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kViewer(ケイビューワー)とは?できること・使い方

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

kintoneに蓄積された情報を、ライセンスを持たない社内メンバーや、社外の取引先、あるいは不特定多数の市民に共有したい、公開したいと考えたことはありませんか。

もし、kintoneのデータをリアルタイムかつ安全に外部公開できるとしたら、業務はどのように変わるでしょうか。

この記事では、kintone連携サービス「kViewer(ケイビューワー)」について、その概要から具体的な機能、使い方、他社での成功事例までを分かりやすく解説します。kViewerが貴社の課題解決にどう貢献できるのか、ぜひ最後までご覧ください。

kViewerでできる3つのこと

kViewerは、kintoneに登録されている情報を外部に公開するサービスです。

プログラミングの知識がなくても、簡単なマウス操作で外部公開用のWebページ(ビュー)を作成できます。

見せたいデータを、最適な形で、必要な相手に公開できる」ことが大きな魅力です。

kViewerを導入すると、以下3つのことができるようになります。

  1. 見せたい情報のみを外部に公開できる
  2. 様々な表示形式で情報をわかりやすく表示できる
  3. セキュアな情報共有と柔軟なアクセス制御ができる

それぞれ解説します。

1. 見せたい情報のみを外部に公開できる

kViewerの最も基本的な機能は、kintoneアプリ内のデータを外部に公開することです。公開元のアプリから公開したい情報だけを選んで外部に公開することができます。

一度ビューを作成すれば、kintoneアプリ内の最新のデータがビューに反映されます。これにより、Webサイトへの情報の転記作業や、取引先への都度の連絡といった手間を削減できます。

2. さまざまな表示形式で情報を分かりやすく表示できる

kViewerは、公開したい情報の内容や目的に合わせて、最適な表示形式を選択できます。

  • リストビュー: 問い合わせ管理や商品マスタなど、一覧形式での表示に適しています。
  • カードビュー: 画像を含む商品カタログや不動産情報などの表示に最適です。
  • カレンダービュー: イベント日程などを、カレンダー上に表示することができます。
  • ダッシュボードビュー: 複数のグラフや数値を一つの画面に集約し、経営状況などを可視化します。

これら以外にも、「Myページビュー」「高度なグラフビュー」などさまざまな表示形式があります。これらのビューを組み合わせることで、単なるデータ共有に留まらず、効果的な情報伝達が実現します。

3. セキュアな情報共有と柔軟なアクセス制御ができる

不特定多数への情報公開から、「特定の人にだけ見てほしい」というニーズまで、幅広く対応できます。

メールアドレスごとにビューの内容を出し分けることができる「Toyokumo kintoneApp認証」、「IPアドレスによるアクセス制限」や「パスワード保護」など、高度なセキュリティ設定が可能です。これにより、取引先専用ポータルサイトの構築や、社内(kintoneライセンス非保持者)向けの情報共有も安全に行えます。

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kViewerの使い方

kViewerのセットアップは、直感的なマウス操作で簡単に行えます。Webページ(ビュー)を作成する基本的な4つのステップは以下の通りです。

  1. 作りたいビューの種類を選択する
  2. 公開元のkintoneアプリを設定する
  3. レイアウトを設定する
  4. 公開する

それぞれ解説します。

1. 作りたいビューの種類を選択する

まず、kViewerにログインし、「ビューを作成」から作成したいビューの種類(リストビュー、カードビュー、グラフビューなど)を選択します。

kViewer作りたいビューの選択

2. 公開元のkintoneアプリを設定する

次に、ビューに表示したいデータが保存されているkintoneアプリと連携させます。アプリのURLとAPIトークンを使って、安全にkintoneアプリと接続します。

kViewerのkintone接続設定

3. レイアウトを設定する

ドラッグ&ドロップの簡単操作で、ビューのレイアウトを編集します。kintoneアプリからどのフィールドを表示させるか、どの順番で表示するかなどを自由に設定できます。JavaScriptやCSSを用いて、より詳細なデザインカスタマイズも可能です。

4. 公開する

最後に、作成したビューを「公開」します。公開されたビューには固有のURLが発行され、このURLにアクセスすることで誰でも情報を閲覧できるようになります。

kViewerの活用法

ここでは、kViewerの使い方をさらに詳しく解説した記事を3つご紹介します。

【手順解説】iframe埋め込み用コードでkViewerのビューをHPに公開

kViewerで作ったビューは、iframeで他のWebサイトに埋め込むことも可能です。

関連記事:【手順解説】iframe埋め込み用コードでkViewerのビューをHPに公開

「検索機能」で社内外へのコンテンツ共有を効率化!

ビューに検索機能を設定することで、社内の各チームが、必要なコンテンツ(資料や事例)をすぐに検索できるようになります。

関連記事:kintoneで社内外へのコンテンツ共有を効率化する!【kViewer】

FormBridge(フォームブリッジ)と連携すると、できることがもっと広がる!

kintone連携Webフォーム作成ツール「FormBridge」と連携させることで、外部への情報公開(閲覧)だけでなく、外部からの情報入力、編集も可能になります。

たとえば、FormBridgeで作成したWebフォームからkintoneにデータが登録され、その登録内容をkViewerで作成したビューで即座に確認・共有する、といった一連の流れを自動化できます。

関連記事:kintoneのデータを外部公開して業務負担軽減!連携サービス活用事例も

kViewerの成功事例

kViewerは、業界を問わず、多くの企業・団体で導入され、業務効率化に貢献しています。

委託先との情報共有を効率化!面倒な仕分け作業やメールでの連絡が不要に(関西電力 様)

  • 課題:数百件発生するExcelファイルの仕分けとメール送信が、情報共有の大きなボトルネックになっていた。
  • 解決策:kViewerで委託先ごとの共有ページを作成した。
  • 効果:手作業が完全に自動化されたことで年間33時間の工数を削減し、担当者の業務負荷を大幅に改善した。

事例記事:【4月ユーザー会】関西電力株式会社様による登壇レポート記事

WEBサイトに直接情報を書き込む必要がなくなった(ミライコミュニケーションネットワーク 様)

  • 課題:障害発生のたび、担当者が5つのWebサイトへ手動で情報を掲載。CMSの違いやログインの問題が、迅速な情報公開を妨げていた。
  • 解決策:kViewerを導入し、kintoneと連動する障害情報ページに一本化した。
  • 効果:誰でもkintone入力だけで即時反映が可能になり、20分以上かかっていた作業と更新ミスがゼロになった。

事例記事:【8月ユーザー会】 ミライコミュニケーションネットワーク様による登壇レポート記事

公文書の件名をkViewerで公開、作業工数の削減と市民が簡単に情報確認可能に(伊丹市役所 様)

  • 課題:職員による情報の二重更新が負担となり、市民も情報を探しにくい状況だった。
  • 解決策:kViewerを導入し、kintoneにCSVを読み込むだけで自動的に公文書の件名をホームページ上で公開する仕組みを構築した。
  • 効果:職員の作業が楽になり、市民はWebサイトから素早く検索できるようになった。

事例記事:Notesからkintone x トヨクモ製品に乗り換えシステムのクラウド化に成功した伊丹市役所

その他のkViewerの導入事例を見てみる >

kViewerに関してよくある質問

ここでは、kViewerに関する質問にお答えしていきます。

Q1. kintoneのライセンスがないユーザーでも利用できますか?

はい、利用できます。kViewerで作成されたビューは、kintoneのライセンスを持っていない方でも閲覧可能です。

Q2. セキュリティは安全ですか?

安全です。通信とデータは全て暗号化され、不正アクセスからシステムを保護しています。国の定める情報セキュリティ基準に準拠しており、安心してご利用いただけます。また、IPアドレス制限やパスワード認証、独自ドメイン設定など、様々なセキュリティ機能を備えており、用途に応じた安全な情報公開が可能です。セキュリティの詳細はkViewer機能一覧ページの「セキュリティ」をご覧ください。

Q3. 料金体系を教えてください。

初期費用は無料で、月額7,000円(税抜)からご利用可能です。機能に応じた5つのコースから最適なコースを選択できます。まずは30日間、全ての機能が使える無料お試しで、使いやすさをご体感ください。詳細は料金ページをご確認ください。

Q4. 他の情報公開ツールとの違いは何ですか?

kintoneとの親和性の高さと、プログラミング知識がなくても多彩なビューを簡単に作成できる点が大きな特徴です。特に、不特定多数への情報公開と、特定の相手への限定公開を両立できる柔軟性は、kViewerならではの強みと言えます。

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この記事では、kintone連携サービス「kViewer」のできることや使い方、活用事例について解説しました。

kViewerは、kintone内の情報を外部へ「見せたい形」で「見せたい相手に」安全に公開できるツールです。これまで手作業で行っていた情報共有やWebサイトへの転記作業を自動化し、業務効率を大幅に向上させます。

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監修者トヨクモ編集部


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