kintoneでFAXを送信してみた

こんにちは、トッティです。
突然ですが皆さんの会社にFAXってありますか?恐らくほぼ100%の会社でFAXを利用しているんじゃないでしょうか。
メールやインターネットといった、FAXを完璧に代替する仕組みが既に存在している中、今なお多くの企業で使用されているFAX。効率・電子化ばかりを求める現代、ややもすると「FAX不要論」も飛び出て来そうですが、その使用率は下がっていないように思います。
私が中学生の頃、何度要らないと言ってもきんぴらごぼうをお弁当に入れていた母。今思えばあの時のきんぴらごぼうのおかげでここまで大きくなれたのかもしれません。不要だと言われがちですが、実際の価値は後で身に沁みる。FAX≒きんぴらごぼう、ええ、もう認めざるを得ませんね。
kintoneからFAX送信
さて、そんな訳で今回はバーズ情報科学研究所さんの「kintoneでFAX送信」を試してみたいと思います。実際のFAX機が無くても、kintoneから直接送信できるというサービスです。出来上がった書類をFAXで送信するためにわざわざ印刷しなくても良いのがとってもエコですね。
必要なものは?
kintone(スタンダードコース)と「kintoneでFAX送信」のみです。実際のFAX機やFAX番号は必要ありません。それぞれの費用は以下です。
価格(月額) | 備考 | |
kintone スタンダードコース | 1,500円/1ユーザー | |
kintoeでFAX送信 基本使用料 | 3,000円(月100枚まで基本使用料に含まれる) | 初期費用5,000円 |
超過使用料 | 15円/1枚 | 月間使用枚数101枚以降に費用発生。 |
「kintoneでFAX送信」は、FAXの送信はできますが、今のところ受信はできません。受信がしたい場合はFAX機が必要となります。FAX受信の開発も検討しているとの事だったので、期待したいと思います。
まずはアプリを用意する
まずは「kintoneでFAX送信」専用のアプリテンプレートを読み込みます。テンプレートを読み込むとFAX送信用アプリ「FAX送信 Standard」と履歴を管理するアプリ「FAX送信履歴」が作成されます。
①FAX送信 Standard
このアプリにファイルを添付してFAXを送信します。送信の際には送付状も付けられるし、送信予約も可能です。便利ですね!
②FAX送信履歴
このアプリには送信履歴が登録されていきます。こちらには送信したFAXのデータが自動的に登録されていきます。後で履歴を管理するのに便利ですね。
FAXで送る書類を用意する
対応している拡張子は「.jpg」「.jpeg」「.png」「.pdf」の四種類です。今回、pdf形式のものを用意しました。
さて、これらを実際に送ってみます。
実際にFAX送信してみる
これらを「FAX送信 Standard」に添付し、送信します。先ほどのアプリ内に送付状(任意)と書類を添付し、表示される送信ボタンを押します。
この時、FAX送信予約時刻も設定できます。小型の自宅兼事業所のような宛先の場合、夜中に送信するのは憚られますが、これなら翌朝の送信設定をして自分の頭からは外せますね。スッキリします。
今回は画像のようには送信予約を指定せず、即時送信(宛先は自社)を行いました。FAX送信ボタンを押してから数分後・・・
プル、プルルルルル〜♫(FAX受信)
おお!本当にFAXが届きました!
あまりにも普通にFAXが届いてむしろ驚きですね。送信した後はkintoneで送信履歴が管理できますので、「あれ、このFAXって送ったっけ?」という不安がなくなります。
送信した書類もイメージとして表示され、クリックするとスライドショー的にプレビュー表示されます。いちいちダウンロードしなくて済むのもkintoneの良い所ですね。pdfで送信したのですが、履歴管理の中にはpng形式で保存されているようです。
kintoneでFAXを送信してみて
kintoneとFAXというと、ある種ミスマッチかと考えていたのですが、改めて考えてみるとFAXって自社の都合だけで止めたりできませんよね。今運用しているFAXを電子化することで、作業効率は勿論、送信後の管理が楽になるのは多くの企業にメリットがあるのでは、と思いました。
kintoneもFAXもバリバリ使ってるよ!という方は試してみると良いかと思います。
それではまた。

トッティ
トッティです。「開発者ではない。でも、いろいろkintoneを使い倒したい!」そんなあなた、奇遇ですね、僕もです。非開発者としての高みを目指しつつ、その道程を共有致します。 今日も張り切って行きましょう。