どうもこんにちは、最近夜が寒すぎて風邪を引かないか心配しているトッティです。机に座りながら寝る癖があるので気をつけたいものです。さて、今回は他社製品ではありますが、ブレインハーツ社のkintone連携サービスである「Dragon Touch Expense」をレビューしていきたいと思います。
フォームクリエイターやプリントクリエイター等、kintone連携サービスを提供している弊社。そんな弊社に、良くお問い合わせでいただくのが、「kintoneで交通費精算できないの?」というもの。問い合わせをいただく度、紹介しているのが「Dragon Touch Expense」なのですが、今回はブログに書いて周知したいと思います、「うちはやっていませんが、ブレインハーツさんがやっています」と。
ナゼkintoneで交通費精算するのか?
ナゼkintoneで交通費精算業務を行なうか。その目的は「申請作業、承認作業を楽にしたい、無駄な作業を省きたい」に尽きると思います。毎月交通費精算の作業に多くの時間を費やしている営業マン、また、そのチェックをしなければならない管理職の方、双方がこの作業をなるべく効率化したいと思っていることでしょう。そこでkintone×DragonTouchの出番です!
まずは必要なものと費用
交通費精算に必要なのはkintoneアカウントの他、「Dragon Touch Expense」、ICカードを読み込む機器が必要です。
それぞれの役割は以下の通りです。
・kintone
データを保存するためのwebデータベースです。交通費情報を溜め込む場所として利用します。Dragon Touch Expense等の連携サービスを利用するためにはkintoneスタンダードコースが必要です。
・Dragon Touch Expense
交通費情報をkintoneに投げ込むためのシステムです。ICカードから読み取った情報を整理してkintoneに投げ込みます。
・ICカード読み込み機器
ICカードから情報を読み取るための機器です。PCへのアタッチメントでも良いですし、Android端末でも代替可能です。今回、私はAndroid端末であるNexus7を使用しました。
それぞれの費用は以下です。
価格(月額) | 備考 | |
kintone スタンダードコース | 1,500円/1ユーザー | |
Dragon Touch Expense | 3,000円〜/1契約 | 初期費用30,000円〜 |
ICカード読み取り機器 | 数千円〜 | PCへのアタッチメントだと「Sony PaSoRi RC-S380」が対応。 |
Dragon Touch Expenseの価格はユーザー数によって異なりますので、下記をご確認ください。
ユーザー数 | 価格(月額) | 初期費用 |
30ユーザーまで | 3,000円 | 30,000円 |
50ユーザーまで | 5,000円 | 50,000円 |
100ユーザーまで | 10,000円 | 100,000円 |
150ユーザーまで | 15,000円 | 100,000円 |
早速設定してみる
Dragon Touch Expenseにはkintoneアプリのテンプレートと専用Androidアプリがありますので、まずはそれらを読み込み&インストールします。
kintoneのアプリ
Androidのアプリ
実際に使ってみる
Androidアプリとkintoneの設定を行えば、すぐに利用可能です。上記画面のまま、NFCセンサーにICカード(私の場合はSuica)を近づけると。。。
おお!直近の交通費情報が取得できます。ここから、私用で使ったりした関係ない費用を除いて、申請ボタンを押していきます。
ここで、何の費用かを指定して申請することもできます。申請する項目を選択し終えたら「送信」ボタンを押してkintoneに送信します。
無事、送信できました。
ちなみに、私はAndroid端末で読み込みとkintoneへの送信作業、両方行いましたが、交通費情報を読み込んだあとPCから費用の取捨選択のうえ申請も可能です。ICカードの読み込みは会社の入り口で、申請は自席で行なうイメージです。これなら、カードリーダーが1つでも行列を作らずに済みますね。
さて、先ほど送信した情報をkintoneで確認してみましょう。
無事に入っています!詳細内容を見てみましょう。
おお!テーブル化され、1レコードの中に今月の交通費情報がまとめられてます。同様の作業を複数回行なっても、同一レコード内にテーブルとして追加されていくので、とてもスマート。このアプリにはプロセス管理も設定されており、登録した交通費をそのまま上長に申請することができるようになっています。
これは便利!ただ、注意したいのはSuica等のICカードは直近20件しか情報を保持しないので、ちょこちょこ読み取る必要があります。これはあまりにも少なくて泣きそうですが、ICカードの仕様なのでしょうがないですね。
※ ちなみに、Dragon Touchシリーズにはタイムカード機能を持つ「Dragon Touch TimeR」というサービスもあります。ICカードを使って勤怠管理ができるという素敵サービスです。タイムカードとしても利用すれば、ICカードの20件しか情報を持てない縛りも殆ど問題にならないでしょう。これはあらためて紹介しますね。
それではまた。