門田です。
あけましておめでとうございます。
今年も皆さんに役立つ記事を書いていければと思うので、引き続きチェックしていただければと思います。
ここ最近kintone連携サービスのご紹介をすることが多かったのですが、今日は久しぶりにkintone自体の機能について書いていきます。
今日ご説明するのはkintoneの自動計算機能についてです。
ただし便利な使い方ではなく、自動計算機能において私が不便に感じてしまった点を紹介します。
自動計算でちょっと・・・な点
毎日大変お世話になっているkintoneですが、当然できないこと・不便なところも存在します。
これをきちんと知ることで、さらにスムーズな設定・活用が可能になると思い、皆さんにも知ってもらうことにしました。
では、進めていきます。
kintoneの自動計算の設定自体についてはこれまでにも何度かご説明してきたので省略します。
気になる方はkintoneのヘルプやこちらの記事を見て頂ければと思います。
今回は下記のようなアプリを作成しました。
商品名・単価・数量・小計の4つの項目をテーブル化し、小計・合計はそれぞれ以下のように計算式を設定しました。
試しに入力したものがこれです。
ここまでは何ともないと思います。
計算に歯抜けは許されない・・・
しかし、例えば商品名・単価のみ入力し、数量を入力しなかった場合。
(商品名と単価を表示したいが、実際に購入していないので数量は入力できない場合など。)
合計もエラーになってしまうのです。
テーブル内で入力されていない項目を0として計算することはしてくれないようです。
数量に0を入力すれば解決しますが、わざわざ書くのも面倒ですよね・・。
他にも、もともと商品名は全て入力しておき、実際に購入した項目だけ入力するというようなこともできないようです。
これも0を入力すれば解決なんですけどね~。
エクセル計算のように、空欄を自動的に0として計算できればもう少し便利になるような気がします。
時間計算でも同様です
同じようなことが時間計算でもおこります。
タイムカードアプリなのですが、勤務時間の計算を以下のように設定しているものがあるとして。。
こんな風に、一見問題なく利用できていますよね。
ですが、休憩のない日。
休憩開始時間・休憩終了時間を入力しないと、勤務時間もエラーになってしまいます。
先ほど同様、kintoneの自動計算機能では、計算式に設定したフィールドの全てが入力されていないとダメということですね。
ここで苦戦する方はいるのではないでしょうか?
休憩がない日には、とりあえず休憩開始時間・休憩終了時間に同じ値を入力し、計算を合わせるようにすれば運用は可能です。
が、少し違和感がありますよね・・・。
ここはぜひとも改善されることを願っています。
デフォルトの設定も少し気になりました笑
ちなみにですが、自動計算機能とは全く関係ないのですが、私が少し気になったところ。
時刻項目は、デフォルトではレコード登録時の時間が入力されるようになっています。
変な感じしませんか?(笑)
私は少し気になってしまったので、フィールドの編集画面で必ず下図の初期値の右隣のチェックを外すようにしています。
これは用途や好みによるので、気にならない方は無視してください。(笑)
本日は以上です。
不便といえども、ひと手間加えれば問題なく利用できるものばかりですが、一通り知っておくと何かと役立つかと思います。
たまには、このようなkintoneの限界や不便なところもお知らせしていこうと思います。