皆様、お久しぶりでございます!三浦です。
最近の嬉しかった出来事は、小学生のころに植えた枇杷が17年経った今年、初めて実をつけたことです!
梅雨に入り、気分はどんよりとしがちですが、小さな幸せを見つけて元気に過ごしましょう☆
さて、今日のブログはkintoneに関する記事ではないのですが、弊社のkintone連携サービスのkViewerについてご紹介します!
kViewerとは、kintoneユーザーではない方に、kintoneのデータの閲覧だけをさせることができるサービスなのですが、閲覧させたいレコードを「絞り込み」して表示させることもできるのです!
その際、基本的にはマウス操作で絞り込みを行うことが可能なのですが、どうしても”クエリー”を記述しなければいけない窮地に立たされる時があります。
今回は、普段サポート対象外としている”検索クエリーの記述方法”についてご紹介します!ご参考になれば幸いです。m(_ _)m
さて!この”絞り込み”ですが、イメージとしては、kintoneのレコード一覧画面の絞り込みを想像していただければと思います。マウス操作では指定できない条件、っていうのをクエリで設定します。
それでは、いくつか例を挙げますね!
2日以降のレコードを表示したい
ケースとしては、セミナーの申込受付なんかをしている場合などでしょうか。セミナーの受付をセミナー当日の2日前までにしたいというケースを想定します。
そんなとき、本日から2日後以降のレコードを表示すれば良いと思いますが、この設定は残念ながら基本機能では出来ないんですね^^;
まず、絞り込み条件を設定していない状態の一覧ビュー。(因みに本日は6/22です。)
こんな設定をすれば、今日以降(つまり明日からのレコード)のデータを出力することは可能です。
ただこの設定だともちろん、明日のセミナーも申し込めてしまいますね、、
では、本題に移りまして、明日以降のデータを表示したい場合。検索クエリーの出番です。クエリーの記述方法に関しては、developer network を参考にしていただければと思います。
今回はこのような検索クエリーを記述しました。
検索クエリー:開催日 >= FROM_TODAY(2, DAYS) order by 開催日 desc
それでは、一覧ビューを見てみましょう!
これで明日(6/23)のレコードは表示されなくなりましたね!このクエリを使用すれば、何日後からのレコードでも表示が可能ですよ!
OR条件でレコードを指定したい
実は、kVIewerの絞り込み条件では、AND条件での絞り込みにしか対応していないのです。
【2020/07/22追記】現在の新しいUIでは、レコードの絞り込み条件設定画面において、「いずれかの条件を満たす」という条件が設定できるため、クエリーを使わなくてもこちらの記述が可能です!”「中部」または「近畿」に所属しているユーザー”に絞り込みたい場合は以下のように設定します。
社員情報アプリで、OR条件の絞り込みを行いたいと思います。
一覧の社員情報を、「中部」、「近畿」に所属しているユーザー全員を絞り込みたい場合、まずクエリを使用しない場合の設定を見てみましょう。
上記の条件で設定した場合の絞り込み結果はこちら↓
条件が、”「中部」かつ「近畿」に所属しているユーザー”になっていますね^^;
これを、”「中部」または「近畿」に所属しているユーザー”にしたい場合は、検索クエリーを下記のように設定します。
検索クエリー:所属地域 in (“中部”, “近畿”)
この条件での絞り込み結果はこちら↓
希望通り、どちらかに所属していれば表示されています!!
【15日~月末まで】など範囲を指定したい
※【2020/07/22追記】ユーザーインターフェースの変更に伴い、クエリーを利用せず直接設定する場合の設定方法が変更となっています。
こちらは一見、マウス操作で出来そうなところではあるのですが、1つ問題点があります。
絞り込みをしていない状態のビューを確認しましょう。これは、メンテナンスの予定表のようなものです。
今回は、今月(6月)の15~月末までのレコードを絞り込んで、表示させたいと思います!!
kViewerではクエリーを使用しない場合の絞り込み条件で、下記のように固定値を指定できます。
上記の設定をしてみると、、
2017年の6月15日~30日のデータのみに絞り込みができました!
但し、この場合、「2017年の6月15日~30日」を絞り込んでいるだけなので、7月になったら再度設定をしなくてはなりません。
なので、毎月、「今月の15日~月末」のレコードを指定できるように、下記にように検索クエリーを記述します。
検索クエリー:対応日 >= THIS_MONTH(15) and 対応日 <= THIS_MONTH(LAST)
このように指定することで、その月の”月末”までのレコードを表示することが可能になります。検索クエリーを使用すると基本設定では出来ない絞り込みもできるようになりますね!
今回紹介したもの以外でも、いろいろ使えるクエリーがあるかと思いますので、困った際は冒頭で紹介した developer network を参考にしながら是非挑戦してみてください^^
少し長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!
また機会があれば、次はプリントクリエイターのクエリーの記述についても紹介できればと思っております(・∀・;)
※最後となりますが、クエリーの記述方法に関しましては、サポートの対象外とさせていただいております。こちらの記事の条件も挙動を保証しているものではございませんので、予めご了承くださいませ。
それでは本日はこの辺で(^^)♪