こんにちは!胸筋を鍛えることに余念がない武井です。
恐らくkintone知識量と胸筋量の積において、他の追随を一切許していない武井です。
そして、常にkintoneを使いやすくすることを考えているトヨクモの武井です。
今回はkintoneルックアップのここダメ記事シリーズの合間を縫って、最近ハマっているkintoneプラグイン作りの記事を一つ書こうと思います。
問題提起――社会的要請とkintoneの抵抗――
ビジネスですと、呼びかける相手の名称に対して「さん」を付けることが慣習となっているそうです。
しかし、kintoneのコメント欄などで使える「@宛先指定」――kintone関係者はこれをメンションと呼ぶ――の現状はどうか。
入社したばかりなのにクビが危ういです!
生活を守るためにプラグインを開発することにしました。
使い方
- 武井専用GitHubから「sanduke.zip」をクリックし、「Download」を押してプラグインをダウンロードします。
- kintoneヘルプを参考に、ダウンロードしたプラグインをアプリに適用します。
- コンフィグ画面で好きな敬称を選択し、保存します。
- 適用したアプリのレコードのコメント欄で宛先指定をして自由にコメントします。
- パラダイス。
ご覧ください!!
あなたの人生のあの無駄な敬称タイピング時間を100%削減できました!!
あなたの人生の0.01%が敬称をタイピングする時間だとしたら、
こんなに人生を豊かにするプラグインはありませんね!!
敬称つけ忘れも完全ナッシング。推敲不要!
老若男女からローマの偉い人まで完全対応する充実の敬称ラインナップ!
なんとこの優秀なプラグイン、今だけ無料公開中!
本当にありがとうございました!
「ちょっと待て!いちいちアプリごとにプラグインを入れるのは面倒くさい!」
「スレッドやピープルでも自動敬称お願いします!」
そんな声にお応えし、以下のプログラムも大公開!
(function () { "use strict"; document.write('<script type="text/javascript" src="https://js.cybozu.com/jquery/1.11.2/jquery.min.js"></script>'); // コメントを監視 setInterval(function () { // 新規メンションのみ「さん付け」 (レコードコメント・スレッド・ピープル) $('.ocean-ui-comments-commentform .ocean-ui-plugin-mention-user.ocean-ui-plugin-linkbubble-no[href!="#"][name!="san"]').after("さん"); // さん付けしたかどうかの判定属性付与 (レコードコメント・スレッド・ピープル) $('.ocean-ui-comments-commentform .ocean-ui-plugin-mention-user.ocean-ui-plugin-linkbubble-no[href!="#"]').attr("name", "san"); // 新規メンションのみ「さん付け」 (お知らせ) $('.ocean-ui-editor.ocean-ui-editor-seamless .ocean-ui-plugin-mention-user.ocean-ui-plugin-linkbubble-no[href!="#"][name!="san"]').after("さん"); // さん付けしたかどうかの判定属性付与 (お知らせ) $('.ocean-ui-editor.ocean-ui-editor-seamless .ocean-ui-plugin-mention-user.ocean-ui-plugin-linkbubble-no[href!="#"]').attr("name", "san"); }, 100); })();
こちらをJavaScriptファイルとして保存し、kintone全体に適用(「kintoneシステム管理」 > 「JavaScript / CSSでカスタマイズ」にアップロード)してください。
すると、「全レコードコメント」「全スレッド」「全ピープル」「全スペースのお知らせ」で自動「さん付け」が適用されます!
ただし、こちらの敬称は「さん」固定なので、断然敬称選び放題のプラグインがお勧めです!!
どちらも、グループや組織等、個人宛て以外のメンションには敬称が入らないところが技巧点となっております!
【免責事項】
社長にちゃん付けでコメント送信してしまったなど、
各プログラムを利用することで発生したトラブルや損失、損害に対して、武井は一切責任を負いません。
【関連記事】kintoneに足りない機能のカスタマイズを提案しています。
・kintoneにはバリデーションチェックの機構が足りない