テーブルの回答内容も自動返信メール内に引用できるんです!

こんにちは!もうだいぶ見慣れてしまったかもですが、矢野です!!今回もフォームブリッジに関する記事ですよ~!今回の記事のテーマは「自動返信メール内でテーブルの回答内容を引用する!!」です!ただ自動返信メールを利用しようとすると、テーブルの回答を反映することは出来ません。なので、出来るように設定していきたいと思います!!

今回使うフォームは、「商品発注書」というフォームです!
フォームの中に、「発注リスト」というテーブルのフィールドを用意します!!赤枠で囲ったのが「発注リスト」です。「商品名」、「単価」というフィールドがテーブル内に入っています!今回の記事では、これらの回答結果を自動返信メールに引用することを目指しまます!!さっそくフォームの基本構成を設定する>自動返信メール から、「自動返信メールを有効にする」をクリックします。

「自動返信メールを有効にする」をクリックすると、自動返信メールの編集が出来ます。(「回答後処理」からでも設定できます。)その本文内でフィールドの回答内容を引用することが出来るのですが、、引用元のフィールド一覧の中に、テーブルである「発注リスト」がありません!!!困りましたね。他のフィールド同様選択できれば簡単に引用できるのですが。。ということで、自分でメール内に書き込んで設定してみます!!

設定

フィールドコード

まず、第一にフィールドの値をメール内に入力するにはフィールドコードを知っておく必要があります!ですので「発注リスト」のテーブルからフィールドコードを調べると、

まず、テーブル全体の「発注リスト」が「order_list」、その中の「商品名」が「item」、「単価」が「unit_price」となっています!!そして、さっきの自動返信メールの編集画面に戻ります!

「商品名」のみ引用

まずは「商品名」のみ引用する設定を紹介します!!突然ですが、

{% for row in order_list %}
{{row.value.item.value}}
{% endfor %}

とメール本文内に入力しましょう!

※チェックボックスフィールド、ラジオボタンフィールド、複数選択フィールドについては、「{{row.value.チェックボックス.value|join(‘,’)}}」のように「|join(‘,’)」を追記する必要があります。

と言われても全く意味が分からないまま使うのはあまり抵抗があるという方のためにもこの意味をさらっと説明しますね。始めにfor文を使ってテーブル(order_list)の行数分のループを作成します。そして例えばⅰ番目のループ内では、まず’row in order_list’で’row’にorder_list(発注リストのフィールドコード)のⅰ行目のデータを入れています。

その後、{{row.value.item.value}}で’row’の中のitem(商品名のフィールドコード)のデータ(テーブルのⅰ行目の商品名の値)をメール内に書き込むよう指示しています!これでループの一周を終了します。これをテーブルの行数分繰り返すことで、全ての行の商品名をメール内に書き込めます。例えばテーブルが10行あったら、テーブルの行を読み込んで、その中の商品名のデータをメール内に書き込むという動作が10回行われるのです!(1行目から10行目まで)

※よく分からない!という方はそのままコピペして使ってください!

なんとなくイメージを掴んで頂けましたか?実際にメールに打ち込んでみました。これで、回答してみます!!

しっかりとメールに反映することが出来ました!!これで、商品の数(発注リストの列数)に関係なく、メールに引用することが出来そうですね!!

「商品名」、「単価」を同時に引用

今度は、「商品名」だけでなく、それぞれの単価も同時にメールに引用してみます!!またまたいきなりですが

{% for row in order_list %}
{{row.value.item.value}}  :  {{row.value.unit_price.value}} 円
{% endfor %}

とメール本文内に入力しましょう!

※チェックボックスフィールド、ラジオボタンフィールド、複数選択フィールドについては、「{{row.value.チェックボックス.value|join(‘,’)}}」のように「|join(‘,’)」を追記する必要があります。

さっきとの違いは、forループの中に、「:  {{row.value.unit_price.value}} 円」が追加されたことですね!!まず「{{row.value.unit_price.value}}」は商品名同様、ⅰ行目のデータ(row)の中の単価(unit_price)の値をメール内に書き込むという指示です!!つまり、上の例では1回目のループでは「7000」、2回目のループでは「4000」、3回目のループでは「6000」とメールに書き込みます!そして、その後ろに「円」を付けて、値段の表示だとわかるようにしました。実際に、このように打ち込みました!!そして、さっきと同じように回答してみると、、

しっかりと狙い通りにメールに反映することが出来ました!!ちなみにですが、更に、その下に「合計金額(税込)」の値もメールに引用させるとより分かりやすく、回答者が確認しやすいですね!

おまけ(条件付け)

最後に、おまけの使い方を紹介しますね!今まではテーブルの全ての行をメールに引用してきましたが、次に紹介するのは何かしらの条件を付けてそれを満たした行のみ書き込みを実行する方法です!今回は、「単価が5000円以上のものだけ」商品名と単価をメールに書き込むという条件を付けてみます!また、いきなりになってしまいますが

{% for row in order_list %}
{% if row.value.unit_price.value >= 5000 %}
{{row.value.item.value}}  :  {{row.value.unit_price.value}} 円
{% endif %}
{% endfor %}

とメール本文に書き込めばOKです!!もうなんとなくイメージは掴んで頂けたかもしれませんが、これまでとの違いはif文が追加されている事ですね!メールに値の引用をする箇所をif文で括ることでその作業の実行に条件を付けました。その条件は「row.value.unit_price.value >= 5000」ですので、「その行の単価の値が5000以上の時」を意味しています!要するに、単価が5000円以上の時ですね!!実際に打ち込んでみたので、回答して返信メールをチェックしてみると単価が5000円以上の「机」、「棚」のみメールに書き込まれていました!(「椅子」は単価が4000円なので、条件を満たさず、書き込んでいません)もし、メールに引用したいテーブルの値が一部だけでしたら、このように条件付けをして設定してみてくださいね!!

まとめ

今回は、自動返信メールにテーブルの値を引用する方法を紹介・説明しました!メールの編集画面で、本文内に自分でコードのようなものを少し打ち込まなければいけない分、少し抵抗のある方もいらっしゃったかもしれません。。しかし、コード自体もそこまで難しいものではありませんし、引用したいフィールドのフィールドコードさえちゃんと把握して今回のコードのフィールドコードの部分だけ書き換えれば結構そのまま使えると思います!(今回の例では発注リスト(テーブル全体)の「order_list」と商品名の「item」と単価の「unit_price」の部分。)是非、コピー&ペーストして色々と試してみてください!!

※この記事内容に関してはサポート対象外、動作保証外となっております。ご理解のうえ、お試しください。

フォームブリッジが気になった方、試しに使ってみたい!と思った方は、こちらの無料トライアルにてお試しいただけます!是非一度、フォームブリッジを使ってみてください!

これからもフォームブリッジの便利な機能を紹介していきます!それではさようなら~


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