kintoneは添付ファイルを一括アップロードできる?おすすめプラグインも紹介

kintone(キントーン)でファイルを管理する上で、他のデータベースで管理していた添付ファイルを移し替えるために、一括アップロードをしたいと思うこともあるでしょう。
「kintoneの添付ファイルは一括アップロードできる?」「添付ファイルをkintoneへ一括アップロードするためのプラグインを知りたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、kintoneの添付ファイルを一括アップロードする方法や、一括アップロードの利用シーン、おすすめの連携サービスについて解説します。
kintoneの添付ファイルは一括アップロードできる?
kintoneの添付ファイルを一括アップロードするのは、1つのフィールドであれば可能です。
1つのファイルサイズが1GB以下であれば、複数のファイルをアップロードできます。また、複数のファイルを一度に選択してアップロードできるので、1フィールドに対して一括アップロードが可能です。
一方で、基本機能では、複数のレコードに添付ファイルを一括アップロードすることはできません。kintoneには、複数のレコードを同時編集する仕組みが備わっていないためです。
複数レコードにファイルを添付する場合は、レコードを1つずつ開いて手作業でファイルを添付する必要があります。
「添付ファイルを複数のレコードに一括アップロードしたい」という場合は、外部のプラグインや連携サービスの導入を検討しましょう。
kintoneの添付ファイルを一括アップロードする方法【プラグイン】
kintoneに添付ファイルを一括アップロードするには、プラグインの導入がおすすめです。
ここからは、kintoneの添付ファイルを一括アップロードする方法として、便利なプラグインを2つ紹介します。
- Smart at tools for kintone CSV入出力
- 添付ファイル一括ダウンロードプラグイン
それぞれの特徴や料金プランについて順に見ていきましょう。
1. Smart at tools for kintone CSV入出力
▲出典:Smart at tools for kintone CSV入出力
Smart at tools for kintone CSV入出力は、kintoneアプリに対するCSVインポート・エクスポートを自動化できるプログラムのサービスです。
CSVのほかに、添付ファイルの一括アップロード・エクスポートに対応しています。
また、あらかじめ指定しておいたスケジュールで、任意のCSVファイルをkintone上の任意のアプリに自動取り込みできるので、添付ファイルごとにバックアップを取ることも可能です。
基幹システムで管理されている顧客情報・在庫情報・売上情報などのデータをkintoneに連携することで、kintoneと基幹システムにタイムラグを生まず、リアルタイムで業務を進めることができます。
■料金プラン
プラン | 初期費用 | 費用 | 備考 |
スタータープラン | 100,000円 | 120,000/年 (10,000円/月あたり) |
設定数3まで 50IDまで |
ライトプラン | 100,000円 | 360,000/年 (30,000円/月あたり) |
設定数10まで |
スタンダードプラン | 200,000円 | 600,000/年 (50,000円/月あたり) |
設定数50まで |
※費用は全て税抜表記
2. 添付ファイル一括ダウンロードプラグイン
添付ファイル一括ダウンロードプラグインは、株式会社ノベルワークスが提供するkintoneのプラグインです。
添付ファイルフィールドに登録されているファイルを一覧画面から一括でダウンロードできるので、プラグインを使うと業務効率化を図れます。
ダウンロードしたい添付フィールドがあるレコードを絞り込み、「添付ファイル一括書き出し」ボタンを1クリックするだけでダウンロードが完了します。
また、テーブル内にある添付フィールドのファイルもダウンロード可能で、書き出し対象の添付フィールドだけを指定可能です。
1ドメイン、1ヶ月無料(上限5MB)
kintoneの添付ファイルを一括アップロードする利用シーン
kintoneの添付ファイルを一括アップロードするときは、下記のような利用シーンがあります。
- 他システムからのデータ移行・連携
- 新しいアプリへのデータ移行
それぞれ順に見ていきましょう。
他システムからのデータ移行・連携
kintoneを自社の基幹システムと連携して利用したり、他のシステムからのデータを移行したいというケースもあるでしょう。
たとえば、社内で管理する基幹システムの添付ファイルを現場で閲覧したり、ExcelやWordからデータを移行したいという場合です。
基本機能では、添付ファイルを手作業で1つずつレコードに貼り付ける必要があります。
一括アップロードであれば、簡単に添付ファイルを移行・連携できるため、データを移し替える手間を省くことができます。
新しいアプリへのデータ移行
kintoneを利用している際に、古いアプリの利用をやめて新しいアプリを利用したいというケースも生じるでしょう。
その際に、古いアプリに多くの添付ファイルが格納されていると、基本機能では手作業で移行する手間がかかります。
そこで、添付ファイルの一括アップロードを行えば、新しいアプリへのファイル移行をスムーズに行えるようになります。
kintoneのレコード内に添付ファイルを保存したいならPrintCreatorがおすすめ
PrintCreatorは、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携帳票出力サービスです。kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用すれば、マウスのみで簡単に帳票を作成できます。
PrintCreatorのプレミアムコースでは、レコード内の添付ファイルフィールドに帳票を自動で保存することができます。
出力した帳票をレコード内の添付ファイルフィールドに保存する手間を省けるため、帳票出力や添付ファイルの管理を効率化したい場合におすすめです。
ここでは、PrintCreatorの特徴や活用例、料金コースを紹介します。
PrintCreatorの特徴
PrintCreatorには、添付ファイルの自動保存機能のほかにもさまざまな機能が備わっています。
kintone内にある情報を参照し、見積書や請求書の作成ができるので、既存で使っているPDFファイルをアップロードすれば、自社に合った帳票を作成できます。
複数のレコードを一括出力し、複数社の請求書や月報を印刷したり、宛名ラベルや年賀状などの宛名印刷を行ったりすることも可能です。
他にも、QRコード(※)の自動生成やバーコード自動生成、画像取り込み機能、テーブル取り込み機能、時間指定出力など、さまざまな機能が備わっています。
kintone内にある情報・データをExcelやWordなどに移し替える必要もなくなるため、帳票作成や印刷にかかる手間を大幅に削減できるのがメリットです。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
kintoneで書類作成したいなら
活用例
たとえば、請求書を送付する際に、トヨクモの連携サービス「PrintCreator」と「kMailer」を組み合わせることで、作成した請求書を自動管理することができます。
kintoneアプリから請求書を出力し、レコード内に請求書の自動保存を行い、レコード内の宛先アドレスに請求書を自動送信するという流れです。
PrintCreatorには、請求書をkintoneのレコードに自動保存する機能「添付ファイルフィールドへの自動保存機能」が備わっています。
kMailerでは、kintoneレコード内の情報を引用してkintoneで管理しているアドレス宛にメールを送信できるので、請求書の保存から送信を自動化することが可能です。
また、kMailerには「送信予約機能」も備わっているので、あらかじめPrintCreatorで請求書を一括保存して予約すれば、請求書の送信漏れも防げます。
■PrintCreatorの料金プラン
PrintCreatorの初期費用・解約費用は0円です。料金コースは以下の4つがあります。
無料お試し | ライトコース | スタンダードコース | プレミアムコース | プロフェッショナルコース | |
初期費用 | 0円 | 0円 | |||
月額費用 年額費用 |
月額 7,000円 年額 84,000円 |
月額 12,000円 年額 144,000円 |
月額 18,000円 年額 216,000円 |
月額 30,000円 年額 360,000円 |
※費用は全て税抜表記
コースによって利用できる機能は異なるため、詳しい料金体系については料金ページからチェックしてください。
30日間の無料お試しも用意しているので、「一度操作感を試したい」「実際に操作してできることを知りたい」という方は、ぜひ30日間無料お試しをご検討ください。
お試し期間中はプレミアムコースの機能をご確認いただけます。お試し期間中に有償プランを申し込んだお客様は、そのまま登録データを継続して利用可能です。
まとめ
「kintoneをもっと便利に使いたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。
トヨクモのkintone連携サービスは1万契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。
トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。
FormBridge | kintoneへデータが自動で保存されていくWebフォームを作成できる |
PrintCreator | kintoneアプリのデータをPDFで出力できる |
kViewer | kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる |
kMailer | kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる |
DataCollect | 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる |
kBackup | kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする |
悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。

トヨクモ編集部
kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動