たない人でもkintone内のデータを見られるようになります。データを移し替える手間がかからず、作業効率が大幅にアップします。

医療機関において、FormBridgeで予約フォームを作成し、kViewerで外部に向けて公開することで、kintoneライセンスを持たない人でもフォームから予約できるようになります。患者に問診票の事前入力を促すこともでき、予約内容や患者の状態に関するデータをkintoneで確認可能です。スムーズな予約・受付システムを構築できるでしょう。

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300名以上の医師の情報を一元管理

湘南鎌倉総合病院様では、kViewerに搭載されている認証機能「Toyokumo kintoneapp認証」を活用し、医師の資格等の情報を一元管理しています。

資格情報を一元管理したことで、各病院に専門医が何名いるかを手間をかけずに把握できるようになりました。

さらにFormBridgeも活用し、資格の情報を医師自身で更新ができるため、病院側と医師側双方で利便性が高まりました。

>事例記事:「Toyokumo kintoneApp認証」で、医師が簡単に使える資格管理システムをセキュアに構築

訪問診療での書類作成を電子化

猪原[ 食べる ]総合歯科 医療クリニック様では、kintoneとPrintCreatorを活用し、1日2時間の残業時間を削減し、医療とITの橋渡しを実現しました。

PrintCreatorを導入し、kintoneに入力するだけで各種帳票や、物販の納品書、領収書から院内の情報共有書類などをkintone上で気軽に出力できるようになりました。

歯科病院のさまざまな業務において、情報共有がスムーズになったことはもちろん、レジでの領収書や納品書の発行にも役立っています。

>事例記事:kintoneとプリントクリエイターの活用で、1日2時間の残業時間を削減、医療とITの橋渡しを実現した

kintoneをより便利に使うならToyokumo kintoneApp

今回は医療業界でのkintoneの活用事例やトヨクモの連携サービスの機能、活用法などを紹介しました。

ITの専門知識なしで自由にアプリをカスタマイズできるkintoneは、業界や職種に関わらず幅広く利用されています。医療業界においても、現場の正確で迅速な情報共有に役立てられています。

トヨクモのkintone連携サービスはいつでも30日間無料でお試しいただけます。

医療業務の効率化や人員不足など、課題解決に向けてkintoneや連携サービスをぜひ活用してみてください。