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笑顔が循環する業務改善!FormBridge・ kViewer・PrintCreatorで実現した雑務からの解放

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トヨクモが主催する「トヨクモ kintone フェス 2025」のリアルイベントで開催されたコンテスト「トヨクモALIVE」のセッションをご紹介します。

今回は、株式会社成田デンタル 吉原 大騎氏にご登壇いただきました。

自己紹介/会社紹介

株式会社成田デンタルの吉原です。「雑務からのLiberty(自由、解放)でALIVE」というタイトルでお話しさせていただきます。

株式会社成田デンタルは、歯科医院と歯科技工所の間に立つ営業商社です。

歯科医院から歯型模型をお預かりして、提携技工所へ入れ歯や差し歯などの作成を依頼し、当社で納品されたものの検品を行い、歯科医院にお届けするビジネスモデルとなっています。

私はデジタル推進室と情報システム室の室長として、kintoneやトヨクモ製品を含む、ITツールの管理・運用・活用浸透などに取り組んでいます。

本日は、オリジナル内覧会事業「D-LIFE」での、トヨクモ製品を使った業務改善事例をご紹介いたします。

株式会社成田デンタルさまの過去の登壇記事はこちら
【営業DX】機能だけじゃない!トヨクモ製品導入の鍵は「人」の魅力だった

オリジナル内覧会事業「D-LIFE」

「D-LIFE」は、歯科医院をオープンされる先生や周年記念等に向けた内覧会事業です。

内覧会とは、オープン前の歯科医の内装を披露したり、歯の相談を受け付けたり、事前予約を取ったりするものになります。

この事業では、歯科医の先生とやり取りをして内覧会イベントの打ち合わせが必要です。その役割を担っているのが、開業支援課のSさんです。

もちろんSさんだけでは内覧会を開催することができません。
フリーの歯科衛生士さんやキッチンカーなど、いろいろな人が協力をした上で内覧会の準備から開催までを行っています。

内覧会事業の請求書で抱えた問題

内覧会のお手伝いをすると、お金が発生します。そして、歯科衛生士さんやキッチンカーから、Sさんに向けて大量の請求書が届くことになるのです。

ここで問題となるのが、請求書のフォーマットがないことです。

みんなからバラバラのフォーマットで請求書が届くため、仕分けするのが非常に大変で、面倒な状況でした。

しかも、その請求書を成田デンタルの経理であるIさんがLINE WORKSで受け取るのですが、バラバラのフォーマットで、印刷もできないため、Iさんにも負担がかかっていました。

このように、内覧会事業では、お金周りの悩み事が多い状況だったのです。

トヨクモ製品で請求書の発行をシステム化

D-LIFEで抱えていた請求書の問題を解決したのが、以下のトヨクモ3製品です。

それでは、実際のシステム画面と共に詳しく解説していきます。

フォームのURLを共有するだけで完結

まず、1回きりの業務委託の方には、FormBridgeで作成した「成田デンタル請求書発行フォーム」のURLを共有して対応しました。

フォーム入力後、PrintCreator連携により出現する「出力」のボタンを押せば、当社フォーマットの請求書に入力した情報をそのまま載せて、簡単に出力できます。

入力したデータはkintoneに溜まっていくため、開業支援課のSさんと経理のIさんは、kintoneの「業務委託先請求書発行アプリ」を見るだけでよくなりました。

もちろん、kintone内にある「出力」を押せば、PrintCreatorで請求書の出力・印刷ができます。

フォームの自動入力で手間を削減

次に、何度も業務委託をする方への対応方法の解説です。

業務委託常連となる方には、「業務委託先登録フォーム」を案内します。

氏名や振込口座などの情報を入力してもらい、フォームを通してkintoneの「業務委託先アプリ」に基本情報を登録します。
そして、この情報をkViewerの外部公開APIを使って、請求書発行フォームに自動入力されるようにしました。

請求書を発行するたびに、何度も銀行情報などを入力するのは負担になるので、このようにして手間を軽減しました。

kViewerの基本機能でできるおすすめの使い方なので、ぜひみなさんも使ってみてください。

参考:【フォームブリッジ】1,000人に1,000通りの初期値を自動でフォームに入力できます!

ユーザーページから請求書を発行可能に

Toyokumo kintoneApp認証により、業務委託先登録している方は、ユーザーページを見ることができます。

このユーザーページからは、自分の登録した情報や発行した請求書の確認・更新が可能です。

実は、この提供元別ユーザーページに、フォームのURLを設定できることをご存知でしょうか。

管理者アカウントのプロフィール設定から、メモを設定することで、画像のように分かりやすくフォームを案内できます。

これで、フォームのURLを忘れてしまっても、ユーザーページにアクセスするだけで、請求書を発行できるようになりました。

90%超えの業務時間削減に成功

トヨクモ製品でシステム化し、雑務処理を改善していった結果をお伝えします。

まず、開業支援課のSさんと経理のIさんの、請求書にまつわる時間についてです。

SさんはITが非常に苦手だったため、以前は請求書処理に丸一日(480分)かかっていました。

経理のIさんも、フォーマットがバラバラだったり、印刷できなかったりする関係で、30分かかっており、Sさんとのやり取り含めストレスになっていたそうです。

これを、トヨクモ製品を入れたことによって、ほぼカットすることができました。

Sさんは480分から48分になり90%カット、Iさんについては0分になり100%カットすることに成功しています。

削減した時間を使い、売上2倍を視野に

会社から「D-LIFEの売上を2倍にしなさい」との目標が出されたのですが、売上を2倍にするということは、手間も2倍になります。

今回、業務改善したことにより、この手間が2倍になり回らなくなるという問題を、事前に防ぐことができました。

事前に手間をカットしておき、空いた時間を売上につながる行動に移してもらえば、より目標達成に近づきやすくなります。

こうして、売上2倍を現実的に目指せる環境を作ることができました。

なお、定性的な評価としては、以下のような反応をいただいています。

開業支援課のSさんからは、解放されて自由になった(Liberty)ということで、自由の女神
が送られてきています。

経理のIさんからは、「Sさんに改善依頼を出しても直らないストレスから解放されました」ということで、お二人とも雑務やストレスから解放されました。

社内に広がり、循環する業務改善を実現

最後に、今回雑務から解放されて得られたALIVEポイントをお話しします。

実は、経理のIさんから「新事業推進部のOさんも同じような案件があるんですよね」と言われたので、Oさんに聞いてみました。

そうすると、Oさんから「紙の請求書に困っていたので、この仕組みに乗らせて欲しいです!」と言われたのです。なので、同じように仕組みを作って改善していきました。

ここからの学びは、業務改善による”生き生き”は循環するということです。

私が仕組みを作り、Sさんが感動し、Iさんが拡散し、Oさんが共感を得ました。

そうすると、他の部署でも「この仕組みを使ってみたい」「私たちの部署だとこう直して欲しい」と要望が出てくるので、それを私が受け取ります。

こうして、業務改善の仕組みがよりブラッシュアップされて、循環していくのです。

ここで伝えたいのが、この循環の中に、業務改善の担当者も入れることです。

循環の中に入ることで、「私自身もALIVEしなきゃ、生き生きしなきゃ」という意識で業務にあたれるようになります。

そうすると、ツールへの理解が深まり、業務改善の質が向上するのです。

さらにツールの理解が深まって、いろんなことができるのではないかと感じると、改善担当者も楽しくなってきます。

自分も循環の輪の中に入り、楽しいと感じ、笑顔も循環する。これが私の一番お伝えしたいALIVEポイントです。

本日は以上になります。ありがとうございました。

ご登壇ありがとうございました!

請求書業務にお悩みのご担当者の皆様、「自社でも真似できそう!」と思えた部分はありましたでしょうか。
今回お話しの中でご紹介いただいたFormBridgekViewerPrintCreatorは30日間のお試しを何度でもご利用いただけます。
ぜひお気軽にお試しいただき、請求書業務から業務改善を始めてみませんか?

その他にも、トヨクモ製品を組み合わせれば活用の幅が広がります。
どんな製品を組み合わせて何ができるのか、具体的な活用例を知りたい方は、業務別の活用テンプレートをご覧ください。

製品を組み合わせた具体的な業務改善のヒントが見つかります。

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執筆者まるチャン


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