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kMailerに新機能「A/Bテスト」が追加されました!

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2025年10月23日、kintone連携メール配信サービス「kMailer(ケイメーラー)」において、新機能「A/Bテスト」がリリースされました!

この記事では、新機能の特徴と、具体的な業務での活用イメージをご紹介します。

新機能「A/Bテスト」とは?

A/Bテスト使用イメージ

「A/Bテスト」は、2パターン(A/B)のメールを配信して、開封率やリンクのクリック率を比較することで、統計データに基づいたメールの改善ができる機能です。

kMailerのA/Bテストの特徴とは?

  • 専門知識が不要:カンタンな設定だけでテスト開始でき、結果は自動判定。
  • 短いサイクルで改善:ベイジアンA/Bテストを採用。少ないサンプル数で有益な結果が得られます。
  • グラフで状況確認:勝敗はもちろん、途中経過もグラフで確認可能。
  • 高効果のメールを自動採用:テスト終了後自動でメールを切り替える設定も可能。

プロフェッショナルコースで利用可能

「A/Bテスト」機能は、kMailerの「プロフェッショナルコース」で利用できますプロフェッショナルコースは、A/Bテスト含む「配信結果分析」や、シナリオメール作成における「条件分岐ステップ」など、kMailerの全ての機能が利用できるコースです。

なお、30日間の無料お試しでは「A/Bテスト」を含む全ての機能を体験可能です。

コース別の機能比較については、製品HPをご覧ください。

料金|kMailer(ケイメーラー)

そもそもkMailer(ケイメーラー)とは

kMailerは、kintone内の顧客情報や案件データを引用したメールを、個別・一斉・自動で送信できるサービスです。

>関連記事:kMailerとは?kintone基本機能・メールワイズとの違いと使い方

新機能の活用方法4選

新機能「A/Bテスト」は、メールマーケティングにおける「開封率」と「クリック率」の向上に向けて、具体的な改善点を見つけ出すために活用できます。

A/Bテストの対象要素(件名、差出人名、本文構成、CTAなど)は多岐にわたります。以下、具体例を交えてご紹介しますので、ぜひ参考にご覧ください。

開封率向上:差出人名の検証

誰から送られるかという要素が、メールの信頼性と開封率にどのように影響するかを測定します。

例:

  • A案:差出人名を「株式会社〇〇 広報部」 
  • B案:差出人名を「株式会社〇〇 担当:田中」

検証目的: 部署名と個人名のどちらが、受信者からの信頼感や親近感を高め、開封率を向上させるかを検証します。

得られる効果:

  • 信頼性の確立: 最も高い開封率につながる適切な差出人名を特定し、メールや企業そのものの信頼性を高めます。
  • 社内セキュリティ: 組織の安定性、不要な個人情報の流出リスク低減を目指すことができます。

開封率向上:件名の検証

メールの「第一印象」である件名で、顧客に「今すぐ開くべき理由」を提示し、開封行動を促します。

例:

  • A案:【締め切り間近】特別セミナーへのご招待(緊急性訴求)
  • B案:業務効率化を実現する特別セミナーのご案内(メリット訴求)

検証目的: 緊急性を強調した場合と、具体的なメリットを強調した場合の開封率を比較します。

得られる効果:

  • 反応速度の向上: 受信者の行動を迅速化させ、期間限定キャンペーンやイベントの申込率向上に直結します。
  • 効果的な表現の確立: 訴求力の高いキーワードや表現(例:無料、特別、限定など)を特定し、今後のメールテンプレートに反映できます。

クリック率向上:CTAの検証

開封後の行動率を最大化するため、誘導ボタンやリンクの表現、デザインを検証します。

例:

  • A案:今すぐ資料を請求(無料)
  • B案:ホワイトペーパーをダウンロード

検証目的: 誘導ボタンの文言、色、配置(本文上部 vs 本文下部)を変えて、クリック率が高いパターンを特定します。

得られる効果:

  • コンバージョン率(CVR)の改善: クリック率の高いCTAを採用することで、最終的な商品購入やサービス登録といったコンバージョン率が向上します。
  • 顧客体験(UX)の最適化: 顧客が迷わず目的の情報にたどり着ける、最もスムーズで論理的な誘導方法を見つけ出せます。

クリック率向上:本文構成の検証

請求書や契約書などの重要ファイルを添付する際、顧客が確実にダウンロード・確認してくれるための最適な誘導方法を検証します。

例:

  • A案:冒頭でダウンロードボタンを配置し、すぐに確認を促す
  • B案:詳細説明後にダウンロードボタンを配置し、理解を促してから確認させる

検証目的: 添付ファイルについて言及する際の明確性や配置が、ダウンロード率に与える影響を検証します。

得られる効果:

  • 業務プロセスの加速: 請求書や契約書の確認・承認リードタイムを短縮し、入金遅延などのビジネスリスクを軽減します。
  • 信頼性の向上: テストで判明した適切な誘導方法を使用し、重要な書類の送付における誤認や見落としを防ぎ、顧客との信頼関係を維持します。

kMailerでkintoneをもっと活用しよう

kMailerは、30日間の無料お試しが可能です。

お申込み後すぐにご利用可能で、期間中は、新機能「A/Bテスト」を含む全ての機能をお試しいただけます。

なお、30日間無料お試しは何度でも申込可能です。ご興味のある方はぜひお気軽にお試しください!

30日間無料お試し申し込み

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監修者トヨクモ編集部


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