【照会画面】プリントクリエイターでkintoneをより使いやすく・便利に!

トヨクモが主催する「トヨクモ kintone フェス 2023」は、デジタル化して効率的に業務改善する珠玉のアイデアを学び・広める、2日間のオンラインイベントです。2023年のテーマは、「やれるっ、できるっ、キントーン!」で、よりトヨクモ製品をカンターンに活用し、業務改善ができる、そんな活用の事例をご紹介いただきました。

今回は、東京電力グループ TEPCOホームテック株式会社 経営管理本部 小倉有恒氏に語っていただきました。

 

会社概要

東京電力グループ TEPCOホームテック株式会社は、東京電力エナジーパートナー株式会社と株式会社エプコの共同出資会社として2017年8月9日に設立されました。
地球温暖化対策は企業の参加が不可欠と考え、まずは住宅のエネルギーから環境課題に取り組むことを目的として『省エネをすべての家に』をテーマに、省エネサービスを全国に展開しています。

東京電力グループ TEPCOホームテック株式会社の聞き定額利用サービス「エネカリ」は、太陽光発電システム、エコキュート、蓄電池、IH、V2Hといった機器を初期費用0円、月々定額の利用料で様々な省エネ設備を利用できるサービスです。

費用面で無理することなく、リフォームやライフサイクルの変化など、ご自身の都合に合わせて購入でき、利用期間満了後には無償譲渡、そのまま機器をご利用いただけるのが特徴です。

『エネカリ』の利用期間中は故障時の修理費用が無料、風水害や落雷などの自然災害補償もついており、TEPCOホームテックのコールセンターが24時間365日サポート対応させていただきますので、急なトラブルが発生しても安心です。
ご興味を持っていただけましたら、ぜひ『エネカリ』で検索をお願いいたします。(小倉氏)

エネカリ

太陽光発電、蓄電池、エコキュート、EV充電設備など戸建て住宅向け電化設備を初期費用0円、定額にてご利用いただける「エネカ…

TEPCOホームテックのkintone利用について

導入製品:フォームブリッジ、kViewer、プリントクリエイター、kBackup、kMailer、DataCollect

当社では、2019年の4月よりkintoneを本格導入し、それと同時にトヨクモ社の『kintone連携サービス』を利用開始しました。

最初はフォームブリッジ、kViewerの2契約でしたが、現在はプリントクリエイター、kBackup、kMailer、DataCollectと全てのサービスを利用させていただいています。

今回は、その中で最も利用頻度が高い『プリントクリエイター』の活用事例についてご紹介します。(小倉氏)

kintoneの良い点・良くないと感じ点

トヨクモ社のプリントクリエイターの活用事例をご紹介する前に、まずはkintoneのGood PointとBad Pointについてお話をさせていただきます。(小倉氏)

良い点

良い点は非常に多いのですが、中でも『機能を簡単に作成できる』という点が大きな魅力です。kintoneは、単一のデータベース、同一の画面で登録・参照・更新を行うという非常にシンプルな仕組みとなっています。シンプルだからこそ簡単で使いやすく、コアな開発知識や経験が不要となる便利なシステムといえます。(小倉氏)

良くない点

機能がシンプルで使いやすいという良さの裏返しでもあるのですが、情報が参照しにくいという点に少し使いづらさを感じています。いくつか具体的に挙げていきます。

  • 必要な情報が見つけにくい
    特に項目が多い場合、どこに情報があるのか分からず、必要な情報が埋もれてしまう状態になりがちです。
  • デザインの性質上重要な情報を見落としやすい
    フォントの色やサイズ、背景色などが同一で単調なデザインとなっていることから、重要な情報を見落としてしまうことがあります。
  • 関係する他のアプリの情報が見にくい
    『関連レコード一覧』機能はありますが、表示に自由度がなく見やすいとは言えないのが現状です。(小倉氏)

kintoneでアプリを作成する際は、登録の順序に沿って項目を配置していくのが一般的だと思います。ただ、アプリ間の連携がkintoneだけではどうしても難しく、1つのアプリにたくさんの項目を詰め込んで保持する傾向が強いのではないでしょうか。

また、先ほどお伝えした通り、表示が単調なので重要な情報が埋もれてしまいがちになり、さらに項目数が多いことで何度も上下スクロールを繰り返すという手間が発生します。もちろん他のアプリ情報についても閲覧は可能ですが、一覧形式でしか表示できないため見にくいですし、やはり項目の配置や名称の工夫だけで見やすさを改善するというのには、限界があると感じています。(小倉氏)

もっとkintoneを使いやすくするトヨクモ製品の活用

そんなkintoneをより使いやすくするための工夫として、当社ではトヨクモさんのプリントクリエイターを照会画面として活用しています。(小倉氏)

kintoneアプリの上部にプリントクリエイターの出力ボタンがあります。『帳票』を選択して出力ボタンを押すと、プリントクリエイターを通じて帳票が表示されます。こちらの帳票はブラウザ上に表示されるため、使い勝手はアプリと変わらず、印刷しなくても画面上で情報の確認が可能です。

また、必要な情報だけを使いやすい位置に配置できるというのもポイントです。プリントクリエイターでは登録の順序に関わらず、自分の見やすい順に配置できるというのがkintoneとの大きな違いですね。併せてフォントの色やサイズ、背景色などを工夫することで『見なければいけないポイント』がはっきりするというのも、非常に使い勝手が良い点だと感じています。(小倉氏)

「アプリ連携の登録」:他のアプリ情報を表現するための設定

非常に便利な機能として、他アプリの情報を一覧形式ではなく、好きな位置に配置できる『アプリ連携の登録』機能があります。これは、他のアプリの情報を帳票上に表示するための機能です。

設定画面でアプリのURLやAPIトークンなどの情報を設定することで、メインアプリの帳票に他のアプリから引き出した情報を自在に配置することができます。このおかげで、各ユーザーが持つニーズに対しさまざまな切り口から求められた情報を提供できるようになり、本当に便利だと感じています。ます。私たちは、プリントクリエイターは単純な帳票発行ツールではなく『アプリに横串を通して情報を可視化する』、そんな非常に優秀なツールだと捉えています。(小倉氏)

フォームブリッジの活用

プリントクリエイターの次に利用頻度が高いのがフォームブリッジです。当社のWEB受付フォームにも利用させていただいており、サイトとのデザイン性を合わせるためにiframeやスタイルシートで調整していますが、中身は全てフォームブリッジでできています。(小倉氏)

フォームブリッジの良さは、圧倒的なスピード感にあると思います。フォームの制作を全て内製化できるので、コスト面やスケジュール面の調整が非常にスムーズになります。

また当社では、WEBフォームの情報を受け止めるkintoneアプリを全て1つに統一しています。その後のオペレーションを定型化することで、新たな営業施策が始まったとしても短期間で対応でき、非常に便利なツールだと実感しています。(小倉氏)

多様なニーズに応えるkintone連携サービスのように当社もサービスをブラッシュアップしていきたい

トヨクモさんの『kintone連携サービス』は、アップデートの度に使いやすくなっている印象です。当社では4年ほど前から使わせていただいていますが、どんどん機能が充実していっており、やはり沢山の企業の多様なニーズによって磨かれているサービスだと思います。

当社もお客様のニーズに応えるため、日々サービスをブラッシュアップしていきますので、興味を持っていただけましたら、フォームブリッジを活用した当社のWEBフォームからお問い合わせいただければと思います。よろしくお願いいたします。(小倉氏)