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【図説】kintoneの監査ログの出力内容の見方を操作範囲別に解説

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

kintoneの監査ログを見た人の中で「探しているログがない」と悩んでいる人はいませんか?kintoneでアプリやレコードの詳細な操作履歴を見たい時に、どこを見に行けばいいのか分からない人もいるでしょう。

kintoneの監査ログで確認できるのは、ログインやアプリやレコードの追加・削除など、システムに対する大まかな操作です。

そのため「誰が、どのレコードを、何の値に変更したか」といったレコードの詳細な操作履歴は、別の場所で確認する必要があります。

本記事では、kintoneにおける追跡機能の種類を整理してから、監査ログで取得できるデータの範囲と出力内容の見方の説明をします。監査ログの使い方を知りたい人や特定のデータの履歴を探している人は、ぜひ参考にしてみてください。

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kintoneに備わっている4種類の追跡機能

kintoneには、システムの操作やユーザーの行動を追跡できる機能が4種類あります。基本的に、すべての機能で「操作したユーザー」や「日時」を確認できます。

【 kintoneに備わっている4種類の追跡機能の内容と保存方法】

追跡機能 記録される内容 出力・保存方法
監査ログ

監査ログ画像

▲出典:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|kintoneの監査ログの確認方法

[表示範囲]

  • ・cybozu.com共通管理画面で行う操作
  • ・kintoneにログインして行う操作

[表示される操作例]

  • ・アプリの設定を変更した
  • ・スペースを作成した
  • ・レコードのファイル読み込みを開始した
CSV
アプリの設定変更

アプリの設定変更画像

▲出典:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|アプリの設定変更の履歴を確認する

[表示範囲]

アプリの設定変更に関わる操作

[表示される操作例]

  • ・アプリを公開(アプリ作成時)
  • ・[フォーム] 設定(フォーム追加時)
  • ・アプリを更新
  • ・[設定 > 通知 > レコードの条件通知] 設定
    (レコードに対する通知の条件設定時)
スクリーンショット
レコードの変更履歴

レコードの変更履歴画像

▲出典:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|レコードの変更履歴を確認する

[表示範囲]

レコードの作成と変更の履歴

[表示される操作例]

  • ・次のユーザーが選択されました:ユーザー名(ユーザーの設定)
  • ・単価:「300」から「500」に変更されました。(フィールドの値の変更)
  • ・レコードが作成されました。
スクリーンショット
ステータスの履歴

ステータスの変更履歴画像

▲出典:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|プロセス管理を設定したアプリの使いかた

[表示範囲]

プロセス管理の申請や承認の履歴

[表示される操作例]

  • ・申請
  • ・承認
  • ・上長確認中
    (プロセス管理で設定したステータス項目)
  • ・印刷
  • ・PDF

参考:kintone公式サイト「kintone ヘルプ

アプリの削除やログインしたユーザーを確認したいときは「監査ログ」、アプリで何の設定変更をしたか確認したいときは「アプリの設定変更」を確認します。

フィールドの値を書き換えた人を確認したい場合は「レコードの変更履歴」、プロセス管理で承認が誰で止まっているのか確認したいなら「ステータスの履歴」を見に行きましょう。

なお、最大表示件数や変更履歴の閲覧権限を持つユーザーが知りたい人は、kintone公式サイトにある「kintoneヘルプ」の各項目を確認してください。

レコードの変更履歴の詳細は「kintoneの変更履歴とは?確認や変更前に戻す方法を解説」を参考にできます。

kintoneにおける監査ログを確認する操作手順

kintoneの監査ログを見るには、まずkintoneのポータル画面の「設定」から「cybozu.com共通管理画面」を開きます。

cybozu.com共通管理を開く

▲出典:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|cybozu.com共通管理を開く

cybozu.com共通管理者の権限を与えられていない人は「cybozu.com共通管理」が表示されません。kintoneの監査ログにアクセスする際は、あらかじめ権限を持っている人にcybozu.com共通管理者の権限をもらっておきましょう。

cybozu.com共通管理画面2

「cybozu.com共通管理画面」が開いたら「閲覧とダウンロード」をクリックします。すると、監査ログの画面がひらきます。

cybozu.com共通管理画面3

kintoneの監査ログで取得できる操作の範囲

kintoneの監査ログでは、おもに「cybozu.com共通管理画面で行う操作」と「kintoneにログインして行う操作」の2種類の操作情報が出力されます。

【kintoneの監査ログで取得できる操作の範囲】

操作の範囲 出力されるログ
cybozu.com共通管理画面で行う操作

cybozu.com共通管理画面で行う操作

サイボウズサービス全体の設定にかかわるログ

  • ・ログイン
  • ・ユーザーの設定
  • ・セキュリティ など
kintoneや他のサービスにログインして行う操作

kintone操作

以下、サイボウズのサービスやオプションにかかわるログ

  • ・kintone
  • ・Garoon
  • ・サイボウズ Office
  • ・メールワイズ
  • ・kintone メール共有オプション(日本語のみ)
[監査ログの出力例]

監査ログの出力例

参考:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|監査ログの一覧

cybozu.com共通管理画面で行う操作は、おもにログインやユーザーの設定など、サイボウズのサービス全体にかかわる設定が監査ログに出力されます。その際は、監査ログの「サービス」の項目に「サービス共通」と表示されます。

ユーザーの追加や削除、「誰が、何のサービスにログインしたのか」などを知りたい人は、監査ログの「サービス共通」を確認してみてください。

監査ログで出力される10項目の表示内容

監査ログ10項目の表示内容

kintoneの監査ログで出力される項目は、補足を含めると10項目あります。

【kintoneの監査ログで出力される項目】

No. 画面項目 表示内容
1 レベル 重要または情報
2 日時 YYYY-MM-DD 00:00:00

[例]

2026-04-21 13:16:38

3 接続元 IPアドレス
4 ユーザー ログインしたユーザーのメールアドレス
5 サービス 利用したサービス名

[例]

  • ・サービス共通
  • ・kintone
  • ・メールワイズなど
6 モジュール 操作した機能

[例]

・cybozu.com共通管理の操作

  • Authentication(認証)
  • User Administration(ユーザー管理)

・kintoneの操作

  • App management(アプリ)
  • Space management(スペース)
7 アクション 操作内容

[例]

・cybozu.com共通管理の操作

  • login
    (パスワード認証を用いてログイン)
  • export user
    (ユーザー情報をファイルへの書き出す)

・kintoneの操作

  • App change deployed
    (アプリの設定を完了)
  • Space add
    (スペースorゲストスペースを作成)
8 結果 操作の結果

[例]

  • ・[SUCCESS](操作成功)
  • ・[FAILED](操作失敗)
  • ・[VALIDATION ERROR]
    (入力値が不正で操作失敗)
9 エラー番号 エラーになったときに表示されるコード

[例]

CB_NO02

10 補足 詳細画面の下部に記載

監査ログ補足

参考:kintone公式サイト「kintoneヘルプ|kintoneが出力する監査ログの一覧」「cybozu.com ヘルプ|監査ログの一覧」をもとにトヨクモ株式会社が作成

「補足」に表示される内容は操作によって異なり、ユーザーの表示名やID、テンプレート名などが表示されます。

kintoneとcybozu.com のヘルプでは、設定や操作の種類ごとに監査ログの詳細な説明を確認できるため、出力されたアクションを調べる際は各ヘルプページを活用しましょう。

ログインや権限操作などで出力されるモジュールとアクションの対応表

cybozu.com ヘルプの「監査ログの一覧」のカテゴリは、設定や操作の種類によって分けられています。出力されたモジュールごとに、ヘルプが記載されているわけではないため、監査ログと比べてみたとき、見づらい印象を受けます。

監査ログと比較して分かりにくいと感じる人は「cybozu.com共通管理の画面左側の設定メニュー」と照らし合わせて、操作のログを確認してみてください。

【cybozu.com共通管理の操作のモジュールとアクションの対応表】

操作の種類と詳細
(モジュール)
重要と情報別の操作
(アクション)
システム管理

(System Administration)

 

[以下を変更した際のログ]

  • ・ログインのセキュリティ設定
  • ・監査ログ
  • ・システムメール
  • ・その他の設定

システム管理

[重要]

  • ①「監査ログ」の設定を変更した
    (configure audit log setting)
  • ②「その他の設定」を変更した
    (configure external service security settings)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「システム管理」を参照

[情報]

  • ①システムメールアドレス、またはメールサーバーの設定を変更した
    (configure system mail account)
  • ②ヘッダーのロゴ画像、またはロゴのリンク先のURLを変更した
    (update logo)
ログインとパスワードリセット
(Authentication)[以下を操作した際のログ]

  • ・ユーザーのログイン
  • ・ユーザーのログアウト
  • ・ユーザーによるパスワードのリセット

※ユーザーのログイン操作のため画像なし

[重要]

  • ①パスワードリセットメールに記載されたURLを開き、パスワードを再設定した
    (reset password)
  • ②「ログインでお困りですか?」の画面でメールアドレスを入力して、「パスワードリセット」をクリックした
    (send password reset mail)
[情報]

  • ①パスワード認証を用いてログインする操作が行われた
    (login)
  • ②パスワード認証を用いてAPIへリクエストを行い、失敗した
    (login API(%s))
ユーザー

  • 1(Authentication)
  • 2.(User Administration)

 

[以下を操作した際のログ]

  • ・ユーザーの追加や削除
  • ・一括操作など

ユーザー

[重要]

  • 1-①一時的な管理者を追加した
    (add provisional Administrator)
  • 2-①APIを用いてユーザーを追加した
    (add users(API %s))

2-②

  • ・APIを用いてログイン名を変更した
  • ・APIを用いてユーザー情報を更新した
    (update users(API %s))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「ユーザー」を参照

[情報]

  • 2-①ユーザーを追加した
    (add user)
  • 2-②APIを用いてユーザー情報を更新した
    (import user(API %s))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「ユーザー」を参照

プロビジョニング
(System Administration)[以下を変更した際のログ]

  • ・プロビジョニングの設定変更

プロビジョニング

[重要]

  • ①APIトークンの有効/無効を切り替えた
    (configure SCIM api token)
  • ②APIトークンを削除した
    (delete SCIM api token)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「プロビジョニング」を参照

[情報]

なし

組織

  • 1.(System Administration)
  • 2.(User Information)
  • 3.(User Administration)

 

[以下を操作した際のログ]

  • ・組織の追加や削除
  • ・一括操作など

組織

[重要]

  • 1-①[組織間のアクセス権]の有効/無効を切り替えた
    (configure organization access control settings)

 

  • 2-①APIを用いて組織の情報を取得した
    (get organization(API %s))
  • 2-②APIを用いて組織のメンバーを取得した
    (get organization users(API %s))

 

  • 3-①APIを用いて組織を追加した
    (add organizations(API %s))
  • 3-②組織の管理者を変更した
    (assign user management admin)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「組織」を参照

[情報]

  • 3-①組織を追加した
    (add organization)
  • 3-②APIを用いて組織の情報を書き出した
    (export organization(API %s))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「組織」を参照

グループ

  • 1.(User Information)
  • 2.(User Administration)

 

[以下を操作した際のログ]

  • ・グループの追加や削除
  • ・一括操作など

グループ

[重要]

  • 1-①APIを用いてグループの情報を取得した
    (get group(API %s/json))
  • 1-②APIを用いて静的グループのメンバーを取得した
    (get group users(API %s/json))

 

  • 2-①APIを用いてグループを追加した
    (add groups(API %s/json))
  • 2-②動的グループの[条件]を更新した
    (update group condition)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「グループ」を参照

[情報]

  • 2-①グループを追加した
    (add group)
  • 2-②APIを用いてグループの情報を更新した
    (import group(API %s/csv))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「グループ」を参照

役職
(User Administration)[以下を操作した際のログ]

  • ・役職の追加や削除
  • ・一括操作など

役職

[重要]

なし

[情報]

  • ①役職を追加した
    (export user service)
  • ②APIを用いて役職を更新した
    (import title(API %s))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「役職」を参照

利用サービス
(User Administration)[以下を操作した際のログ]

  • ・利用サービス関係

利用サービス

[重要]

なし

[情報]

  • ①[ユーザーの利用サービス]をファイルへ書き出した
    (export user service)
  • ②APIを用いて[ユーザーの利用サービス]を更新した
    (import user service(API %s/json))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「利用サービス」を参照

セキュアアクセス

  • 1.(System Administration)
  • 2.(User Profile)

 

[以下を操作した際のログ]

  • ・セキュアアクセスのクライアント証明書関係

※オプション機能であるため画像なし

[重要]

  • 1-①管理者がクライアント証明書をまとめてダウンロードした
    (bulk download certificate)
  • 1-②管理者がクライアント証明書を発行した
    (create certificate)

 

  • 2-①ユーザーがクライアント証明書をダウンロードした
    (download certificate)
  • 2-②ユーザーがクライアント証明書をメールで送信した
    (send browser certificate in mail)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「セキュアアクセス」を参照

[情報]

なし

2要素認証の設定
(Authentication)[以下を変更した際のログ]

  • ・2要素認証の設定を変更

2要素認証の設定
※ユーザー側の設定画像はなし

[重要]

  • ①ユーザーが2要素認証を無効にした
    (disable two-factor authentication)
  • ②ユーザーが2要素認証を有効にした
    (enable two-factor authentication)
[情報]

①管理者がユーザーの2要素認証を無効にした
(disable two-factor authentication by administrator)

パッケージ製品からのデータ移行

  • 1.(System Administration)
  • 2.(User Administration)

 

[以下を作業した際のログ]

  • ・パッケージ製品からcybozu.comへデータを移行するための準備
  • ・データ移行の実施

※「GaroonやサイボウズOfficeからのデータ移行

[重要]

  • 1-①[パッケージ版からの移行]の設定を変更した
    (configure migration settings of on-premiss data)
  • 1-②データ移行用の証明書をダウンロードした
    (download certificate for migration of on-premiss data)
[情報]

  • 2-①パッケージ製品から「グループ」のデータをインポートした
    (import group on-premises)
  • 2-②パッケージ製品から「ユーザー」のデータをインポートした
    (import user on-premises)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「パッケージ製品からのデータ移行」を参照

組織の事前設定

  • 1.(Sandbox Administration)
  • 2.(Sandbox User Administration)

 

[以下を使用した際のログ]

  • ・組織の事前設定

組織の事前設定

[重要]

  • 1-①予約していた組織データをドメインに反映した
    (apply sandbox)
  • 1-②予約していた組織データを反映する日時を設定した
    (preset sandbox application date)

 

  • 2-①組織のメンバーを変更した
    (update user organization (sandbox))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「組織の事前設定」を参照

[情報]

  • 1-①予約していた組織データを反映する日時を取り消した
    (cancel sandbox application date)
  • 2-①組織を追加した
    (add organization (sandbox))
  • 2-②役職の情報を変更した
    (update title (sandbox))

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「組織の事前設定」を参照

連携サービスの設定

  • 1.(System Administration)
  • 2.(Integrations)

 

[以下を変更した際のログ]

  • ・連携サービスの設定

連携サービスの設定

[重要]

  • 1-①OAuthクライアントを追加した
    (add oauth client)

1-②

  • ・外部サービスとの連携を無効にした
  • ・Oauthクライアントを無効にした
    (disable integration)

※他のアクションは、cybozu.com ヘルプの「連携サービスの設定」を参照

[情報]

2-①

  • ・外部サービスとの連携を許可した。
  • ・Oauthクライアントを認可した。
    (authorize integration)

参考:kintone公式サイト「cybozu.com ヘルプ|監査ログの一覧」をもとにトヨクモ株式会社が作成

重要と情報の違いに関して、cybozu.com ヘルプには明記されていませんが、上記の表から、セキュリティ上の監視や管理者の注意が必要となる「特定のユーザー権限やアカウント情報の書き換えなどの変更操作」は「重要」に区別されると推測できます。

たとえば、上記の表内の「ユーザー」の場合、2-②は「重要と情報」のどちらもAPIを用いてユーザー情報を更新した操作です。2つの違いは、アクションが元のユーザー情報も書き換える「update」と元のユーザー情報に追加する「import」であることです。

つまり「update」は、ユーザー情報そのものを書き換える操作であるため「重要」に振り分けられていると考えられます。

kintoneの操作で出力されるモジュールとアクションの対応表

アプリやスペースなど、kintoneにログインして操作した場合、監査ログの「サービス」の項目には「kintone」と表示されます。kintone内で操作したログがほしい人は「kintone」と記載のある監査ログを確認してみてください。

【kintoneの操作のモジュールとアクションの対応表】

操作の種類と詳細
(モジュール)
重要と情報別の操作
(アクション)
アプリの設定

  • 1.(App management)
  • 2.(System administration)

 

[以下を操作した際のログ]

  • ・アプリの設定
[重要]

1-①

  • ・[高度な設定]画面で、[レコードのコメント]の設定を変更した
  • ・[高度な設定]画面で、[レコードの変更履歴]の設定を変更した
    (App update)
[情報]

1-①

  • ・[高度な設定]画面で、[レコードの再利用]の設定を変更した
  • ・[高度な設定]画面で、[一括削除]の設定を変更した
  • ・[高度な設定]画面で、[アプリコード]の設定を変更した
  • ・[高度な設定]画面で、[レコード一覧でのインライン編集]の設定を変更した
    (App update)

1-②アプリを作成した
(App create)

 

  • 2-①アプリをテンプレートとしてダウンロードした
    (Template download)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「アプリの設定」を参照

アプリのレコードの操作
(App operation)[以下を操作した際のログ]

  • ・アプリのレコード
[重要]

なし

[情報]

  • ①[添付ファイル]フィールドにファイルをアップロードした
    (Record file upload)
  • ②コメントを削除した
    (Record comment delete)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「アプリのレコード操作」を参照

ポータル
(Portal operation)[以下を操作した際のログ]

  • ・ポータル
[重要]

なし

[情報]

①お知らせ掲示板の添付ファイルに対する以下の操作

  • ・ファイルをダウンロードした
  • ・画像のスライドショーを表示した
    (Portal announcement file download)

②2枚目以降のポータル内にあるリッチテキストウィジェットの添付ファイルに対する以下の操作

  • ・ファイルをダウンロードした
  • ・画像ファイルをサーバーから取得した
    (リッチテキストウィジェットが配置されたポータルを表示したとき)
    (Portal widget file download)
ピープル
(People operation)[以下を操作した際のログ]

  • ・ピープル
[重要]

なし

[情報]

①投稿またはコメントの添付ファイルに対する以下の操作

  • ・ファイルをダウンロードした
  • ・画像のスライドショーを表示した
    (People comment file download)
メッセージ
(Message operation)[以下を操作した際のログ]

  • ・メッセージ
[重要]

なし

[情報]

①メッセージの添付ファイルに対する以下の操作

  • ・ファイルをダウンロードした
  • ・画像のスライドショーを表示した
    (Message comment file download)
スペース

  • 1.(Space management)
  • 2.(Space operation)
  • 3.(Space template)

[以下を操作した際のログ]

  • ・スペース
[重要]

なし

[情報]

  • 1-①スペース、またはゲストスペースを作成した
    (Space add)
  • 1-②スペースを復旧した
    (Space restore)
  • 2-①スペースに参加した
    (Space join)
  • 2-②スレッド本文にアップロードしたファイルに対する以下の操作
  • ・ファイルをダウンロードした
  • ・画像のスライドショーを表示した
    (Thread body file download)

 

3-①スペーステンプレートを作成した
(Space Template add)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「スペース」を参照

kintoneシステム管理

  • 1.(System administration)
  • 2.(Space template)
  • 3.(Guest management)

[以下を操作した際のログ]

  • ・kintoneシステム管理
[重要]

1-①[アクセス権]画面で、[ゲストスペースの作成]の設定を変更した

(Admit creation space)

1-②[アップデートオプション]画面の設定を変更した

(New feature update)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「kintoneシステム管理」を参照

[情報]

  • 1-①アプリグループを削除した
    (App group delete)
  • 1-②[プラグインの利用許可]画面の設定を保存した
    (Plug-in setting update)
  • 2-①[スペーステンプレート]画面で、スペーステンプレートをファイルに書き出した
    (Space Template export)
  • 2-②[スペーステンプレート]画面で、スペーステンプレートを削除した
    (Space Template delete)
  • 3-①[ゲストユーザー管理]画面で、ゲストユーザーのステータスを変更した
    (Guest status update)
  • 3-②[ゲストユーザー管理]画面で、ゲストユーザーを削除した
    (Delete guest)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「kintoneシステム管理」を参照

kintone AI
(System administration)[以下を設定した際のログ]

  • ・kintone AI
[重要]

  • ①kintone AIを有効にするかどうかの設定を変更した
    (AI feature update)
  • ②kintone AIラボの各機能を利用するかどうかの設定を変更した
    (AI feature update)
[情報]

なし

ゲストスペース

  • 1.(Guest management)
  • 2.(Guest operation)

[以下を設定した際のログ]

  • ・ゲストスペース
[重要]

  • 1-①ゲストユーザーに招待メールを送信した
    (Invite guest)
  • 2-①ユーザーが他のドメインのゲストスペースに参加した
    (Integrate account)
  • 2-②ゲストユーザーがレコードをファイルに書き出した
    (Guest export record)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「ゲストスペース」を参照

[情報]

  • 2-①ゲストユーザーがアカウントを登録した
    (Guest sign up)
  • 2-②ゲストユーザーがスペースから退会した
    (Guest withdraw)

※他のアクションは、kintone ヘルプの「ゲストスペース」を参照

ユーザーの招待
(System administration)[以下を操作した際のログ]

  • ・ユーザーの招待
[重要]

  • ①ユーザーの招待をした
    (Invite users)
[情報]

なし

APIを使用した操作
(API operation)[以下を使用した際のログ]

  • ・API
[重要]

なし

[情報]

  • ①動作テスト環境にアプリを作成するAPIを実行した
    (App create)
  • ②[フィールドのアクセス権]の設定を変更するAPIを実行した
    (Field permission update)

参考:kintone公式サイト「kintone ヘルプ|kintoneが出力する監査ログの一覧」をもとにトヨクモ株式会社が作成

kintoneの操作にかかわる監査ログの操作レベルは、機能の根幹の設定にかかわる操作が「重要」に振り分けられている傾向があります。

また、アクセス権やゲストユーザーのレコードの書き出しなど、情報漏洩に関係する操作も「重要」に振り分けられていることが、上記の表から読み取れます。

監査ログをもとに、アプリやスペースの機能設定や削除が勝手にされた際、すぐに気づけるようにしたい場合は、メールの通知設定をしておくと良いでしょう。

重要と情報の操作レベルに応じてメール通知を設定できる

kintoneには、操作レベルが「重要」や「情報」に区分される監査ログが出力されたとき、メールで通知できる機能があります。管理者は、権限やセキュリティ、機能の根幹にかかわる操作に気づけるように、メール通知の設定をしておくことが望ましいです。

今回は、操作レベルが「重要」に区分されたときにメール通知を送る設定手順を紹介します。

【操作レベルのメール通知設定の手順】

画像 手順の詳細
操作レベルのメール通知設定の手順1 kintoneポータルの「設定」をクリックし、「cybozu.com共通管理」を選択
操作レベルのメール通知設定の手順2 cybozu.com共通管理画面の左側にある設定メニューから、監査ログ配下にある「設定」をクリック
操作レベルのメール通知設定の手順3 以下を設定し、保存をクリック

  • ・重要レベルのログが出力されたとき
  • ・「メールを送信する」
  • ・「(送信先のメールアドレス入力)」
  • ・「テストメールを送信する」にチェック

参考:kintone公式サイト「cybozu.com ヘルプ|監査ログをメールで通知する」をもとにトヨクモ株式会社が作成

メール通知の設定をした直後は、必ずテストメールを送信し、「重要」の通知が届くかチェックしておきましょう。

監査ログの保存期間は6週間〜10年間で設定できる

監査ログの保存期間

kintoneの監査ログの保管期間は「6週間から10年間」の間で設定できます。内部監査に備えて保管期間を長めに設定することが可能です。

ただし、kintoneのディスク容量の上限は「5GB×利用人数」となっており、大量のログをkintone内に保存していると、ディスク容量の上限を超えてしまう可能性があるため注意が必要です。

ディスク容量の増やし方や容量オーバーにならないための対策が知りたい人は「kintoneの容量はどれくらい?使用量の確認方法や注意点を解説」を参考にしてみてください。

kintoneの監査ログで対応できないときの対応手段

kintoneの監査ログは、レコードの変更履歴の内容や、連携している外部ツールのログは取得できません。また、監査ログのデータをkintone内に蓄積していくと、kintoneのディスク容量の上限を超えてしまう可能性もあります。

【kintoneの監査ログで対応できないときの手段】

kintoneの監査ログでできないこと 対応手段
1. レコード内のフィールドの変更履歴の出力 監査ログ用のプラグインを導入
2. プラグインやkintone連携サービスの管理側の操作のログ取得 監査ログの機能のあるプラグインやkintone連携サービスを導入
3. kintoneのディスク容量を圧迫せずにログや変更履歴を保存する 外部ストレージを利用する

そのため、kintoneの監査ログで取得できないデータは、プラグインやkintone連携サービスなどの外部ツールを使って取得できます。おすすめの外部ツールを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

1. レコード操作までログ出力するならプラグインを使う

kintone内のレコードの詳細な変更情報までログ出力したい場合は、プラグインを活用しましょう。

【監査対策に使えるプラグイン】

参考:kintone公式サイト「プラグイン・連携サービス

監査ログとして使えるプラグインは、いずれもレコードの詳細を一覧で取得できます。レコードの変更履歴はCSV出力できないため、監査対策を行いたい人は、プラグインの導入を検討してみてください。

2. プラグインや連携サービスから操作したログは連携したツールから取得する

プラグインやkintone連携サービスなど外部ツールの管理側の操作は、kintoneの監査ログにすべてAPIの操作としてログ出力されます。

そのため、外部ツールで帳票作成やフォーム作成などの操作をした場合、「ユーザー」や「外部ツール名」を特定することができません。

kintoneに連携しているツールの「管理側の操作のログ」を取得したいときは、監査ログの機能をもつ外部ツールを活用しましょう。

【監査ログ機能をもつkintone連携サービス例】

連携サービス名 できること
FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力/電子契約ができる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる

参考:トヨクモ株式会社「kintone連携サービス公式サイト

たとえば、kintoneで自社のロゴ入りの帳票を作成したい場合は、監査ログ機能がついている「PrintCreator(プリントクリエイター)」が活用できます。

kintoneアカウントを持たない人にも、売上情報やマニュアルなどの情報公開をしたいなら「kViewer (ケイビューワー)」がおすすめです。

監査ログ機能付きの外部ツールを導入したい人は、トヨクモのkintone連携サービスの利用を検討してみてください。すべて「30日間無料お試し」が可能です。

3. 外部ストレージで容量を圧迫せずに監査ログを長期保存する

kintoneの監査ログを自社のルールに合わせて長期間保管したい場合は、Google DriveやOneDriveなどの外部ストレージに保存する運用が適しています。

外部ストレージを活用すれば、kintoneのディスク容量を圧迫せずに監査ログの長期保存ができるためです。

また、監査においては、契約書のデータや証憑書類にかかわる証跡の保存期間が3年や5年と長いものも存在します。そのため、監査時にログを提出する場合は、自社の内部・外部監査の要件に応じた保存期間を決めておくことが望ましいでしょう。

なお、監査ログを外部ストレージへ保存する際は、CSVでダウンロードし、手動で外部ストレージに保存する必要があります。

kintoneの監査ログに関するよくある質問

kintoneの監査ログに関する疑問がある人は、よくある質問を参考にしてみてください。

【kintoneの監査ログに関するよくある質問】

  • Q1. データの削除や改ざんが起きた際、誰が操作したか特定できますか?
  • Q2. アプリの削除など、重大な操作が行われた際にすぐ気づく方法はありますか?
  • Q3. システム監査の証拠として、操作履歴をダウンロードや長期保存することは可能ですか?
  • Q4.プラグインやkintone連携サービスの操作は「どこに、どのように」表示されますか?

また、kintoneはカスタマーサポート」を利用できます。「キンコミなどのコミュニティもあり、サポート体制が手厚いため「解決できない」と悩んでいる人は、kintoneのサポートを活用しましょう。

Q1. データの削除や改ざんが起きた際、誰が操作したか特定できますか?

A. はい、kintoneの監査ログから「誰が・いつ・どのレコードを編集・削除したか」を特定できます。

操作履歴はcybozu.com共通管理画面から閲覧でき、レコードの操作だけでなくログイン履歴や権限外のアクセス試行も記録されます。万が一のデータ消失トラブル時の原因究明や、日常的な不正アクセスの監視に活用してください。

また、レコードの変更履歴を活用することで、「どのフィールドが何の値に書き換えられたか」を追跡することも可能です。

Q2. アプリの削除など、重大な操作が行われた際にすぐ気づく方法はありますか?

A. 監査ログの「メール通知設定」を利用することで、特定の操作が行われた際に管理者へ自動で通知を送信できます。

「データの一括削除」や「アプリの削除」など、システムに甚大な影響を与える操作を条件として設定しておく運用が一般的です。従業員の誤操作や不正利用をリアルタイムに検知し、インシデントへの迅速な対応が可能になります。

Q3. システム監査の証拠として、操作履歴をダウンロードや長期保存することは可能ですか?

A. はい、kintoneの監査ログはCSV形式でダウンロードでき、システム監査の証跡として提出可能です。

ログの保存期間は、自社のセキュリティ要件や監査基準に合わせてcybozu.com共通管理画面から設定できます。ただし、監査ログやレコードの変更履歴は、データが蓄積され続けるとkintoneのデータ容量を圧迫するため、外部ストレージへの保存がおすすめです。

GoogleDriveやOneDriveに保存したい場合は、CSVダウンロードしたログを手動で保存する形式になります。

Q4.プラグインやkintone連携サービスの操作は「どこに、どのように」表示されますか?

A. 外部ツールの管理側の操作ログは、監査ログの機能がついているツールであれば「外部ツールの監査ログ画面」で確認できます。どのように表示されるか知りたい人は、以下の画像を参考にしてください。
(以下はトヨクモのkintone連携サービスの監査ログ画面です。)

▲出典:トヨクモkintone連携サービス操作ガイド「監査ログとは」

kintoneの監査ログでは、プラグインや連携サービスの管理側の操作は表示されません。また、プラグインやkintone連携サービスなど、外部ツール経由でデータがkintoneのレコード登録された場合、監査ログの「ユーザー」の項目には[nobody]と出力されます。

外部ツールの管理者側の操作のログを取得したい場合は、監査ログの機能がついているプラグインやトヨクモのkintone連携サービスの利用を検討してみてください。トヨクモのkintone連携サービスは「30日間無料お試し」も可能です。

まとめ

kintoneの監査ログは、システム全体の操作履歴を網羅的に把握するために不可欠な機能です。 ただし、レコードを書き換えた詳細な内容は記録されないため、目的に応じて他の3つの追跡機能と使い分ける必要があります。

管理者はログイン状況や機能の設定変更を監視し、重要な操作にはメール通知を設定することで異常の早期発見が可能です。 また、基本機能で対応できない詳細なログの取得や長期保存には、プラグインやkintone連携サービスの導入が適しています。

まずは重要な操作の通知設定を行い、トラブルに備えた監視体制を整えましょう。 またkintoneのディスク容量不足や内部監査に対応するため、外部ストレージへの自動保存も検討してみてください。

【トヨクモ株式会社のkintone連携サービス】

連携サービス名    できること
FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくWebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力/電子契約ができる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

参考:トヨクモ株式会社「kintone連携サービス公式サイト

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監修者トヨクモ編集部


メンバー全員がkintone認定資格保有者。 累計15,000件以上のkintone連携サービス導入を支援した実績をもとに 、kintoneを活用した業務効率化や現場で役立つ最新情報を発信中。

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