トヨクモが主催する「トヨクモ kintone フェス 2023」は、デジタル化して効率的に業務改善する珠玉のアイデアを学び・広める、2日間のオンラインイベントです。2023年のテーマは、「やれるっ、できるっ、キントーン!」で、よりトヨクモ製品をカンターンに活用し、業務改善ができる、そんな活用の事例をご紹介いただきました。
今回は、kintoneエバンジェリスト 石井 健太郎氏 / 中島 俊一氏 / 長井 祥和氏に語っていただきました。
この記事では、「kintoneエバンジェリスト3名が語る、トヨクモ製品」と題しまして、kintoneのプロ集団であるkintoneエバンジェリストの皆さんにお越しいただきました。
kintoneのエバンジェリストとは?
kintoneのエバンジェリスト制度とは、溢れんばかりのkintoneへの愛と豊富な知識や経験を持ち、kintoneのあらゆる可能性をオープンな場で公開・発信し続ける個人を対象にサイボウズが公認する制度です。(トヨクモ相澤)
自己紹介・おすすめのトヨクモ製品
「早速ではありますが、お一人様ずつ自己紹介と、おすすめのトヨクモ製品について資料と一緒にお話をお伺いしたいと思います。」(トヨクモ相澤)
石井 健太郎氏
「石井健太郎と申します。Toyokumo kintoneApp認証を使って抽選応募フォームを作ったお話をいたします。
創業依頼109年ずっと塗装用のハケを製造している株式会社マルテー大塚の情報システム部で勤務しています。kintoneのエバンジェリストであり、認定資格を5つ取得に加えて、高度情報処理国家資格も多数所持しています。弊社は東京都四谷に本社を構えており、東京ドームと神宮球場がとても近いので、社員の福利厚生のためプロ野球観戦の年間シートをいくつか持っています。数に限りがあるので、総務が抽選で各応募者に振り分けていたのですが、応募をメールで受け付けてエクセルで管理し、別の抽選システムを使っていました。それを効率化するために、kViewer・フォームブリッジ・kintoneで管理するようになりました。」(石井氏)
kintone連携サービス活用事例 株式会社マルテー大塚様 : kintoneにデータコレクトを連携させたことで事務処理…
トヨクモ製品でプロ野球チケット抽選システムを構築
「まず総務担当が抽選のマスターデータを入力します。当選賞品と当選数を「どこのシートが何口」という形で、そこから、商品選択肢アプリと抽選当選者アプリに振り分けるのですが、選択アプリは『kViewer ルックアップ用』です。
ここでは、重複を排除した選択肢そのものを出しています。当選者の方は、2口であれば2レコード、3口であれば3レコード登録していくアプリ構成です。選択肢アプリの内容をkViewer ルックアップ用でフォームに表示し、フォームで応募してもらった内容は、『抽選応募者』というアプリに格納され、そこで抽選ボタンを押すことで、当選者を確定し、当選者アプリに書き込んでいくという流れになっています。」(石井氏)
「こちらがマスタの入力画面です。タイトルをつけて、どこの試合が何口分あるかを登録します。」(石井氏)
「登録が終わるとこのような形になります。1レコードの中にテーブルとして格納して、一番上のボタンを押すと、右にある商品選択アプリと当選者アプリに登録するような流れです。ボタンの機能はJS(JavaScript)で書いています。(石井氏)
「こちらがkViewer ルックアップのアプリです。同じ試合の重複を排除した、文字通り選択肢として登録されているアプリになります。」(石井氏)
「こちらが当選者を登録するアプリの枠だけを先に作る形です。2口であれば2レコード作られます。」(石井氏)
kViewer ルックアップを使うためのkViewer側の設定です。外部公開APIで、URL・APIトークン・Toyokumo kintoneApp認証を設定し、後は表示するフィールドを設定します。」(石井氏)
「こちらはフォームブリッジ側ですね。下の商品検索部分が先ほどのアプリから引用するルックアップです。商品を選ぶと、希望商品とタイトルが自動で入ります。上のToyokumo kintoneApp認証を使っているので認証メールアドレスをキーにして、kViewer ルックアップで応募者名・所属・社員番号を引用できます。これはToyokumo kintoneApp認証用の別のアプリを作って同期させています。」(石井氏)
「続いて抽選応募者アプリで抽選を実行します。ボタンを押すと実行されますが、こちらはJSでカスタマイズしています。」(石井氏)
「抽選が完了すると、応募者アプリには応募の横のフィールドに当選した商品名と当選済みフラグが入ります。当選者アプリにも同様に、商品側に名前と社員番号が入ります。」(石井氏)
「この当選についてはJS(JavaScript)を書いていたのですが、実はカスタマイン(プラグイン)でもできるようになっています。どこかでお話する機会があればお話したいと思います。」(石井氏)
「野球観戦のチケットの当選管理をkintoneで行うというすごく面白い活用例をご紹介いただきました。」(トヨクモ相澤)
中島 俊一氏
「『スマホでお弁当注文にちょい足し』というテーマでお話しさせていただきたいと思います。私、イベント実況系エバンジェリスト、nakaji32こと、中島俊一と申します。元々は電気設計のエンジニアだったのですが、kintone好きが高じて今は情報システム部門に異動しております。kintoneに限らず好きな使い方としては、『基本機能×組み合わせ×ちょい足し』という形で、基本機能から攻めていくような使い方をしております。」(中島氏)
トヨクモ製品でお弁当注文フォームを構築
「毎朝社員がお弁当を注文するのですが、毎日の作業なので、社員番号や工場を都度入力するのはやめたいですよね。また選択・入力を誤って、自分がいる工場とは違うところに届いてしまうということを減らしたいので、調べてたどり着いたのが、トヨクモさんのホームページでした。(中島氏)
「トヨクモさんのHPにネタがあったのですが、実はフォームブリッジのURLの末尾に「?{フィールドレコード}=入力内容」と指定すると、初期入力値を設定できます。この例で言うと、社員番号と工場と弁当の種別をそれぞれ初期値にすることが可能です。このURLをうまく使うと便利であると感じました。kintoneに文字列1行の自動計算でURLを作ることができるので、使おうとスライドの左下で設定しているのが計算式ですね。」(中島氏)
今回は、「複数のサイトにフォームを設置し、どこから回答があったか判別する!!」ということをテーマにやっていきたいと思います。 設定方法 初めに、この設定について1つ朗報がございます。そう、設定の際にJavaScriptによるカスタマイズ[…]
「ただkViewer のマイページで見た時に、『今回注文情報 入力済URL』でURLの表示自体はされますが、実際にリンクになっていません。クリックできないのは不便なので、コピペしてURLを開くのか、またこれをリンク欄に転記するようなカスタマイズをするのかということになりました。
そこで調べていくと、実は最近のスマートフォンでURLをロングタップ(長押し)すると、URLを最初から最後まで選択できることがわかりました。選んだところでさらにメニューも開いてくれるため、選択したURLで新しいページを開くことができます。そうすると、先ほど設定した個人を識別する社員番号、弁当種別、工場が全部入った状態でフォームが開きますので、そのページをブックマークに登録しておけば、次回からは1クリックで注文情報が入ったフォームブリッジが開けます。あとは、『注文』をクリックするだけです。」(中島氏)
このようにカスタマイズを自社ですべきか迷いました。
しかし、kintoneの文字列1行の基本機能と自動計算でURLを作り、フォームブリッジで初期値が入った状態で開き、そのURLをkViewerとスマホの標準機能で上手いこと開くというフローをカスタマイズ無しで構築できました。応用が利くと思うので、ぜひ業務改善に役立ててみてはいかがでしょうか。」(中島 氏)
「初期値を入れるURLをkintoneで自動計算して入れてあげるという、優しさを感じられる活用例でございました。」(トヨクモ相澤)
長井 祥和氏
「私、アクアビットの長井が、今回はフォームブリッジと他のサービスを比較してみたという内容をお話しいたします。合同会社アクアビットという会社を経営して、kintoneはベータテスターの頃から関わっておりますので、非常に長い期間関わっています。
普段の活動としては、様々な場所へ赴き、kintoneと他のサービスの連携に取り組んでいます。例えばCybozu Daysで出展したり、チーム応援ライセンスのセミナーに登壇したり、kintoneカフェで登壇したりといった内容です。続いてコミュニティでは、私が関わっているkintone cafeだけでなく、他にもたくさんあります。また、他のSaaS・PaaSのセミナーにも登壇しています。人呼んで『kintone界の松尾芭蕉』ということで、これからも日本全国津々浦々伺って頑張っていきたいです。(長井氏)
フォームブリッジと他のフォーム作成ツールを比較してみた
「では、早速本題に入りたいと思います。今回はフォームブリッジと他製品の開発方法の比較をしたいと思います。」(長井氏)
「最初に『Googleフォーム』です。皆さんまずフォームを使う際は、最初に考えるのではないかと思います。無料で使え、色々と便利なところもあります。こちらのGoogleフォームのフォーム機能の比較に関しては、トヨクモさんが素晴らしいページを出してくださっていますので、これを隅から隅までじっくりとご覧いただければご理解いただけるのではないかと思います。」(長井氏)
アンケートや問い合わせ、ウェビナー申し込みや採用管理など、業務でフォームを活用する機会は多くあります。しかし、自社で1からフォームを作成するには時間も費用も労力もかかります。 そのため、Googleが提供する「Googleフォーム」を[…]
「では、その後の開発方法の比較です。まずGoogleフォームの場合、フォームに入力すると、裏側でGoogleスプレッドシートにデータが蓄積されます。これをCSVもしくはExcelの形に変換してkintoneの標準機能でファイルを読み込みすれば、kintoneにデータが入っていきます。
ただし、問題があります。例えばデータを上書きしてしまったり、もしくは余分なレコードを追加してあとで削除することが大変になったりするということが起こりえます。そもそも都度ファイルを読み込むために、ドラッグ&ドロップの操作をするのは手間がかかり、結構大変ですよね。」(長井氏)
「もう一つのやり方として、Googleフォームのイベントを検知すると、裏側でGoogle Apps Script(GAS)の中に、kintoneのRest APIを使ってPOST処理、つまり登録することで、kintoneにデータを貯めようというものがあります。これもGoogle認証が面倒です。また、開発費用と工数がかかります。つまり『誰にお願いするか選別する必要がある/お金がかかる』といった問題があります。」(長井氏)
「しかしフォームブリッジの場合、まずGoogleフォームで起こりうる問題である上書きや余分なレコードを追加するにあたっての危険性はありません。そもそもフォームブリッジで発番(自動採番)できますし、またkViewerを組み合わせれば番号の更新もできます。また、手間がかかってしまうことについてもフォームさえ画面上で作れば簡単に設定できます。
またGoogle認証が面倒だという問題も、kintoneアプリのAPIトークンを設定するのみで解決できます。コーディングも原則不要であるため、開発費用もかかりません。もしコーディングしたい場合には、フォームブリッジの中にJavaScriptを埋め込めば自由自在になんでもできます。」(長井氏)
「もう一つフォームで有名なのは、WordPressの拡張機能の『Contact Form7』です。こちらもWordPressのページの中では、ほぼ必ず選択肢に上がります。とても良いのですが、問題は画像にある通り、フォームの設定の際にタグの形式で入力する必要があることです。ヘルプはついているのですが、タグ設定に詳しくない方にとってはややハードルが高いのではないでしょうか。
その点、フォームブリッジであればkintoneの画面のように簡単に設定ができます。ドラッグ&ドロップがメインで非常に操作性が高いのです。またContact Form7では、確認画面の設定やメール送信はできるのですが複数アプリに同時登録したい場合や入力途中で一時保存したい場合には開発が必要となります。しかし、フォームブリッジには、それらが標準機能として備わっています。」(長井氏)
「次にkintoneとの連携方法をお知らせします。Contact Form7に蓄積された内容をkintoneに取り込むには、2つの方法があります。1つ目は、Contact Form7に加えて『Form Deta to Kintone』というプラグインを入れる方法です。『Form Deta to Kintone』というプラグインを入れると、kintoneへの連携はノンコーディングでできます。ただし、そもそもContact Form7である以上、そのWEBサイトがWordPressで構築したものであることが前提となります。
また、htmlに似た設定画面からですと、『mail tag』という箇所を転記する手間が必要になります。さらにWordPressのダッシュボードへのログイン権限が必要です。そして、kintoneアプリのフィールドコードとのマッピングとmail tagのマッピングが毎回必要なことも大変だと思います。」(長井氏)
「続いて、2つ目のやり方を紹介していきます。Contact Form7はWordPressのプラグインです。そのため、phpで動いていますが必ずWordPressにはhook関数が用意されており、Contact Form7をインストールすると、Contact Form7用のhook関数が使えるようになります。フックしてRest APIからkintoneにPOSTリクエストを投げれば、問題なくkintoneに取り込むことができます。
しかし、この操作もphpに詳しくない方にとってはハードルが高いでしょう。弊社や別の開発会社に開発工数や予算をかけてお願いするのも、我々としてありがたいですが、それもハードルは高くなってしまいますよね。このような場合には、別のやり方を考えていただいた方が良いかと思います。
また重要な点としては、FTPでファイルアップロードできる権限が必要なことです。そして、最後が一番重要なのですが、Contact Form7もWordPressも定期的にバージョンアップが発生します。バージョンアップがされる度にセキュリティの問題がないか確認しながらのプログラミングが必要になってきます。」(長井氏)
「では、フォームブリッジではどうするのかというと、『htmlタグに似た独自タグで記載』という問題も、直感的にkintoneに似た設定画面でドラッグ&ドロップで簡単に設定できます。また複数アプリや途中保存もフォームブリッジであれば標準機能として搭載されているため、問題ありません。
さらにWordPressのページであることが前提と言いましたが、フォームブリッジの場合は、作ったフォームは全て、iFrameで埋め込むことができるので、WordPress以外のサイトでも簡単に設置できます。あと、htmlに似た設定画面からmail tagを転記する手間もなく、フォームブリッジでは簡単にkintoneのフィールドとマッピングができます。
またWordPressのダッシュボードへの権限が必要な問題やFTPでファイルをアップロードできる権限が必要だという問題もトヨクモアカウントでログインすれば簡単に使えるようになります。kintoneアプリとのフィールドマッピングが必要という問題も、kintoneに似た設定画面で簡単に解決できます。
『設定が大変、開発工数と予算が必要』といった問題も、コーディングは原則不要ですので、時間もコストもかけられないという方にとっては大変喜ばしいのではないでしょうか。
最後にContact Form7やWordPressのバージョンアップを毎回管理するのが大変だという問題も、全てトヨクモさんがやってくれるのでご安心ください。」(長井氏)
トヨクモ製品の好きなところ
石井氏「やっぱり、フォームブリッジ単体よりもkViewerと組みわせる、あとはプリントクリエイターをくっつけたり、それをkMailerで送ったりとかトヨクモ製品同士で繋げて活用する。単体で使うのではなく、それぞれの製品を連携させて価値が2倍、3倍に上がっていくというところがとても好きなところです。」
中島氏「一つひとつのサービスが割とシンプルで分かりやすい。フォームブリッジであれば入力の、kViewerであればkintoneのデータを見るための機能だというところで、一つひとつに独立した機能があるので、導入のハードルが低いことが魅力と思っています。」
トヨクモ相澤「弊社としても、『ITが苦手な人にも使っていただきたい』という想いでサービスを運営しているので、そこを言っていただけるのはとても嬉しいです。」
長井氏「サイボウズさんがkintoneを出した当初からトヨクモさんはkintoneを使ってきていると思うので、すべての製品がkintoneのできること・できないことを熟知した上で作られていますね。我々としても、kintoneにできないところはトヨクモさんで、という王道的な素晴らしさがあると感じていて、そこを推したいと思います。」(長井氏)
トヨクモ製品へのご要望はありますか?
石井氏「率直に、管理者アカウントが2つでは少し足りないと思います。」
トヨクモ相澤「そうですね、バージョンアップを行って、*現在はkBackup以外の製品でログイン方法がメールアドレスでのログインに変更になりまして、『最大2アドレスまで』の制限になっています。当社としても規模の大きな企業様の導入が増えてきており、エンタープライズ向けのどういった形で機能を提供できたらいいかなということを、まさに検討している段階というところです。きっと嬉しいご報告ができるかなと考えています。ぜひ、お待ちいただきたいと思います。」
*2023年10月:kBackupもToyokumo kintoneApp認証のログインに対応しました。
日頃より弊社のkintone連携サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます。今回の記事では、kintone連携サービス6製品のひとつ、kBackupのバージョンアップ内容をご紹介いたします! このたび、2023年10月2日に実[…]
中島氏「ホームページとか色々な設定をする途中で保存するときの保存ボタンが画面外あると、ついつい忘れて反映してしまい、保存できずに反映されてしまうことがあるので、もう少し、インターフェイス部分を優しくしてほしいと思います。」
トヨクモ相澤「保存ボタンを押さずに次へ進んでしまうというところですね。こちらも、他のユーザー様からの共感の声が聞こえてきそうな気がしました。フィールドが多くなると下のほうに保存ボタンが移動してしまう、ということですね。」
長井氏「担当者ごとにそれぞれが同じ設定をするんですけど、引き継ぎが大変なんですよ。例えばフォームブリッジの設定では、この時の設定を簡単に図に表せるマニュアル的なものを出せるとか、データコレクト上で式をどうやって出したのかを簡単に表せるような仕組みがあるととても幸せになります。」
トヨクモ相澤「いわゆる設定のメモ欄みたいなのがあるといいかなというようなイメージですね。確かにそうですね、ありがとうございます。こちらも、トヨクモの社内に共有させていただきます。」
石井氏「後は、サイボウズさんのように、アップデートを行う際は予告をしていただけるとよりありがたいです。」
トヨクモ相澤「こちらに関しては、現状できているところでは大幅なバージョンアップについては可能な範囲でわかり次第、メールでお客様にご連絡するようにしています。
やはり、仕様変更がユーザー様の業務にも大きく影響するところがあるというところでご意見をいただきました。他にご意見はありますか?」
石井氏「例えばNPOとか地縁団体さんとのチームオンラインライセンス的なものはどうなのでしょうか。」
トヨクモ相澤「サイボウズさんで提供はされているのですが、あいにく当社では行っていないというのが現状です。
現段階の代替手段としては、全てのサービスで30日間の無料お試し期間を設けています。このお試しには回数制限を設定していません。そのため、何度でもお試しいただいて、自社の業務フローにトヨクモ製品が合うかを検証いただけるようにはしています。」
これからトヨクモ製品を利用したいと考えている方へメッセージ
石井氏「これは弊社がトヨクモさんの製品を利用し始めた理由でもありますが、やはりkintoneアカウントは一ユーザー単位で料金がかかります。単機能しか使わないようなユーザーに対しては、kintoneライセンスを持たずとも情報の入力や閲覧ができるようになるトヨクモ製品はおすすめです。」
中島氏「kintoneと連携サービスを考えた時に、kintoneは色々なフォームを変更して使いやすいアプリを作りやすい、変えながらフォームブリッジやkViewerを全て変更するのは結構大変なので、kintoneのアプリとしては落ち着いた割とシンプルなものにしておいて、一通りフォームブリッジの設定をする、kViewerの設定をする、といったように一連の流れに慣れてから色々なものをいじるという形にしたほうが取り組みやすいのではないかと経験上思います。
長井氏「まずトヨクモさんの製品には、kintoneを補完する機能が沢山付いています。
そして、世の中には数多くのサービスが有り、kintoneだけ、トヨクモさんの製品だけでは実現できないこともあります。
まずは、自社の業務フローを把握した上で、まずはkintoneの運用方法から社内で確立し、次にトヨクモ製品の運用を始めると、それが他社の製品とも上手く連携し、最終的にやりたいことが実現できるようになると思います。
なので、トヨクモ製品の導入を考えている方には、色々な運用方法にチャレンジいただきたいです。
「ありがとうございます。先輩となる皆さんからすごく参考になる話を聞けたかなと思います。以上をもちまして、kintoneエバンジェリスト3名が語る、トヨクモ製品でございました。皆様、ありがとうございました。」(トヨクモ相澤)