【自動車業界】kintone×kMailerで週300件のメール送信を自動化!既存システム脱却から「見える化」を実現した舞台裏
目次
ユーザー会でのLT(ライトニングトーク)登壇の様子をレポート!
この記事は2026年3月、名古屋開催のユーザー会でのワクワク株式会社 村上さんのLT(ライトニングトーク)登壇の様子をお届けするレポート記事です。
今回は「自動車業界、kMailerで見える化と自動化を実現した話」でご登壇いただきました!
既存システムが使えなくなり、kintoneへ
ワクワク株式会社は、中古車の買取・販売を中心に、車検・整備、保険、レンタカーなどの自動車に関連したサービスを展開している会社です。
元々、関東を中心にFC展開している「カーセブン」という屋号で活動をしておりましたが、2025年12月から『T.T CARS』へ変更いたしました。
本日は、導入してから約6ヶ月になるトヨクモのkMailerの活用事例をご紹介します。
はじめに、車屋である当社が、どのようにkintoneを活用しているのかお話しします。現在の主な使い道は、以下の通りです。
- 顧客管理・車両管理
- アンケートの取得
- チーム間の連絡手段
- 査定
kMailer導入以前は、カーセブンで導入している媒体にかなり依存していました。
カーセブンのシステムで顧客と連絡を取り、査定や契約をしていたのですが、脱退により既存のシステムが使えなくなってしまいました。
そこで新たな手段として、kintoneとkMailerを使い代わりとなるシステムを作れないか、DXすすめ隊で挑戦してみることにしたのです。今回は、そのときの活用事例となります。
システムのリプレイスに伴い見えてきた問題
既存のシステムに依存していた当社ですが、新たなシステムへのリプレイスに伴い、さまざまな問題が見えてきました。
改善すべき主な問題は、以下の3つです。
1つ目。情報を取得しても、そのうち何%が成約しているのか、何%とコンタクトが取れているのかといった情報が、各スタッフで管理できておらずまったく分からない状態になっていました。
2つ目。販売部署や買取部署でも、時間に追われお客様とのコンタクトが抜けていたり、後追いができていなかったりしたため、そういった無駄をなくす必要がありました。
そして、3つ目。毎日メールを手動で送っており、1週間あたり300件ほど送信していたため、かなりの手間がかかっていました。
これらの問題を解決するには、データの集約・情報の可視化・作業の自動化が必要です。
そこで、kintoneとkMailerの出番です。
kMailerなら、kintone内の顧客情報に基づいたメールを自動で配信でき、開封率・時間などの分析結果も自動で算出し、グラフにしてくれます。
※配信結果分析は、プレミアムコース以上の機能になります
kintoneアプリに情報を集約し、kMailerで開封率・時間を把握し、メールの自動配信を行えば改善できると考えたのです。
kintoneとkMailerで見える化・自動化を実現
それでは、kintoneとkMailerを使い、実際に開発したシステムをご紹介します。
基本的な仕組みは、以下の通りです。
- ユーザーが一括サイトに登録
- BOTが登録されたデータをkintoneへ自動転記
- kintoneアプリのレコード追加と同時に、kMailerでメールを自動配信
- 条件(アポが取れた、契約がキャンセルになったなど)にあてはまった際に、メール配信を自動停止
このシステムにより、kintoneアプリにデータを集約しつつ、数値の可視化と作業の自動化を実現しました。
実際の配信メール
こちらが、実際に配信しているメールのキャプチャです。
HTMLメールで、HP・公式LINE・スタッフ紹介などのリンクを画像に挿入したり、kintone内の「文字列(1行)」を引用して車の概算金額を入力したりする仕組みを作っています。
画像を多めに、見やすいメールになるよう工夫しています。
kMailerで難しかった3つの設定
今回のシステム開発において、kMailerを設定する中で、いくつか難しいと感じた点があるため共有します。
実際、設定が誤っていたために、1人のお客様に60件ほど同じメールが送られてしまうという事件が起きたので、同じことが起きないためにも参考にしてください。
今回、特に大変だと感じたのが、シナリオメールの設定です。
参照:kMailer新機能「シナリオメール」とは?具体的な活用方法や期待できる効果を解説!
シナリオメールを使うと、時間の経過やkintoneで管理している顧客のデータに合わせて、自動でメールを配信できます。
たとえば、「レコード追加後、翌日にフォローメールを送る」といった設定ができるのですが、当社の査定アプリでは配信するメールや条件がかなり多くなり大変でした。
実際の設定画面がこちらです。
「〇〇のトリガーから、△△経過後に××のメールを送信する」「〇〇を満たす場合、何もしない(メールを送らない)」というように、1つずつ設定しています。
そして、このシナリオメールの設定は、トリガーを基に構成する必要があり、これも難しく感じました。
トリガーとは、シナリオを開始するための設定になり、開始イベントは「レコードの追加」「レコードの編集」「ステータスの更新」の3つから選ぶものとなっています。
※自動でシナリオを実行する「自動トリガー」は、プロフェッショナルコース以上でのみ設定可能です。プレミアムコースでは、アドレス帳アプリの「シナリオ実行」ボタンをクリックする手動実行のみが可能となっています。
私の場合、ここの開始イベントを誤って「レコードの編集」にしてしまったため、kintoneで編集されるたびに配信され、計60件ものメールが送られてしまったのです。
具体的には、1つのkintoneアプリの中で何回も架電をして、「不在→つながる→不在」とレコードが更新されたために、メールが送られてしまいました。
現在は、「レコードの追加」を条件に組み立てたことで、0日目〜4日目まで順序立てて自動でフォローメールが1件ずつ送られるようになっています。
kMailerの導入効果と新たな価値の発見
kMailerを導入したことで、情報の可視化と作業の効率化ができました。
まず、見える化(可視化)についてです。
何%の方が開封していて(開封率)、何%の方に送られていない(エラー率)といった細かい情報を、kMailer側で簡単に確認できるようになりました。
このように、前期間比を含めて可視化し、自動でグラフにもしてくれるため、視覚的にも分かりやすく助かっています。
次に作業の効率化ですが、毎週300件ほど手作業で送っていたメールを、システムから自動で配信できるようになりました。
加えて、kMailerでは内容をテンプレート化できるため、毎回手打ちで文章を考える手間がなくなり、他の作業に時間を回せるようになったのもよかった点です。
最後に、トヨクモのkMailerを導入したことで、新たな価値を発見できました。
これまではカーセブン本部のシステムに依存していて、「これが一番楽だな」と思い込んでいました。
今回、脱退をきっかけにkintoneとkMailerを使ったシステムを構築したことで、「こんなことができるんだ」と気づくことができました。
この気づきこそが、新たな価値の発見であり、これまで以上に素晴らしいものに出会えたと思っています。
本日は以上です。ありがとうございました。
ご登壇ありがとうございました!
明日から真似できそう!と思えたご活用Tipsは見つかりましたでしょうか。
kMailerの「配信結果分析」機能や「シナリオメール」機能を試行錯誤しながらお使いいただいている事例をお話しいただきました。
kMailerご検討中の方も、ご利用いただいている方も、ぜひワクワク株式会社様の事例を参考にしてみてくださいね。
今回お話しの中でご紹介いただいたkMailerは30日間のお試しを何度でもご利用いただけます。
kMailerで何ができるかについては以下の動画にてご紹介しております。
また、過去のユーザー会の登壇レポートまとめはこちらからご覧いただけます。
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