フォーム作成ツールとは?おすすめの作成ツール5選をご紹介

問い合わせや申し込みのフォームを作成しようとすると、プログラミングの知識が不可欠で、自社で完結することは難しい面があります。

しかし昨今では、フォーム作成ツールを活用すれば、誰でも簡単に自社に合ったフォームを作成できます。

今回は、フォーム作成ツールの選び方やメリット、おすすめのツールについてご紹介します。

フォーム作成ツールとは

フォーム作成ツールとは、Webフォームを簡単に作成できるツールです。企業がフォームを使う場面は、問い合わせや申し込み、アンケートなど多くあります。

フォーム作成ツールを使えば、ツールが持っているテンプレートを使用して簡単にフォームが作成可能です。

フォーム作成ツール選び方

フォーム作成ツールは、さまざまな企業から提供されています。

自社に合ったツールを探すためには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

以下の選び方を参考にしましょう。

導入目的を明確にする

フォームの導入目的を明確にしましょう。
作成するフォームの内容によって、必要な機能やフォームの入力内容が異なります。

例えば、問い合わせのフォームを作りたい場合は、問い合わせ内容を自由に記載できる欄を作る必要があります。それに加え、問い合わせ数や進捗状況を可視化できるレポート機能があれば便利です。

また、採用にフォームを活用したい場合は、履歴書や職務経歴書のファイルが添付できる機能をつけておく必要があります。

目的を明確にすることで、どのツールが自社に合っているか見定められます。

料金体系

フォーム作成ツールの料金体系も重要な選定基準です。
初期費用だけでなく維持費も計算した上で、予算にあったシステムなのかを確認しましょう。

無料で使えるツールもありますが、有料のツールと比べると機能面やサポート体制に制限があるものも存在します。また、有料のサービスにも、料金プランによって使える機能に違いがあります。

料金と価格相場を確認し、複数社を比較して自社に合ったツールを選びましょう。

カスタマイズ性

フォームを柔軟にカスタマイズできるかを事前に確認しましょう。もちろん、基本のフォームで機能に問題がなければ、デフォルトのまま使用して構いません。

しかし、自社独自の質問を追加したり、デザインをカスタマイズしたりなど、他社との差別化を図りたい場合は、カスタマイズが柔軟にできるツールがおすすめです。

操作性が高いか

フォームにおいて、操作性が高く分かりやすいことは非常に重要です。

  • フォームを入力するときの操作ボタンが分かりやすいか
  • 住所など時間がかかる入力をどこまで自動化できるか
  • エラー内容が表示されるか

上記のポイントを鑑みながら、ユーザー側の視点に立って操作性を確認しましょう。

また、フォームの管理や履歴の閲覧が簡単にできるかどうかも事前に確認しておく必要があります。操作方法が分かりにくいと、社内でツールが浸透せず活用しきれない可能性があります。

外部サービスとの連携

フォーム作成ツールが外部のサービスと連携できると、さらに多くの情報を社内で一元管理でき、分析や戦略の改善に繋げることができます。

例えば、アクセス解析ツールのGoogle Analytics(Googleアナリティクス)と連携すれば、フォームの離脱率や滞在時間がわかるようになります。

また、kintone(キントーン)FormBridge(フォームブリッジ)を連携すれば、フォームから入力された内容を自動的にkintoneで作成したアプリに登録することが可能です。

このように、連携するツールに応じてさまざまなメリットが得られます。

フォーム作成ツールのメリット・デメリット

フォーム作成ツールを使用するメリット・デメリットについて解説します。導入を迷っている方は、双方を考慮したうえでご検討ください。

メリット①作成費用が抑えられる

フォーム作成ツールを使用することで、フォームの作成費用が抑えられます。

従来、入力フォームを作成しようとすると、社内にいるプログラミングができる社員を頼るか、外部に依頼して作成する方法しかありませんでした。

外部に依頼した場合、費用に数十万円かかることも多くあります。
しかし、フォーム作成ツールには無料で使用できるものもあるため、それらを活用することで、初期費用を抑えて入力フォームを作成できます。

メリット②簡単に作成できる

フォーム作成ツールを活用することで、作りたいフォームの種類や目的に合わせてテンプレートを選択し、必要事項を入力するだけで簡単に作成できます。

ツールには、多様な種類のテンプレートが用意されており、基本の入力フォームから内容が複雑なフォームまで作成が可能です。カラーやデザインが選べるテンプレートも多くあるため、自社の雰囲気にあったフォームをデザインできます。

メリット③専門知識が不要

フォーム作成ツールを使うために、専門知識は不要です。
通常、フォームを作成するためにはHTML・CSSの知識や技術が不可欠です。しかし、ツールを活用することでそれらの言語の知識がなくても、同じクオリティのフォームが作成できます。

フォームの作成方法はツールごとに異なります。簡単なツールなら、必要な項目や内容をドラッグ&ドロップすれば完了するため、初心者でも簡単に扱えるでしょう。

メリット④情報の集計や管理の効率化

フォーム作成ツールは、入力フォームを作成するだけでなく、情報の収集や管理の効率化にも役立ちます。

ツールに問い合わせ管理機能や通知機能、顧客の一元管理機能などが搭載されている場合、顧客からの問い合わせ内容を分析してサービス改善にも役立てられます。

それらの管理や集計を自動化することで、担当者の負担を減らし、その他の業務に集中させられるでしょう。

デメリット①セキュリティ面に不安がある

フォーム作成ツールを使用するにあたって、セキュリティ面に不安がある方もいるでしょう。

作成したフォームには顧客が個人情報を入力するため、セキュリティ対策は必須です。使用するツールのセキュリティ体制については、必ず確認しておきましょう。

デメリット②運用コストがかかる

有料ツールの場合、初期費用や月額費用が発生します。

もし、フォームが使用されなければ不要な支出といえます。費用対効果が見込めるかを確認してから導入しましょう。ツールの中には、無料トライアル期間が設定されているものもあります。トライアル期間中に機能や使いやすさを吟味し、費用対効果を確認しましょう。

フォーム作成ツール比較5選

ここでは、おすすめのフォーム作成ツールについて、それぞれの特徴を比較します。
機能や料金を比べて、どのツールが自社に合っているかを確認しましょう。

Googleフォーム

Googleフォームは、Googleのアカウントを活用して無料で始められるフォーム作成ツールです。出欠確認やお客様アンケートなど、Googleドライブの容量内であれば無料で使用できます。

回答された内容についてグラフで集計したり、他のGoogleツールと連携が可能です。
また、セキュリティ対策が充実しているため、安全に使用できるツールです。

FormBridge

FormBridgeは、トヨクモが提供するkintone連携サービスです。

作成できるフォームのカスタマイズ性が高い点や、作成できるフォーム数に上限がないという点が特徴です。

FormBridgeで収集した情報をそのままkintoneに登録することができ、企業の戦略やサービスの向上に役立てられます。

月額料金コースは以下の4種類があり、コースに応じて使用できる機能に違いがあります。

kintoneでWebフォームを作るなら

kintone連携Webフォーム作成ツール「FormBridge」

kintoneと連携するWebフォームで、kintoneアカウントがなくてもレコード追加ができるサービスです。

formrun

株式会社ベーシックが提供するformrun(フォームラン)は、フォームの作成はもちろん、対応状況の管理やメール対応など、問い合わせに関する業務を一元管理できるツールです。

活用できるテンプレートは40種類以上あり、用途に合わせて内容をカスタマイズできます。

また、Googleスプレッドシートへデータをエクスポートしたり、外部のチャットツールと連携して通知を送ったりすることも可能です。
月額料金プランは、以下のように分かれています。

BEGINNER 3,880円(税抜)/月
STARTER 12,980円(税抜)/
PROFESSIONAL 25,800円(税抜)/月

formzu

フォームズ株式会社が提供するformzu(フォームズ)は、決済機能が付いたフォームや、ファイルの添付機能が付いたフォームを作成できるツールです。
広告表示を気にしなければ、無料でフォームの作成や保存ができます。

自動返信メールの活用や商品注文フォーム数を増やしたい方、チャットツールへの通知を行いたい方は、有料プランを選びましょう。

料金は3か月ごとに発生する仕組みで、プランごとに以下の通りとなっています。

パーソナル 2,200円(税込)/3か月
ビジネス 3,800円(税込)/3か月
プロフェッショナル 8,500円(税込)/3か月

Tayori

株式会社PR TIMESが提供するTayori(タヨリ)は、カスタマーサポートが充実したフォーム作成ツールです。高い操作性と分かりやすいデザインが特徴で、自社に合わせたカスタマイズも簡単に行えます。

また、別々のメールで対応していた問い合わせも、Tayoriを活用すれば一元管理ができ、対応ステータスの可視化が可能です。
料金プランに応じて使用できるユーザー数が異なり、作成できるフォーム数にも制限があります。自社に合ったプランを選びましょう。

スタータープラン 3,800円(税抜)/月
プロフェッショナルプラン 9,400円(税抜)/月
エンタープライズプラン 25,400円(税抜)/月

利用する目的を明確化し自社に適したフォーム作成ツールを活用しよう

フォーム作成ツールについて、ツールの選び方やメリット・デメリットを解説しました。
無料プランでも十分に活用できるツールが多く、ツールを活用することでフォーム作成の業務を効率化できます。さらに、機能性や外部サービスとの連携を考えると有料ツールの活用もおすすめです。

FormBridgeは、kintoneと連携できるフォーム作成ツールです。30日間の無料お試しは何度でも可能なので、フォーム作成ツールをご検討中の方は、ぜひご確認ください。