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kintoneで日付を和暦に変換する方法|計算式やプラグインを用いたやり方を紹介

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kintoneで「和暦表示ができない…」と困った経験はありませんか?実はkintoneの基本機能には、和暦に変換する機能がありません。

書類作成時に毎回和暦西暦早見表を参照するのは手間がかかり、業務効率が落ちてしまいます。

そこで本記事では、kintoneで西暦から和暦へ変換する方法や、和暦表示を可能にする無料プラグインを紹介します。

kintoneで和暦表示する方法

kintoneには「和暦表示」や「西暦から和暦変換」する機能は搭載されていません。そのため、西暦を和暦で表示したい場合には計算式やプラグインを利用する必要があります。ここではそれぞれの方法を紹介します。

計算式の利用

参照元:計算式の設定|kintone

kintoneで和暦表示する手段として、まず計算式の利用があります。kintoneのフィールドに計算式を設定することで和暦の表示が可能です。一度計算式を設定すれば、西暦の日付を和暦に変換して表示されます。

計算式を使えば、プラグインを導入しなくても手軽に設定できるので便利です。さらに、自由にカスタマイズができるようになります。
一方、計算式に関する知識が求められることや、元号が変わった場合に計算式の再設定が必要な点に注意が必要です。

プラグイン


参照元:プラグイン・連携サービス|kintone

計算式を使わずに和暦表示をするには、プラグインを活用すると簡単です。

プラグインには無料のものだけではなく、有料のものがあるため、確認が必要です。

また、外部のツール・製品を使用するため、セキュリティにも注意を払わなければなりません。

おすすめのプラグインについては、記事の後半で解説しますので、そちらをご覧ください。

計算式を用いて和暦に変換する方法


参照元:日付を和暦で表示したい|kintoneヘルプ

kintoneでは、計算フィールドを使用して、西暦の和暦への変換が可能です。

計算式を設定すると、令和や平成などの和暦が自動で表示され、早見表などで調べる手間を省けます。ここでは、kintoneのフィールドの配置と計算式の設定手順を説明します。

フォームにフィールドの配置する

まずはkintoneのアプリを開きます。日付フィールド、計算フィールドを2つ、そして文字列フィールドを1列配置します。日付・年・年月日など、各フィールドにフィールド名とフィールドコードを付けておくとよいでしょう。

フィールドに計算式を設定する

次に、計算フィールドと文字列フィールドに以下の計算式を入力します。計算フィールドの数値は(例:1000)を選択してください。

  • 計算フィールド①へ入力:DATE_FORMAT(日付, “YYYY”, “Etc/GMT”)
  • 計算フィールド②へ入力:DATE_FORMAT(日付, “YYYYMMdd”, “Etc/GMT”)
  • 文字列フィールドへ入力:
    IF(年月日 >= 20190501, “令和” & 年-2018 & “年”,
    IF(年月日 >= 19890108, “平成” & 年-1988 & “年”,
    “昭和” & 年-1925 & “年” ))
    & DATE_FORMAT(日付, “M月d日”, “Etc/GMT”)

設定が完了したら、変更内容を保存し動作を確認します。日付を入力すると、自動的に和暦表示が反映されるか必ず確認しましょう。

和暦に変換できるおすすめのプラグイン3選

手間なくkintoneで西暦を和暦表示に変換できるようにするには、簡単に導入できるプラグインの活用がおすすめです。ここでは、便利な3つのプラグインを紹介します。

和暦・年齢変換プラグイン


参照元:和暦・年齢変換プラグイン|kintone

和暦・年齢変換プラグインは、kintone上で日付を和暦に変換し、年齢や勤続年数などの算出ができる便利なプラグインです。日付フィールドの変更に応じた再変換機能や、一括変換機能を備え、未来の元号や多様な表示形式にも対応しています。プライバシーマークを取得した製品のためセキュリティも安心です。

日付変換プラグイン


参照元:日付変換プラグイン|有限会社エーアイティ研究所

日付変換プラグインは、年月日・年月・年度など、さまざまな書式設定に対応可能なプラグインです。日付の加算・減算機能や営業日・休業日、各月の営業日数の算出も可能です。日付変換プラグインは無償版と有償版を展開しておりそれぞれ機能が異なるため、用途に合わせて適切なプランを選択しましょう。また、kintoneライトコースでは利用できない点に注意してください。

和暦変換プラグイン


参照元:和暦変換プラグイン|リーベジャパン合同会社

和暦変換プラグインは、西暦からさまざまな和暦フィールドに簡単に変換できる便利なプラグインです。日付・日時・作成日・更新日など多様なフィールドに対応しています。初期設定では和暦と期間を設定するだけで、次の元号も自動で設定が可能です。設定がシンプルなため、初期設定も手間なく完了できるのが魅力です。

和暦に変換できるプラグインの選び方

kintoneで西暦の日付を和暦に変換するプラグインを導入する際は、業務の効率化に役立つかをしっかりと見極めることが大切です。ここでは、プラグインを選ぶ際に確認すべき3つのポイントを解説します。

必要な機能があるか

まず、自社の業務に必要な機能が備わっているかを確認しましょう。

  • 和暦表示のフォーマットは希望する形式の表示になっているか
  • 表示形式のカスタマイズは可能か
  • 自動変換のタイミング

など、導入後に「必要な機能がなかった」と後悔しないよう、事前に各プラグインの機能の確認が重要です。

普段使う媒体に対応しているか

プラグインが普段の業務で利用している媒体や業務フローに対応しているかどうかも、チェックすべきポイントです。

  • パソコン以外のデバイスに対応しているか
  • 和暦表示を必要とする書類作成やデータ出力機能とスムーズに連携できるか
  • kintoneアプリや他のプラグインとの互換性

導入前に必ず動作確認を行いましょう。普段の業務に影響なく利用できるプラグインを選ぶことで、業務効率が大幅に向上します。

運用費用を確保できるか

プラグインの導入において、運用コストも重要な判断材料のひとつです。以下のような費用項目を比較して検討するとよいでしょう。

  • 初期導入費用
  • 月額・年額料金
  • アップグレードにかかる費用
  • サポートにかかる料金
  • カスタマイズに関する追加費用

単に安価なプラグインを選ぶのではなく、提供される機能と費用のバランスを考え、長期的な運用コストを見据えた選択が賢明です。
以上のポイントを押さえてプラグインを選べば、kintoneでの和暦変換がより快適に実現できます。

自社の業務内容やコストに合わせて、最適なプラグインを導入しましょう。

kintoneをより便利に使うならToyokumo kintoneApp


kintoneをより便利に使うためにおすすめしたいのが、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」です。

kintoneの基本機能では実現が難しいことも、トヨクモの連携サービスであればさらに便利に活用することができます。

Toyokumo kintoneAppでは、以下6つのサービスが提供されています。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

ここからは、Toyokumo kintoneAppの各サービスについて紹介します。

FormBridge

FormBridge(フォームブリッジ)は、kintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを保存できるWebフォーム作成サービスです。

kintoneの基本機能における「ライセンスを持たないユーザーは情報を登録できない」という問題を解消できます。

また、FormBridgeで作成したフォームは、kintoneに直接データが保存されるため、転記の必要がなく、業務効率化や入力ミス・漏れの削減ができるのがメリットです。

kViewer

kViewer(ケイビューワー)は、kintone内の情報を手間なく外部に公開できる連携サービスです。kintoneアカウントを持たないユーザーにも簡単にkintone内の情報を公開できます。

kintoneの情報を共有する際にわざわざデータを移し替える手間もなく、グラフなどの数値情報もそのまま外部に公開することが可能です。

公開範囲を設定することもできるので、社外秘の情報が漏洩するリスクを抑えつつ、社外の人に資料やデータを気軽に共有できるようになります。

kMailer

kMailer(ケイメーラー)は、kintone上で管理しているメールアドレス宛に、kintone内のデータを自動引用したメールを自動・手動・予約で送れるサービスです。

kintoneで管理している顧客に向けて一斉送信や、kintoneからのテキスト引用などを行ったり、誰にいつどんなメールを送信したかなどのログを確認することもできます。

普段社内で使っているメールアドレスからメールを送信するため、新たにメールサーバーやメールアドレスを用意する必要はありません。

誰に、いつ、どんなメールを送信したか、受信者がいつ資料をダウンロードしたかなどの情報をログとして確認することもできます。

PrintCreator

PrintCreator(プリントクリエイター)は、kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用して、マウスのみで簡単に書類が作成できる書類出力サービスです。

現在使用している見積書や請求書などをPDFファイルでPrintCreatorにアップロードすれば、マウス操作のみで簡単に書類を作成できます。

kintoneアプリの複数レコードを一括で出力できるので、複数社の請求書や月報を簡単に印刷できるのもメリットです。

DataCollect

DataCollect(データコレクト)は、関数を利用した計算や複数アプリ間の収集・計算・加工を可能にし、kintoneが苦手とする予実管理や在庫引き当てを実現できるサービスです。

Excelと同じ感覚で複数のアプリから情報の集計や計算が可能で、スケジュール設定による自動実行やリアルタイム更新などにも対応しています。

事前に設定しておけば、手動で操作することなく情報を自動で収集・計算できるので、情報の集計漏れや更新忘れを防げます。

kBackup

kBackup(ケイバックアップ)は、kintoneアプリに登録したデータが消えてしまった際に備えて、kintone内のデータを別環境にバックアップできるサービスです。

kintoneの基本機能では、kintone上のすべてのデータを一括でバックアップすることはできません。kBackupを利用することで、誤って必要なアプリを削除してしまったり、スペースが復旧できなくなったという事態を防げます。

また、大切な顧客情報や添付ファイルのバックアップにも対応しています。

まとめ:Toyokumo kintoneAppでkintoneをより便利に活用しよう


「kintoneをより便利に使いたい」「kintoneを活用する幅を増やしたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。

トヨクモのkintone連携サービスは1万3千契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。

トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

 

悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。

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トヨクモ編集部


kintoneを便利に活用する情報を発信|サポートチーム全員がkintone資格保有者|【クラウドで、もっと便利に。もっと簡単に。】をモットーに活動

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