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【kintone値上げ】価格改定の理由や対応方法を徹底解説!

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kintoneは、2024年秋に料金改定が行われ、最小契約ユーザー数も見直されました。

「改定後の料金プランや機能はどう変わったの?」
「他の製品に乗り換えた方がいいのかな?」といったお悩みをお持ちの方に向けて、本記事では、kintone価格改定の内容やコストを抑えるための具体的な対策を解説します。

kintone値上げの概要

kintoneが値上げした時期や対象のコースなど、価格改定の概要を解説します。

価格改定の時期

kintoneの価格改定の時期は2024年11月1日です。

具体的には、年額サービスのお客様は2024年10月契約分、月額サービスのお客様は2024年11月分の利用料金から新価格が適用されます。

月額サービスの2024年11月の利用料金は、2024年10月の契約内容を元に計算された請求金額です。つまり、2024年10月1日以降に行われる契約分に関しては、すべて改定後の価格体系が適用されています。

現在利用中の企業は早めに契約内容を確認し、必要に応じて料金プランを見直しましょう。

価格改定の対象コース

kintoneの価格改定では、ライトコースとスタンダードコースにおいて値上げが実施されました。また、価格改定と同年7月8日にワイドコースが新設されています。

さらに、ゲストユーザー料金もライトコース、スタンダードコースそしてワイドコースで値上げされました。

改定前と改定後の料金は以下表の通りです。

【kintone利用料金の変化(税別)】

コース名 改定前の利用料金

(1ユーザー当たり)

改定後の利用料金

(1ユーザー当たり)

ライトコース 月額 780円

年額 9,170円

月額 1,000円

年額 12,000円

スタンダードコース 月額 1,500円

年額 17,640円

月額 1,800円

年額 21,600円

ワイドコース

※新設

月額 3,000円

年額 36,000円

ゲストユーザー

(ライトコース)

月額 580円

年額 6,820円

月額 700円

年額 8,400円

ゲストユーザー

(スタンダードコース)

月額 1,200円

年額 14,110円

月額 1,440円

年額 17,280円

ゲストユーザー

(ワイドコース)

月額 1,200円

年額 14,110円

月額 1,440円

年額 17,280円

kintone値上げの理由

2024年5月30日、kintoneを開発しているサイボウズ株式会社は、「運営を強化し、顧客により良いサービスを提供するため価格体系を改定する」と公式発表しました。

kintone価格改定の背景には、サービス全体の品質向上を目的とした運用体制の強化や開発分野への積極的な投資だと言われています。

さらに、近年は為替レートの変動、インフラコストの上昇、エンジニアをはじめとする人件費の高騰など、クラウドサービス業界全体で価格改定が相次いでいる状況です。

このような外部環境の変化も、サイボウズ株式会社がkintoneの価格引き上げに踏み切った一因であると推察されます。

kintone値上げへの対応方法

kintoneの値上げにより、利用企業の間でコスト増加の懸念が広がっています。
ここからは、kintoneの値上げに対応するにはどのような方法があるかを解説します。

利用人数の見直しをする

kintoneの利用人数を見直し、必要以上にアカウントを付与していないか確認しましょう。

kintoneの料金体系は、ユーザー数に応じた従量課金制です。たとえば、スタンダードコースの場合、一人当たり月額1,800円(税抜)が必要となり、100人規模であれば月額18万円、年間では216万円のコストがかかります。業務上必須ではない社員のアカウントを整理することで、コスト削減につながります。

すでに導入して一定の効果を実感している場合でも、無駄なく最適な範囲で運用できるよう改めて人数と費用のバランスを考慮し、利用人数を再検討するのがおすすめです。

外部連携サービス、プラグインの見直しをする

外部連携サービスやプラグインの契約内容を見直すことで、無駄なコストを削減できる可能性があります。

kintoneは、業務効率化のためにさまざまな外部サービスやプラグインと組み合わせて活用できる点が特徴です。

しかし、価格改定により費用負担がより重く感じられるケースもあります。

現在契約しているサービスやプラグインの利用状況を整理し、活用頻度が低いものや不要なものがないか精査しましょう。必要最低限の体制に整えることで費用削減を図れます。

kintoneに似た別のサービスを利用する

価格改定に対応するために、kintoneと同様にデータ管理や業務改善に活用可能な他サービスへの移行も選択肢の一つです。

kintoneは、コミュニケーション機能や外部サービスとの連携が可能ですが、基本機能の限界や費用負担をデメリットだと感じるケースがあります。

自社に必要な機能やコストバランスを見直し、他社製品の特徴や料金体系の情報を収集して、より自社に適したサービスがないか検討してみましょう。

別のサービスへの乗り換えによって必要機能を確保しつつ、運用コストを抑えることで、業務効率化と経費削減が可能です。

kintoneと競合3社を比較

ここでは、kintoneと以下3社を比較します。

  • Salesforce
  • PigeonCloud
  • Pleasanter

各サービスの特徴は以下の表の通りです。

無料トライアル30日間無料トライアルあり30日間無料トライアルあり

デモ環境あり

60日間無料

30日間無料

製品名 Salesforce PigeonCloud Pleasanter kintone
提供形態 クラウド クラウド オンプレミス/クラウド クラウド
主要機能 ・顧客情報管理(CRM)

・営業支援(SFA)

・マーケティング(MA)

・帳簿機能(デフォルト)

・PDF・画像のブラウザ上表示(デフォルト)

・オープンソースのノーコード・ローコード開発プラットフォーム ・業務プロセス管理機能

・データベース機能

・アプリ作成機能

・コミュニケーション機能

・外部サービス連携機能

・帳簿機能(プラグイン導入で実現)

・PDF・画像のブラウザ上表示(プラグイン導入で実現)

価格(税抜き)

※1ユーザーあたりの月額料金

・Starter:3,000円

・Professional:9,600円

・Enterprise:19,800円

・Unlimited:39,600円

・Einstein 1 Sales:60,000円

※年間契約が必要

・ユーザー数プラン:1,100円

・同時ログイン数プラン:2,200円

・フリープラン:0 円(3ユーザーまで)

・ライトプラン:1,000円(10ユーザーまで)

・スタンダードプラン:1ユーザー500円

専用環境:要相談

・ライトコース:1,000円

・スタンダードコース:1,800円

・ワイドコース:3,000円

※年額プランあり

サポート ・電話

・サポートページ

・電話

・メール

・チャット

・オンライン相談

・サポートページ

・専任スタッフ(slack、chatwork、zoom)

有償

1月あたり15,000~100,000円の年間サポートコスト

・電話

・メール

・チャット

・オンライン相談

・サポートページ

※基本は無料。

電話やメールでの問い合わせ、セミナーや動画などによるサポートもあり

Salesforceは営業支援や顧客管理を軸に高度な分析機能やAIを活用した顧客対応力に優れており、大企業や営業活動の効率化を重視する企業に向いています。

一方、PigeonCloudは業務データの一元管理やレポート機能に強みがあり、データ移行支援やサポート体制も手厚いのが特徴です。導入時に安心感を求める企業に適しています。

Pleasanterはオープンソースのノーコード・ローコード開発プラットフォームです。
無料利用も可能な点が特徴で、開発知識がある企業や小規模事業者にとってコストを抑えて導入しやすいのがメリットです。

kintoneはノーコードでカスタマイズ性が高く、社内業務の効率化や柔軟なシステム構築を重視する企業に選ばれています。

価格やサポート、拡張性など自社に合った視点で比較し、導入するシステムを検討しましょう。

kintoneの価格改定に伴い、他の競合サービスとの比較を詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。

関連記事:kintoneと競合5製品を徹底比較!価格や機能、選び方を解説

kintoneをより便利に使うならToyokumo kintoneApp

kintoneをより便利に使うためにおすすめしたいのが、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」です。

kintoneの基本機能では実現が難しいことも、トヨクモの連携サービスであればさらに便利に活用することができます。

Toyokumo kintoneAppでは、以下6つのサービスが提供されています。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

ここからは、Toyokumo kintoneAppの各サービスについて紹介します。

FormBridge

FormBridge(フォームブリッジ)は、kintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを保存できるWebフォーム作成サービスです。

kintoneの基本機能における「ライセンスを持たないユーザーは情報を登録できない」という問題を解消できます。

また、FormBridgeで作成したフォームは、kintoneに直接データが保存されるため、転記の必要がなく、業務効率化や入力ミス・漏れの削減ができるのがメリットです。

kViewer

kViewer(ケイビューワー)は、kintone内の情報を手間なく外部に公開できる連携サービスです。kintoneアカウントを持たないユーザーにも簡単にkintone内の情報を公開できます。

kintoneの情報を共有する際にわざわざデータを移し替える手間もなく、グラフなどの数値情報もそのまま外部に公開することが可能です。

公開範囲を設定することもできるので、社外秘の情報が漏洩するリスクを抑えつつ、社外の人に資料やデータを気軽に共有できるようになります。

kMailer

kMailer(ケイメーラー)は、kintone上で管理しているメールアドレス宛に、kintone内のデータを自動引用したメールを自動・手動・予約で送れるサービスです。

kintoneで管理している顧客に向けて一斉送信や、kintoneからのテキスト引用などを行ったり、誰にいつどんなメールを送信したかなどのログを確認することもできます。

普段社内で使っているメールアドレスからメールを送信するため、新たにメールサーバーやメールアドレスを用意する必要はありません。

誰に、いつ、どんなメールを送信したか、受信者がいつ資料をダウンロードしたかなどの情報をログとして確認することもできます。

PrintCreator

PrintCreator(プリントクリエイター)は、kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用して、マウスのみで簡単に書類が作成できる書類出力サービスです。

現在使用している見積書や請求書などをPDFファイルでPrintCreatorにアップロードすれば、マウス操作のみで簡単に書類を作成できます。

kintoneアプリの複数レコードを一括で出力できるので、複数社の請求書や月報を簡単に印刷できるのもメリットです。

DataCollect

DataCollect(データコレクト)は、関数を利用した計算や複数アプリ間の収集・計算・加工を可能にし、kintoneが苦手とする予実管理や在庫引き当てを実現できるサービスです。

Excelと同じ感覚で複数のアプリから情報の集計や計算が可能で、スケジュール設定による自動実行やリアルタイム更新などにも対応しています。

事前に設定しておけば、手動で操作することなく情報を自動で収集・計算できるので、情報の集計漏れや更新忘れを防げます。

kBackup

kBackup(ケイバックアップ)は、kintoneアプリに登録したデータが消えてしまった際に備えて、kintone内のデータを別環境にバックアップできるサービスです。

kintoneの基本機能では、kintone上のすべてのデータを一括でバックアップすることはできません。kBackupを利用することで、誤って必要なアプリを削除してしまったり、スペースが復旧できなくなったという事態を防げます。

また、大切な顧客情報や添付ファイルのバックアップにも対応しています。

まとめ:Toyokumo kintoneAppでkintoneをより便利に活用しよう

「kintoneをより便利に使いたい」「kintoneを活用する幅を増やしたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。

トヨクモのkintone連携サービスは1万3千契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。

トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。

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トヨクモ編集部


kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動

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