kintoneのエラーコード一覧と対処法を紹介

kintoneを使用中に突然のエラーコード表示に直面したことはありませんか?エラーコードが何を意味しているのか、どう対処すればいいのか、頭を悩ませることもあるでしょう。
そこで本記事では、kintoneで表示されるエラーコードの一覧とその対処法を分かりやすく解説します。このガイドを参考にして、kintoneでのエラーに対処してみてください。
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kintoneで表示されるエラーコード一覧
kintone内に表示される代表的なエラーコードと、それらへの対処法を紹介します。(※2024年2月26日時点)
Code |
内容 |
対処法 |
CB_NO02 | 権限不足により特定のページやレコードにアクセスできない状況を示す。 | アクセス権限の確認と、必要に応じて管理者にて権限付与する |
CB_IL02 | 不正なリクエストにより発生するエラー | リクエスト形式をRFC準拠に修正する。特にフォームデータの設定を確認する |
401 Unauthorized | 認証に失敗した場合やアクセス権限がない場合に表示されるHTTPレスポンスステータスコード | ログイン情報の確認、Basic認証の確認、数時間後に再度アクセス、第三者によるパスワード変更の可能性を検討する |
403 Forbidden | 「閲覧禁止」を表すHTTPステータスコードで、アクセス権限の問題が原因 | パーミッション設定のミス、.htaccessの記述ミスの確認、サーバーのindexファイルの確認、アクセス集中への対応、DNS設定の確認 |
404 NotFound | 存在しないページにアクセスした際に表示されるHTTPレスポンスコード | リンク先ページの削除や誤り、ユーザーによるURL入力ミス、リダイレクト設定の不備を確認する |
429 Too Many Requests | クライアントからのリクエストが過剰に発生し、サーバーが処理しきれなくなった際に発生するエラー | リクエストの最適化、スロットリングの実装、CDNの活用、APIキーの制限を検討する |
495 Cert Error | クライアント証明書が必要であるが、提供されていない場合に発生するエラー | Webブラウザーまたはモバイル端末にクライアント証明書が登録されているか確認し、必要に応じて登録する |
496 No Cert | クライアント証明書がないためアクセスできない状態を示す | Webブラウザーにクライアント証明書を登録して再度アクセスする |
503 Service Unavailable | サービスが一時的に利用不可であることを示すHTTPレスポンスステータスコード | サーバーのログ確認、ホスティング会社の情報確認、プラグイン停止、サーバー再起動、アクセス集中の改善を待つ |
GAIA_II02 | ファイルの特定行に複数のテーブルの値が含まれている状況を示すエラー | 一行に複数のテーブルの値を記載しないようにファイルを修正する |
GAIA_II03 | 複数のテーブルの値が1行に含まれている状態で発生するエラー | ファイル内で1行に複数のテーブルの値が含まれないようにする |
GAIA_II04 | 複数のテーブルの値が1行に含まれている状態で発生するエラー | ファイル内で1行に複数のテーブルの値が含まれないようにする。また、各レコードの開始行に「*」が記載されているか確認する |
GAIA_II08 | ファイルの指定行のフィールドと対応付けされた列に値が入力されていない | 「ファイルの列」を確認し、必要な値を入力するか、「(指定しない)」を選択する |
GAIA_II09 | ファイルの指定行のフィールドと対応付けされた列に、ログイン名以外の値が入力されている | ログイン名が正しく入力されているか確認するか、cybozu.com共通管理者に問い合わせる |
GAIA_II10 | ファイルの指定行のフィールドと対応付けされた列に改行が含まれている | 改行を含まず、ログイン名を1つだけ指定する |
GAIA_II12 | 「***」フィールドが空のため、ファイルの特定行に問題がある。作成日時/更新日時フィールドをファイル列に対応付けると入力が必須。 | ファイル内の該当列に値があるか確認し、作成日時/更新日時の指定が不要なら「(指定しない)」を選択 |
GAIA_II13 | ファイルの特定行で、未来の日時が作成日時/更新日時フィールドに指定されている。 | 作成日時/更新日時フィールドには過去の日時を記載する。必要なければ「(指定しない)」を選択し、ファイル読み込み日時を使用する |
GAIA_RE10 | 一括更新のキーが他のレコードと重複していることを示すエラー。 | 一括更新のキーとして指定したフィールドの値がファイル内で重複しないように確認し、修正する |
SLASH_SA01 | SAMLResponse内NameIDと一致するユーザーが存在しないエラー | IdPを変更し、ユーザー識別要素にNameIDを指定する。指定されている場合はNameIDの値とログイン名を一致させる |
SLASH_SA02 | SAMLResponseに関連するAuthnRequestがこないエラー | 1セッションで複数のSAMLリクエストが発生する操作を停止する |
SLASH_SA03 | SAMLResponseがリクエストパラメーターにないエラー | SAMLResponse送信ができない原因がないか確認する |
SLASH_SA04 | SAMLResponseが無効となっているエラー | Failedとなっている原因を調査し対策する |
SLASH_SA05 | HTTPメソッドが不正であるエラー | HTTPメソッドにPOSTが指定されてるか確認する |
SLASH_FA01 | SAMLResponse処理に失敗したエラー | 予期せぬエラーが原因。エラー原因を調査し対策する |
BS99999 | 動作保証外のOSでアプリを利用している場合に発生するエラー | 端末のOS種別やバージョンを確認する |
まずはエラーが起きる原因の特定から始めよう
本記事では、kintoneで表示されるさまざまなエラーコードについて解説しました。これらのエラーコードは、kintoneの使用中に発生する一般的な問題を示し、それぞれ特定の原因と対処法があります。
エラーコードが表示されたときは、闇雲に解決策を探すのではなく、まずは何が原因でエラーが生じているのかの原因を特定し、今後同じエラーを起こさないためにはどうすべきかまで考えましょう。
エラーコードの理解は、kintone利用には不可欠ともいえます。本記事が皆さんの作業効率を向上させ、エラー対処の時間短縮にお役立ていただければ幸いです。

トヨクモ編集部
kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動