kintone(キントーン)はIT初心者でもマウス操作のみで簡単にビジネスアプリを作れるプラットフォームです。本格的なプログラミングが必要なシステム構築ツールに比べ、導入のハードルが低いものの、現場の業務に活かすためには、社内でのkintone教育は欠かせません。
そこで本記事では、kintoneの使い方を無料で学ぶ方法と、kintone研修を実施している企業のサービス内容を紹介します。
kintoneの研修を受けるべきか迷っている方、kintone研修の依頼先企業を探している方は、ぜひ参考にしてください。
kintone(キントーン)は、ビジネスアプリ作成のクラウドツールで、サイボウズ株式会社が運営するサービスです。 業務で生じる多量なデータやそれに伴うコメントなどを一元管理でき、最近はCMでもよく見かけるようになりました。 今回[…]
kintoneの使い方を学ぶために研修は必要か
kintoneはITに精通していない人でも、特別な知識やスキルを必要とせず、操作しやすいことが強みです。最初から完成した状態ではなく、運用しながらカスタマイズを加え、自社に適したアプリを作成できます。
業種や職種に関わらず導入しやすい一方、kintoneが持つポテンシャルを最大限活かすためには、情報収集をしたり外部の研修を受けたりすることも必要です。
kintone運営会社であるサイボウズ株式会社や、kintone連携サービスを提供するトヨクモ株式会社では、kintoneの操作方法や活用例を無料で公開しています。
外部の研修を受ける前にまず、以下の情報に目を通してみるのもおすすめです。
サイボウズが無料でkintoneのチュートリアル動画を公開
kintone運営会社であるサイボウズ株式会社は、kintoneの基本やアプリの使い方、操作方法などを解説する動画を公開しています。
そもそもkintoneがどのようなサービスなのか、アプリとは何なのかなど、お試しや導入直後の基礎的な内容から、自動集計機能でグラフを作成する方法、アプリ間の連携方法など、応用内容まで動画の種類が豊富です。
kintoneを動画でより分かりやすく勉強したい場合や、社内勉強会などに活用できます。
サイボウズがkintone関連のイベント情報を公開
サイボウズ株式会社では、kintoneに関するセミナーやイベントの開催情報も公開しています。初めての方向けの操作体験や、基本知識・操作方法、活用や連携、開発やカスタマイズなど、内容は多岐に渡ります。
各地域での対面形式に加え、オンライン講義もあり、気軽に参加しやすいです。
また、外部企業によるイベントの予定も告知されます。
「製造業向け」や「総務・人事部向け」など、業界や職種に特化した活用事例を学べるため、kintoneに関する悩みや疑問を解決し、運用のイメージを掴みやすいでしょう。
kintoneに関する情報収集ならトヨクモのkintoneapp BLOG
外部の研修を受けるのもkintoneへの理解を深める手段の一つですが、まずは自力で情報を集め、コストをかけずに不明点を解決することも大切です。
kintoneの拡張性を高める各種連携サービスを提供するトヨクモ株式会社は、kintoneの活用方法を解説するブログを運営しています。
kintone単体の機能や操作方法だけではなく、連携サービスや、プラグインに関する情報も豊富です。
kintoneに関する疑問を解消したい場合はもちろん、外部サービスと連携してkintoneをさらに活用したい場合に参考になります。
kintoneの研修を実施している企業一覧
kintoneに関するプロから、より専門的なアドバイスや情報を収集したい場合は、外部の研修を受けるのも効果的です。
以下で、kintoneの研修を実施している企業のサービス内容や価格を紹介します。
キントーンキャンパス
サイボウズ製品の研修を通じ、企業の業務改善を支援するクラウドユニバーシティでは、kintoneの研修クラスを実施しています。
kintoneの基本操作を学ぶ「kintone基礎」や、カスタマイズを学ぶ「kintone開発」シリーズなど、初級から上級まで5段階のレベル別クラスから、自社に合った研修を選択できます。
クラウドユニバーシティ独自の研修テキストを使用し、確かな実績をもつプロの講師陣から、実際に手を動かして質問しながら学べます。
受講後には修了証が発行され、テキスト巻末の演習問題でいつでも復習可能です。
研修名 | キントーンキャンパス(https://clouduniversity.jp/kintone/) |
運営会社 | 株式会社MOVED |
研修内容 | kintoneの基礎から開発、連携サービス、認定試験対策まで多岐にわたる |
価格 | ¥22,000~¥1,122,000(税込)※プランによって異なる 例:「kintone 基本1」公開研修(1名あたり)¥77,000(税込) 「kintone開発 JS開発1」企業研修(8名まで)¥484,000(税込) |
基礎から分かるkintone入門講座
IT研修や個別指導を行うGENBA-ISMでは、kintone初心者や独学者にも分かりやすい「基礎から分かるkintone入門講座」を提供しています。
「アプリの作成・連携」から「プロセス管理や通知機能の設定」、「アクセス権限とセキュリティ設定の解説」など、それぞれ2時間の6種類のコースに加え、kintoneの標準機能の活用方法に関する1時間単位の個別スポット相談があります。
マンツーマンで夜間受講も可能なオンライン講座と、日本全国各地から依頼可能な出張研修から、希望のスタイルを選択可能です。講座終了後も受講者専用の質問サイトが用意されるため、分からないことをいつでも相談できます。
研修名 | 基礎から分かるkintone入門講座 (https://genba-izm.com/index.php?kintone%E8%AC%9B%E5%BA%A7) |
運営会社 | 現場イズム |
研修内容 | kintone基礎講座(アプリ作成・管理者機能など)、スポット相談(個別) |
価格 | ¥10,000~¥20,000(税別)※プランによって異なる 例:「スポット相談/共同開発」(1時間単位)¥10,000(税別) 「アプリ作成講座」¥20,000(税別) ※プラス1万円で4名まで同時受講可 |
kintone開発コース
Cybozuトレーニングでは、kintoneをはじめとする各種サイボウズ製品のトレーニングを認定講師が行っています。
「kintone開発コース」では、kintoneを使ったカスタムアプリを作成したいエンジニア向けに、開発・連携入門から開発者養成クラスまで、標準機能より一歩進んだ内容を取り扱っています。
すべてのトレーニングは最大8名までの少人数制で開催され、一人ひとりのレベルに応じたフォローが充実しています。
研修名 | kintone開発コース(https://www.edifist.co.jp/it/class/cybozu_training/development) |
運営会社 | エディフィストラーニング株式会社 |
研修内容 | kintone開発JavaScript言語入門から開発者養成クラスまで多岐にわたる |
価格 | ¥70,000~¥500,000(税抜)※プランによって異なる 例:「kintone開発・連携入門」¥70,000(税抜) 「TENJIKU kintone開発者養成クラス」(通常受講プラン)¥300,000(税抜) |
Cloud University for kintone
Cloud University for kintoneでは、kintoneを短期間で体系的に学べる研修プログラムを提供しています。プログラミング未経験者からスタートし、開発者としてのサービス提供までを視野に入れた段階的なコース設計となっています。
コースは導入ユーザー向けの「スペシャリスト編」、管理者向けの「アプリデザイナー編」、ノンプログラマー向けの「アプリデザイナープラス編」、開発者向けの「デベロッパー編」の4種類です。
受講前のテキスト送付や受講後課題など、研修前後の学習時間まで支援する総合的なカリキュラムです。
研修名 | Cloud University for kintone(https://www.mif-corp.com/training) |
運営会社 | エムアイエフ株式会社 |
研修内容 | kintoneの基礎スキルからアプリ管理、JavaScript開発まで多岐にわたる |
価格 | ¥40,000~¥400,000(税抜)※プランによって異なる 例:「スペシャリスト編」公開研修 ¥40,000(税抜) 「アプリデザイナー編」オンサイト(出張)研修 ¥200,000+テキスト6,000/人(税抜) |
情報サイトや研修を使ってkintoneをもっと便利に
今回はkintoneの操作方法や機能を紹介する動画や情報サイト、外部企業が提供するkintone研修を紹介しました。サイボウズやトヨクモでは、kintoneやkintone連携サービスをより活用するための有益な情報を無料で公開しています。また、プロによるマンツーマンでの学習や、複数人での集中的な同時学習を希望の場合は、外部企業が提供するkintone研修を利用するのがおすすめです。
トヨクモでは、kintone関連のお役立ち資料も公開しているので、ぜひ参考にしてください。