サービス業におけるkintone活用事例3選|メリットやサンプルアプリも紹介

サービス業には、人手不足や過剰サービスによる生産性低下などの課題があります。こうした課題を解決するには、業務改善アプリを開発できるクラウドサービス「kintone(キントーン)」の導入がおすすめです。

本記事では、kintoneを導入することで解決できるサービス業の課題や、kintoneのサンプルアプリ、サービス業における導入事例などを詳しく解説します。

「サービス業でkintoneをどのように活用できるか知りたい」「解決できる課題やメリットを把握して導入を検討したい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

kintoneの導入で解決できるサービス業界の課題

サービス業界では、以下のようなお悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

  • 情報を個々の社員がExcelで管理しており、属人化している
  • 作業の対応漏れや着手の遅れが生じている
  • 各拠点の状況をリアルタイムで把握できていない

kintoneを導入してサービス業における業務改善アプリを開発することで、こうした課題や悩みを解決することができます。

普段手作業で行っている業務をシステム化することで、業務効率の向上やミスの低減を図りやすく、情報共有がスムーズになります。

スタッフ全員がリアルタイムで情報を共有できるので、コミュニケーションが円滑になり、サービスの質向上にもつながるでしょう。

サービス業界がkintoneを導入するメリット

サービス業界がkintoneを導入するメリットは多岐にわたります。

サービス業における業務フローをデジタル化することで、作業スピードの向上や工数削減につながり、ミスの低下なども見込めます。

さらに、kintoneのカスタマイズ性が高いので、業務に合わせた柔軟なシステム構築が可能です。スタッフは現場の業務に最適な環境で仕事できるようになり、従業員のモチベーションも向上します。

業務効率化やミスの削減、従業員のモチベーション向上などのメリットは、結果的にサービスの品質や顧客満足度の向上にもつながるでしょう。

サービス業界に役立つkintoneのサンプルアプリ

ここからは、サービス業界で役立つkintoneのサンプルアプリについて紹介します。

  • 店舗日報
  • 電話メモ管理
  • 目安箱
  • QSCチェックリスト

それぞれのサンプルアプリの特徴について見ていきましょう。

店舗日報

参照:店舗日報|kintoneサンプルアプリ

店舗日報は、多店舗業態や小売店舗にて、スタッフ間で日報を共有できるアプリです。複数の拠点を構えるサービス業にも適しているといえるでしょう。

売上や客数などの実績に加えて、お客様対応や検品などの引き継ぎ事項も漏れなく共有できるので、日々の店舗運営に役立ちます。

日報のコメント欄を使えば、日報へのフィードバックや情報の伝達も行いやすく、過去の日報も埋もれずに検索して有効活用できます。

電話メモ管理

参照:電話メモ管理|kintoneサンプルアプリ

電話メモ管理は、依頼人名や電話の用件、電話番号などの情報を登録して、データとして残せるアプリです。

電話メモを一覧で確認できるので、未対応のものや自分宛のものも絞り込み、依頼人から来た電話への対応漏れを防げます。

電話を受信した担当者が連絡内容を登録することで、折り返し連絡すべきか、伝言を受け取ればいいかなどを確認可能です。

目安箱

参照:目安箱|kintoneサンプルアプリ

目安箱は、社内のちょっとした「気づき」や「アイディア」を集められるアプリです。店舗における気になる点や、企画・改善アイデアなどを投稿するような使い方ができます。

誰が意見を投稿したか他の従業員には分からないよう、アクセス権の設定もできるので、匿名性を守りながら気軽に投稿してもらいやすくなります。

担当部署や担当者を設定すれば、アイディアが活用されないままになってしまうのを防ぐことが可能です。

QSCチェックリスト

参照:QSCチェックリスト|kintoneサンプルアプリ

QSCチェックリストは、「品質(Quality)」「サービス(Service)」「清潔さ(Cleanliness)」の店舗別チェックリストアプリです。

本部側は、各店舗の状況をリアルタイムで把握できるので、複数の店舗やエリアを管理する場合も店舗別の推移をスムーズに確認できます。

スマホから入力・報告ができるため、わざわざ事務所に戻ったりパソコンで作業したりと、集計時間に時間をかける必要がなくなります。マネージャーは、売上アップの業務に注力できるようになるでしょう。

サービス業界におけるkintone活用事例

ここからは、サービス業界におけるkintoneの活用事例を紹介します。

株式会社東京ドーム

株式会社東京ドームは、kintoneとトヨクモ製品を導入して6〜9割ものペーパーレス化を実現し、従来に比べて業務量を20分の1に削減しました。

従来、イベント出店者の申請には紙を利用しており、FAXや郵送でのやり取りを行っていました。一部Excelやメールでやり取りする際にも人の手で転記していたそうです。

そこでFormBridgekViewerを導入することで、Webフォームから申請した内容がkintoneに自動的に保存されるようになりました。

自身で申請した内容は、kViewerによって適宜確認/修正を可能にし、出店者全体にメールを贈る際はkMailerを導入することで業務改善につなげたそうです。

>事例記事:東京ドーム社がkintoneの導入でペーパーレス化を実現、業務量を20分の1に削減した!

株式会社くふうウェディング

株式会社くふうウェディングでは、Webサイト上の申し込みから代理店への情報共有、発注管理をkintone上で行えるようシステム化しました。

これまで複数のシステムで運用していたところを、kintoneに1本化することで、シンプルな業務フローに。

施工管理アプリと発注管理アプリをそれぞれの部門と役割に応じて管理しており、請求書データの作成や入金の消し込み、流入、料金の回収まですべてkintone上で行えるようになったそうです。

紙ベースで手入力していたアンケートをFormBridgeを導入することで、自動的に回答データが登録できるようになり、ケアレスミスや手間も省けるようになりました。

業界ではFAX化が根強く残っているものの、管理者側ではPrintCreatorで少しずつ電子化を目指すことで、手間の軽減を可能にしています。

>事例記事:webサイト上の申し込みから、代理店への情報共有、発注管理もkintoneで!

株式会社アートネイチャー上海

参照:アートネイチャー上海 様の導入事例|kintone

株式会社アートネイチャー上海では、日本発のきめ細かいサービスを中国でも可能にするCRMとして、中国の全店舗でkintoneを利用開始しました。

導入前は、店舗ごとに紙やExcelで顧客情報を管理していました。しかし、会員数の増加や提供サービスの変化とともに、顧客情報管理の重要性が高まっているとのことです。

お客様・在庫・売上の3つの管理から、とくにお客様の管理に力を入れるべく、カウンセリングの様子や購入履歴、アフターサービスの記録をkintoneに登録できるように。

全店舗で統一して必要な情報を管理することで、日本品質のきめ細かなサービスを中国で実現できるようになったそうです。

kintoneとkintone連携サービスを用いたサービス業での活用事例

kintone連携サービス活用事例 株式会社八芳園様 : 結婚式場のアンケートやイベント予約システムをkintoneで構…

kintoneをより便利に使うならToyokumo kintoneApp

kintoneをより便利に使うためにおすすめしたいのが、トヨクモ株式会社が提供するkintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」です。

kintoneの基本機能では実現が難しいことも、トヨクモの連携サービスであればさらに便利に活用することができます。

Toyokumo kintoneAppでは、以下6つのサービスが提供されています。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できるサービス
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できるサービス
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できるサービス
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できるサービス
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できるサービス
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップするサービス

ここからは、Toyokumo kintoneAppの各サービスについて紹介します。

FormBridge

FormBridge(フォームブリッジ)は、kintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを保存できるWebフォーム作成サービスです。

kintoneの基本機能における「ライセンスを持たないユーザーは情報を登録できない」という問題を解消できます。

また、FormBridgeで作成したフォームは、kintoneに直接データが保存されるため、転記の必要がなく、業務効率化や入力ミス・漏れの削減ができるのがメリットです。

kViewer

kViewer(ケイビューワー)は、kintone内の情報を手間なく外部に公開できる連携サービスです。kintoneアカウントを持たないユーザーにも簡単にkintone内の情報を公開できます。

kintoneの情報を共有する際にわざわざデータを移し替える手間もなく、グラフなどの数値情報もそのまま外部に公開することが可能です。

公開範囲を設定することもできるので、社外秘の情報が漏洩するリスクを抑えつつ、社外の人に資料やデータを気軽に共有できるようになります。

kMailer

kMailer(ケイメーラー)は、kintone上で管理しているメールアドレス宛に、kintone内のデータを自動引用したメールを自動・手動・予約で送れるサービスです。

kintoneで管理している顧客に向けて一斉送信や、kintoneからのテキスト引用などを行ったり、誰にいつどんなメールを送信したかなどのログを確認することもできます。

普段社内で使っているメールアドレスからメールを送信するため、新たにメールサーバーやメールアドレスを用意する必要はありません。

誰に、いつ、どんなメールを送信したか、受信者がいつ資料をダウンロードしたかなどの情報をログとして確認することもできます。

PrintCreator

PrintCreator(プリントクリエイター)は、kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用して、マウスのみで簡単に書類が作成できるサービスです。

現在使用している見積書や請求書などをPDFファイルでPrintCreatorにアップロードすれば、マウス操作のみで簡単に書類を作成できます。

kintoneアプリの複数レコードを一括で出力できるので、複数社の請求書や月報を簡単に印刷できるのもメリットです。

DataCollect

DataCollect(データコレクト)は、関数を利用した計算や複数アプリ間の収集・計算・加工を可能にし、kintoneが苦手とする予実管理や在庫引き当てを実現できるサービスです。

Excelと同じ感覚で複数のアプリから情報の集計や計算が可能で、スケジュール設定による自動実行やリアルタイム更新などにも対応しています。

事前に設定しておけば、手動で操作することなく情報を自動で収集・計算できるので、情報の集計漏れや更新忘れを防げます。

kBackup

kBackup(ケイバックアップ)は、kintoneアプリに登録したデータが消えてしまった際に備えて、kintone内のデータを別環境にバックアップできるサービスです。

kintoneの基本機能では、kintone上のすべてのデータを一括でバックアップすることはできません。kBackupを利用することで、誤って必要なアプリを削除してしまったり、スペースが復旧できなくなったという事態を防げます。

また、大切な顧客情報や添付ファイルのバックアップにも対応しています。

まとめ:Toyokumo kintoneAppでkintoneをより便利に活用しよう

「kintoneをより便利に使いたい」「kintoneを活用する幅を増やしたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。

トヨクモのkintone連携サービスは1万契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。

トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。

FormBridge kintoneへデータが自動で保存されていくwebフォームを作成できる
PrintCreator kintoneアプリのデータをPDFで出力できる
kViewer kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる
kMailer kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる
DataCollect 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる
kBackup kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする

悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。


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