kintoneのリッチエディターでは、文字色や背景色、文字サイズの変更、下線、箇条書きなど、装飾付きの文字を入力できる入力欄を作成できます。
「kintoneのリッチエディターの使い方がよく分からない」「リッチエディターフィールドで画像やリンクを貼り付けできない」などお悩みを抱えている方もいるでしょう。
本記事では、kintoneのリッチエディターの使い方や、リンク・画像貼り付け方法、書き出し時にHTMLを貼り付けない方法などを解説します。
kintoneのリッチエディターとは?
kintoneのリッチエディターを配置することで、装飾付きの文字を入力できる入力欄を作成できます。
たとえば、文字色や背景色、文字サイズの変更、下線、箇条書きの設定などが可能です。入力欄の右下をマウスでドラッグ&ドロップすると、横幅と縦幅を広げることもできます。
kintoneには、テキストを格納する3種類のフィールドが存在し、そのうちの1つがリッチエディターです。リッチエディターのほかには、文字列(1列)と文字列(複数行)があります。
半角・全角問わず、漢字、カタカナ、ひらがな、数字、各種記号、ハングルなどの外国の文字を取り扱える。改行できないため、長文には向かない。
文字列(1列)とリッチエディターの中間のようなデータ形式で、文字列に改行を入れて表現できる。csvで出力した場合も改行コード付きで出力される。
リッチエディターは、3つのテキストフィールドの中で最も表現力に長けており、Webの特徴であるハイパーリンクを設定することもできます。
どのテキストフィールドを使用するかは、運用するアプリで実現したい内容によって選びましょう。
kintoneのリッチエディターの使い方【活用例】
リッチエディターは、入力した文字を装飾したい場合に使用します。
たとえば、見出しに文字の大きさや色を付けて強調したり、箇条書きを使用して分かりやすく情報をまとめたい場合などです。
なお、複数行の文字列を入力する入力欄で文字装飾が不要な場合は、文字列(複数行)フィールドを使用するといいでしょう。
kintoneのリッチエディターフィールドに画像やリンクを添付する方法
kintoneのリッチエディターフィールドには、レコード追加・編集画面からは、画像やファイルを添付する機能はありません。
ただし、同じkintone上のレコードやスレッドにアップロードされている画像やファイルであれば、コピー&ペーストで貼り付けることができます。
参照:レコードコメントやラベル/リッチエディターフィールドに、画像やファイルを添付したい|kintoneヘルプ
画像ファイルは元アプリ内にあり、元アプリを参照している状態です。そのため、コピー元の画像やファイルを削除すると表示されなくなる可能性があります。
なお、URLはハイパーリンクとして機能します。
kintoneのリッチエディターに関するよくある質問
ここからは、kintoneのリッチエディターに関するよくある質問について回答します。
リッチエディターフィールドに画像やファイルを添付できる?
リッチエディターフィールドに画像やファイルを添付する機能はありません。
なお、同じkintone上のレコードやスレッドに添付した画像やファイルであれば、ファイルを入力欄にドラッグ&ドロップして貼り付けることが可能です。
リッチエディターフィールドの内容をHTMLタグを含めずに書き出しできる?
リッチエディターフィールドのファイルを書き出すときは、入力内容のHTMLタグを含めない形式(テキスト形式)で出力することができます。
ファイル書き出し画面で、リッチエディターフィールドを書き出し対象にした上で、出力オプションの「リッチエディターをテキスト形式で出力する」にチェックを入れると完了です。
kintoneをより便利に使うなら「Toyokumo kintoneApp」がおすすめ
kintoneを導入する際に合わせておすすめしたいのが、トヨクモ株式会社が提供する「Toyokumo kintoneApp」です。
kintoneの基本機能では実現が難しいことも、トヨクモの連携サービスであればさらに便利に活用することができます。
Toyokumo kintoneAppでは、以下6つのサービスが提供されています。
FormBridge | kintoneへデータが自動で保存されていくWebフォームを作成できる |
PrintCreator | kintoneアプリのデータをPDFで出力できる |
kViewer | kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる |
kMailer | kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる |
DataCollect | 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる |
kBackup | kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする |
ここからは、Toyokumo kintoneAppの各サービスについて紹介します。
FormBridge
FormBridgeは、kintoneアカウントがない人でもkintoneに直接データを保存できるWebフォームです。
kintoneの基本機能における「ライセンスを持たないユーザーは情報を登録できない」という問題を解消できます。
また、FormBridgeで作成したフォームは、kintoneに直接データが保存されるため、転記の必要がなく、業務効率化や入力ミス・漏れの削減ができるのがメリットです。
条件分岐やステップフォーム、住所自動入力、料金自動計算、多言語など、高度なフォームが簡単に作成でき、自動返信メールや一時保存にも対応しています。
kViewer
kViewerは、kintone内の情報を手間なく外部に公開できる連携サービスです。kintoneアカウントを持たないユーザーにも簡単にkintone内の情報を公開できます。
kintoneの情報を共有する際にわざわざデータを移し替える手間もなく、グラフなどの数値情報もそのまま外部に公開することが可能です。
公開範囲を設定することもできるので、社外秘の情報が漏洩するリスクを抑えつつ、社外の人に資料やデータを気軽に共有できるようになります。
kMailer
kMailerは、kintone上で管理しているメールアドレス宛に、kintone内のデータを自動引用したメールを自動・手動・予約で送れるサービスです。
kintoneで管理している顧客に向けて一斉送信や、kintoneからのテキスト引用などを行ったり、誰にいつどんなメールを送信したかなどのログを確認することもできます。
普段社内で使っているメールアドレスからメールを送信するため、新たにメールサーバーやメールアドレスを用意する必要はありません。
誰に、いつ、どんなメールを送信したか、受信者がいつ資料をダウンロードしたかなどの情報をログとして確認することもできます。
PrintCreator
PrintCreatorは、kintoneに登録されている社名や金額などの情報を活用して、マウスのみで簡単に帳票が作成できる帳票出力サービスです。
現在使用している見積書や請求書などをPDFファイルでPrintCreatorにアップロードすれば、マウス操作のみで簡単に帳票を作成できます。
kintoneアプリの複数レコードを一括で出力できるので、複数社の請求書や月報を簡単に印刷できるのもメリットです。
DataCollect
DataCollectは、関数を利用した計算や複数アプリ間の収集・計算・加工を可能にし、kintoneが苦手とする予実管理や在庫引き当てを実現できるサービスです。
Excelと同じ感覚で複数のアプリから情報の集計や計算が可能で、スケジュール設定による自動実行やリアルタイム更新などにも対応しています。
事前に設定しておけば、手動で操作することなく情報を自動で収集・計算できるので、情報の集計漏れや更新忘れを防げます。
kBackup
kBackupは、kintoneアプリに登録したデータが消えてしまった際に備えて、kintone内のデータを別環境にバックアップできるサービスです。
kintoneの基本機能では、kintone上のすべてのデータを一括でバックアップすることはできません。kBackupを利用することで、誤って必要なアプリを削除してしまったり、スペースが復旧できなくなったという事態を防げます。
また、大切な顧客情報や添付ファイルのバックアップにも対応しています。
kintone×トヨクモ連携サービスの活用事例(700字)
ここからは、kintone×トヨクモ連携サービスを活用した事例について紹介します。
株式会社ウィルビー様
株式会社ウィルビー様では、kintoneとトヨクモ製品を活用し、転記作業が発生するスプレッドシートから脱却し、大きな業務改善を実現しました。
これまで社長自らExcelで行っていた報告資料作成は、kintoneとDataCollectを導入することで、気軽にデータを整理・集計できるようになったとのこと。
また、開発管理業務の集計作業においても、散在するスプレッドシートのデータを一元管理できるように。資料作成の時間を削減でき、開発スケジュールを立てやすくなったと言います。
kintoneアカウントを持たない外部ユーザーとの情報共有は、kViewerを活用することでセキュアに実施でき、転記作業の削減にもつながっています。
株式会社フラットエージェンシー様
株式会社フラットエージェンシー様では、kintoneとトヨクモ製品で不動産業界の「紙ベース」な業務フローを改善し、入居者・賃貸仲介業者・管理会社の相互利益を実現しました。
導入前は、書類や身分証明書の不備が起こりやすいことや、入居者情報の登録を手入力する必要があること、電話やメールでの情報共有に手間がかかるのが課題でした。
そこで、FormBridgeを導入して賃貸入居申込書をフォーム化することで、24時間365日いつでも申請が可能に。
入居者情報のデータ登録を自動化したことによって、申込書の差し戻しが減り、仲介業者との情報共有がスムーズになりました。
まとめ
「kintoneをより快適に利用したい」「kintoneを活用する幅を増やしたい」とお考えの方は、kintone連携サービス「Toyokumo kintoneApp」の利用がおすすめです。
トヨクモのkintone連携サービスは1万契約を突破し、サイボウズのオフィシャルパートナー評価制度においても全製品で受賞と、実績と使いやすさに定評があります。
トヨクモ連携サービスを導入することで、紙の書類を介さず、直接データの書き込みや管理が行えるため、職員の負担軽減や業務効率改善が図れるでしょう。
FormBridge | kintoneへデータが自動で保存されていくWebフォームを作成できる |
PrintCreator | kintoneアプリのデータをPDFで出力できる |
kViewer | kintoneライセンスがない人に、kintoneアプリのデータを共有できる |
kMailer | kintoneアプリのデータを引用してメール送信できる |
DataCollect | 複数のkintoneアプリに登録されたデータを集計できる |
kBackup | kintoneアプリに登録されたデータを安全にバックアップする |
悩みややりたいことに合わせて最適な機能を追加できるので、kintoneと一緒に使いたい便利なサービスをお探しの場合は、30日間無料お試しからぜひ実際の使用感を体感した上でご検討ください。