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【1月ユーザー会】株式会社GENDA様による登壇レポート記事

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ユーザー会でのLT(ライトニングトーク)登壇の様子をレポート!

この記事はユーザー会での株式会社GENDA 山崎さんのLT(ライトニングトーク)登壇の様子をお届けするレポート記事です。

今回は「トヨクモ製品でミニロケ(無人店舗)の運営業務を効率化した話」でご登壇いただきました!

ミニロケの管理業務で抱えていた問題

株式会社GENDAは、「世界中の人々の人生をより楽しく」というAspirationを掲げているエンターテイメント企業です。アミューズメント施設やカラオケ、映画配給などエンタメ領域で幅広く事業を展開しております。

そんな当社では、スタッフが常駐しないゲームコーナー「ミニロケ」を運営しており、M&Aや新規出店により国内のミニロケ拠点数が急速に拡大しています。

国内拠点数としては、2023年11月末時点で199箇所でしたが、2024年11月末時点では821箇所と4倍以上の拠点数になりました。

拠点拡大中のミニロケですが、当社ではこれまで以下の方法で売上を報告していました。

  • 売上報告のフォーマットにExcel、Googleスプレッドシートを使用
  • 報告方法としてメール、Googleドライブを使用

そのため、店舗の増加に伴い、本部に集まる情報量が増加し、毎月のファイル更新作業や情報の集約業務による業務負荷が急増していたのです。

また、ミニロケに現地訪問する営業担当者1人あたりの担当店舗数が増加しており、営業担当への負担も日々増加している状態でした。

ミニロケの店舗数は増加傾向にあるため、ミニロケの運営業務を回していくためには、1店舗あたりの業務時間を削減しなければいけない状況に陥っていたのです。

トヨクモ製品でミニロケ運営の業務負担を軽減

抱えていた業務負担の問題を解決するために、kintoneとトヨクモ製品(FormBridge・kViewer)を活用してスマートフォンで操作できる業務削減システムを構築しました。

今回、トヨクモ製品を選んだ理由は、以下の3つです。

  • kintoneライセンスを付与するよりも安価
  • メール認証により社内のセキュリティ要件を満たせる
  • 複雑な要求に応えられる自由度があり、開発が容易

今回のシステムでは、営業担当者からの売上報告入力にFormBridgeを、売上報告確認にkViewerを使用しています。

FormBridge経由でkintoneアプリ「ミニロケ売上報告」に売上情報が入ったら、そのデータを本部担当者が参照し、「ミニロケマスタ」のkintoneアプリに入力します。

その後のフォーム更新については、krewDataで自動化するというのが一連の流れです。

システム構築で工夫したポイント

今回のシステムを構築するにあたって工夫したポイントは、主に以下の2つです。

  • トップページを用意
  • 業務別にフォーム・ビューを作成

まず、以下は今回作成したシステムの画面になります。

kViewerでトップページを用意して、すべてはここを導線としてスタートするように、画面遷移を意識しながら開発しました。

多くのスマートフォンでは、ホーム画面にショートカットアイコンを作成してアプリのように置けるので、「アプリを押すだけでスタートできる」という状態を作りました。

次に、FormBridgeとkViewerについて、1つのkintoneアプリに対して業務別に複数のフォームやビューを作成しました。

kintoneアプリでは、ステータス(プロセス管理)を活用して業務進捗を管理しているのですが、そのステータスに応じてフォーム・ビューを開発しています。

こうすることで、レコード表示の絞り込みや入力制御、ラベルの説明の管理などが容易になるのでおすすめです。

特に、「業務担当者がミスをしにくくなる」というのが大きなメリットだと考えています。

ヘッダーコンテンツ作成のプチ工夫

プチ工夫になりますが、今回kViewerのヘッダーコンテンツの作成に際して、「リッチテキスト」でURLリンクを設定後に、HTMLに切り替えて細かい調整を行いました。

関連:kViewer操作ガイド「ヘッダーコンテンツ

kViewerのデフォルトでは、コンテンツタイプ「リッチテキスト」を使ってURLリンクを作成すると、新しいタブでリンク先のページが開く仕様になっています。

より細かく調整したい場合は、リッチテキストで作成後、コンテンツタイプをHTMLに切り替えると、リッチテキストの設定がHTML構文として保持され、自由に調整できます。

今回の事例では、画像のアップロードやURLリンクをリッチテキストで作成し、その後HTMLに切り替えて、リッチエディタの制限を超えたカスタマイズを実現しました。

※再びリッチエディタに戻すと、編集内容がリセットされるため注意してください

まとめ

今回、kintoneとトヨクモ製品を活用して、ミニロケの管理業務を効率化するシステムを構築しました。

一斉導入となると負担がかかるため、現在は段階的に導入を進めている状況ですが、完全導入することで本部は月10時間、営業は1店舗あたり1時間の効率化が見込まれます。今後も、業務担当者と一緒に順次導入を進めていく予定です。

最後に今後の展望として、スマホ操作のUIを随時改善していきたいと考えています。

QRコードの読み込み機能や画像認識機能などを搭載し、そこから書類を作成できるようにするなど、スマホだけで完結する世界を描いています。

以上です。本日はありがとうございました。

ご登壇ありがとうございました!

山崎さん、今回はご登壇いただきありがとうございました!
プライベートのスマートフォンと同じように、アプリアイコンを操作するだけで業務が進められるという、使う側を意識した業務改善の工夫がとても素敵です!
アイコン自体も文字を大きく入れているため一目で見やすく、すぐに真似できる工夫ですね。

今回の事例でご活用いただいたトヨクモのFormBridge、kViewerは、何度でも使える30日間の無料お試しを実施しております。
気になる方は、ぜひ以下のフォームよりお申し込みください。
https://www.kintoneapp.com/trial

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監修者トヨクモ編集部


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