【kintone認定資格】一般ユーザーでも一発合格可能!kintone資格3種類の勉強方法

先日、カイゼンマネジメントエキスパート(KME)に合格した中井です。

結果が出るまでドキドキが止まりませんでしたが、無事に合格できて本当にホッとしました。

さて、今回の記事ではkintone認定資格「アソシエイト」「アプリデザインスペシャリスト」「カイゼンマネジメントエキスパート」の勉強方法をまとめます!

 

私は、kintoneの管理者でもなければ、お客様への提案経験もありません。そんな私でも試験では一発で合格できました。(アプリデザインスペシャリストは本当にギリギリでした…)

そのため、体系的に学べばどなたでも資格取得が可能だと思います!

 

トヨクモ社内の方から「アソシエイトどうやって勉強したの?」「アプリデザインスペシャリストの勉強方法は?」「カイゼンマネジメントどうだった?」と聞かれることが多いので、このタイミングで書き残しておきます。

これからkintoneの資格を受験する方の参考になれば幸いです。

1. kintone資格の受験のコツ

中井は、「アソシエイト」「アプリデザインスペシャリスト」「カイゼンマネジメントエキスパート」の資格に共通するコツが以下の4点だと思っています。

1つめは、「業務の付加価値(目的)」を明確にすること
2つめは、「先駆者の話を聞く」こと
3つめは、「システム化のコンセプト」を理解すること
4つめは、コンセプトにそって勉強していくこと

 

「あっれれー、おっかしいぞー?」と感じられた方、その通りです。この項目は「kintone SIGNPOST」を参考にしています。

「カイゼンマネジメントエキスパート」受験の際にようやく編み出した学習方法ですが、「アソシエイト」の学習からでも、十分に活用できます!

1-1「業務の付加価値(目的)」を明確にする

「kintone SIGNPOST」において「業務の付加価値」とはすなわち業務の目的です。転じて、kintone認定資格の取得を検討している方は資格取得の目的を決めます。

kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)

キラリと光る「業務の真の目的」が見つかれば、業務改善の方向性も迷わない。…

 

これは、勉強法について記載されている本でも推奨されており、目的を明確にすることで、学習効率が上がると言われています。(中井が最近読んだ本はこちら

 

 

例えば、アソシエイトを勉強する場合、アソシエイトを取得する目的を決めます。

(目的の例)
・kintone認定資格を取得することで、社内の方に自分の「kintone習熟度」を伝えたい
・お客様に提案する時に、自分のkintoneスキルを保証したい
・資格を取得すると、昇給に影響するから取得したい
 など

何でも良いと思います!

私の場合は以下の動機でした。

新卒入社後に配属された「kintone連携サービス」の導入支援を行う部署では、先輩方にそれぞれ得意な領域(デザイン・動画編集・コミュニケーションなど)がありました。何か他のメンバーに負けないスキルが欲しいと思い、当時チーム内に所有者がいなかった「kintoneアプリデザインスペシャリスト」取得を目指しました。

※当時「ふぉれすと」先輩は別チームでした。

結果的に、認定資格を取得をしたことでkintoneの理解度が高まり、お客様への導入支援を自信を持って行えるようになりました。また、社内の一部の方に自分のスキルを保証する一定の証明にはなったと思います。

 

<補足>目的設定時のフレームワークに「SMART」というものがあります。

Specific(具体的に)
Mesurable(測定可能な)
Achievable(達成可能な)
Related(経営目標に関連した)
Time-bound(時間制約がある)

このフレームワークを利用すると、目的の設定がより具体的に可視化できます。

アソシエイトであれば、以下のような感じでしょうか。

S…アソシエイトの取得
M…資格の合格基準70%に到達する
A…kintoneを活用しているセンパイたちが合格しているからできるはず
R…自分のkintoneを習熟して〇◯したいという目的に関連する
T…23年1月までに合格する

特に、時期を決めることは大切です。時期を決めることで、「夏休みの宿題を8月31日にやる方」も勉強に集中できるのではないでしょうか。

1-2「先駆者の話を聞く」

目的を決めた後は「先駆者の話」を聞きます。近くに資格取得の先駆者がいれば近くの方に聞けば良いですが、近くにいなくても大丈夫です。

kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)

先に使っている人の話を聞いて、学ぶ。…

ネットにはkintoneの資格を合格された方のブログや、対策テキスト、動画(アソシエイト)などがあります。

合格された方々のアドバイスを参考にすると、どの情報を参考にしたら良いのか、どこに気をつければ良いのか、どのように勉強すれば良いのかが「まるわかり」です。

1人で「これでいいのかな〜」と自問自答してやるよりも圧倒的に効率的だと思います。

後ほど、中井が各記事の受験時に参考にした記事をご紹介します。

1-3「システム化のコンセプト」を明確にする

結論、試験の概要資料を読み込みましょうという内容です。

「kintone SIGNPOST」において「システム化のコンセプト」とは以下の3点です。

・誰に
・どのような価値を
・どうやって届けるか

kintone SIGNPOST(キントーン サインポスト)

コンセプトが決まれば、目指すべき方向が明確になり迷わない。…

マーケティングで利用されるフレームワークのWho、What、Howに似ていますね。

kintone資格取得に置き換えると以下のようになります。

・誰に:kintone認定資格を作成した担当の方に
・どのような価値を:定められた合格基準を満たしていることを
・どうやって:Webテスト、記述テストで回答する

つまり「kintoneの資格を取得する」という目的を達成するためには、kintone認定資格を認定する方が定めた合格基準を満たす必要があります。

その基準は、kintone認定資格ページに眠っているため、「kintone認定資格の概要」ページをよく確認することで、適切な対策が打てるはずです。

kintone CERTIFIED(キントーン認定資格試験)

認定資格は、専門分野やスキルレベルによって4段階6種類に分かれており、アソシエイトから順に上位資格を取得していきます。…

1-4 コンセプトにそって勉強していく

資格で定められたスキルを確認したら、そのスキルを満たすための対策を実施していきます。

個人的には、以下の参考資料に記載されている内容を自分でアウトプットできる状態にしておけば、問題なく合格できそうに感じました。

 アソシエイト:公式テキスト、演習問題の実施(対策動画の視聴)
 アプリデザインスペシャリスト:kintoneヘルプページ(業務改善note)
 カイゼンマネジメントエキスパート:kintone SIGNPOST

それでは、それぞれの試験について見ていきます。

2. アソシエイト

2-1「業務の付加価値」を明確にする

1-1を参考に設定してください!

▼例:中井の目的
S:アプリデザインスペシャリストを取得して他のメンバーにないスキルの習熟・証明の前段階の準備
M:アソシエイトの取得
A:先輩方が達成しているので達成できそう
R:自分の目的と合致する
T:新卒1年目の10月までに取得

2-2「先駆者の話を聞く」

 アソシエイト受験の際は、以下を参考にしました

▼記事
・トヨクモ 森先輩のブログ

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皆さんこんにちは。この間引っ越しをして、ついに、ついに東京23区民から神奈川県民になってしまった森です。 18年間静岡県の伊豆で育った私は、東京に憧れ上京したものの4年間は八王子市民。 そして、2年前やっとの思いで東京23区民に[…]

 
  ※申し込みの方法がわかりやすかったです

 

・kintone エバンジェリスト 前田さんのnote

note(ノート)

 みなさんこんにちは。サイボウズ公認 kintoneエバンジェリスト の前田です。今日は先日、私が挑戦したkintone…

 ※学習方法を大変参考にさせていただきました

 

▼直接伺う
・社内のアソシエイトを合格されていた先輩方

 参照した結果、結局「公式テキストをやりこむこと」が最も効率的だと感じました。

 

▼公式テキスト:kintone認定 アソシエイト試験 対策テキスト
※第3版のテキストです。受験時、最新のテキストをご利用ください。
(当時は、解説動画がありませんでした。これから受ける方々はぜひ動画も参考にしてくださいませ!)

2-3「システム化のコンセプト」を明確にする

ひとまず、試験概要ページを確認します。

引用|kintone認定資格の概要>アソシエイト(2024年4月9日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/associate/

こちらの内容をもとに、中井「システム化のコンセプト」を以下の通り定めました。

・誰に:kintone認定資格を作成した担当の方に
・どのような価値を:定められた合格基準(70%)を満たしていることを
・どうやって:Webテスト(多肢選択式)で回答する

また、このページからわかることとして、以下3点が挙げられます。

・[合格基準]は70%のため、事前のテスト問題で少なくとも70点以上とっておきたい
  →中井はビビりなので、90%以上取れるようにしてから受験しました
・[出題範囲]アプリの作成だけでなく、スペースや管理者設定についても聞かれる
 →利用企業の1ユーザーの場合、スペースや管理者設定は触ったことがないことも。デモ環境で一度テストしたい
・[備考]採点対象外とな問題が出題されることがある
  →試験で「これゼミでやってないところだ…」となっても先に進めて大丈夫そう

2-4 コンセプトにそって勉強していく

「システム化のコンセプト」を達成できるように、2-2で定めた「公式テキストのやり込み」を進めていきます。

テキストは、次の手順で進めていきました。個人ごとに勉強のしやすい方法は異なります。あくまでご参考まで。

1週目
(1)その章のテキストを確認する。→該当する章の問題を一通り解く。
(2)間違った箇所は設問に間違ったチェックをつけておき、テキストやkintoneヘルプサイトで復習しておく。
(3)全部の章で同様の対応を行う。

2週目以降
(4)問題を解いていく。何度も間違っている箇所はチェックがついてすごく汚くなるが、気にせず何度も復習する。

これを試験2週間前から繰り返していました。特に最後の一週間は、公式テキスト内の練習問題を毎日解いていました。

現在は「対策動画」やサイト上の練習問題も公開されているようです。併せてご確認ください。

2-5 試験当日→結果

初めてテストセンターで試験を受けましたが、落ち着いて回答し、時間に余裕を持って試験を終了しました。

個人的には、アプリ作成をもっと勉強しておけばよかったかな…という所感でした。

結果は82%でした。無事に合格できてよかったです。管理者設定はしっかり復習しました。

3. アプリデザインスペシャリスト

続いてアプリデザインスペシャリストです!

3-1「業務の付加価値」を明確にする

 こちらも1-1を参考に設定をお願いします!

▼例:中井の目的
S:他のメンバーにないスキルの習熟・証明
M:アプリデザインスペシャリストの取得
A:先輩方が達成しているので達成できそう
R:自分の目的と合致する
T:新卒1年目中に取得

3-2「先駆者の話を聞く」

 「アプリデザインスペシャリスト」以降はこの手順がとても大切です。なぜなら、公式対策テキストや対策動画が存在しないためです。

 私は、公式テキストを完璧にして高得点を目指すタイプなので、「アプリデザインスペシャリスト」では試験対策に苦慮しました。そこで、合格されていたkintone界隈の先輩方の記事が大変参考になりました。

 

▼記事(当時参考にさせていただいた方々)

・kintone エバンジェリスト 前田さんの記事

note(ノート)

 みなさんこんにちは。サイボウズ公認 kintoneエバンジェリスト の前田です。先日に引き続き、私が挑戦したkinto…

 ※練習問題の解答例を確認し、設問の解釈方法がわかりました。

 

・kintone エバンジェリスト キンボウズさんの記事

キンボウズ ブログ

kintone認定アプリデザインスペシャリスト試験受験し不合格。再試験で合格。試験の概要などを簡単に書きました。…

 ※出題範囲の確認とデモ検証の必要性を認識しました!

 

・kintone エバンジェリスト 峠さんの記事

ハタデザ千本ノック

業務改善NOTEは様々な活用方法があります。今回は、kintone認定アプリデザインスペシャリスト試験の合格に向けた、業…


 ※ヘルプページ復習の必要性を認識しました

 

▼合格された方の体験を聞く

・社内(森先輩)
・社外(kintoneイベントでお会いした方々)

センパイ方の記事を確認して、改めて実感したことが「勉強方法がわからない!!!」ということです。繰り返しになりますが、公式テキストが存在しません参考資料として存在する「業務改善NOTE」があるのみです。

とりあえず自費でその時刊行されていた「業務改善NOTE」を全て購入しました。課金すると、やらねばならぬという気持ちになります。

 

▼コンテンツ

・業務改善NOTE

 口頭でアドバイスを受けた中で印象に残ったことは、2020年のCybozuDaysでお話した方(ジョイゾーの四宮さんだった気がします)から以下2点のアドバイスをいただいたことです。

・「アソシエイトから間を空けずに受けた方が良いよ」
・「kintoneヘルプサイトを確認するといいよ」

 そのため中井は以下に挑戦しました。

1. アソシエイトの公式テキストで引き続き80点以上取れるようにする
2. 出題範囲で明らかになっている機能について学習しておく
3. 業務改善NOTEを2週確認する

3-3「システム化のコンセプト」を明確にする

ひとまず、試験概要ページを確認します。

引用|kintone認定 アプリデザインスペシャリスト 試験概要(2024年4月9日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/appdesign-specialist/

こちらの内容をもとに、中井「システム化のコンセプト」を以下の通り定めました。

・誰に:kintone認定資格を作成した担当の方に
・どのような価値を:定められた合格基準(60%)を満たしていることを
・どうやって:Webテスト(多肢選択式)で回答する
※2024年4月1日のリニューアル後、合格基準は70%に変更されました。

また、このページからわかることとして、以下2点が挙げられます。

・[合格基準]は60%。
 -どのような問題が出るか不明のため、アソシエイトの問題は80%以上取れるようにしておく
 -どうしてもわからない問題が出ると、とりあえず1つ選択して、次の問題を解いた方が良さそう。
・[出題範囲]プロセス管理・コミュニケーション・通知などはデモ環境で設定をテストした方が良さそう。また、保守に関しても聞かれそう

3-4 コンセプトにそって勉強していく

kintone認定資格の担当者が求める基準を満たすように学習を進めていきます。「先駆者の話」で決めた3点を進めていきました。

・アソシエイト公式テキストで80点以上取得できる
・出題範囲で明らかになっている機能を実際にデモ環境で触る。
・業務改善NOTEも2周する。

試験前に、それでも不安になったため、kintoneヘルプサイトを2周ほどぐるぐるしました。

kintone ヘルプ

kintoneのヘルプです。 kintoneを利用するために必要な設定や操作方法などを説明します。 …

3-5 試験当日→結果

当日は、アソシエイトと同様にテストセンターで受験しました。

試験は本当に難しかったです….

一言で例えるならば「センター試験の現代文試験」でした。(今はセンター試験が変わっているらしいですが) 大問と紐づく小問があるのですが、ひとまず小問を見て解いていくことがおすすめです。

今までの試験にないくらい制限時間ギリギリで終わりました。

学習教材ですが、kintoneヘルプサイトぐるぐるが一番よかったと記憶しています。
逆に業務改善NOTEはあまり使いこなせませんでした。

結果は65%で、一発合格したものの結構危なかったです…

 

4. カイゼンマネジメントエキスパート(KME)

最後は「カイゼンマネジメントエキスパート」です。こちらは「小論文」形式「実績登録も必要」ということで、正直何度も「もう諦めようかな…」と脳裏によぎります。しかし、試験一週間前に、「4つのコツ」に気づいたため、巻き返すことができました!

4-1「業務の付加価値」を明確にする

こちらも1-1を参考に設定お願いします!

▼例:中井の目的
S:KMEを取得して他のメンバーにないスキルの習熟・証明
M:KMEの取得
A:合格された方々の情報をもとに学習すれば可能かもしれない
R:自分の目的と合致する
T:2022年の8月試験で取得する

※「アソシエイト」「アプリデザインスペシャリスト」は一年中テストセンターで受験可能ですが、「カイゼンマネジメントエキスパート」は一年に2度の受験機会です。
(採点される方々本当に大変だと思います…)

4-2「先駆者の話を聞く」

「カイゼンマネジメントエキスパート」は社内に合格者がいなかったため、どの情報を参考にしようか悩んでいました。そのような時に大変素敵なコンテンツに出会いました。

・つっきーさんの記事

アールスリーインスティテュート |R3 Institute

皆さんこんにちは築山です。久しぶりにアイドルネタ以外での投稿となります。 kintone 認定資格試験に「カイゼンマネジ…

※「A を取るためにどうしたらいいか?」の対策、解答例が参考になりました

 

・kintone エバンジェリスト こたけさんの記事

note(ノート)

kintoneエバンジェリスト&kintoneカイゼンマネジメントエキスパートのこたけです😊 今年の夏のkint…

※共感する箇所しかなかったです

・kintone エバンジェリスト 松田さんの動画

YouTube

kintone認定 カイゼンマネジメントエキスパート資格のサンプル問題を用いた、業務改善職的思考トレーニングです。今後も…

※文章の読み解き方が、大変参考になりました

3つのコンテンツを見て、以下の3点を実施した方が良さそうだと理解しました。

1. 試験概要をチェック
2. 「kintone SIGNPOST」を覚える
3. 小論文の練習

4-3「システム化のコンセプト」を明確にする

試験概要ページを確認します。

「カイゼンマネジメントエキスパート」では、1次試験(小論文・実績登録)最終試験(確認試験)に分かれています。この試験は圧倒的に1次試験の比重が高そうです。

引用|kintone認定 カイゼンマネジメントエキスパート 試験概要(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/kaizenmanagement-expert/

 

さらに1次試験を深掘りして見てみます。

4-3-1 評価観点・評価尺度

引用|kintone認定エキスパート試験に関する資料_202208_v1.00(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/pdf/expert_detail.pdf

 

このページからわかることは2つあります。

1つは左(評価観点)の部分。項目ごとに「KME」の配点の相対的重要度が定められています。

「1. 目的設定」「2. プロジェクト企画」「3. 設計と構築」が20以上で配点が高そうに見えますが、「kintone SIGNPOST」を確認すると、項目ごとにパターン数が異なることがわかります。

(A)評価観点 (B)相対的重要度_KME (C)パターン数 (D)1パターンあたりの想定重要度(B÷C)
0. kintone概念理解 5 5 1
1. 目的設定 20 8 2.5
2.プロジェクト企画 35 8 4.4
3.設計と構築 20 12 1.7
4.リリースと定着 10 4 2.5
5.運営 5 3 1.7
6.継続企画 5 4 1.3

「2.プロジェクト企画」が「4.4」と最も試験で問われる可能性が高く、次点で「2.5」の「1. 目的設定」「4.リリースと定着」が重要そうです!「4.リリースと定着」は4パターンしかないですが、実はとっても重要そうですね。

学習はこれらのトピックを優先して学習することにしました。

2つめは右(評価尺度の概要)の部分。70%以上の評価を獲得するためには、少なくとも全項目でC以上、重要項目はBかAが欲しいところです。(つっきーさんの記事にも記載があります)

評価観点に関連するkintone SIGNPOSTの内容を正しく理解し、設問の状況に対して論理的に説明している。説明には、具体的な理由・根拠・解決策・提言などが書かれている。

引用|kintone認定エキスパート試験に関する資料_202208_v1.00(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/pdf/expert_detail.pdf

B評価を獲得するためには「設問の状況に対して論理的に説明している」必要があります。A評価を獲得するためには「具体的な理由・根拠・解決策・提言が書かれている」必要があります。

そのため、特に「2.プロジェクト企画」「1. 目的設定」「4.リリースと定着」の項目では、その内容を理解するだけでなく、なぜその項目が重要なのか「具体的な理由・根拠」などを本番でアウトプットできる必要がありそうです。

また、全項目でC以上を取得する観点から、全項目の要点は理解しておきましょう。

4-3-2 出題イメージの確認

引用|kintone認定エキスパート試験に関する資料_202208_v1.00(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/pdf/expert_detail.pdf

 こちらを確認すると、以下2点がわかります。

▼設問情報
・100字〜300字程度の記述式の設問が多い
・600字以内の小論文は、「kintone SIGNPOST」の内容を複数組み合わせて回答できそう

そのため、各項目(特に重要度の高い項目を優先して)、100字でアウトプットする練習をしておくと良さそうですね。

4-3-3 実績登録パートの確認

「自分にkintoneのシステム構築の実績がない…」という方でも大丈夫です!

私は直近1年間「安否確認サービス2のマーケティング」が主担当で、お客様への提案は実施していませんでした(「トヨクモ中井の働き方(仮)」記事を公開予定です)。また、弊社ではトッティ(本部長)とCSグループが重要なkintoneアプリを構築するため、マーケティング担当の私は重要なアプリを触る権限がありません。(涙)

実績登録があるために受験を諦めようと何度も思ったのですが、事前にしっかり対策することで合格できました。

引用|kintone認定エキスパート試験に関する資料_202208_v1.00(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/pdf/expert_detail.pdf

引用|kintone認定エキスパート試験に関する資料_202208_v1.00(2022年10月12日閲覧)|https://cybozu.co.jp/kintone-certification/level/pdf/expert_detail.pdf

 

この2つのページから以下のことがわかります。

▼実績登録パートについて
・【重要】論述テーマは自分で決められる
・【重要】設問がすでに決まっている
・小論文には「論理性(主張と根拠)」「テーマ適合(狙いを絞って回答)」「経験を根拠としている」ことが重要。
・自身のkintone経験を踏まえて適切な記述でB評価。「テーマに対する主張に発展的・創造的な提言がされている。」とA評価

 つまり、事前に3つの設問でそれぞれB評価以上を満たす実績を準備(暗記)して、当日記述できれば合格点は取れそうです。

こちらの内容をもとに、中井「システム化のコンセプト」を以下の通り定めました。

・誰に:kintone認定資格を作成した担当の方に
・どのような価値を:合格基準(70%)を満たしていることを
・どうやって:「評価尺度を意識しながら」Webテストで回答する

4-4 コンセプトにそって勉強していく

 4-3で、試験対策の全体像が掴めたので、あとは学習を続けていきます。中井が実施したことは以下です。

4-4-1「kintone SIGNPOST」の学習

(1)「kintone SIGNPOST」を眺める
 結果:覚えられない(「要望箱アプリ」だけすごく印象に残る)
 時期:試験10日前
 気持ち:諦め

(2) Googleスプレッドシートに、各パターンのタイトルだけ記載し、「問題」「解決」「結果」を一言ずつ記載してみる。わからなかった箇所は、「kintone SIGNPOST」を確認して、赤字で表を記載する
 結果:覚えてきた
 時期:1週間前
 気持ち:いけるかも

(3)(2)と同様にパターンのタイトルだけ記載し、それぞれの「解決策の部分」を100字程度で「具体的な理由・根拠・解決策・提言」を意識して記載してみる
 結果:大体覚えてきた
 時期:4日前
 気持ち:頑張るぞ

という形で本番を迎えました

4-4-2 実績の対策

(1)一旦自分で回答を作成してみる。
(2)自分or他の人に協力してもらって添削する。この時評価観点をよく確認する
(3)試験5日前から、毎日設問だけ見て回答してみる
 →多分覚えます。

私は、「あのパターンも入れた方がいいかな、このパターンも入れた方がいいかな…」と色々要素を足していたのですが、評価観点で「テーマ適合(狙いを絞って回答)」があることに気づきました。そのため、自分が選択した「STEP」のパターンの要素のみに絞って記載するようにしました。

4-4-3 一緒に学習する仲間

今回、森先輩という資格取得の仲間がいたことが心強かったです!

勉強の仲間がいるとやる気が出ますよね。

※森先輩、はしご酒の日程調整お願いします

森先輩は「俺、全然勉強してないんだよね」という発言ばかりしていました。(どのクラスにも一人はいる実は勉強している人)

4-5 試験当日→結果

僕は「アソシエイト」「アプリデザインスペシャリスト」と同様にテストセンターで受けることにしました。

当日、会場に到着してPCの前に座り、試験に対する準備を整えます。「よし、やるぞ!」という気持ちで、PCのマウスを持ったところ、キーボード変換をテストをする画面が表示されました。「怪盗が〜〜〜」というテキストを打つと変換ができない!!(焦)

試験管の方が、PCを再起動して解決しました。

他の方のTwitterを拝見すると、同様の事象を経験された方がいるようなので、当日は「変換ができないかもしれない」と心づもりしていると慌てずにすみます。

途中、全然わからない問題も1問あったのですが、対策が功を奏したのか、それ以外の設問はそれなりに答えられました。実績パートはしっかり準備(暗記)して行ったことで、心の余裕があったと思います。制限時間内に振り返りもして、会場を後にしました。

試験後、結果発表までの約一ヶ月はめちゃくちゃどきどきします。もう少し早く発表していただきたい…

約1月後、結果が到着し、無事に合格していることを確認できました!!

 ※目的設定でC評価だったことが悔やまれます…

2次試験は、「kintone SIGNPOST」を復習して受験するとすんなり合格しました。

まとめ

kintoneの試験は、しっかり対策すれば、合格の可能性が高まると思います。

1つめは、「業務の付加価値(目的)」を明確にする
2つめは、「先駆者の話を聞く」
3つめは、「システム化のコンセプト」を理解する
4つめは、コンセプトにそって勉強していくこと

私はこの4点が重要に感じましたが、人によって勉強のしやすい方法が異なると思うので、ぜひ、自分に合う勉強方法をお試しください。


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