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kintoneの資格をどう勉強した? | 新卒合格者が語る「意外な」勉強法とは

トヨクモ編集部のサムネイルアイコン トヨクモ編集部

kintoneの資格取得に興味はあるけれど、「何から始めればいいのか分からない」「独学で本当に合格できるの?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

スキルアップを目指す中で、勉強方法やモチベーションの保ち方に悩むのは、誰しも一度は通る道です。

そんな中、トヨクモの新卒社員たちは、入社間もない時期から次々とkintone資格を取得しています。先日開催された「kintone若手交流会」では、彼らが実際に取り組んできた“意外な”勉強法や、合格に導いた工夫が紹介されました。

この記事では、新卒合格者たちが実践したユニークな学習方法や、合格者に共通するポイントを分かりやすくご紹介します。これから資格取得を目指す方も、「自分にもできそう!」と思えるヒントがきっと見つかるはずです。

kintone認定試験とは?資格概要を解説

kintone認定試験は、kintoneに関する知識とスキルを証明するための公式資格です。今回は「kintone認定アソシエイト」と「kintone認定アプリデザインスペシャリスト(ADS)」の2つの資格をご紹介します。

項目 kintone認定アソシエイト kintone認定アプリデザインスペシャリスト(ADS)
目的
  • kintoneの機能と設定、アプリやスペースの作成などの基本的な知識を持ち、kintoneを活用するスキルがあることを証明する。
  • kintoneを活用した業務改善スキルがあることを証明する。
  • kintoneで業務改善を実現するために必要な考え方および機能知識を問う。
  • 業務課題をkintoneで解決するためのアプリ設計能力やカスタマイズの知識が求められる。
対象者
  • kintoneを使い始めたばかりのユーザーが、その基礎を固めるのに適している。
  • kintone認定アソシエイトに合格していること。
  • kintoneの基本的な機能を理解し、実際に業務アプリを構築した経験がある方など。
問われるスキル/内容
  • kintoneの基本的な機能理解と操作能力。
  • 操作ガイドや実践を通じて身につけるべきこと。
  • 練習問題の繰り返し学習や暗記。
  • kintone SIGNPOSTの内容に基づく業務改善の考え方と機能知識。
  • 業務アプリ構築、設計・運用保守、トラブル対応など。

※API・JavaScript開発は範囲外。

資格の全体像をざっくりとつかんでおくことで、試験に向けた計画も立てやすくなり、これから紹介する合格者の勉強法も、より身近に感じられるようになります。

また、それぞれの資格がどんなレベルや内容なのかを事前に把握することで、実際に資格取得後の業務への活かし方もイメージしやすくなり、自分だけの学習計画も立てやすくなります。

関連記事:【kintoneアソシエイト合格記】インターン生の僕が2ヶ月で合格できた理由

新卒合格者たちの「意外な」勉強法を徹底解剖!

新卒合格者がどのような工夫でkintone資格に挑戦し、合格までたどり着いたのか。

そのリアルな体験や考え方を紹介します。知識を覚えるだけでなく、「自分ならどうする?」と考えながら試行錯誤したエピソードや、すぐに真似できる学習のコツが満載です。

あなたの勉強法にも取り入れたくなる新鮮なアイデアをお届けします。

遠藤さんの「妄想力」が鍵!アプリデザインスペシャリスト合格術

遠藤さんがアプリデザインスペシャリスト(ADS)の勉強で重視したのは、「妄想力」です。kintoneの機能やパターンを「自分ごと」としてイメージすることで、理解が深まるといいます。

アプリデザインスペシャリストの最重要ポイントとして挙げられる「パターン」の学習法ではkintoneのサインポストの説明を読んで納得するだけの学習法には落とし穴があると語ります。

単なる文章の理解だけになることを防ぐために、遠藤さんは「このパターン、もし自分の会社の業務だったらどこで使えるかな?」と、何度も頭の中で自分の業務に置き換えてイメージすることを徹底しました。

表面的な理解で終わらせず、「この知識を自分の仕事や身近な課題にどう活かせるか?」を具体的に思い描き、自分なりに納得できるまで考えることが本当の理解につながると強調しています。

武富さんの「とにかく触る!」実践型アソシエイト攻略法

kintoneアソシエイト資格の勉強で武富さんが最も重視したのは、「とにかく自分の手で操作すること」です。

参考書や操作ガイドにひと通り目を通した後、すぐにkintoneの画面を開き、実際に操作を繰り返すことで知識を定着させました。この学習法は頭で理解するだけでなく、体で覚えることを徹底する点に特徴があります。

武富:「kintoneに触れる環境があれば、一週間もあれば取れる資格だと思います。まずは画面を開いて手を動かし、慣れるまで繰り返すのが合格への近道です。」
もし環境がない場合でも、練習問題やアウトプット学習を活用し、知識を「使いながら覚える」ことが大切だとアドバイスしています。武富さんの実践型学習法は短期間で合格を目指す方にとって非常に参考になる方法です。

山田さんの「インプットを実践」で深まるkintone理解

山田さんは、アソシエイト試験のときに「テキストだけで勉強してしまい、操作のイメージが湧きにくかった」と振り返ります。

そこでアプリデザインスペシャリストでは「インプットしたことをkintoneで実践」することを徹底しました。noteのkintone道場やパターン実践ガイドで得た知識を、実際にkintoneの環境で試してみるというサイクルを確立します。

山田さんはまずはアソシエイトで基礎を固め、実践的な問題解決力をADSで伸ばすことを推奨しています。

これから試験を受ける方へのアドバイスとしては「難しそうな印象があって受験に踏み切れない方にも、まずは触ってみることから始めてみることが大切」とのことです。

山田さんのように実際に操作しながら学ぶことで、kintoneの理解が深まり、試験にも自信を持って臨めるようになるはずです。

根岸さんの「天涯孤独学習法」と学びの本質

根岸さんは、kintone認定アソシエイト試験の練習問題を1問1答形式で繰り返し解き、操作ガイドを参考に知識を積み上げてきました。

この学習法は、最初の学習者には効果的ですが、知識の定着率が低くなりやすいという課題があります。

また、最初に資格を取得した人が誤った学習方法を他の人に伝えてしまうと、誤った学びが広がる「感染源」になりかねないという点も指摘しています。

実際にアプリを作る体験や学びを共有することで、アウトプットの重要性を強く感じ、資格取得だけでなく、教えることで自分も深く理解できるという学習の本質に気づいたそうです。

これからkintone資格取得を目指す方には、学んだことを仲間と共有し、アウトプットを増やすことで、個人もチームもより深い学びと成長を得られるとアドバイスしています。

合格者から学ぶ!資格取得者が持つ共通点とは

kintone認定試験に合格した4名の学習法を振り返ると、それぞれが自分に合った工夫をしながら、知識を実践に結びつけてきたことが分かります。

単なる暗記や受け身の勉強ではなく、実際の業務や現場を意識したアウトプット、仲間との情報共有、そして自分なりのモチベーション維持の工夫が、合格への大きな原動力となっています。

ここからは、合格者たちに共通して見られる「仕事や現場で活かせる知識の身につけ方」と「モチベーション管理術」について、具体的なポイントを整理していきます。

仕事や現場で活かせる知識の身につけ方

合格者たちは、学んだ内容を実際の業務や現場に結びつけて考えることを意識しています。

パターンや機能を自分の担当業務に当てはめて想像し、kintoneの画面で繰り返し操作することで、知識を実践的なスキルへと繋げることができます。

現場での具体的な活用シーンをイメージしながら学ぶことで、知識の定着が進み、応用力も自然と身についていきます。

合格へ向けたモチベーション管理術

モチベーション維持のために、合格者たちは目標やスケジュールを明確に設定し、進捗を可視化している点が成功への鍵でしょう。

仲間と情報を共有したり、学んだ内容を他者に伝えることで、学習意欲を高めています。

短期間で集中して学ぶために、自分なりの工夫やアウトプットの機会を増やし、前向きな気持ちを持続させています。

ポイント 具体的な実践例 効果・メリット
仕事や現場で活かせる知識の身につけ方 学んだ内容を自分の業務に当てはめて考え、実際にkintoneで操作しながら理解を深める 知識が実務に直結し、応用力や実践力が向上する
モチベーション管理術 目標設定・スケジュール管理、進捗の見える化、仲間との情報共有やアウトプットの機会を意識的に作る 学習意欲を維持しやすく、短期間での集中学習と合格が可能になる
苦手克服への徹底的な対策 苦手範囲はテキストや動画のみの受け身の形では情報を全て理解することが難しいため、kintoneで操作する体験で理解を深める 学習と定着率の関係からも分かるように理解度が深まる

まとめ:能動的な学習アプローチでkintone学習を「自分ごと」に!

kintone資格合格者たちの勉強法には、「妄想力」「実践」「アウトプット」「共有」といったキーワードが共通しています。

受け身で知識を詰め込むのではなく、自分の業務や現場に当てはめて考え、実際に手を動かし、学んだことを他者と共有する姿勢が重要です。こうした能動的なアプローチが、資格合格だけでなく、現場で活きる真の実力へとつながります。

これからkintone資格取得を目指す皆さんも「自分ごと」として学びを深め、アウトプットを恐れずチャレンジしてみてください。

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監修者トヨクモ編集部


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