kintoneのIPアドレス制限でセキュリティ強化!フォームに制限をかける手順もご紹介

kintoneのセキュリティ対策の一つに、IPアドレス制限という機能があります。また、kintone連携サービス「フォームブリッジ」で作成したフォームにも、IPアドレス制限をかけることで、さらなる安全性を確保できます。

そこで本記事では、kintoneのIPアドレス制限の仕組みやメリット、フォームにIPアドレス制限をかける設定方法などを解説します。

IP制限をかけられるフォーム作成ツールをお探しの方、サービスのセキュリティ強化をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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kintoneのIPアドレス制限とは

kintoneのIPアドレス制限とは、接続元のIPアドレスを使用し、サービスの利用者を制限する機能です。サービスにアクセスできるIPアドレスを限定し、それ以外のアクセスを防ぎます。

例えば、本社や支社、サテライトオフィスのIPアドレスだけにサービスのアクセスを許可すれば、出張先やリモートワークを行う場所、他のインターネット環境や悪意ある第三者のアクセスを遮断できます。

kintoneでIPアドレス制限を設定できるユーザーは、サイボウズドットコムストアの管理者と、アクセス制限を設定する権限が付与されたcybozu.com共通管理者です。

IPアドレス制限を行うメリットは以下の通りです。

想定外のアクセスをブロック

IPアドレス制限をかけることで、想定外のアクセスをブロックできます。

簡単な操作のみで許可していない外部ネットワークからの接続を完全に遮断し、高い安全性を保ちます。「顧客情報や機密情報を社外に持ち出せないようにしたい」「社内にいる時だけkintoneにアクセスできるようにしたい」といった場合に最適です。

Basic認証と合わせてセキュリティ強化

kintoneの標準機能として、IPアドレス制限の他に、Basic認証があります。

Basic認証とはkintoneにログインする際に、cybozu.comのログイン名・パスワードに加えて、Basic認証のログイン名・パスワードも入力を必要とする機能です。

Basic認証のログイン名とパスワードを知らない場合は、kintoneにアクセスできません。

なお、Basic認証はIPアドレス制限が実装されている時のみ設定可能です。

IPアドレス制限とBasic認証を組み合わせれば、使用シーンに応じた様々なセキュリティ対策を行えます。

例えば、IPアドレス制限で全ての接続を拒否しつつ、Basic認証でのログインを求めることで、社内外全体のアクセスセキュリティを強化できます。また、IPアドレス制限で社内のアクセスのみ許可しつつ、Basic認証で一部の社外のアクセスを許可することも可能です。

フォームにIPアドレス制限をかけるメリット

アンケートフォームを作成して回答候補者に送付したり、ホームページ上にお問い合わせフォームを設置したりする事業者にとって、フォームにIPアドレス制限をかけることは、大きなメリットとなります。

セキュリティ対策

フォームにIPアドレス制限をかけることで、一部の許可されたユーザーのみがフォームにアクセスすることになります。悪意のある第三者の接続や不正ログインを遮断し、情報漏洩や改ざんなどのトラブルを未然に防ぎながら、セキュリティを強化できます。

フォームへのアクセス権限を一部に付与することで、フォームの回答者を絞れる

フォームへのアクセス権限を一部のユーザーに付与することで、フォームの回答者を絞り、外部からの不要な回答をブロック可能です。アンケートフォームや申請フォームなど、社内ユーザーにのみフォームを公開したい場合などに役立ちます。

スパムメールや営業メールを制限できる

お問い合わせフォームやお申し込みフォームからは、スパムメールや営業メールが届くケースも少なくありません。フォームにIP制限をかけられれば、これらの余計なメールを遮断でき、重要な問い合わせや申し込みの見落としを防げるでしょう。

『フォームブリッジ』であればIPアドレス制限をかけたフォームを作成できる

kintone連携サービス「フォームブリッジ」は、kintoneへ回答内容が自動保存されるWebフォームを作成できるツールです。
フォームブリッジで作成したフォームは、回答者を指定したIPアドレスに制限できます。

許可していないIPアドレスからフォームへ接続を試みると、接続ができない旨のメッセージが表示されます。社内や取引先など、回答者を限定したい場合におすすめです。

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以下で、IPアドレス制限の設定手順を見ていきましょう。

フォームの詳細で「IP制限を利用する」を開く

作成するフォームの詳細画面で、「IP制限」をクリックします。

「IP制限を利用する」にチェックする

「IP制限を利用する」にチェックを入れます。

アクセス可能なIPアドレスを入力する

フォームにアクセスを許可するIPアドレスを入力します。
範囲で指定する場合は「~」(チルダ)を用いて、「111.111.111.111~222.222.222.222」のように入力します。

また、複数のIPアドレスを設定する場合は、必要に応じて「アクセス可能なIPアドレスを追加する」から追加します。

設定を保存する

最後に設定を「保存」すれば、IPアドレス制限の設定が完了です。

許可されていないIPアドレスからフォームにアクセスすると、上記のような画面が表示されます。

フォームにもIPアドレス制限をかけて不正アクセスを完全ブロック

今回はkintoneのIPアドレス制限の仕組みやメリットを紹介し、フォームブリッジで作成したフォームにIPアドレス制限をかける手順を解説しました。

社内のアンケートフォームや企業ホームページのお問い合わせフォームなどは、外部アクセスの可能性が多く潜んでいます。フォームにもIPアドレス制限をかけて、社内のアクセスセキュリティを強化しましょう。

フォームブリッジは、30日間の無料お試しが何度でも可能です。ぜひお気軽にお申し込みください。


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